バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

どこかで背中を

2010年02月26日 | Weblog
CSで北野武監督の映画「アキレスと亀」を観た。樋口可南子が出ているからというだけの理由だ。変なところで天邪鬼なボクは、ベストセラーとか有名監督作品というとどこか引いてしまうところがある。結局時間がたってから読んだり観たりして、やっぱり売れるものは違うと感心することも多いのだけれど・・・。
さてその「アキレスと亀」は、売れない画家の夫婦愛と、芸術とは何かを描いた作品なんだろう。(「なんだろう」ってバースくん、観たんでしょう?!)うん、でもボクには夫婦愛も、芸術とは何かもさっぱり伝わってこなかった。あーやっぱりいい作品だとは思えなかったということ。
ボクは何もハッピーエンドの映画ばかりが好きというわけではない。けれど映画を観終わったときに「そうかぁー、明日からボクも何とか元気だしていこう」という、どこか背中をおしてくれるようなものがいいもの、本当のものだと思っている。「アキレスと亀」にはそれが何一つなかった。映像がきれいだとか、物事の本質を突いているとか、人間をよく描いているとか、そりゃいくつもの賞を受賞しているわけだから、いいことはたくさんあるだろうけれど、ボクには映画として何一つ得るものがなかった。
遠くにポツンと見える針の穴のような希望でもいい、それでもやっぱり大丈夫という救いでもいい、よし!行こうというものがボクは欲しい。ラストやっぱり夫婦で歩いて行くことになるのだけれど、そのシーンにさえ救いはなかった。うーーん、こういう映画を観ると時間の無駄遣いをしたようで後味が悪かった。先週観た「歩いても歩いても」は事件なんか何も起こらない淡々としたものだったけれど、これは本当によかった。やっばり映画は背中を押してくれなくちゃ!!決戦は金曜日!!真央ちゃんは間違いなく背中を押してくれます!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム

たとえばそれはツェムリンスキー

2010年02月25日 | Weblog
そもそも学校というところはボクの持論で言うと、何が何でもおもしろくないように、興味をわざと削ぐように物事を教えているような気がする。失礼、ボクはそんなふうに教育を受けたと思う。たとえば「狂言」ボクは中学校のときに体育館で国宝級の舞台を生で見せてもらった。全然つまらなかった。けれど今ボクは教育テレビで放送があれば見るぐらいファンだ。「文楽」もそう。学生時代に見せられたものは退屈以外のなにものでもなかったのに、今や義太夫の節回しは耳に心地よくさえある。
いわゆるクラシックと呼ばれる音楽でもそうだ。小学校の給食や掃除の時間にかかっていた曲は今でも好きになれない。学校というのはどうしてああも間違った選択の教材を使うのだろう。たとえばツェムリンスキー、カリンニコフなんて作曲家がボクは大好きだ。どうしてこういうのを教材として使ってくれなかったんだろう。チャイコフスキーにしたって、学校で教えてくれなかった曲が大好きだ。
大人になって、ハチャトリアンという作曲家を知った。ソヴィエト3巨匠の一人といわれて、プロコフィエフやシヨスタコと肩を並べる人だけれど、曲を聴いたのは近年になってからだ。でも聴いた途端にはまった!!魅せられた!!(そもそもバースくんは、ロシアの作曲家にメロメロのところあるよねぇー)うん!でもボク、ショスタコービッチは苦手だけどね。
話の行き先はわかるよね!!そう真央ちゃんの昨日の曲はハチャトリアンのもの。よかったよ!!真央ちゃん!がんばった!!明日はこれまたボクの大好きなラフマニノフ、がんばれ!!応援しているよ!!でもボク、ショーンコネリーの007も大好き!!何回映画を観たことだろう鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム

