バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

それだけのこと

2018年11月30日 | Weblog
昨日の帰りのバス、ご高齢のご婦人二人が肩を寄せ合って本当に楽しそうにおしゃべりをされている一つ前の席に、バースくんは座った。聞くともなく、お二人のお話が耳に入ってくる。おひとりが、子供たちがまだ小さかったころに車上荒らしにあったという話を、昨日のことのように話されている。お相手がそれに対して、車を買い替えるのってちょっと勇気がいるわなんて返事をされて、お互いの話が微妙にズレたまま進行している。でもご本人たちには「そうよねぇー」「そうなのよー」と息ピッタリの会話が成立しているようだ。悪意を踏んづけて少々へこんだボクには、その会話はいかにも天下泰平で、一日の疲れが取れるとさえ思った。
そんなボクの帰宅時間を見計らって、工務店のおじさんが台所の新しい換気扇の取替に来てくれた。新しいけど少し大きい作業服を着た、ロングヘアーで可愛い若いお嬢さんが同行していた。研修に連れて歩いていると言うおじさんの後ろで、ペコリと頭を下げる姿はまだ学生さんのようだった。
おじさんはボクと無駄話をしながらも、着々と作業をする。その横で彼女は、おじさんの動き一つ一つをじっと見ている。おじさんが独り言のように「これは長いビスの方がいいかなぁ」とつぶやいた瞬間に、彼女はそのビスを探すために外に停めている車にダッシュしていた。おぉ、なかなか気が利くと見ていると、その後もおじさんの作業の先手先手を打って準備していく。見ていてとても気持ちがよかった。
ご婦人たちのこともお嬢さんのことも、ただそれだけのことなんだけれど、夕飯を取るときにぼんやり思い出して、少しぬるめのお風呂に浸かっている気分になった。
そんな夜、テレビでフランスの田舎で自分らしく生きるマダムが一言「幸せは複雑じゃなくて、とてもシンプルなものなのよ」と。ウンウン確かに、おばあちゃんとお嬢ちゃんでボクは復活できたからね鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

あずかり知らぬこと

2018年11月29日 | Weblog
ヒト受精卵のゲノム編集をした中国の研究者が、晴れやかな顔で国際会議に登壇している姿がニュースで流れる。前日からすでに、ゲノム編集された健康で元気な双子の赤ちゃんが生まれたという報道があり、その時点からボクはなんとも言いようのない嫌悪感を抱いた。
まずこれは本当なのかフェイクニュースではないかのに始まり、安全性の問題、倫理的違反ではないかと世界中が騒然としている。いわゆる神の領域に手を入れてしまったとか。みんながワーワーと論議していることはよくわかるけれど、ボクの嫌悪感はどうやらすこしだけ違うとこにあるようだ。
人は究極、自分を守ってくれるものは自分以外にないと知っている。だから自己なるものがなければ、世の中を泳いでいくのは結構大変だ。その渡る世間の波がどんなものかは、押し寄せるまで誰にもわからない。一寸先は闇で、1秒先だって未来を予見することはできない。そしてとどめは、人は皆死というゴールを必ず迎える。
こんなふうに、誰もがあずかり知らぬこと、万人の力の及ばぬことで自己は成り立っているんじゃないか?!(とここいらあたりでバースくんの思考力は限界に近い凹)
そのあずかり知らぬ部分というのが、人によっては神であるのかもしれない。ゲノムという無限の組み合わせ、人のあずかり知らぬことが基盤だからこそ自分は自分であると立つことが出来ているのだろう。
そのあずかり知らぬという絶対世界が侵されたというのが、ボクの嫌悪感の理由なんだな。それをスマートに突き詰めていくと「倫理違反」ということなんだろう。
ボクは単純に自分の立っているところを脅かされたと感じたのだ。ふーっ、朝からわけの分かったような分からないようなことをぐるぐると考えていたら、もう今日一日分の思考力は使い果たした気分…(能力の及ばないことをしゃべってるんじゃないよ!!)とチコちゃんの声が聞こえたので、本日も元気に出発進行!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

