小岩井農場に行く前に立ち寄ったのは
“前沢牛オガタ”
「ギュウギュウ」とは、牛肉のこと。
この旅行に際して
父の「るるぶ」を見たら
赤ペンでマークをしたり、ページの隅が折られているのは
ことごとく 前沢牛のところ。
それを見て思わず出た言葉が
「しるしついているの、ギュウギュウばっかりじゃん!」
これ以後、「ギュウギュウ」とは前沢牛を示すこととなったようです。
宿「武蔵坊」を出るときに、
この辺で前沢牛を買えるところありますか?
と聞いたところ、返ってきた答えが
「オガタ」
もちろん、父の「るるぶ」でチェックされていました。
「絶対に間違いの無いお肉ですが、値段もそれなりです」
と言われて一路「オガタ」へ
。。。が、「オガタ」の駐車場で、気づいた。
「お店、何時から開いているんだろう???」
父のチェックが入った「るるぶ」の該当ページを見れば。。。
10時。
時計を見れば、
9時30分ごろ(だったと。。。)。
「早いよ、無理だよ」
と、あんこさん。
果敢に挑む母と夫は
道路を隔てたところにあるお店に向かっている。
やがて、腕で丸印を作った夫が見えた。
どうやら、無理やり開けてもらったらしい。。。
流石だ。
ギュウギュウに対する執着強し。
大人?なみんな、なんとヒレをご注文!
その時は、ふーんと思っただけでしたが、
後日、家に届いて食べる時になり
すっごく高いことに気がついた。
あ、ありえない。
きっと今まで食べたお肉で最高額ではないか!?
(あいにく、その時、品薄でヒレはヒレでも高品質?のものしかなかったので)
このお肉の様子は、後にアップします。
と
前置きが長くなりましたが
ギュウギュウを購入し、大満足のあんこさん一行は一路小岩井農場へ。
☆
平泉から小岩井農場。。。
遠いのに。。。
と、小岩井農場に行くにも理由がありまして。。。
念願の小岩井農場 まきば園。
入場するなり、向かった先は。。。。
ソフトクリーム。
何でも、父がもう何十年も前
仕事の出張の寄り道で、小岩井農場にきたことがあったそうです。
甘いものが好きな父は
ソフトクリームが食べたいと思ったそうなのです。
ところが、まきば園の外ではソフトクリームは売っておらず
食べるには、入場料を払って、園内に入らなければならなかったそうです。
ゆっくりとする時間も無いのに、
ただソフトクリームのためだけに入場料を払うのも馬鹿ばかしいと思った?父は
ソフトクリームを断念し、その出張は終わったそうです。
しかし、ソフトクリームへの思いはずっと捨てきれず
今回、岩手に行くと言ったときから
父は金色堂より
小岩井農場
でした。
ソフトクリームが食べられて大満足の父でした。
濃い というより、少し塩分を感じるクリーム。
これが本物の証拠かな?
お天気がよくて気持ちいい。
「農場」という割には、動物がいません。
きちんと、動物と観光が分かれていて
動物臭さが無い。。。だから、いいんだ。
と、父は言っていましたが。
売店で、チーズやバターを買い込み。。。
そう、そう、
6月に新発売となったバターケーキも買いました。
発酵バターをたっぷり使っているのでしょうか?
お値段、それなり。
一方、もっとお安いバターケーキもあり。。。
それとの違いは何なのかなぁと思いつつ
安い方を買ってこなかったのは敗因です↓
比べられない。
味?うーん、先のソフトクリームに通じるものがありました。
小岩井農場の味。
それから、あんこさん。
ふたに、思わずひかれて、気が付いたら買っていた。。。マグカップ。
転職記念。
現在、会社の机の上です。
(執務室内は撮影禁止のため、その様子が撮れないのが残念)
☆
お昼ごはん。
ビーフカレー と オムライス(トマトソース)。
あんこさんと母、ビーフカレーを食べました。
夫と父、オムライス。
このオムライスが割と高め。
まぁ、そんなもんか。。。
と思っていたのですが、この理由もこの数時間後判明。
おいしかったです☆
その後、面白い写真スポットが!
タイマーを使って撮影している先客あり。
面白そうなので、あんこさん達も撮ってみた。
これは、いい記念だ◎
☆
ここで、帰る予定だったのですが
小岩井農場に来たのに、単なる広場で農場らしくない。。。
もっと、農場を味わいたい。。。。
ということで
バスツアーに参加しちゃいました。
広い広い小岩井農場をめぐるには、これが一番。
ガイドさんも付くし。。。
農場本部事務所。
明治36年(1903年)建築。
現役で使われております。
窓ガラスもその当時のものが何枚か残っていて。。。
ちょっとゆがんだ感じで見える、あのガラスです。
親切に?裏側も見せてもらえました。
味があります。
遠目でしか見れなかったのですが、1916年建築の木造4階建の倉庫。
飼料を乾燥させるためのものだったそうです。
中にエレベーター?があり、取立てのものを上に上げ、
乾燥が進むにつれ、下に下ろして言ったそうです。
学校の校舎。
小岩井農場では、学校もお医者さんも何でもあって
ひとつの村を形成していたようです。
この学校もちょっと前まで学校として使われていたようですが
今は廃校になっているとのこと。
生活と牧場が一体だったんだなぁと思いました。
ここは、比較的新しい牛舎。1992年建築。
開放型の牛舎でより健康な牛が育つようです。
自由なものだから。。。?
リラックス。。。横になっている牛もちらほら。
天然の冷蔵庫。1905年に作られ1952年頃まで使われていたようです。
電気の無い時代。チーズやバターには欠かせない冷蔵。
約10度くらいに保たれるそうです。ただ、湿度は高い!
裏側には、上にたまった暖かい空気を逃がすための煙突があります。
一本桜。
桜の季節。。。。こんもりとした柔らかなピンクの綿菓子みたいなのかなぁ
一般の人は入ることが出来ない林業の林の中にも案内してくれました。
杉の木だけが、整列して植林されているのがいいものかと思ったら
いい林とは、それ以外のものがバランスよく棲息しているものがよく成長している林だそうで
そのように育てあげていくのが林業。。。という風にあんこさんは理解しました。
林業って、なじみが無いよね。。。
☆
このほかに、バイオマスの施設があり
家畜の排泄物や近隣の学校給食の残渣などをメタン発酵処理。
そこから得られるガスで発電をしたり、液肥を農場の耕地に使ったり
循環型農業を実践しているという説明を聞きました。
“自立した土地”。
いいなぁ。
あ、そうそう、このガイドツアーの中で
オムライスに使われている卵の話になりまして。。。
もちろん、小岩井農場で飼われている鶏の卵だそうで
売価1個100円。
オムライスには、それが3個使われているそうです。
そして、オムライスのご飯は
小岩井農場でしか飲めないノンホモ牛乳を使って炊かれたご飯だそうです。
(夫がこれを聞いて、そうだったのかぁと納得していました。
ご飯の味が普通じゃなかったのね)。
そしてね~
この「ここでしか飲めない牛乳」
(一般の牛乳は120℃くらいで2秒の高温殺菌しているけど
小岩井農場では、低温殺菌。
恐らくフランスなどのチーズの原料となる牛乳と同じ状態のものじゃないかと
勝手にあんこさんは思った)
とか聞いちゃったあんこさんご一行。
まきば園に再入場して、最後にその牛乳を飲んで帰りました^^;
☆
小岩井農場大満喫の一日でした。
☆
一路、大沢温泉へ