身内

2010年02月24日 | Weblog
もう今からどきどきして、何をやっても上の空。大丈夫か?何も起こりませんように!!このままで行かせてください!!と念じるばかりだ。
そもそも朝からボクは大変だった。えっ?まだ朝食の準備も出勤の準備も半分もやってないのに今なのかーーーと、わめきつつ握りこぶしに力をこめる。この空模様は敵か味方か・・・。とりあえずご飯を食べよう!!でもどうしてもお箸が止まってしまう。
もうお調子者のボクはテッペンにのぼっている。オリンピックのクロスカントリーで今朝は明けた。国際映像だから、日本の選手ばかりを追ってはくれない。集団に入っていないとどうなっているのかわからない、じりじりさせられる。でも入賞してくれました!おめでとう!!
さあ女子のフィギュアだ、真央ちゃんだ!!日本時間13時前というから、そこまでにちゃっちゃっと仕事して応援するぞー。それにしても力が入る。そもそもボクはどちらかというとキムヨナの方が上手いなぁーなんて思っていたのに、オリンピックとなれば俄然真央ちゃんの応援にまわる。親戚でも身内でもないのにね(バースくん、日本人としてやっぱり身内でしょ)だよねぇー、がんばれニッポン!!がんばれ真央ちゃん!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム

確率

2010年02月23日 | Weblog
受験シーズン真っ最中!大変だなぁーと眺めつつ、ボクは今その学生の身分でないことをありがたいことだと思っている。どうも学校の勉強は肌に合わない。自分のしたいことを勉強するのはちっとも苦にならないけれど、なんでもかんでも押し付けられるのはいやだ!!(それはみんなそうだと思うけど、バースくん)でも学生さんはそんなこと言ってられないんだよね、ふぅーとりあえずがんばってくれたまえ。
そこで模擬試験の確率というのを思い出した。採点済みで帰ってきた答案用紙に志望校の合格確率というのが必ず載っていたけれど、あれはよくよく考えるとおかしいよね。例えば合格率64%といわれたらどうよ。受かりそう?それとも・・・。結論は合格と不合格の二つしかないわけで、確率で言われてもねぇーとなる。
そう考えると確率って不思議な数字だよね。辞書を引くと「一つの事象(出来事)の起こり得る確からしさ(可能性)の度合」とある。ほら!!絶対変だ。我が身に出来事は起こるか起こらないか、二つに一つ、白か黒かしかないのにね。
受験生諸君、確率なんてものに一喜一憂してはいけない!!自分の力を信じて合格あるのみ!!金メダルが取れる確率なんて無意味だもんね!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム

化ける

2010年02月22日 | Weblog
暖かくなってきた。競馬中継を見ているとうらうらとした日差しの中、馬がぴかぴか光っている。雪のレース、暑いかげろうが立つ日のレース、さくら吹雪のレースいつだって馬が疾走するのを見るのはいいもんだ。
ボクは新馬デビュー戦で何かぴんとくるというか、要は一目ぼれした馬はずっと買う。勝とうが負けようが買う。引退するまで買い続ける。いつか化ける日を信じてレースを見つめる。トウカイテイオー、ファレノプシス大きく化けていった馬もあれば、永遠の2着馬ナイスネイチャーなんていうのもいた。そして今追い続けているのは、リーチザクラウン!!
これが・・・化けない。鞍上も武豊、血統的にもいいし、そこそこは走るのだけれど勝てない。それが昨日、ずーっと芝のレースを走っていたのに、ダートつまり砂のレースで走った。はじめからボクは駄目だと思った。この間もブログで書いたけれど、みんな適材適所、自分の持ち場でがんばらなくてはいけない。場所を変えたって化けはしない。(じゃあバースくんは買わなかったの?)いや買ったよ!!引退するまで買い続けるけどね、ちょっとむっとしたんだよ。
化けるというのは、場所を変えるような小手先の手段ではできない。もんもんと日々の研鑽の中、階段を上がっていったところでしか化けれないのだ。何か外的にパッと魔法の粉でもかけられて大きく化けられるのなら、いの一番にボクにその魔法の粉をかけて欲しいものだ。ガンバレ!!リーチザクラウン、魔法の粉はないのだよ!!つまり昨日のレースが勝てなくて悔しいボクなのだ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム

ブラック バースくん

2010年02月19日 | Weblog
ボクの朝は目覚ましタイマーをかけたラジオで明ける。オリンピックが始まって、寝起きでごそごそやってると競技の中継が聞こえる。ラジオで聞くオリンピック、これはこれでなかなかにおもしろい。画面がないから、とりあえず自分の頭の中でイメージをして聞くのだけれど、さて競馬や野球なら様々なデータの引き出しがあるからイメージするのは簡単だけれど、急にクロスカントリー男子スプリントといわれてもパッとイメージできないのだ。そこで実況アナウンサーの言葉の端々でデータを積み重ねイメージをしていくのだけど、多分ボクのラジオで聞くオリンピックは、実際とは大幅に間違ってるんじゃないだろうか。でもある意味テレビで見るより熱くなる。 
さてテレビの画面で見た昨日の国母君、ごめん!ボクは全く熱くなれなかったのだよ「最後まで応援してくれた人には感謝している。悔いはない」と君は言ったけれど、どうしてもボクには君の感謝という言葉が響いてこなかった。目くじらを立てすぎだとか、本当はいい子なんだという情報もたくさんあるんだけれど、最後までボクは君を受け入れることができなかった。
こけた瞬間「これでいいんだ」とさえ、ブラックバースくんは思ったんだよ。これで君は大人の階段を一つ上がるんだと。
夜のニュースで橋本団長が「これから彼のアスリート人生が始まる」というようなことをコメントしておられた。本当にそう思う。今朝改めて君の新聞記事を見て「かんばれ!ボクもがんばる」と思ったよ週末からぐんぐん暖かくなるんだそうです鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム

二つの答え

2010年02月18日 | Weblog
テレビ番組の司会者が、科学の研究の目的は何ですか?と科学者に問うと「詰まるところ人類の幸せのため」だと答えた。そしてこう続けた「科学の進歩は二つの答えを出す。一つは夢を叶える答え、一つはあきらめさせる答えを出す」と。その二つの答えは相反するようで、実は最後は幸せにつながってゆくという。
すごくない!!「あきらめさせる答え」という考え方。ちょっと感動してしまった。何もかも自分の都合の良いようにはならない、絶対確固の揺るがない事実が世の中にはあり、それには太刀打ちできないのだという現実を知るということ。それは例えば生命の誕生であり、死であったりする。
科学に限らず「進歩」というのはそういうものなのかもしれないなあ・・・(じゃあ進歩の見られないバースくんはまず進歩しなくちゃね!!)あはは御説御尤でございます。でもボクよりもっとたちの悪い人たちがいるよ。
昨日の党首討論、一体あれは何なんだろう。資金問題のことばかりで大方の時間を使い果たし、肝心の大事な案件はさっと上滑りに終わった。確かに資金問題は重要な問題ではあるけれど、党首討論の場で時間のほとんどを割いてしまうのは違うだろう。政治家は国民に「あきらめ」の答えしか提示しない。つまり何の進歩もないし、ましてや幸せにはつながらない。下手をすると後退していたりして・・・。くわばらくわばら、出るのはため息ばかりなりけりアスリートたちは日々進歩!!まぶしいばかりです鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム

長ーーーい、その胸中

2010年02月17日 | Weblog
昨日の朝、社長がしきりテレビをつけたり消したりを繰り返す。何度目かに「えっ!10時半?」とつぶやくので、画面を見たら男子のスピード競技の再開が遅れるテロップが流れていた。「バースくん!!ずーっとだよ。何やってんだろう・・・」ってボクに振られてもねぇ、機械の気持ちまでは汲みかねるよ。そして10時半、社長は出かけて行った。ボクは即チャンネルをあわせる。だってほら見たかった社長の分までホクが気合を入れて見なくっちゃ!!
1回目、みんなが同じぐらい速くて時計表示を目の端で確認するのにも慣れないまま終了。どうなの?今いいところにいるの?上位の可能性は??わけわからないまま2回目に。とにかく今度は足した秒数で順位が決まっていくし、見ることにも慣れた。応援に力が入る!!(仕事の手は止まる・・・)そして、そして!!銀と銅のメダル獲得~!!何でこんなにうれしくなるんだろうってほど、うれしくてうれしくて思わず「やった!!」と大きな声を出す(仕事放棄、ごめんなさい)
画面を食い入るように見ていると、長島選手が観客席に向かって深々と頭を下げているシーン、えっ?!おじきしてるんだよね、それとも何かあった?下げた頭は一向に上がらない。長い長ーーいおじき。長島さんの胸中はいかばかりだったろう。下げた頭の重さをボクは思った。ウーン、ボクも仕事しよう!!と机に戻ったボクでしたえっ?!これから男子フィギュアこりゃ困った鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム

小指の爪

2010年02月16日 | Weblog
朝刊の連載小説を読んでいたら、あまりにもその描写が上手くて思わずウーンとうなり、懐かしいことを思い出した。
女の子の友達同士二人のシーン、一人の子が相手の子におはじきの遊び方を教えるくだりだ。知ってる?!おはじきの遊び方。ばらばらと広げて(小説では実にここが上手に書いてあるんだ)、どこでもいいから2つのおはじきの間に指で線を引く。つまりそれが出来るぐらいの間隔があいてなくてはいけないということだ。そして一方をはじいて上手く当れば一つ取る。まあそれだけの話なんだけれど、ボクはおはじきと言えば、祖父を思い出すのだ。
今では見ることもなく、下手すれば美術館で茶道具なんかとして鎮座ましましたりなんかする「煙草盆」そんな立派なものではなく、普段の日常小物としておじいさんは「煙草盆」を使っていた。そうそう時代劇や歌舞伎の舞台で煙管煙草を吸うときに使うあれ!手提げの小さな箱で引き出しには煙草が入って、上は灰を落とすようになっているあれ。まあうちのおじいさんのは上は灰皿になっていて、小引き出しにはエコーという紙巻煙草が入っていた。そしてその引き出しの中にもう一つ入っていたのが「おはじき」なのだ。
おじいさんの相手は何も女の子に限らなかった。そこに居合わせた人とおはじきをするのだ。これが上手い!!おじいさんに勝つ人はまずいなかった。(バースくんの戦績は?)ボクは全く駄目っていうか、おはじきなんて・・・って感じだったしね。
でもまあおじいさんが強いのには、一つ大きな武器があったからなんだ。それは右手の小指の長く伸ばした爪!昔よくいたでしょ、小指の爪だけ長くのばしている男の人。まああの爪でおはじきをしたら勝率は上がるよなと一人笑った雨の朝鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム

あるべきところで輝く

2010年02月15日 | Weblog
やはり野に置け蓮華草、適材適所、人はその人が一番輝ける場所にいなければならないとつくづく思った。オリンピックの日本選手団の橋本聖子団長!!本当に素敵でした。
国母君と橋本さんの記者会見は「船場吉兆の謝罪会見」だとメディアは言うが、ボクはそれは違うと思っている。国母君の競技の実力はすごいのかもしれないが、あまりに人として幼く、社会というものを知らなさすぎる(じゃあバースくんは社会を知ってるの?)いや多分知らない・・・というかまだまだわかっちゃいないけど、少なくとも在る程度の規範を持ってその一員であらねばならないぐらいのことは分かっている。ウチの社長風に言えば「世の中というのは(しわい)のだ」国母君よ、なめたらいかんぜよ!!
それはさておき橋本さんだ。団長預かりとして会見で「選手団長として、わたしがすべての責任を負う」と言い切られた姿がとても頼もしかった。今こんな人いますか?「よし引き受けた。いろいろあるけれど君の非も見過ごすわけにはいかないけれど、とにかくやってみろ」と口先でなく言ってくれる人、格好よかったー。
議員として橋本さんも頑張ってはおられるだろうけれど、この選手団団長という仕事こそより彼女を輝かせているように思った。気迫が情熱が感じられるのだ。お詫びの会見でその姿を見ることとなったのは皮肉なことだけれど、この団長のもと選手諸君は精一杯頑張れとボクはちょっぴり変なところで胸を熱くしたのでした。それにしてもなかなかメダルに手が届きません、頑張れニッポンだんだんよくなる法華の太鼓!オリンピックもこれからだ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム