バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

役員会却下

2007年05月31日 | Weblog
やられたー。昨日の朝刊、大日本除虫菊㈱の全面広告にはバンザイだ。とにかく上手い!!こてこてにツボを押さえているのだけれど、きわどいところで品を落とさないところがさすがキンチョーさんのCMだと感心した。ボクの友達はまずキンチョーさんの正式社名が大日本除虫菊というところでまず受けてたけどね。「はばたけ紀香さん、はばたくな蚊」は役員会で却下されましたとコピーにあったけれど、いつしたんだよそんな役員会!と突っ込めるところがまたすばらしいじゃない!!昨日一日いろんな藤原紀香さんへのお祝いの言葉があったけれど、ボクはキンチョーのCMがダントツだと思う。みんなあの結婚式で本人たちをはじめ経済効果を狙っていたわけじゃない。そう考えるとキンチョーさんが一番上手に立ち回ったということだよね。(えっ?バースくん、あの結婚式はビジネスっていうこと?)いや!!おめでたいよい結婚式でしたよ。でもねそれにちゃんと商売をからめたというのが、お二人の関西人たるところでしょう。(ふーん、そんなもんなんだ)そんなもんでしょう。それにしてもCMというのは難しいものだとしみじみ思うね。先日から流れているセコムの猛獣変身CM。ボクも苦手だなと思っていたら、やはり不快感があるということで内容変更になるそうだ。人の気持ちに触れないとよいCMはできないけれど、快・不快のどちらに触れるかとなると、それは紙一重だったりする。 

一般的とは・・・

2007年05月30日 | Weblog
昨夜、早速に映画「殯の森」を観る。そうあの27日にカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したあの映画だ。それをテレビで観たのだからすごいと思わない!!まだ封切られていない映画がテレビで放映される。いくら前後に川瀬直美氏のインタビューやカンヌの映像を足そうとも、先に広く一般的に見られちゃうというのは普通じゃない。そしてまたそのタイトルの「殯」という字も一般的じゃない。ちなみに「もがり」をボクのパソコンで変換キーを一回叩いたら「も狩り」となり、一般的辞書にも出てこない。かくもこの映画はいろいろなことが一般的ではない映画だ。エンターテイメント性もなく、ドラマティックということもない。一般的とは何なんだと言う話になれば、それはまた難しい問題だけれど、この映画は本当にいろんな意味で一般的ではない映画だった。(じゃあバースくんはおもしろくなかったわけ?)ううん、ところがねこれが心を揺さぶられたわけだ。ごちょごちょと何言ってんだか聴きにくい台詞、延々と森をさまよう場面、これ何?のあとに来る答えも観るほうが心を添わさなければ出てこない代物。一般的ではない映画は、一般的でない心の揺らぎを与えてくれた。記者たちは途中で席を立ち、一般客はスタンディングオベーションをしたことでもこの映画の立っているところがわかるような気がする。 

足元が見える

2007年05月29日 | Weblog
農相自殺のニュースの一報が入ってからというもの、ボクはテレビに釘付けだった。その突然の知らせは、まさしく台風のようにいろんなところをかき回して、伝わっていった。たくさんの政治家たちの様子が即座に報道されていく。それは見事にその人の人柄をダイレクトに現し、いろんな意味でこの夏の選挙に多大なる影響があるだろうなとボクは思った。まず人というのは驚愕の事実に接したとき、真っ白になり、初歩的な物言いまでできなくなってしまうものだということ。記者たちからその事実を知った人は絶句し、政治の公報家足らん人は「搬送」と言うべきところを「搬入」とおっしゃった。そりゃそうだろう。まともに理路整然と話せるほうがおかしいだろう。野党にあってもきちんと疑惑の話はさておき、その死を悼み礼を尽くされる人もいた。本当にその受け取り方は人様々ではあったけれど、どうしても一人二人いかがなものかと思う人がいて・・・。お一人は与党の女性。記者からその報を聞いた瞬間、書類で顔を覆い挙句のはてに壁ぎわに駆け寄りしゃがみこんで泣かれた。うん?!本当に驚き悲しみに触れた人というのは、そんな行動を取るだろうか。(バースくん、それはわからないよ。本当にびっくりして泣いちゃったんだよ。)そうだろうか、その事態のすごさに自己陶酔していたとしか見えないと言ったら言いすぎだろうか。そして某知事の「侍」だった発言。ボクは「侍」の定義を是非とも教えていただきたいと思ったよ。死者に鞭打つわけではないけれど、事態を解決せずに逃げたともとれるその選択は、ボクに言わせれば「侍」ではない!!「侍」ならすべてを明るみに出すところからではなかったか。いずれにしても、思わぬことで政治家というおばけの正体がちらっと見えた気がした昨日の午後。 

そうだ、仕事をしよう!!

