電脳筆写『 心超臨界 』

変化することは
真の学習がみな到達する最終結果である
( レオ・ブスカーリア )

向上心 《 エネルギッシュな行動は、すぐに周囲に伝染する――サミュエル・スマイルズ 》

2024-09-11 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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活力のある、正直な人間を責任ある地位につけてみるがいい。彼の下で働く人は、いつの間にか自分でもやる気が出ているのに気づくだろう。チャタムが大臣に任命された時には、役所のすみずみにまで彼の感化が及んだものだ。トラファルガーの海戦でナポレオン軍を破ったネルソン提督の指揮の下で戦った水兵はみな、自分たちの英雄の勇気をともに分かち合ったのである。


『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p54 )
第2章 個性を磨く――いつも自分に誇りをもてる生き方
3 強い「磁力」を持った人たちの生きざまに学ぶ

◆エネルギッシュな行動は、すぐに周囲に伝染する

活力みなぎる行動は、周囲に伝染していくものだ。力のない者は勇敢な人物に勇気づけられる。そして当然のことながら、その人物を見習おうという気持ちに駆り立てられる。ネーピアは次のような話を遺している。

スペイン南部の町ヴェラでの戦いの時のことだ。

スペイン軍の主力が総崩れになって退却を始めた時、ハヴロックという若い将校がみんなの前におどり出た。自分に従うスペイン兵に帽子を大きく振って見せて馬に拍車を当てたかと思うと、フランス軍が固めている砦の塀を飛び越えて、しゃにむに突っ込んで行った。

これを見たスペイン軍の意気は天を突くばかりで、「勇敢な男に続け!」と叫びながら突撃を開始した。あっという間にフランス軍を打ち破り、丘の下に追い払ってしまったのである。

日常生活においてもまた然り。人は徳のある偉大な人物の後を慕って集まって来る。こんな人物は、自分の影響力が及ぶ範囲にいる人を啓発し、高めてもくれる。彼らは生きた慈善活動の中心とも言えるだろう。

活力のある、正直な人間を責任ある地位につけてみるがいい。彼の下で働く人は、いつの間にか自分でもやる気が出ているのに気づくだろう。チャタムが大臣に任命された時には、役所のすみずみにまで彼の感化が及んだものだ。トラファルガーの海戦でナポレオン軍を破ったネルソン提督の指揮の下で戦った水兵はみな、自分たちの英雄の勇気をともに分かち合ったのである。

ワシントンが総司令官になるのを承諾した時、人びとはアメリカ軍の力がこれまでの倍になったように感じた。

後年、老いたワシントンは第一線から引退してマウント・バーノンで暮らしていた。1798年、フランスが合衆国に対して宣戦を布告する気配を見せ始めた時、大統領アダムスはワシントンに手紙を送って、「もしお許し願えれば、われわれは閣下のお名前のほうがはるかに効力をあらわすものと存じます」と懇願している。

これこそが、偉大なる大統領ワシントンの高潔な人格と卓越した能力が、いかにアメリカン人に高く評価されていたかを物語るものだろう。
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