ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

「天気の子」を観て

2019-08-20 09:01:28 | 映画
<neW 告知!>

    1か月以内に
      「太陽の自分エクササイズ 凝縮ヴァージョン」
                          をリリースします!

  「太陽の自分エクササイズ」はこちら→

   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、凝縮版は徹底的に自己受容について深く落とし込みます。
   

********************************************

<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
STEP1 募集中!  参加費:¥15000(税込)
      ※どこで、を問わず、色について学んだことがある人は自己申告により参加費が半額になります。
[内容]
 ・色からのメッセージ
 ・色の性質
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます) ¥20000
8/26(月)  10:00~15:00(※ランチ休憩1時間あり)  満席

STEP3(※STEP3はSTEP1,2を受講した人のみ受けることができます) ¥30000
9/11(水)  10:00~17:00(※ランチ休憩1時間あり) 満席
9/14(土)  10:00~17:00(※ランチ休憩1時間あり) 満席
10/11(金)  10:00~17:00(※ランチ休憩1時間あり)  満席 
 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

********************************************

 




「君の名は。」の新海誠監督の新作「天気の子」を観てきました。
よかった。
シンプルによかった、とただ一言そう言って終わらせたい、そんな気持ちです。
でもこれからあれこれ書くんだけどね~(笑)
もし、1つだけケチをつけるならラストかな。
映画自体、「君の名は。」とどちらが好き? と言われたら、やっぱり「君の名は。」と答えるけれど、その理由もラストかもしれない。
私は、よくありがちな「え! ここで終わり・・?」っていう映画があんまり好きじゃないんです。
あえてすべてを語らず、観客にその先を考えさせるとか、余韻を残すために「ぶった」ような映画は好きじゃない。
けれどこの映画に関しては、「ちょっとオチをつけすぎたんじゃないか」と思う。
「君の名は。」のときにはそう思わなかったんだよねぇ。
「うんうんよかった。このシーンで終わりにしてくれてほんとにほっとした」
と思ったけれど、なぜか今回は素直にそう思えない。
ま、皆さま、どうお感じになるかそれぞれの眼でお確かめください。
一見の価値はあると思うので。



さて、一応「映画.com」のあらすじを載せておきます。
「『君の名は。』が歴史的な大ヒットを記録した新海誠監督が、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択しようとする少年少女の姿を描いた長編アニメーション。離島から家出し、東京にやって来た高校生の帆高。生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく手に入れたのは、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事だった。そんな彼の今後を示唆するかのように、連日雨が振り続ける。ある日、帆高は都会の片隅で陽菜という少女に出会う。ある事情から小学生の弟と2人きりで暮らす彼女には、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力があり……。」
この先のあらすじにも触れることになると思います。
ただし、今回も良いとこクライマックスやラストネタバレについては触れません。



私がこの映画を観て最も感じたことは、
「スピリチュアルな映画だなぁ」
ということでした。
私がこう言うときの意味というのは、
「不思議な世界観だったなぁ」とか
「現実離れしていたなぁ」
という意味ではありません。
むしろ逆。
展開の仕方や設定がスピリチュアルなエネルギーワークなどのことを信じられる人にとっては、
「はぁ、こういうことって本当にあることかもね」
っていう気になる、という意味。



主人公の帆高という少年のお相手である陽菜という少女は100%の確率で雨の天気を晴れにすることができる少女なのですが、どうして彼女がそんな能力を身につけたのかというと、彼女の母親が病気で入院しているとき窓から雨の日なのに、あるビルに向かってだけ空からエンジェルラダー(天使がはしごをかけたようだ、ということからこう呼びます。雲の切れ目からさーっと光が差し込むんです)が降りているのを見つけます。
彼女はそのビルの屋上に行ってみます。
するとそのビル自体は廃虚と化したビルなのですが、屋上には鳥居がしつらえられており(こういうところも現実っぽいでしょ。ビル持ちの会社のオーナーなんかは結構信心深くって、自社ビルの屋上に神様祀ったりするもんね)、その下に立つと不思議とそこだけは雨が降っていないのでした。
彼女は母親が死んでしまう前にもう1度だけ晴れた空が見たいなぁと思っていたので、それを強く願いながらその鳥居をくぐります。
するとふわっと身体が浮いたような感じになり、彼女はそこで失神してしまいます。
それ以来、陽菜には天気を操る能力が備わるのです。
こういう鳥居の存在といい、強く願ったことは叶えられる、という設定といい、いかにもスピ的にはありそうな、って気になるんですよねぇ。



考えてもみてください。
「思考は現実化する」をナポレオン・ヒルが著したのが1928年です。
約90年前。ってことはもうかれこれ約100年前!
以来、この本というか教えは一世を風靡し、
「自らが本当に意識の底から願ったことは実現するのだ」
と信じてきた人は多いと思います。
現代の新しい言い方での「引き寄せの法則」だって、結局は同じことを言っているのだと思われるし。
なのに、人はその原理を心底信じているのか? といったら怪しい・・。
それを突きつけられたような気がしました。



ほんとうに信じているなら、この少女がいまわの際の母親を見つめながら、
「もう1度、もう1度だけでいい。お母さんと一緒に晴れ渡った空を笑顔で眺めることができたら」
という強い願いが彼女に「晴れ女」としての能力をもたらしたのでは、ということは案外容易に信じることのできる現象に違いありません。
私はたとえば映画的には大ヒットしたスタジオジブリの「となりのトトロ」よりよほどこの「天気の子」の内容のほうが現実的だ、と思いました。
「となりのトトロ」では、姉妹が田舎の家に行きます。
するとそこには「子どもにしか見えないオバケがいる」と言われ、実際、姉妹はそれらを目にします。
ここまではいいんです。
子どもの年齢の純粋な魂にしか見えないものがある、っていうのはわかるような気がするから。
けれど、森にいくともっと大きなオバケがいて、猫バスが登場し・・となると「もうついていけない・・」となってしまいます。
なんで途中から急にファンタジーになっちゃうんだ? って感じ。
それなら最初から「キキは修行中の13歳の魔女」っていう「魔女の宅急便」とか、「ハリー・ポッター」のように設定の時点で、すでにファンタジーなんだよ、っていうもののほうがずっと面白く最初からそう割り切ってその世界観に入ることができます。
でも、現代の生活や場所を扱っておいて、途中からファンタジーはないだろう、そりゃルール違反だろう、って思ってしまうんですよね。
そういう点において、この「天気の子」は最初から最後まで
「ふぅむ。考えようによってはありかも」
というスピの世界観を守ってくれました。



私たちはたとえば、雨が続くと、
「空は雨でも心の中は晴れにすることはできるよ」
なんて乙女チックで子ども騙しのセリフを吐くことはできます。
けれど、それはスピ的には逆じゃないですか。
だって「思考は現実化する」んだもの。
心の中が本当に晴れだったら、外側の世界もそれを描き出すはず。
なのに、外側は雨ならあなたの心の中も本当は雨なんでしょうよ、が正解じゃないですか?
でもこの映画では強く晴れになることを願うと本当に外側の世界も晴れになるわけです。
「思考は現実化する」。
そのままですよね。



でも、世界には60億人という人がいて、いろんな人がいろんな事情で「今日は晴れになった方がいい」「今日は雨の方がいい」とか思っているはずですよね。
誰もかれもが晴れになることを望んでいるわけじゃあ、ない。
それについてもこの映画では、
「陽菜はほんの狭いエリアでしか天気をコントロールできない」
「陽菜はほんの短い時間しかその威力を発揮できない」
ということで、そのあたりをうまく設定していました。



ま、1番心に残ったことは「スピ的な映画だった」ということだった、と言いつつ、1番心に残ったセリフは、帆高に東京でライターとしての仕事を与えてくれた須賀の言葉、
「大人になると優先順位をなかなか変えられねぇんだよなぁ・・」
というものです。
うぅん、わかるわぁ、としみじみしてしまいました。
これは、年を取ったほうが心の柔軟性を失う、というだけのことではありません。
捨てられないものが多くなるんですよ。
うんうん。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