心臓

2018年11月28日 | Weblog
今朝の新聞一面トップの写真はまだましな方だなと見た。入管法改正案の採決時に、委員長が反対する野党議員に取り囲まれるの図だ。テレビのニュースでは、延々ととそのときの様子が流れてげんなりした。
バースくんのような素人が考えてもこの法案は中身がスカスカ、とりあえずの人手不足解消を手っ取り早くと考えている浅はかさが目につくし、まず外国の方を人として見ていないという致命的な間違いを起こしているんぢゃないか。
それはさておき、それ以前に委員会の様子だ。あの委員長を取り囲んで野党議員がワーワーとやる猿芝居も噴飯ものなら、賛成をする与党議員の起立・着席も、その一連を仕切っている人間がいて、何なのだこれは!!という感じ。ボクらはこんなことのために税金を納めているのだろうか。
ここ鳥取市も先日の選挙で32名の市議が誕生したけれど、こんな小さな市にどうして32名もの議員が必要なのかボクにはさっぱりわからない。わが社の名誉顧問とも「20名もいれば十分じゃないか、我々の税金の無駄遣いはごめんだ」と熱く語ったけれど、この事務所の中での内輪話だ。当選された議員がその報酬に見合うだけの仕事をして下さるかといえば、申し訳ないが絶対して下さらないと確信をもって言える。まったく税金は駄々洩れだ。
公然と猿芝居が出来たり、ただただ報酬目当てに立候補したりするあの方達の心臓は一体どんなものだろうと思う。ボクの周りには、あんなことができる強心臓の人はいない。うん?!強心臓なのか?!それとも…
今朝テレビで、イカには心臓が3つあると教えてくれた。泳ぐスピードが速くて運動量が多いからだそうだ。主たる心臓に補助が二つということらしい。だとすると議員先生らはイカよりすごくて、多分5つぐらい心臓があるんだろうと推察する。どう考えてもボクにはあんな恥ずかしいマネは出来ないもん!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

めでたしめでたし

2018年11月27日 | Weblog
日曜の夜9時のテレビドラマ「下町ロケット」をイヤイヤ?見ている。バースくんは平穏無事をこよなく愛する。なのにあれは何!!これでもかこれでもかと悪意や復讐の念が渦巻いて、大変気分がよくないのだ。でも結局主人公のツクダさんのまっすぐな気持ちとたぎる情熱が一つ一つ問題解決をしていく様には、どこか背を押されるようで翌日月曜日を「まあがんばるか」となるので見ている。
にしても、あんな悪意もまっすぐな情熱も実世間にはありはしない。あれだけ見え見えの悪意であれば、どれだけ世間は逆に処しやすいし渡りやすいかしれない。それに対抗するたぎる情熱なんて、そう易々と周りの人間が受け入れてくれるものでもない。
ドラマだから「めでたしめでたし」が分かっているから成立する話なのだ。ボクたちの日々の仕事に「めでたしめでたし」の約束はない。見えない悪意が実はそこいらじゅうに転がっているのも気が付かず進んでいると、ズトンと落とし穴に落ちて、持っていたはずの情熱の燃える炎がジュッと音を立てて消えてしまったりする。
えーーっ、まさか!!という悪意に出くわしたときの、あの血が引くような感じは何度味わっても慣れるものではない。昨日も一つそこそこの大きさの悪意を知ってしまった。愕然とはしたけれど、割と早く気持ちも態勢も立て直すことができた。それは早速に「めでたしめでたし」になる台本を自分の頭の中で作ったからだ。
残念だけれど、実社会ではまっすぐとか情熱だけでは解決がつかないことがほとんどだ。でも悪意に対抗するものは悪意かといえばそうでもないのも事実。というわけで、ちょっとひねったトンチくらいで返す刀としたのだ。うまくいくかは仕上げを御覧じろで、まだ結果はわからない。ただ負けちゃいないぞ!とは思っている。
たぎる情熱で勝負はしないけれど、エンジン全開、今日も元気にをモットーで、はい!!本日もスタートです!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

