バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

習い性はDNA

2017年07月31日 | Weblog
昨日は年に一度の「アイビスサマーダッシュ」があった。もうバースくんにとっては俳句の季語と言ってもいいくらい。夏の盛り、中央競馬が開催する、唯一直線コースを走るレースだ。競馬用語的に言うと「直線・芝1000m」、カシャンとスタートしたら、全頭一斉にまっすぐひたすら1キロ先のゴールを目指して走る。毎年本当に楽しみなレースだ。中継のカメラアングルも迫力があるし、競馬の醍醐味、馬の力強い走りが伝わってくる。
観ていていつも思うのは、競争馬のサラブレッドには習い性があるんだなぁーということ。直線なのだから、馬混みを作る必要はなく、みんな自分に与えられたコースをまっすぐに走ればいいのに、必ずお客さんに近い外ラチ沿いに馬が寄ってくる。だからこのレースで、内枠の投票は遠慮するほうがいいのが常識だ。多分馬のDNAなのだ。ラチに沿って、他の馬と競い合うという習性。ちなみに昨日は、それを熟知している騎手が直線末足一気でまっすぐに走って勝った。
夜、テレビで今年の「團菊祭五月大歌舞伎」の「魚屋宗五郎」を観た。定評ある菊五郎の酒乱の芝居は当然よかったけれど、おかみさん役を勤めた時蔵がことのほかよかった。そして何より楽しみにして実際とても可愛かったのは、菊五郎の孫、寺嶋しのぶの長男の寺嶋眞秀くんの初お目見えだった。しっかり花道を歩き、大きな声でセリフが言えて、もうボクはテレビの前でバカみたいにうんうんと頷きながらその芝居を堪能した。純粋にいい意味で「役者の子は役者」ということを実感した。しっかりとそこにあるDNA。
先月テレビで寺嶋しのぶの密着映像の中で、眞秀くんと成田屋の勸玄くんが舞台袖だか楽屋の廊下だかでしゃべっている場面がちらりとあった。4歳同士で話しているその姿は、幼稚園児が話している姿ではなかった。4歳のチビ役者が2人他愛なくそこにいた。こうやって日々近くに舞台があり、歌舞伎が習い性となり、それは実はDNAなんだなぁーとしみじみ。眞秀くんや勸玄くんが、幹部役者となり国宝となるのはあと60年ぐらい先かぁー、長いね鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

小さいことは

2017年07月28日 | Weblog
昨夜、ころは丑三つ時、左足の親指が猛烈に痛くて眼が覚めた。何が起こった?つった痛みではないが、とりあえず猛烈に痛い!!灯りをつけるときには、大体もう原因は何か想像がついていた。
案の定、巻き爪だった。深く深く食い込んで、挙句に指し込んだ部分は膿をもって腫れていた。何もこんな夜更けに急に痛まなくてもいいのに…。しぶしぶ手元にさらにライトをつけ、メガネをかけ、消毒を準備し、ちょっとした自己手術だ。小さなナイフで爪を持ち上げ、膿を全部搾り出し、爪を切り消毒、術時間は準備も含めて10分ほどだった。疲れた。
朝目が覚めて、猛烈な痛みは去ってはいるものの、膿を抜いたりしたものだから傷としてズキズキと痛む。やれやれ気分で一日をスタートしたけれど、この大したことのないズキズキが結構引っかかる。新しい紙で指を切ってしまった傷がチクチクして気になるのと同じ。声に出して「痛い、痛い」と言えない、小さな痛みなのに、自分としては通常生活の進行を隅っこでずっと侵害されている気分。
あーと思う。腹が立ったり、悲しいことややるせないことがあったとき、それが大きなことであれば、声を大にして話し憂さを晴らすことが出来る。でもささいなことや小さなことは、言えない。何をそんなことでと思われるのもシャクだし、またそんなちっぽけなことに振り回されている自分の器の小ささを証明するような気もして黙っている。でも怒りや悲しみは事の大小にかかわらず、自分にとってはいつもいっぱい、いっぱいだ。
そんなもの、巻き爪って痛いよーと言えても、それを治療したあとの痛みまでは口に出来ない(うーーん、バースくん、どっちも小さすぎて言わないほうがいいと思う)そう?でもねぇー痛いんだもん(しばらくしたら治ります)はぁーい!!
でも小さいことほど口に出来なくて、すごくストレスがたまるというのは真実だと思う鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

