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電脳筆写『 心超臨界 』

強みは物理的な能力がもたらすものではない
それは不屈の信念がもたらすものである
( マハトマ・ガンディー )

自助論 《 ほんとうの勇気は常にやさしさと共にある――サミュエル・スマイルズ 》

2025-03-10 | 03-自己・信念・努力
20年に及ぶブログ活動の集大成 → <a href=https://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/3d8eb22fad45ce7b19d6a60e8a70b7e7" target="_blank">★仏様の指
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真の勇気とやさしさは、共に手を携えて進んでいく。勇敢な人間は、度量が広く寛大である。寛容の心に欠け、平気で残忍な行為をするのは真の勇気とはいえない。有名な航海家ジョン・フランクリンについて、友人のパリーはこう述べている。「彼は、決して危険に背をそむけるような人間ではない。にもかかわらず、一匹の蚊でさえ払いのけられないようなやさしい面もあった」


『自助論』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房(2002/3/21)、p287 )
10章 人間の器量――人格は一生通用する唯一の宝だ!
4 真の人格者を計るものさし

◆ほんとうの勇気は常にやさしさと共にある

真の人格者は、人一倍の誠実さを身につけている。というのも、誠実こそが人生の栄冠であり、人の世における正義もそこから生まれることをはっきり理解しているからだ。チェスターフィールドは「君子の成功は誠実さによって築かれる」とまで断言している。

真の勇気とやさしさは、共に手を携えて進んでいく。勇敢な人間は、度量が広く寛大である。寛容の心に欠け、平気で残忍な行為をするのは真の勇気とはいえない。有名な航海家ジョン・フランクリンについて、友人のパリーはこう述べている。

「彼は、決して危険に背をそむけるような人間ではない。にもかかわらず、一匹の蚊でさえ払いのけられないようなやさしい面もあった」

このパリーの言葉には、勇者の真の姿がみごとに浮きぼりにされている。

いま一つの例を付け加えよう。それは、イベリア半島戦争中にフランスのネー将軍が見せた高潔で思いやりあふれる行為である。当時、この戦争に参加していたチャールズ・ネーピアがコルーナの戦いで重症を負い、フランスの軍の捕虜となった。安否を気づかったネーピアの友人は特使を派遣し、ネー将軍に捕虜との面会を求めた。それを許可した将軍は、部下のクルーエ男爵にこう命じた。

「ネーピア卿を特使に会わせて、体調もよく、ここでの待遇も申し分ないことを自分の口から伝えさせなさい」

ところがクルーエ男爵は、その命令を聞いてもすぐに部屋から出て行こうとはしない。そこで将軍は笑いながらたずねた。

「ネーピア卿にはほかにも望みがあるのかね?」

「実は郷里に年老いた目の不自由な母がいるのだそうです」

「それはほんとうか?それならすぐに釈放しよう。元気な声を聞かせてやるのがいちばんだ」

当時は、国と国との間の捕虜交換は許されていなかった。ネー将軍にしても、ネーピアの釈放がナポレオンを立腹させるかもしれないとの危惧(きぐ)は抱いていた。にもかかわらず、将軍は母の身を案ずる若きイギリス将校を自由の身にするという英断を下した。そしてナポレオンも、この寛大な措置には賛意を示したといわれている。
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