3

2018年11月26日 | Weblog
昨日の競馬のジャパンカップは、男馬の中に女の子が一人、そうまだ子供、乙女が一頭参戦した。でもこの少女は怪物!!すでに三冠を達成している脅威の馬だ。もちろん予想はみんなこの子が本命グリグリ、もちろんボクもこの馬を軸に予想した。乗り手のルメールが「フェラーリだよ、ギアを入れたらもう!!」と言ったとおり、最終コーナーから抜けて信じられないレコードを出してゴールした。あまりの速さに一同呆然…。解説をしていた岡部さんまで興奮しきっていてそれがおかしくて、ようやくバースくんは我を取り戻したほどだった。3冠馬アーモンドアイは、強かったジェンティルドンナより上かもしれない。
そして竜王戦7番勝負第4局は、羽生さんが負けて広瀬八段と2勝2敗のタイとなった。ウーンこの局を勝って3勝でリーチをかけてほしかった。何と言ってもこの番勝負、今年度3度目のタイトル通算100期が懸かっているのだ。ぜひとも3度目の正直、タイトルを獲っていただきたいーー。
「3度目の正直」があれば「2度あることは3度ある」のが常だ。我が家の台所の換気扇が動かなくった。今年はエアコン、洗濯機と続けて壊れてくれて大変な目にあった。今年はもうこれで勘弁してほしいと思っていたのに…。土曜日の朝、卵を焼こうとして換気扇のスイッチを入れたが、うんともすんとも動かない。えーーっ3つ目は換気扇?!!!
早速工務店さんに見に来てもらったら、なんとスッと回る換気扇!!噓、と叫びたい気持ちになった。でもおじさんが「修理あるあるだよ。確かに今動いたけれど、モーターが弱り切っているね。新しいものにしよう」となった。とほほのほ、でもこれで今年の家電が駄目になる件は打ち止め終了にしてもらう、イヤする!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

それぞれに、そしてまだまだ

2018年11月22日 | Weblog
昨日の夕方のニュース、アメリカから大谷選手が帰国した様子を映していた。何だろうね、あの清々しさとチャーミングさは。スマートだよね。スマートはスタイルがいいということではなく、スマートフォンの方の意味でスマートだよね。肉体的には渡米前よりがっちりして帰ってきたよ。画面を見ながら思う。勝負の世界にいる限り常に神経をとがらせてゲームにのぞんでいるはずなのに、いつ見ても感情の起伏を感じさせない安定のポーカーフェイス!あれは逆にたぎるまでの情熱がなせる業なのかもしれないなんて勘ぐったりもする。とにかく気持ちのいい若者だ。ゴーン!!のあとにこの人が映ったら、一服の清涼剤だった。
昨日は女流王座戦5番勝負の第3局で、里見香奈が3期連続通算4期目の女流王座を獲得した。奨励会からは外れたけれど、これで女流名人、女流王将、倉敷藤花と合わせ女流四冠を守ったことになる。ここのところの対局では、底力のすごさを見せているような気がする。若さの強み、今一番脂がのっているという感じかなー。まだまだ女流の世界では、この人を超えていく人はなかなか出ないだろう。
一方羽生さんも昨日の順位戦対局で、最速、最年少で公式戦通算2000対局を達成した。将棋界で2000局達成しているのは6人しかいないそうだ。記事の中に「最年少」の文字を見て感慨深かった。そうかぁー、年齢を重ねて達成する記録の「最年少」、この人が歩んできた道の怒涛の勢いがしのばれる。この「最年少」記録を塗り替えるのは藤井君か?!フフフ、でもこれは年齢をかさねる必要があるんだよ、どうあがいても人生を積み重ねないと記録できない。
若い人にも、歳を重ねて来た人にも、それぞれにその時々の強みと発見があるものだ。
バースくんはつい最近になって「機が熟す」ということの本当の意味を生まれて初めて体感した。暦が間もなく一回りしようかという今、やっとわかった。まだまだ強みも発見もたくさん出てきてくれることを願っている朝鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

