20年に及ぶブログ活動の集大成 → <a href=https://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/3d8eb22fad45ce7b19d6a60e8a70b7e7" target="_blank">★仏様の指
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散記事『十倉経団連の「選択的夫婦別姓」は戸籍廃止を目論む中国政府の意向』【「水間条項」国益最前線ブログ】
■国内外に拡散宜しく『安倍晋三ファン必見10連発動画』
■超拡散記事『上限の無い特定技能外国人(移民)に認めるバス運転手・鉄道運転手に貴方の命を預けられますか!』
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◆今日なし得ることを、明日に延ばすなかれ
『人生を創る言葉』
( 渡部昇一、致知出版社 (2005/2/3)、p70 )
第2章 決断の瞬間――時を逃すな!
[ フランクリン ]
アメリカの科学者にして政治家。特にその電気に関する研究は世界
を驚かした。独立戦争の中心人物でもあった。(1706~90)
フランクリンがフィラデルフィアで小さい新聞社をやっていたころ、一人の農夫がひょっこり訪ねてきた。
「わしはこちらの新聞を読んでいます。久しぶりに町に出たので訪ねてみました」
農夫がそういうと、フランクリンは大いに喜んで、多忙な時間を割いて農夫と面会した。これには農夫も大喜びだったが、帰りがけに何か一筆、記念になる言葉を書いてくれといい出した。
「村の者に自慢してやります。あなたのような偉い人の書いたものを持っていると、わしも鼻が高いです」
フランクリンは無邪気な農夫に頼まれて、ペンを執った。そして、こう書いた。
「今日なし得ることを、明日に延ばすことなかれ」
農夫は大満足の様子で、どた靴を踏み鳴らして帰って行った。フランクリンは微笑みながら、その姿を見送った。
それから1週間ほど経って、その農夫が再びやってきた。彼は大変に上機嫌であった。
「先日はありがとうございました。あの書付のおかげで、私はとんでもない大儲けをしたのです。今日はそのお礼を持ってまいりました。窓の外をご覧ください」
フランクリンは不思議そうに首を延ばして窓の外を見た。そこには荷馬車があり、若い男が二人でしきりに薪を下ろしている。庭にはもう小山のような薪が積んであった。フランクリンは目を丸くして驚いた。
「どうしてあんなにお礼をくれるのかい」
すると農夫は事情を話し出した。こういう話である。
農夫があの書付をもらった日、家に帰ると下男どもが麦を畑から運ぶ相談をしているところだった。
「もう夕方だし、この空模様なら2、3日天気が続くのじゃなかろうか」
と下男たちがいうので、農夫もそれでいいといおうとした。しかし、そのときにハッと思いついたのが例の書付の言葉だった。農夫は慌てて手を振って、下男たちに命じた。
「いやいや、是非とも今日のうちに運び終えろ。今日の仕事を済まさない間は夕飯を食わせないぞ」
下男たちはぶつぶつと文句をいった。
「どこの家だってみんな麦は野に残ってますよ」
農夫の奥さんも出てきて
「明日でもいいじゃないですか」
といったが、農夫は頑として聞かなかった。
そしてとうとう夜半までかかって麦を運び終えた。運び終えたと思ったら、突然すごい嵐がやってきた。そして5日間、雨が降り続いた。外に出しっぱなしにしてあった他の家の麦は、みんな腐ってしまった。
「ほれ見ろ、おいらの麦だけは助かったじゃないか」
と農夫は大得意だった。奥さんも大喜びした。というわけで、
「こんな効き目のある書付をくれた旦那様に早くお礼をいって来いといわれて、飛んできたんですよ」
と農夫はいった。
今日できることを明日に回さなければ、人生においてどのぐらい得をするかわからない。そう思っていてもなかなかできないのが現実だが、ときどきこの言葉を思い出して我が身を振り返るだけでも、十分に意味があるのではないだろうか。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■国内外に拡散宜しく『安倍晋三ファン必見10連発動画』
■超拡散記事『上限の無い特定技能外国人(移民)に認めるバス運転手・鉄道運転手に貴方の命を預けられますか!』
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◆今日なし得ることを、明日に延ばすなかれ
『人生を創る言葉』
( 渡部昇一、致知出版社 (2005/2/3)、p70 )
第2章 決断の瞬間――時を逃すな!
[ フランクリン ]
アメリカの科学者にして政治家。特にその電気に関する研究は世界
を驚かした。独立戦争の中心人物でもあった。(1706~90)
フランクリンがフィラデルフィアで小さい新聞社をやっていたころ、一人の農夫がひょっこり訪ねてきた。
「わしはこちらの新聞を読んでいます。久しぶりに町に出たので訪ねてみました」
農夫がそういうと、フランクリンは大いに喜んで、多忙な時間を割いて農夫と面会した。これには農夫も大喜びだったが、帰りがけに何か一筆、記念になる言葉を書いてくれといい出した。
「村の者に自慢してやります。あなたのような偉い人の書いたものを持っていると、わしも鼻が高いです」
フランクリンは無邪気な農夫に頼まれて、ペンを執った。そして、こう書いた。
「今日なし得ることを、明日に延ばすことなかれ」
農夫は大満足の様子で、どた靴を踏み鳴らして帰って行った。フランクリンは微笑みながら、その姿を見送った。
それから1週間ほど経って、その農夫が再びやってきた。彼は大変に上機嫌であった。
「先日はありがとうございました。あの書付のおかげで、私はとんでもない大儲けをしたのです。今日はそのお礼を持ってまいりました。窓の外をご覧ください」
フランクリンは不思議そうに首を延ばして窓の外を見た。そこには荷馬車があり、若い男が二人でしきりに薪を下ろしている。庭にはもう小山のような薪が積んであった。フランクリンは目を丸くして驚いた。
「どうしてあんなにお礼をくれるのかい」
すると農夫は事情を話し出した。こういう話である。
農夫があの書付をもらった日、家に帰ると下男どもが麦を畑から運ぶ相談をしているところだった。
「もう夕方だし、この空模様なら2、3日天気が続くのじゃなかろうか」
と下男たちがいうので、農夫もそれでいいといおうとした。しかし、そのときにハッと思いついたのが例の書付の言葉だった。農夫は慌てて手を振って、下男たちに命じた。
「いやいや、是非とも今日のうちに運び終えろ。今日の仕事を済まさない間は夕飯を食わせないぞ」
下男たちはぶつぶつと文句をいった。
「どこの家だってみんな麦は野に残ってますよ」
農夫の奥さんも出てきて
「明日でもいいじゃないですか」
といったが、農夫は頑として聞かなかった。
そしてとうとう夜半までかかって麦を運び終えた。運び終えたと思ったら、突然すごい嵐がやってきた。そして5日間、雨が降り続いた。外に出しっぱなしにしてあった他の家の麦は、みんな腐ってしまった。
「ほれ見ろ、おいらの麦だけは助かったじゃないか」
と農夫は大得意だった。奥さんも大喜びした。というわけで、
「こんな効き目のある書付をくれた旦那様に早くお礼をいって来いといわれて、飛んできたんですよ」
と農夫はいった。
今日できることを明日に回さなければ、人生においてどのぐらい得をするかわからない。そう思っていてもなかなかできないのが現実だが、ときどきこの言葉を思い出して我が身を振り返るだけでも、十分に意味があるのではないだろうか。