2007年05月28日 | Weblog
「社長、今日は月曜日です。5月ももう最終週になりました。今月は連休もあり、当社にとっては外的要因にいろいろ右往左往させられましたが月末です。がんばりましょう。やっぱり人間よく寝て、よく食べて一生懸命働かなければいけません!!」(あれ?バースくん今日は何かトーンが違うんじゃない。ははぁーん、さしずめ週末おもしろくなかったんでしょ。分かりやすい人だよね。)えっ?!何、ごちょごちょ言ってるの!仕事しようよー。(どうしたの、言ってごらんよ)ふぇーーん、じゃあ言わせてもらうけど、大根おろしてたら指までおろしちゃうし、社長にはあれだけきっぱり「女の子はきついでしょ」と言ったのに、タービーは女の子で決まりだし、野球はだめだめの連敗街道まっしぐら・・・、何ていうの好材料が何もないんだもん、もう仕事するしかないでしょ。(はぁーバースくんは何もないからしょうがないから仕事するんだ)えっそんなことないよ、そんなことないと思う、そんなことにはしないでおこう・・・。とりあえず仕事しまぁーーーす。 

「そんな奴おらんやろ~」

2007年05月25日 | Weblog
今週のボクは、なんなとなく「宝くじリンク週間」ということで、携帯オーディオで(バースくんはipodじゃないんだ。「そうだよ、なんか悪い?!」)落語「水屋の富」を聞きながら病院の待合室にいた。いつものことだけれどよく混んでいる。待合室の座席はほぼ満席、ボクの横だけ一つ空いていた。そのとき石鹸のいいにおいがボクの鼻先をかすめ、1人の青年がその席に座った。年の頃なら25,6か。まつげは長く、髪は柔らかくウェーブがかかり、綿シャツとコットンパンツのセンスも抜群だ!!青年は静かに腰を下ろすと、ショルダーのカバンから本を取り出した。ハードカバーの本には図書館のシールが貼ってある。静かに少し青白い細い指でページをめくっていく。しばらくするとぱたっと本を閉じて、ノートを取り出し何か考えながら書き込みをする。やがて疲れたのか本もノートもカバンに納めた彼は、静かに目を閉じて眠り始めた。ここにいるからにはどこかが悪いんだろうな。でも今時こんな薄幸の文学青年みたいな人がいるんだ。もうここまでくると芝居がかっているとしか言いようがない。とボクは自分にないものをすべて持ち合わせている彼を盗み見していた。彼はどんなおじさんになっていくのだろう。いろんなことを想像したけれど、少なくともボクみたいに週末の競馬が楽しみだったするようなオヤジにはならないだろうなぁー。ふぅーっ 

芸術か・・・。

2007年05月24日 | Weblog
昨日のこと。とあるビルのエントラスホールに、一枚の案内貼り紙がしてあった。どうやら同じビルの中で展覧会があるようだ。いつもなら通り過ぎてしまうのだけれど、ふっと目の端に知っている人の名前が見えたような気がして立ち止まった。「書展」の案内だった。知っている人と思ったのは知っている違いで、さる高名なもうすでにお亡くなりになられた書家のお名前だった。しげしげとその貼り紙を見る。まず何か以前に使った紙の裏を使っていらっしゃる。裏の字が透けて見ているのである。そして書道展ということだろう、墨で手書きである。ご丁寧に展示に至るまでの作品搬入時間まで書かれていて、ボクにはご案内というよりかは段取り表に見えたのは気のせいだろうか。そしてその貼り方がまたすごい。お手元に両面テープしかお持ちでなかったらしい。手でぶちぶちとちぎって四隅ではなく、手当たり次第のところにカバーテープをつけたままでとめてあった。そして「書道展」を案内する貼り紙の字が、どうしてもボクでも書けちゃうクラスに見えてしまうのである。(バースくんに言われたくないと思うよ。悪筆の君に!!)だよねぇーー。で思ったんだ。あーボクにはどう見ても、いい加減にしか見えないこの貼り紙、実はすんごい芸術なんではないかと。ボクみたいな浅学なものには分からない芸術なんではないかと。アートを理解するのはどうやら難しそうだ。 

ボクならば

2007年05月23日 | Weblog
例のサッカーの「ビッグ1」だっけ、5億6千万が7口出たんだってね。発売された売り場が公表されていたけれど、さすが文科省管轄だね、本屋さんの名前があって妙に感心、射幸心を煽らないはずだったのにすごいことになったじゃん。でも6億かぁー、ある日突然自分の手に6億どうするよ。そんなことを思いながら、昨日一本の映画を観る。1987年のアカデミー賞外国語映画賞の「バベットの晩餐会」というデンマークの映画。19世紀後半の質素な生活をしているプロテスタントの村にフランスの革命から逃れてきたカトリックの女性がやってきて家政婦となる。そして年月は流れ、宝くじに当たったその家政婦は一夜限りの豪勢なフランス料理を皆に振舞う。多額の賞金を一夜の食事で使い果たして・・・。要は心温まる物語である。さてボクが多額の賞金を手にしたら・・・、いろいろ夢が膨らむと思いきや、これがさっぱりわからない。持った事も見たこともないんだもん、想像がつかない!!(よぉーく考えてごらんよバースくん。馬主にもなれるし、別荘なんかもどう?)だからさぁー、そんなちっちゃな話じゃないでしょ6億って!!はぁー、でもそんなちっちゃなことが手の届かない夢なんだけどなぁー。 