UN DIMANCHE A LA CAMPAGNE/SUNDAY IN THE COUNTRY

2017年07月27日 | Weblog
このご時世だ。わざわざCDやDVDを買わなくても、好きな音楽や映画はいとも簡単に聞いたり見たり出来る。実際毎日、You Tubeやスマホに落とした音楽が大活躍だ。そんなバースくんが、それでも持っている数少ないDVDの一枚に「田舎の日曜日」という映画がある。1984年作、ベルトラン・ダヴェルニエ監督はこれでカンヌの監督賞を獲っている。
人に「好きな映画は何ですか?」と問われると、必ずこの「田舎の日曜日」と答えるけれど、まずこれを知っている人にお目にかかったことはない。そして「どんな内容の映画ですか?」と重ねて問われる。ボクは決まってその質問に困って「何も起こらない、田舎の日曜日の話です」と言う。「樹木美しいパリ郊外の田舎の秋。1912年のある日曜日、老画家をめぐる一日の出来事」というのがネットでのあらすじだ。
パリから息子夫婦が三人の孫を連れてやって来る。突然まだ独身の娘もやって来て、静かな田舎の日曜を一日過ごす。それのどこかどう面白いのだと問われると、その静けさと、それぞれの心の機微と、初秋の田舎の風景の美しさがひたすらよく描かれているからだとしか言いようがない。今となってはレンタルでも観る事がむずかしくなっている作品なので、ボクがこの映画を好きだということは、孤立無援に思われるのだが…
ふふふ、違うのだよ!!この映画を絶賛する人がもう1人いる。何を隠そう池波正太郎だ。ボクの愛読書「銀座日記」の中に、これを試写会で観たときの感想が書かれているのだ。「人のためいきもはっきりとと聞こえるほどの静けさ。ゆったりした時間、人はそこに確かに生きていた。すっかり満ち足りた気分になる」とある。これを最初読んだとき、ボクはどれだけうれしかったことか!!ここに同じことを思っている人がいた!!あの映画を試写で観たんだ池波さん!!
というわけで、何度目かもう数え切れない「銀座日記」再読中の昨日、ちょうどこの部分に差し掛かりましたとさ。なんとなく幸せー鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

垣根

2017年07月26日 | Weblog
どう転んでも、じゃんけんは「後出し」をしたほうが有利だ。様々に思うことはあるけれど、バースくんは、バースくんのやり方で先に出した手でやっていくしかないのだ。ボクの出した手は何だ?!紙か石か鋏か?…
いろいろに考えていて、ふと気がつく。あれ?ボクは何をしているのだろうと。眼前に大きな壁があって、それを懸命に超えようとしている気分になっているけれど、それは大きな間違いなのではないか。目の前にあるのはただの垣根で、大きく立ちはだかる壁はそのずっと先にあるのではないか。垣根ごときなら、剪定ばさみで刈り込んで低くするか、もしくは全部チョキチョキと伐採して通り抜けてしまえばいいぢゃないか!!そうだよ、ボクの出したジャンケンの手は「チョキ」だ。後出しした人は「グー」だ。ふふふ、甘かったな、石で垣根を越えることはできないぞ!!負けたかに見えて実は勝っていたのはボクだったという、うさぎと亀のような話に、是非とも持ち込みたいという切なる願望。
そうはいっても、まず確実に垣根を剪定するのはなかなかの難しい問題であることに変わりはないけれど、とりあえずこれが重機を用意しなければ破戒することができないコンクリートのでかい壁ではないということ。がんばろう、ボクの出した手は「ハサミ」だ。相手は「石」イケルゾ!!垣根!!!
というわけで、阪神、君もだよ!!横浜と同率2位になってしまったのはとても痛いけど、広島との差が10になってしまったということの方が大きな壁なんだよ。今日明日の横浜戦は、目の前の垣根だ。これくらい超えれなくてどうする!!前方の大きな壁をにらみつつ、とりあえず垣根の剪定を手際よくやろうぢゃないか!!
そういうことだ!とにかく目の前のことを、丁寧かつ迅速に、かつ正確にやっつけるしか手段はないのだよーー鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

撮って出し

2017年07月25日 | Weblog
昨日に引き続き「出し」は「出し」でも、本日は「撮って出し」の話。「撮って出し」とは、テレビ・ラジオ番組で、何の編集加工もしないで、ありのまま見せることをいうのはご承知のことと思う。(国会答弁口調になってない?!バースくん)そうかも、だって連日国会中継を聞かされているからね。生中継なんていうのは、ある意味「撮って出し」の究極かもしれない。
それにしてもこの中継は、本当にぐったりする。どこまでいっても話は平行線というか、中身が何もない。「国民に説明だ?!何も説明していないぢゃないかっ!!」と野次を飛ばしたくなる。総理は保身のための「短気は損気」を肝に銘じて、ことさら穏やかに話そうと心がけているようだが、今日までの姿を国民はみんな知ってる。借りてきた猫状態は、どこか滑稽だ。徒労という言葉しか浮かんでこない…。
夏に入ってから、ボクは早朝4:39にたびたび目が覚める。そうふっと目が覚め、時計を見るときっかり4:39なのだ。ちょとしたミステリーだなと思っていた。起きるには早いので、またすぐに眠ってしまうのだが、どうして4:39ぴったりなのかがしばらく引っかかっていた。夜明けの時間か?しらしらとしてきたら目が覚める?!悶々…
と、今朝は3:46に目が覚めた。あれ?!時間が違う!!ふと気になってスマホを見た。おやメールが来ている、見ると県の防災メールで気象情報だった。寝ぼけた頭が突然晴れた。そうなのだ!防災メールの着信に枕元のスマホが小さく振動したことが、目の覚めた原因だ。思えば、連日「高温注意報、要注意」の防災メールを朝受信していた。着信時間を見ると4:39!!謎なんて、解けてみればそんなもの。
要は気象庁が何らかの警報等を発表したら、「撮って出し」で防災メールは自動的に送信するのだ。高温注意報は4:39に出るということ。
ボクはブンというスマホの小さな振動で起こされていただけのことだったとさ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

