電脳筆写『 心超臨界 』

人格は自らを守る守護神
( ヘラクリトス )

自分を鍛える! 《 “心にもないことを”言うことは自分自身を駄目にする――ジョン・トッド 》

2024-07-15 | 03-自己・信念・努力
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お世辞を言われれば、どうしても相手にもお世辞でお返しをしなければならなくなる。事実、人はそうするものだ。それ以外に恩義に報いる方法がないことをよく知っているからだ。つまり、それ以外に相手を満足させる方法がないのである。こうして人は、うまく他人を利用して、自分のささやかな長所を針小棒大に誉めそやさせるのである。


『自分を鍛える!』
( ジョン・トッド、三笠書房(2002/02)、p186 )
6章 人間関係がうまくいく「話し方・交際術」

◆“心にもないことを”言うことは自分自身を駄目にする

友人や知り合いにおべんちゃらを言う習慣は、自分自身を害してしまう。それは他人より自分自身を駄目にしてしまう。

始終お世辞を言う人間は、お世辞を言えば相手からもそれ以上のお世辞が返ってくるだろうと期待しているのだ。お世辞を言うことと、友人が本当に立派に努力していけるよう個人的に激励してやることとは大違いだ。

お世辞は人前で言われるのがふつうである。おそらく証人が必要なのだろう。人前でほめられれば、その友人は否応なしにお返しせざるを得なくなるからである。しかし、本当に分別に富んだ激励というのは、ひっそりとなされるのが常である。

お世辞を言われれば、どうしても相手にもお世辞でお返しをしなければならなくなる。事実、人はそうするものだ。それ以外に恩義に報いる方法がないことをよく知っているからだ。つまり、それ以外に相手を満足させる方法がないのである。こうして人は、うまく他人を利用して、自分のささやかな長所を針小棒大に誉めそやさせるのである。

したがって、お世辞を言われていい気になってはいけないのは、わかりきったことである。ましてそれを期待するのはもっての他である。お世辞を期待していると、必ずその下心が見えすいてくるものである。

われわれがいかに称賛に貪欲であるか――それはあきれるほどである。たとえそれが嘘で塗り固められているとわかりきっていても称賛を求める。だれでもたとえ称賛に値しないとわかっていても、誉められたがるものである。これには私もよく唖然としたものである。

ジョンソン博士は、そのわけを次のように説明している。

「心にもないことを言っているのだとわかっていても、誉められればうれしいものだ。というのは、嘘をついてまで誉めてくれるからには、少なくとも自分の力を認めているからであり、自分の存在が相手にとって重みのある証拠だからである」

他人がよい考えを持っていればその点に関してだけは誉めてやりたいと思うのは、心の広い証拠だと言われる。確かにそうだろう。この点に関しては何も反対するつもりはない。
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