司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

組織再編のご挨拶

2010年12月02日 | いろいろ

今日の記事は、本来でしたら昨日書くべきだったのでしょうが、ナカナカ上手く行かず。。。。^^;

さて、ワタシの担当している合併案件も、昨日効力発生日だったものがありますが、世間的にはいかがなものでしょうか?
以前は、組織再編と言えば、4月1日、10月1日が圧倒的に多く、たまには、1月1日もある。。。ってカンジだったような気がします。

そのため、効力発生が4月であれば2月まで、10月であれば8月までに依頼がなければ、大体オシゴトの忙しさが計れていたんですよね。
しかし、最近は事業年度がばらけて来ているからなのか、再編の時期もイロイロで不思議だなぁ~と思います。

組織再編というのは、法律上の手続もさることながら、会社自体は、それ以外の事務作業がかなり多そうですよね~。
実際、ワタシ自身は会社勤めをしたことはないので経験はございませんが、たまに手続一覧のようなモノを会社で作られています。
それを拝見しますと、目がチカチカするほど色んな項目があり「こんなに大変なことをやるのね。。。ワタシだったらムリ!」などと思うわけです(~_~;)
特に、許認可事業を行われている会社サンの場合は、も~大変!(もちろん、行政書士さんがお手伝いしているでしょうけど。)

法定の手続以外に会社が通常行うことの1つに、「組織再編の挨拶状」というモノがあります。
最近、何度かお問い合わせをいただきまして、「誰に発送すれば良いの?」だとか、「どんな文面にすれば良いの~?」「いつ発送するの?」 というようなモノです。

「そんな事訊かれても。。。分かりません。。。。残念!」 というのが、ココロの声なのですケド、そう言ってしまうのは申し訳ないので、分かる範囲でお答えするようにしています。

まず、どなたに対して挨拶状を出すか。。。
債権者への催告書は、ある意味決まっていますので、全員に出すか、それとも多少省くか。。。という選択をすれば良いわけですが、挨拶状ということになりますと、取引先全体ですから、その数は催告書の比ではないと思います。

実際、ワタシ共にも挨拶状をお送りくださるクライアントさんも、結構あります。
手続を進めている側だから、イチイチ挨拶状をいただかなくても大丈夫なのに。。。とは思いつつ、やっぱり嬉しいものですよね。

。。。というわけで、これは本当に切りがないものなのですが、必要最小限度。。。という考え方をした場合は、①合併の消滅会社や会社分割で承継された事業についてのお取引先、②個別催告を行ったお取引先ということになるのではないかと思います。
あとは、なるべく多くの方々にお知らせした方が良いような再編であるか、それとも、できるだけひっそりと、知らせなくて良ければ言いたくないような再編であるのかによって範囲は大きく異なるのでしょう。。。。

そして、挨拶状ってどのような形式、文面になるか、ですが、簡単に済ませたい場合は、結婚式の招待状のような封書になるようです。そして、例えば、役員の入れ替えがあるとか、再編の概略を少し詳しめにお知らせしたいような場合は、A4の厚めの用紙1~2枚の封書にされているようですね。

文面は、前者の場合であれば、印刷屋さんに定型文も用意されているようですから、ご相談いただければ。。。

任意の手続ですから、割り切って考えた場合、「全く送らないのもあり」 ですが、日本の商慣習では送るのでしょうね~。
発送時期は、再編の効力発生日直後が多いように思います。

いずれにしても、準備には少し時間がかかりそうなので、早めにご検討いただくことをお勧めします。

コメント
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