ムムッ、どうなるか

2018年11月21日 | Weblog
ゴーン、ゴーンとなんだかいたるところで大変なことになっている。どうやら会長が報酬の半分を隠していたというような簡単な話ではないことは、あまりに整いすぎた事の運びに薄々は気が付いていた。でもルノーがゴーンのCEO留任を発表したというニュースを見るにいたっては、国益にまで話が及んでいるんだと唖然とした。こうなると50億がどうしたなんていうのは、鳥羽口も鳥羽口、導火線の先っぽに過ぎないのだ。はたしてこの事件、どこまで真相を報道してくれるのだろうか。何十年も先で「実録ゴーンの真実」なんていうドラマで種明かしをされても、バースくんはそこまで生きちゃいないよ。よく似ているとすっかり時流の人になってしまったビーン俳優のローワンアトキンソンもいないよ。
そうそうローワンアトキンソンといえばMr.ビーンを演ったコメディアンとしてよく知られているが、先日テレビでメグレ警視を演じているのを見て、この人のイメージが変わった。渋くて少し陰鬱な感じも大変その任にあっていた。というか、シリアス路線の方がこの人向きかもしれない。あっ!思い出した。この人日産のCMもやってたよね。
世間もそんなこんなで大わらわだけれど、バースくんの仕事上でも今週はムムッ!ということが続いている。予想外の人や、すっかり記憶のかなたに埋もれていた人がむっくり起き上がって登場してきたのだ。どちらも申し訳ないけれど登場頂きたくなかった方だ。毎朝、社長と言っても詮無いこととは知りながら「なんでこうなるのかなぁー」とため息をつくばかりだ。とほほのほ、ボク何か悪いことでもしたのだろうか。
まあムムッと唸って腕を組んでいても何も始まらない。とりあえずボクはボクのなすべきことをやるだけだ。さあエンジン全開!!今日も元気に出発進行いたしましょう。
(ゴーン、ゴーンってはじめ人間ギャートルズか!と言ったそこのあなた!!それ面白くないからね)フフフ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

金言

2018年11月20日 | Weblog
あまりの桁外れの数字のせいで、事の重大さが今一つ実感できない「日産ゴーン会長逮捕」のニュース。
繰り返し会長の映像が流れる。とりあえずびっくりしたボクがまず思ったことは、ふーんまつ毛が結構長いんだぁーというどうでもいいことだった。それだけ話が大きすぎて、煙に包まれた感じだったということ。
事がだんだんに露わになっていくにつれても、ただただ驚くばかりだ。家宅捜索だとテレビに映る自宅には「はぁ~」としか言いようがなく、人は「起きて半畳寝て一畳」過剰な富を求めてはならないという格言を思い出した。「天下取っても二合半」とも言うのになぁー。
それにしてもと考える。報酬50億円はどこから捻出され、どうやって隠されたのだろう。昔々の小商いでもあるまいし、売上がザルやレジに入っているわけではない。夕方そこからこっそり今晩の飲み代を抜いていく世界は絶滅している。天下の日産である。お金が動くということは、経理上何らかの処理が行われている。引き合いに出す土俵にもいないけれど、吹けば飛ぶよなわが社でも、1円でも動きは帳簿に記載される。50億円!!一体何人の人間が係わって、会長に流し、そして隠したのか。税理士先生も監査もどうした!!様々に考えていくと、その闇の深さにくらっとなる。
銀行がまだ外回りの営業をしていた頃、とてもお世話になった営業マン氏の言葉をボクはいまだに金言として大切にしている。
「バースくん、お金はいくら貯めこんでも持っては死ねないんだよ。棺桶に入れたって燃えてお終い。でもね、お金はその棺桶に入るまで必ずいるんだよ。お金は賢く管理しなくてはね」と教えてもらった。50億…、貯めこむことや使うことにどれだけの神経を会長は使っていたのだろう。気が遠くなるー。
「おばちゃんの気持ち!ちょっとしか入ってへんわー。あって困るもんやなし、荷物にもならへんからな」とくれる金包みぐらいが、一番有難くてうれしいお金かもしれない鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

大丈夫かっ!!!

