映画「バイス」を観て

＜今後のワークショップ予定＞


「色で暮らしを彩る講座」　　　残席　１名様
場所：ヒーリングサロン「些々羅」　岐阜市
日時：　７／１３（土）　　　１３：００～１６：３０
参加費：￥１５０００（税込）
［内容］
　・色が治療として使われてきた歴史と実際
　・３原色のメッセージ
　・その色を使ってどんなことが可能になるの？　～五感を使って色を取り入れる～
　座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう！

　お問い合わせは、　chakra@aura-soma.name まで

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「カラー＆カード会」　　えつこ＆YUMI
　　　　　　場所：名古屋市　紹介制会員サロン「GRACE」にて
　　自分の持っている最高の可能性は、それを使命とする場合も多いことです。
　　自分の可能性に気付き、そしてそれをブロックしている今のテーマに気付くことによって
　　あなたの可能性はより広げるでしょう。
６/19(水）　１０：００～１３：００（※その後、フルーツパーティのランチ付。解散は１４：３０）　満席御礼
７/11（木） 　　　　　　　　　同上　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　満席御礼

「オルゴナイトFESTA」　えつこ＆RUBBY
　　　　　　　　　　　　場所：京都市伏見区　サロン「RUBBY」にて
　　オルゴナイトって何？　何も知らなくてかまいません。
　　ただ、綺麗なものが大好き、波動とか不思議な話も大好き、って方、歓迎いたします。
　　自分が、今の自分を取り巻いている運勢についてもお伝えいたします。
６/30（日）　１１：００～１７：００予定（ランチ付） ￥９０００　
お席あります。chakra@aura-soma.name　坪内恵津子まで


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　オルゴナイトセラピー　モニター様募集！

　
　４/25(木）～　　初回１回に限り

　　　オルゴナイトを使った「オルゴナイトセラピー」をリリースします。
　　　それに先立ちまして、モニター様を募集いたします。
　　　詳しくはこちらをご覧ください。　　
　　　　　↓
　　　　https://peraichi.com/landing_pages/view/w51w1
　　　
　　　レギュラーリリースにあたって　　１セッション（６０分予定）・・・・￥１１０００
　　　　　　　　　　を、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１セッション（６０分予定）・・・・￥　３０００
　　　　　　　　　　　にてご提供いたします！

　　　「オルゴナイトセラピー」でわかることは、

　　　　　　＊あなたを取り巻く今の状態（仕事、恋愛、人間関係etc.などの現状がどうなっているか）
　　　　　　＊あなたの将来は？
　　　　　　＊自分の潜在的可能性のチェック

　　　　　　　　　　　　　　などです。

　　　＜お申込み・お問い合わせは＞

　　　　　　　　　chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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なんか、最近やけに映画の話題ばっかり書いてるなぁ・・
ということは、映画にハマってる？　というとそういうわけではありません。
たまたま、です、たまたま。
昨日もゴルフの予定だったのが、予想に反して朝から雨になったので、急遽キャンセルして映画を観に行きました。
だから、どうしても観たかったものがあって、最初からそれを目指して！というわけではない。
へぇ、こんなのもやってたのね、ってのを観ました。
「バイス」という映画。



これは、ブッシュ政権時代の副大統領で、アメリカ史上最悪最凶といわれたチェイニー副大統領がいかにそう呼ばれるに至ったか、という半生を描いたもの。
しかし、この「バイス」というタイトル、「副」という意味であることは前々から知っていました。
20代の頃、香港によく出張があったとき、相手の会社が「副社長」のことを「バイスプレジデント」と呼んでいたから。
だから（あぁ、１つの組織のなかでとにかくNO.２という存在のことをそう呼ぶんだな）と思ったんです。
で、この映画のタイトルが「バイス　プレジデント」という正式な「副大統領」というものではなく、単に「バイス」というだけで終わらせているのは、
「あいつはしょせん、『副』だよ、副」
という皮肉を込めた意味になっているのか、そこらへんがよくわかりません。
実際にこの「バイス」という映画では、
“本来お飾りに過ぎない副大統領がこれほどにだいそれたことをやっちゃったのはどうして？”
っていうニュアンスなわけですしね。
こういうとき、外国語圏の映画や本をみるとイラッとします。
ニュアンスがわからないから。



