ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

映画「轢き逃げ ~最高の最悪な日~」を観て

2019-07-16 09:01:42 | 映画
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水谷豊監督・脚本の「轢き逃げ ~最高の最悪な日~」を観てきました。
水谷豊って才能豊かな人なんですねぇ。
脚本書いて、自らが演じて、監督もしちゃう。
もう何から何まで自前でございます、って感じ。



さて、この映画、私はとーーーっても良かったです!
それは私の勘違いによるところも大きいかもしれません。
私はなんの予備知識もなく観に行ったのですが、てっきり「娘を轢き逃げされた親の慟哭」みたいなシーンだけの予告編は見た覚えがあったので、轢き逃げによって娘を殺された親が警察を頼らずに何年にもわたって自らで犯人を暴き出す、って映画かと思いこんでいたんですよ。
ときどきテレビで特番が組まれることのある「警察24時」って感じの番組でも、轢き逃げによって鑑識が徹底的にほんのわずかな手がかりから犯人にたどりつく、っていうコーナーが一番好きなんで。
んでもって願わくば、その犯人がいったいどんな料簡で逃げたんだ? ということを告白してくれるとスッキリするんですが、たいていの犯人は在る早朝警察がいきなりやってきて、
「警察でーす! なんで来たかわかるな?」
と言うと、
「え・・ わかりません」
とまずは言う。
そして「こうこう、こういう事故があったな? 心当たりは?」と言うと、
「あ・・はい」
とすぐにすんなり認めちゃう。
そいでもって、
「なんで逃げたんだ?」
と尋ねられると、
「恐くなっちゃって・・」
と言う。
もう全員、判で押したようにこのパターンです。



警察はこの時点で、
「何が恐くなったんだ?」
ぐらいは聞いてほしい、と思うんですが、この時点で犯人に逃走されても困るし、これから詳しく取り調べが始まるんだから逮捕のときにはそこまではいい、って思うのか知りませんが、あっさりと
「うんうん、そうか~」
ってな感じで終っちゃうんですね。
あれ、がっくりきます。
「実は大麻をやりながら運転してて、車内にもブツがあるのでそれが発見されるのが恐くて」、なのかこの映画の主人公のように
「結婚を控えていたところで、ここでこんな事故を起こしたらこの先の人生お先真っ暗になっちゃうな、と思うと恐くて」、なのかはたまた
「とにもかくにも血まみれの生きてるのか死んでるのかわからない人間を見ること自体が恐くて」、なのか・・・。
まだまだほかにもあることでしょう。
なんかそれくらいは吐けよ、って思っちゃう。



ま、そんなこたぁ、いいんですが。
私がこの映画を予備知識なく見てびっくりしたのは、単なるヒューマンドラマではなかったことでした。
ミステリー映画、推理映画といってもいい。
どちらの要素もある。
え! そういうことだったの! こいつが真犯人だったの! というオチがあるんです。
それについてはいつもたいていネタバレ書いちゃう私もさすがに書けない。
もうそこについて書いたら、まだこの映画を観ていない人はまったくこの映画を観る気なくすと思うもん。
でも、ほんとうはそこを言わないとま~ったく私がこの映画を観て感じたもろもろのこともなんにも書けないんですが、今日は涙を呑んでやめておきます。
もう少し時間が経ってから、もういいだろ~と思うようになってからまた書くかもしれませんが。
とにかく今日の所はやめておきます。



私はそこがとてもよくて、自分の中でこの映画に対する評価が一気にうなぎのぼりだったんですが、レビューを見て見ると、この映画の評価って意外に低い。
それに逆にびっくりしました。
でも、私の驚きがこの映画の評価の高さにつながったことは、この映画を低く評価している人にとってはまったく裏返しなんだな、と気付きました。
ミステリー映画かと思って見たら、精度が低い(最初からそういう目で見ていたらこいつしかいないってわかるじゃないか、みたいな)
社会派ドラマと思って見ていたら欲張りすぎでどの人の心理もイマイチ掘り下げてない、みたいに見えるんでしょうね。
いやぁ、だけど私はおススメしますね。
見ていらっしゃらない方は是非ともどうぞ。



さて、そういうわけで、今日はネタバレにならないような当たり障りのないシーンのことだけで1つだけ私の感想を述べておきます。
それはごく当たり前のことなんですが、轢き逃げに限らず「事故」によって命を奪う(奪われる)ということが起こると、ほんとに奪われた家族だけでなく、奪った側の家族もすべて崩壊してしまうよなぁ、ということ。
最初のシーンで、人に車を当ててしまった運転手は呆然自失としたあと、最初に口に出した言葉が、
「終わったな・・」でした。
私はこれ、リアルだな、と思ったんですよ。
通常、人間の神経があるなら、まずはすぐに飛びだして行ってはねてしまった人の救護にあたらなくちゃ、と思うのが普通だろう、と言われると思うんですが、そして実際にこういうシーンがドラマであったりするとたいていその通り、車の中から飛び出してきて
「大丈夫ですか!?」
が第一声である場合が多いと思うんですが、私なら、と自分の身に置き換えてみたとき、そうしながらも頭のなかではもう1つの妙に冷めた自分がいて、
(あぁ、これで終わったな。私のこのあとの人生。)
っていう鐘が鳴り続けている気がします。
そして実際にこの映画のなかでもこの運転手だった青年の人生は崩壊していくのですが・・。



そしてまた娘を轢き殺された、残された両親の家庭も当然のことですが暗いものになってしまいます。
この映画ではこの両親(水谷豊と壇ふみ)の家庭は崩壊こそしませんが、私が勝手に
「あぁ、こういうささいなことから崩壊していくんだろうなぁ」
と思ったシーンがあります。
それは、娘を轢き殺された父親が連日娘が幼かった頃に録ったホームビデオばかりを繰り返し繰り返し見て酒に浸っているところへ、そんな夫の身体を心配した妻が、
「お父さん、少しは寝ないと身体を壊しますよ」
と声をかけます。
すると父親は、
「おまえはいいよなぁ。望(娘の名前)といつも手をつないで一緒に出掛けてたもんなぁ。俺のことはのけ者にしやがって」
と言うんです。
母親だって当然娘を轢き殺されて辛くないわけないじゃないですか。
そんなとき、自分が辛すぎるからもう人を思いやれなくなっていても当然かもしれませんが、父親から
「お前はいいよなぁ」
なんて言われたらたまったものじゃありませんよね。
私だったら、いくら悪気はないとわかっていてももうその時点で離婚を決意するかもしれません。
それどころかその瞬間に、
「そっちこそ、よく娘が死んだばかりで毎日毎日そんなビデオ見ていられるわね! 神経疑うわ! 私ならそんなものまともに見る気がしないわ。こっちの気も知らずにへいちゃらで垂れ流しのようにそんなものずっとつけているのやめてちょうだい!」
とわめき散らすかもしれません。
へぇ~、緊急時になるとこの人ってこういうことするんだぁ、というところを見ると一気に崩落の道を辿る・・ってことになりそうな気がします。



これくらいね・・ 大事な家族がある日突然殺されてしまったというとんでもないことが起こった家庭というものにはピリピリとした空気がはりつめ、ほんのささいなきっかけでその空気は薄いオブラートの膜が割けるように崩壊してしまうんだろうな、と思ったのでした。
だからこそ、絶対に事故って起こしてはならない、という当たり前の結論を語るしかないんですが。
でも実際、とんでもない多重事故に巻き込まれた、ということでもない限り、自分自身が起こす事故としては、制限速度を守っていたらたとえ対人事故を起こしたとしても相手を死に至らしめる、ということまではない、と思います。
そのために制限速度って作られていると思います。
人の存在に気付ける速度。
万が一のことがあってもブレーキが間に合う速度。
そういうふうにちゃあんとなっている、と思います。
実際それを実感したことってこれまでにあるから。
「事故を起こしてはならない」
それは誰もが思っていることでしょうが、ではどうしたら? というとき、私は自分に「制限速度を守ろう」と誓っています。

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