2018年11月19日 | Weblog
今朝の地方新聞一面トップの見出しは「APEC首脳宣言断念」と「鳥取市議32人決まる」だった。
どの国も国費をはたいてパプアニューギニアまで出かけて、何の成果を上げることもできなかったのか!!
市議選の投票率は最低の41.68%、最下位当選はたった891票を獲得しただけ。いくら分母が少ないからといって、これでいいのか!!
日本は、鳥取市は大丈夫かっ!!!と声を上げそうになったバースくんだが…、それ以前にまずはボク自身のことを考えなければならない。
先週の木曜日のことだ。夕方帰宅したら、玄関がうっすら開いていた。愕然とする。朝出勤時に確かに鍵をかけたはず。鍵をかけたうえで施錠を確認したはず。一瞬にして真っ青になる。とりあえず玄関を全開にして退路を準備し、何者かが潜んでいないか全部の部屋に灯りをつけてチェック!!「誰!!」と声も出してまわったが、その声はまさしく蚊の鳴くような声になり、さすがに安全を確認したあとは自分でも苦笑いだった。
そして自分が鍵をかけそこね、おまけにその確認もおざなりだったことを自認した途端「えっ?ひょっとしてボクは若年性認知症になった?」という不安に駆られる。そういえば近頃人やモノの名前が出てこない。えーーっ大丈夫かっ!!!
とちょうどその夜、ラジオで認知症のテストをやっていた。いわゆる「桜・猫・電車」のタイプのもので、16個の脈絡のないモノを読みあげられ、そのあとで名前を逆さ読みさせられ、定番の100から7の引き算をやってから、メモに覚えているものを書き出せというものだった。結果、ボクは15個のモノを間違いなく書き出すことができ、認知症ではないことを一応確認した。
だったら鍵のかけ忘れは何だ!!要は生活を上の空でやっているんぢゃないか?!ということに。これでさらにボクは大丈夫かっ!!!という気持ちになってへこんでしまった。しばらくへこんでいたけれど、まあ長くは悩んでいられないという有難い性質のおかげで、さあ月曜日!!今日も元気に出発進行いたしましょう!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

生きてありせば

2018年11月16日 | Weblog
録画していた「密着!中村屋ファミリー 勘九郎七之助に世界が喝采&7歳5歳涙の猛稽古SP」をやっと見た。もう何十年と続いている中村屋ファミリーのドキュメントだ。
冒頭の回想シーンで久しぶりに小山三さんの顔が見られてうれしくなった。前半は勘九郎の息子である勘太郎と長三郎のちびっ子軍団の奮闘ぶりが流れる。これが歌舞伎の醍醐味だよ!君たちの成長をバースくんは命ある限り見続けるんだよーと独り言ちて楽しく見る。
さて今回の圧巻は十月の「歌舞伎座での勘三郎七回忌追善公演」で助六の揚巻を勤めた七之助の密着がよかった。追善で「助六」なぞという大舞台、脇を固めた面々がまたすごかった。松本白鸚、片岡仁左衛門、坂東玉三郎、もうすごすぎてテレビの前でくらくらしてしまう(バースくんの贔屓役者が並んだということでしょ!!)いやまあそうだけど、人間国宝が二人もついているんだよー、どう見たってすごいでしょ。
舞台稽古のシーンの間に大物たちのインタビューが挟まれる。どの人も勘三郎を偲び、そして勘九郎・七之助のがんばりを褒めた。そりゃそういうことを意図して作った番組だから当然のことなのだが、何度もボクは思わず胸を突かれた。
大和屋が「先に逝かれるとは思ってもいなかったけれど、勘九郎・七之助が六年経って成長したことが、時代を過ぎてゆく中での希望ということでもあると思う」と話したときには、あー勘三郎が生きてありせばと思ったけれど、逝ってしまったから今の息子たちがあるんだよねぇー、しみじみ…。
若くして父を亡くすというところから、二人は大きく大きく成長した。大きなものを背負わなければならなかったことで、本当に速足で良い役者になった。あーもうこうして文章を打っているだけでも胸が詰まる…。
勘三郎さん!!二人の息子たちは立派な役者になっていますよー、ボクは生きてありせばと、そればかりを思って番組を見ましたよ(合掌)鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取