それにしても、すでに亡くなって何年か経って伝説となったような人の人生を映画化するのではなくて、まだ生きている人の醜聞を映画化するってさすがアメリカだなぁ、と思います。
まぁ・・・　すでに評価は定まっている人、という感はあるけれども。
「言論の自由」に対しては、アメリカの場合、とくに映画に対してはすごくあるって気がします。
映画というアメリカが作り上げたエンターテインメント界こそが、唯一の治外法権なんだ、と言わんばかりに。
日本ならいくらなんでもそれは許されないのでは？という風潮でしょうね。
彼だけではなく、彼の家族や周辺の人にまで多大な影響を及ぼすことになるからそのへんは加味してあげて、って感じで。



それにしても、クリスチャン・ベールの役作りはすごい・・！！
凄過ぎる！
「マシニスト」のときなんてマジ、やばいんじゃないか、この人、死んじゃうんじゃないか、って思ったし。
そのあとわずか半年で今度は３２kg増やしてムキムキの「バットマン」となって役作り、っていうのにも驚いたし。
今度のチェイニーもホンモノと区別つかないくらいだわ。



さて、私はこの映画、好みだけで言えばそんなに好きではありません。
ブラックコメディと言われている評価もありますが、深刻な社会派ドラマと捉えればいいのか、ニヒルにくすっと笑ってほしかったのかよくわからないところもありますし。
ただ、もちろんそれでも見終ったら、いろいろと感じたことはありました。
映画の最後は、チェイニーがABC放送のインタビューに応じるところです。
キャスターが、
「イラク戦争は必要のないものだった、と言っている国民がほとんどだがあなたはそれをどう思っていますか？」
とチェイニーに問いかけます。
そもそもチェイニーが、「フセインは大量破壊兵器を持っている」という情報を流したことから始まったイラク戦争。
けれど、これはチェイニーの意図的な画策で、そんな証拠はフセイン政権が打倒された後からも結局見つかっていません。
それを国民は「これはチェイニーのウソだったのでは・・？！」と見抜き、怒っていたのです。



すると、チェイニーはこう言います。
「世の中には怪物のような人間がいて、その現実に対処しなければならない。私は国民を守っただけだ。私は謝らない。国民に仕えられて光栄に思う。私は選挙で選ばれ、みんなが願うことを実行しただけだ。」
ま、テレビ番組に出演した政治家がこの程度のことを言って、自分を正当化するのは屁でもなかっただろう、というのは容易に想像できることですが、私が心底ぞっとしたのは、もしチェイニーが心底そう思っていたなら・・と思ったときです。
「国民のためにやった」
「私は国民に仕えた」
「国民を守っただけ」
もし、本当に彼がそう思っていたのなら、これほど強いモチベーションはなかったことでしょう。
人が“正義”をふりかざし、身を粉にして出来るときというのは、“自分”のためではなくて、“みんなのため”と信じ切ったときだから。
そこに権力が加わった日にゃあ・・・。



私はまともに人の言うことを受け過ぎるのか、この最後のセリフだけで、ほんとうにチェイニーが悪党だったのかどうかさえよくわからなくなりました。
そして自分自身が恐くなりました。
『イラク戦争では、4550人のアメリカ兵が死亡。イラク市民は戦争で60万人死亡、さらにISISのテロでイラク及びシリアで15万人死亡。国際テロで2千人以上が殺害』、というテロップが流れましたが、ではもし、チェイニーが自分が権力を奮いたかったばかりにイラク戦争を起こさなかったら・・？
これほどの人間が死なずにすんだのか、ということは誰にもわからないからです。
フセインは実際には大量破壊兵器なんか隠し持っていなかったじゃないか、と言ったって、彼がやはり恐るべき独裁者であったことは間違いないと思います。
あのまま放置しておけば、もしかしたら彼が国中の無辜の命をないがしろにしてもっと多くの人が長期にわたって苦しみ続け、死んだという歴史になったかもしれないわけです。
結局、歴史というものは、それが終わってみてからの後出しジャンケンでしか語れないのだとしたら、「そうしないほうがよかったのに」なんて今言っているけれども、本当にそのほうが良かったかどうかなんて誰にもわからないじゃないか、と思います。
じゃあ、本当にフセインが大量破壊兵器を隠し持っていたとしたら、チェイニーの株は上がって、「史上最良の副大統領」という名を冠していたのでしょうか・・？
私がもしチェイニーだったら、ということを考えたとき、もし本当にそれが国民のため、と思ったとき、そうしなかったか？　と言われるとよくわかりません。
だから政治って恐いな～と思う。
たった1人の人間の思惑でどうにでもなっちゃうときがあるから。
でも、国民の義務と権利として見張らないとまたそういうことが起きちゃうといけないしね。
そういうことに心を煩わされたくないからスピリチュアルをやっているんです、って言うのもなんか違うと思うしね。
考えれば考えるほど自分のスタンスを見失いそうになります。