見逃さない

2007年05月22日 | Weblog
ボクのラジオ好きは何も聴くだけのことではない。ラジオそのもの、機器そのものも大好きだ。(バースくんってオタクなんだね。真空管とか好きなわけ?)ウーンちょっと違う。いわゆるB級ラジオが好きってこと。例えばボクの部屋においているのは古いアメリカのごつい感じの大きなラジオなんだけど、実は復刻版でCDも聴けちゃうし、目覚ましにもなってくれる。トイレに置いているのはやっぱり1960年代のアメリカのトランジスターラジオの復刻版。トランジスターグラマーな美女がビキニでビーチを歩くときに手に持っていただろう感じのやつ。お風呂ラジオはダルマのタイプで、移動中に使うのはスーベニール用和柄の名刺サイズのラジオってな具合。そんなボクだもん、見逃さなかったね。テレビドラマの中の主人公の部屋に幾つもおいてあるアンティークラジオの数々。そもそもがエンジニアという設定の役柄だから背景小道具に使ってるんだろうけれど、これが結構渋くてそこをアップに映して欲しかった。そうそう見逃さないといえば朝ドラの中で、旅館の板場さんが話しをしながらハンドクリームを手に塗っているシーンを見た。あれってどうなんだろう。リァリティーを追求したんだろうか・・・。でもわざわざ脇の板さんにハンドクリームという演出はいただけないなぁー。なんて本筋より周りばかりチェックしているボク。そうです、ここのところ本筋のおもしろいドラマが全然ないよ!! 

駅のホームにて

2007年05月21日 | Weblog
それは先週の木曜日の夕方、携帯に届いた一通のメールから始まる。アルディートのパパからだ。週末にパパの持ち馬が出走するという。「いまいちだけど応援してね」とちょっと弱気なコメント付。弱気だろうが何だろうがボクは絶対パパの馬が出走したら買う!!ごめんね、だけどいつも複勝馬券。ところが昨日の朝は違った。ボクは旅先のホテルにいた。出走表を見たらパパの馬は18頭中14番の人気・・・。高層から町を見下ろし世界を征した気分のボクは、迷わず単勝・複勝を買った。(何だよ、やっぱり複勝も買ってるじゃん)そして午後。帰路についたボクは駅のホームに立っていた。列車が入ってくるまでまだ少し時間がある。そうだ!パパの馬の成績を見なくてはと携帯を見る。えっ??!!!見間違いじゃないよね、と目をこする。パパの馬が一着!!!!だぁーーー。何度見ても一着。駅のホームの雑踏の中、この大変な喜びを1人でかみしめる。アルディートのパパ、本当におめでとう!!そしてありがとう。(でバースくん、オークスはどうだったのよ)何をおっしゃるうさぎさん!!もちろんがっつりオークスも頂きだい!! 

振り上げてはみても・・・

2007年05月18日 | Weblog
昨日の検査、最後の内診の先生にはもう口あんぐりだった。そもそも先生はお顔に、どこでこんな大きなものを売っているんだろうというくらいのデカイマスクをかけていらして、その表情もおっしゃることもよくわからない。そしてボクの座る回転式の丸椅子は、脚が黄色のビニールテープでガンガンに固定されている。「そこから一歩も動くな」ということなんだろうか。そして始まる内診。普通内診というのは目を見るところから始まると思っているのはボクだけだろうか。なのにいきなり先生は、ぱっと右手を自分の顔の横に挙げて「ここだけを見ているように」と言われ、ボクの目線をはずさせた。こんなのありぃーーと思いつつ診察は進む。そして聴診器。聴診器ってさぁー胸の音を聴くんだよね、ボクの記憶に間違いなければ。さて先生は一秒の間にポンポンポンと三箇所にそれを置いただけ!!何も聴いてないと思うんですけど・・・。(バースくん、お医者様のなさることに間違いはありません)そうかなぁー、そういった考え方古いよ。診てもらう方が主導権をとるぐらいの勢いがなくちゃ!!とはいうものの、ボクも結局昨日何の抵抗もしなかったけれど・・・。一番たちが悪いんだよね、振り上げた拳の下ろしようがないというか、下ろせないといのは・・・。昨日の検査、何の意味もなかったような気がする。