歌舞伎の雪の演出が好きだ。太鼓がトントントンと一本調子に静かに打たれる。雪の降る音を表している。
絶え間ない太鼓の音は舞台の通奏低音となり、観客は一気に寒い冬の日に包み込まれる。
花道から出てきた役者が履いている下駄を何度か床に打ち付けるようにする。書き割りの木にはこんもりと積もった雪
下駄の歯についてしまった雪を落とす所作。そしてぶるんと体を震わせ着物の襟もとを合わせる。
なんてね、芝居の中では情緒のある雪も現実はそんなに甘いものではない。よくぞ降りも降ったり、大雪に降りこめられた年末となりましたとさ。
さて、バースくんは本日が仕事納めです。一年本当にお世話になりました。よくぞおつきあいくださいました、感謝いたします。
ご時世やらなにやら、年末までたどり着くのだろうかと思ったときもありました。それでも確実に時間は流れ、めでたく?!どうにか年末です。
ラスト大雪なんてケチがつきはしましたけれど、コロナに比べればマシと言うものです。
相変わらずのおしゃべりを続けられることの幸せをかみしめて、一年を納めたいと思います。
チョンチョンチョンチョン……芝居の追いだしの拍子木の付け打ちが聞こえてきました。
どうぞ皆さまにおかれましては、オミクロンなどにやられませぬよう、お健やかに良いお年をお迎えくださいませ。
そして来る年もどうぞよろしくお願い申し上げます。年明けは6日にお目にかかります鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム
ノマップ