バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

コメント

2016年04月21日 | Weblog
世の中は、次から次へと新しい言葉が生まれる。年末になると「流行語大賞」まであって、人の言葉はとても移ろいやすいものだ。ただバースくんには、今ひとつ気に入ったものが出て来ない。そしてまた今朝、品のかけらもない言葉を耳にする。「不謹慎狩り」…。何を指してそういうのかもよくわかるけれど、事の内容以上にまた下劣なネーミング、外は雨風ドヨヨーンとした気持ちになる。
そんな中、囲碁の井山裕太氏が7冠を達成したというニュース。なんとも心が晴れた。
見る将棋が楽しくなって何年経っただろう。いまだに盤面は理解不能なのに、タイトル戦の中継を追っかける。ニコ生などで見ていても、将棋の対局なんて画面は据え置きカメラの上、二人の動きなんてほとんどないのだけれど、じっと見ていると実に面白いのだ。棋力、気力、体力、忍耐力、鈍感力がないとプロの対局は成立しないとつくづく思う。そして集中の深い海に沈んでいく姿は、見ていると背筋がゾワッとすることさえある。とても興味深い。
というわけで、昨日もチラチラとニコ生をのぞいていた。将棋もわかっていないのに囲碁なんていわずもがなだが、やっぱり人間そのものを見ることができて面白かった。人は本当に集中すると、身体ごと何か確固としたかたまりのようなものが充満しているように見える。不思議だ。
昨夜7冠達成のニュースが駆け回ったとき、すぐに将棋の羽生4冠のコメントも発表された。「1年通じて気力、体力、精神力を維持し続けての偉業に心から敬意を表します」と言われた一文のその重たさは、きっと羽生さん自身と井山さんにしかわからないのだろうなぁーと思った。そしてコメントは「囲碁の大きな歴史を現在進行形で作られている姿に同じ棋士として誇りに思っています」で締めくくられていた。なんと力強い言葉!!
いいものは真似をする。震災禍のみなさまへ「大変な地震に現在進行形で戦っておられる姿に同じ人として誇りに思っています」どうぞお体を大切になさってください鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取