電脳筆写『 心超臨界 』

天才とは忍耐するためのより卓越した才能に他ならない
( ルクレール・ビュフォン )

人生を創る言葉 《 このウサギに毎日毎日食べるものをやってくれたら――カーネギー 》

2024-08-04 | 03-自己・信念・努力
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日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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◆このウサギに毎日毎日食べるものをやってくれたら、
 一匹一匹に君たちの名前をつけてあげよう


『人生を創る言葉』
( 渡部昇一、致知出版社 (2005/2/3)、p160 )
第4章 心を練る――深く考え、迷わず動く

[ カーネギー ]
アメリカの実業家。スコットランド移民。木綿工場の糸巻きから始
め、「鉄鋼王」と呼ばれるまでに出世。余生を慈善事業に捧げた。
(1835~1919)

カーネギーは鋼鉄の王と呼ばれたが、彼は鋼鉄のつくり方はそれほどよく知らなかった。その代わりに、従業員のことについては実によく知っていた。彼には従業員を操縦する独特のコツというものがあった。それが彼の大きな力となり、成功に導いたのである。

そのコツとはどういうものか。

カーネギーは子供のころから指導者の天分を発揮していた。まだスコットランドにいた10歳のころ、彼は1匹のウサギを飼っていた。間もなくそのウサギがたくさんの子供を生んだ。急に数が増えたので、育てるのが大変になった。

そこでカーネギーは、近所のわんぱく小僧たちを集めて、こう話した。

「もし君たちが、このウサギに毎日毎日クローバーやタンポポの葉を集めてきて食べさせてくれたら、このウサギの一匹一匹に君たちの名前をつけてあげよう」

そういうと子供たちはみんな喜んで、自分の名前のついたウサギを可愛がって、競うようにして育てた。それでカーネギーは、あまり努力しないでたくさんのウサギを飼うことができたのである。

カーネギーは人心掌握(しょうあく)の法に長けていた。このウサギの飼い方の工夫は、カーネギーが他の鉄鋼会社を合併したりするときにも使われた。合併した会社にどんな名前をつけようかというとき、カーネギーは必ず相手の会社の名前をつけた。それによって、合併されるという抵抗感を和らげたのである。

どのようにすれば相手が気持ちよく働けるか。それを考えることによって、自らの事業の発展につなげていったのである。
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