電脳筆写『 心超臨界 』

見事になされた仕事への報酬は
すでにそれを達成したことにある
( エマーソン )

自分を鍛える! 《 不満やいらいらを一掃する頭のいい方法——ジョン・トッド 》

2024-09-03 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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ジョンソン博士の『ラセラス』に登場する賢者は、星と季節の関係をつきとめ、そこから法則を導き出すために、十年間も自分の時間と思考力を費やし、自分の身をすりへらすのだが、この賢者のほうが、妄想にふけって一生を終えた多くの人間に比べて賢明であった。というのは、この賢者の心がしだいに穏やかにやさしくなっていったのに対して、大部分の人の場合、妄想を抱くことによって心はすさみ、堕落していくからである。


『自分を鍛える!』
( ジョン・トッド、三笠書房(2002/02)、p81 )
2章 “いい習慣”をつくれば疲れないで生きられる!

◆不満やいらいらを一掃する頭のいい方法

不満やいらいらを回避するもう一つの方法は、常に妄想を頭から追い払うことである。たわいもない空想のことだからといって、一笑に付すことはできない。でなければ、もうとっくの昔に消え失せているはずではないか。妄想のもたらす害は計りしれないのだ。

今の状態に満足はできないし、かといって、努力を重ね、気長に成長していこうという忍耐も持ち合わせていない。そこで、想像の翼を広げ、あれこれ望ましい境遇に自分を置いてみて、これと思うものがあると、たちどころにその空想の王国の主(あるじ)となるわけだ。しかし現実には、自分の勝手気ままな空想のように、運命と自然が結びついて堕落した人間のための理想郷をつくってくれることなどあるはずもない。

妄想というのは、あっという間に人間の魂を支配してしまう。というのは、椅子に腰を下ろして、自分が政治家や雄弁家、世界の支配者や指導者になった夢を追っているほうが、現実の世の中で、あるいは専門分野で名をあげるために必要な努力を払うよりも、はるかにやさしいからだ。

ジョンソン博士の『ラセラス』に登場する賢者は、星と季節の関係をつきとめ、そこから法則を導き出すために、十年間も自分の時間と思考力を費やし、自分の身をすりへらすのだが、この賢者のほうが、妄想にふけって一生を終えた多くの人間に比べて賢明であった。というのは、この賢者の心がしだいに穏やかにやさしくなっていったのに対して、大部分の人の場合、妄想を抱くことによって心はすさみ、堕落していくからである。

心は妄想によって間違いなく害される。自分自身の心を考えてみなさい。しばらく夢とたわむれたあとで、現実の世界に引き戻されれば、その現実は見捨てられた城のように冷たくわびしく見えるだろう。空想の中にも敵はたくさん現われるだろうが、それとても、空想の中では自分のほうが敵よりも必ずすぐれていることになっており、結局、空想の中で遭遇する困難や障害も自分の優秀さを証明するための道具にすぎないのだ。たわいもない空想に支配され、振り回され始めると、たちまちにして現実に対して不満を覚えるようになるものである。
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