電脳筆写『 心超臨界 』

強みは物理的な能力がもたらすものではない
それは不屈の信念がもたらすものである
( マハトマ・ガンディー )

向上心 《 心の鍛え方しだいで「日々の迷い」は――サミュエル・スマイルズ 》

2024-10-05 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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社会をむしばみ、社会に恥をさらすような犯罪を起こす恐れのある邪悪な欲望も、そのほとんどは、勇気ある自己鍛錬、自尊心、そして自制心の前では影が薄れてしまうだろう。これらの美徳を身につけるように努力すれば、いつしか清らかな心でいることが習慣となり、人格は純潔無垢の美徳と自制心に育まれながら形成されていくのである。


◆心の鍛え方しだいで「日々の迷い」は簡単に吹っ切れる

『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p101 )
第3章 自分を生かす働き方――日々、精一杯働いているか、やりがいはあるか
4 心の鍛え方しだいで「日々の迷い」は簡単に吹っ切れる

自分を制するとは、言ってみれば別の形をとった勇気のことである。そして人格になくてはならない基本要素であると考えられている。

シェークスピアが『ハムレット』の中で、人間を「後先を考える生き物」と定義したのは、この自制という美徳について言ったのである。これが人間とただの動物を分ける大きなちがいである。事実、自制心なくして本当の人間らしさはあり得ない。

自制はあらゆる美徳の根源である。衝動と情熱のおもむくままに行動すれば、人はその瞬間から精神的な自由を明け渡すことになる。そして思うがままに人生の波に押し流され、しばらくは自らのもっとも強い欲望の奴隷になり下がってしまうのだ。

動物よりもましな状態、つまり精神的に自由であるためには、本能的な衝動を抑えなければならない。それは自制心を働かせることによってのみ可能なのである。この力こそ肉体と精神をはっきり区別するものであり、われわれの人格の基礎を形づくるものである。

聖書は「町を占領した」力の強い者よりも、「自分の気持ちを抑えた」心の強い者をほめたたえている。心の強い者とは、きびしく自分を鍛えながら、考え方や話す言葉、あるいは行動を常にコントロールしている人を言う。

社会をむしばみ、社会に恥をさらすような犯罪を起こす恐れのある邪悪な欲望も、そのほとんどは、勇気ある自己鍛錬、自尊心、そして自制心の前では影が薄れてしまうだろう。これらの美徳を身につけるように努力すれば、いつしか清らかな心でいることが習慣となり、人格は純潔無垢の美徳と自制心に育まれながら形成されていくのである。
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