私のクラスの過半は、外国体験が長いせいか、日本の大新聞とテレビの主張を信用せず、野党幹部に不満を抱き、若手の独立に期待し、もっと「反大勢」の論を書け、とけしかける。憲法前文は暗唱するに足る名文であることが望ましい、と述べたら、では具体的にというから、私案を提案させていただく。 . . . 本文を読む
安倍政権といえば民主党政権時から株価を約3倍に上げた経済政策アベノミクスや、2度にわたる消費税増税などに目がむけられがちだ。だが、むしろそれ以外の面、特に日本が生き残るための国際関係と安全保障分野で、国の在り方を大きく変えてきたのではないか。 . . . 本文を読む
今月6日、中国共産党機関紙の人民日報系「環球時報」は米中対立に関する注目の社説を掲載した。まず、一部のアメリカエリート層が米中関係を徹底的に潰して米中両国を「新冷戦」に引きずり込もうと画策している、と断定した上で、中国はどう対処すべきなのか、について提言した。 . . . 本文を読む
天才とは何でしょうか。「無から有を生み出す人」との定義ならば、この世に本物の天才は、ほとんどいないでしょう。たいてい、「英才」とか「達人」と呼んだ方がいい人を、「天才」と呼んでいるようです。しかし、フーゴ―・グロティウスは正真正銘、本物の天才です。無から有を生み出しました。 . . . 本文を読む
文在寅(ムンジェイン)大統領が先月、テレビ番組「国民との対話」で日本との関係について語った「韓国は日本の防波堤」論が気になっている。発言の背景には当時、韓国が日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の一方的終了を言い出し、外交的緊張が高まっていたことがある。 . . . 本文を読む
普通、30年戦争と言えば、今のドイツ・オーストリア・チェコが中心と看做されています。しかし、現実にはヨーロッパ中で殺し合いが行われていました。ライオンのようにエサを求めて戦うならば妥協ができますが、宗教戦争には終わりはありません。なにせ、紛争当事者の全員が自分を正義だと信じて疑わないのですから。 . . . 本文を読む
国の大事を扱う国会が取り上げるべき問題は、あくまでも今日の国家的問題である。例えば、中国は虎視眈々(こしたんたん)と尖閣諸島占拠の機を窺(うかが)っているではないか。朝鮮半島有事の際、押し寄せて来る難民にどう対処するのか。巨額の赤字に苦しむ医療保険財政の解決策は何か。山積する国家的難問に立ち向かってこその国会ではないのか。 . . . 本文を読む
日本海で行われている北朝鮮、韓国、中国の不法操業は最悪の状況に達し、日本海沿岸の漁師たちの生活が崩壊しつつある。日本海の好漁場・大和堆(やまとたい)を不法操業の外国船に占領された能登半島小木港のイカ釣り船団の水揚げは昨年の30%程度にとどまってしまった。 . . . 本文を読む
あれだけ自己顕示欲が強く、暴言癖があり、自信家でもあるトランプ米大統領が、今回はよくまあ、耐えたものである。「時代遅れ」と脱退までほのめかした北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議に、一転して重要なメッセージをもって参加した。 . . . 本文を読む
政府は、1981年3月10日、自民党の森清代議士からの質問状に対して、まず憲法18条の「その意に反する苦役」を「広く本人の意思に反して強制される役務をいうもの」と解し、徴兵制度は、一定の役務に従事することが本人の意思に反して強制されるものであることに着目して、「その意に反する苦役」にあたると考えているのだと答弁している。 . . . 本文を読む
発売中の月刊誌『文芸春秋』(令和2年1月号)に掲載された麻生太郎副総理兼財務相のインタビュー記事が、とにかく面白い。麻生氏らしい歯にきぬ着せぬ物言いで、政策課題や世相を斬りまくっている。 . . . 本文を読む
わが国は、防衛法制上、さまざまの問題点があるが、その根源は、政府の9条解釈に帰着する。政府は、周知のように、9条はいかなる目的であっても、「戦力」の保持を禁じ、自衛隊を「戦力」にあらざる「自衛力」との解釈をとっているため、自衛隊をいたってあいまいな存在にしてきている。 . . . 本文を読む
「植民地期に日帝は朝鮮の地から人材が出るのを防ぐため、全国の名山にわざと鉄杭を打ち風水侵略をした」。今まで我々社会では、このような話が伝説のように口伝えされてきました。果たしてそうだったのでしょうか。それは事実ではありません。みな嘘です。 . . . 本文を読む
許しはあなたに新たな糸口を開く別のチャンスが与えられたことを告げる
( デズモンド・ムピロ・ツツ )
Forgiveness says you are given another chance to make a new beginning.
( Desmond Tutu )
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