オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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楽天がロッテをアシスト

2013-10-04 02:33:27 | 千葉ロッテ

楽天からすれば大きく勝ち越しているロッテがファイナルステージに進出をしてくれる方が、五分のソフトバンクや負け越している西武に比べればベストチョイスなのでしょう。
最後の最後で鬼門の仙台で白星を献上したのは不本意だったでしょうが、それでもロッテは与し易い相手との考えがあるのだと思います。
そうソフトバンクや西武の関係者、そしてファンから八百長だと言われても仕方がないような、試合途中での主力の交代と先日のロッテ戦で試合を壊したばかりの加藤大の投入ではなかったかと、何はともあれこれでCSマジックが1となりましたので4連敗をしない限りはCS進出が決まるところまでこぎつけた意味ある逆転勝ちでした。

そうは言いながらも酷い試合でした。
真剣にCSを狙う気があるのかと疑いたくもなるような緩慢な守備にお家芸となりつつあるバント失敗と攻守ともに西野の足を引っ張る野手陣に、それに輪をかけたように西野もボールが浮きまくりよくぞ10安打も打たれながらも5回を4失点で切り抜けたと、しかしこれで白星を期待するのはさすがに虫が良すぎるでしょう。
残念ながら二桁勝利に手が届かないままに今季が終わった西野ですが、ここはいい意味で二年目のジンクスが早めにやってきたと、このコントロールのアバウトさが本来の西野だと考えていますから、課題が見えてきたと思えば無駄な終盤戦での乱調ぶりでもなかったように思います。
これでポストシーズンの先発の座は厳しくなった感じもありますが、それでも西野の台頭が無ければこの位置にチームがいることは無理だったでしょうから、投のMVP候補です。

ここからの継投はここのところの伊東監督らしく、なぜそこに南を突っ込むのかと思わずつぶやいてしまうような大胆と言えば大胆、苦労をしていると言えば苦労、あれだけ勝利の方程式をやたらと投入をしていたころに比べれば別人と言えば別人、そんな今日のドキドキヒヤヒヤなリレーでした。
案の定に南は軽く先頭打者を歩かせてしまうなど満塁のピンチを招き、勝ち越しの犠牲フライを打たれたもののレデズマの好投が無ければ危うくCS逸の汚名を着るところです。
ロサは不調、益田は楽天戦ではできれば使いたくない、そんな状況ですので贅沢は言っていられないのですが、せめて二度に一度ぐらいは先日のようなストレートを投げることができなければポストシーズンに南の席は無いだろうと、これでよくぞマウンドに送り出したとベンチのその胆力を誉めたいぐらいです。
そして楽天戦限定の守護神が確実なものとなりつつある内も二死から歩かせるようではまだまだで、伊東監督の悩みは尽きそうにもありません。

打線は楽天が手抜きモードであったとしても、よくぞ逆転をしてくれました。
かなりオフが心配だった清田も一番に抜擢をする伊東監督にきな臭さは感じられなくなりましたので、ホッと一安心です。
ラッキーアーチではありましたが右方向への貴重なスリーランは清田にとっても大きな一発で、これで秋の清田が復活をしてくれることを願います。
参考記録程度でしかありませんが上から下までほぼ満遍なく打ちましたし、あのギリギリなところでマスクを被った田村もいい経験になったでしょう。
やはり輝きは一瞬だった金澤を見ればポスト里崎の育成が急がれますので、江村とともに若い力の伸び盛りなところを見せてくれることを期待します。
それにしてもあそこで川本ではなく田村とは、どうにも伊東監督の選手起用が読めません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

1 3 0 0 1 0 0 2 0 7 11 0

楽天

0 3 0 0 1 1 1 0 0 6 14 0

◆10月3日(木) 楽天-千葉ロッテ24回戦(楽天14勝10敗、18時、Kスタ宮城、22,254人)
▽勝 レデズマ 24試合3勝2敗
▽S 内 24試合1勝2S
▽敗 加藤大 6試合2

▽本塁打 清田3号(ハウザー)

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、服部、南、レデズマ、内―金澤、田村
楽天 ハウザー、小山伸、加藤大、福山―嶋、伊志嶺

 

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