後出しジャンケン

2017年07月24日 | Weblog
バースくんのラジオの愛聴番組「聞こえたまご!」では、今月は子どもたちが「後出しジャンケン選手権」に挑戦している。ラジオだから声だけでやる。「後出しじゃんけん勝ってみて、負け負けパー」とMCが言うと、子どもが「負け負けグー」と答える。これが意外に難しい。最初はスローテンポでいくのだけれど、後半はテンポアップする。早くなるとボクは、邪念と一つ前のジャンケンに心が残ってうっかりミスをする。ところが、子どもはほとんど負けない!よちよちでも負けない。もうゲームとしては成り立たないほど、子どもは強い。思うに、子どもは後出しをしていないのだ。つまり、手順に従って目の前の問題のみを素直に集中して答えているだけなのだ。歳を重ねると「後出し」をする。
ボクは昨日の競馬で快勝した。あまり人気のつかない馬だったので、配当は割合とよかった。「どうしてあの馬をみんなが買わなかったか?!」なんて鼻高々に言うのは、あきらかに「後出し」だ。
「セ・リーグにおける投手は9人目の野手だ」というのは名言なりと手をたたくのは、昨夜のナイターで阪神のピッチャー、メッセがホームランを打ったから、これも「後出し」。
先週の金曜日、仕事で「後出し」をされそうな予感がしたけれど、嫌な予感は見ないふり、ふたをしてしまうことにした。事もなく一日が終わり、先様に「後出し」の意思はなかったのか…と思い始めた夕方、退社直前に「後出し」をされた。絶句!!それはないだろうと思ったけれど「後出し」の方が良い手に決まっているのだ。絶句の上に、奥歯を噛み締めたらあごがいたくなりましたとさ。
でもどう考えても「後出し」は卑怯だ。だから「後出し」の上に「後出し」をするのはやめようと誓って、出勤した月曜日。野球や競馬の結果の「後出し」ぐらいがボクにはいい。さあ、エンジン全開!!今日も元気に出発進行!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

半世紀

2017年07月21日 | Weblog
バースくんには特に信心する宗教はないけれど、時の流れは絶対的で揺るぎないので、時間はある意味ボクの神様かもしれない。
ニュースで、来年は明治150年になるという。そこで内閣府は歴史を振り返り、次世代に明治の精神や日本の強みを伝えてゆくために「明治150年」に向けた関連施策を推進するという。うーん、なんだかざらっとした違和感を感じるけれど、それを言い出すと、もう今お国のやること、あれやこれやにボク自身はいろいろ引っかかってしまうので気持ちにシャッターを降ろした。ふーん、明治で数えれば150年かぁーというところにだけ反応した。
小学校のとき、教室の窓の外すぐのところに「明治100年節」と称して、クラスのみんなで自分たちの背丈にも満たないケヤキの木を植樹した。そうあのときが、明治100年だ。で来年が明治150年。あれから50年、半世紀のときが流れたということ。小学校は後年移転をしたので、今そこに学校はないけれどケヤキの木は今でもある。見上げる大きな木は、ちょうどボクの檀家寺に行くときの道筋にあるので、折節にその成長を見てきた。見てきたつもりだけど、ずっと初めから大きかった気がしてしまうのは不思議なことだ。
ときどきこうして時間の流れのことを思うと、妙な感覚になる。ボクの祖父母たちは、もちろん皆明治生まれだ。100年のときには、まだ三人が存命だった。両親は若く、ボクは子どもだった。そこから50年、祖父母も両親も彼岸に旅立った。そう思うと長い50年だ。でも自分のことを振り返ると、これがまあ笑ってしまうほど進歩をしていないという現実!こちらはとてつもなく短い50年だ。そしてあと半世紀、明治200年には、もう自分をはじめ、同じ年頃のきょうだいや友人たちはほぼ全員この世とお別れをしている!と指折ると50年は長いか短いか…。
(もしもーーし、悠久の時の流れに身を任せている時間ではありませんよーー)おっと、暑いしちょっと現実逃避してしまいましたとさ。さてがんばってお仕事しましょう!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

終わる夏、始まる夏

2017年07月20日 | Weblog
昨夜メッタメタにやられている阪神のナイター中継、あまりの悲惨さに一人でテレビに野次を飛ばしていた最中に友人からメールが来た。「少し悔いの残る夏になったかな」というその内容は、息子が高校野球の東京予選で奮闘甲斐なく敗退してしまったというもの。この6月には右手中指を骨折して完治しないまま、がんばって出場していたのにだ。取りつ取られつで一時は勝ったかと思われる好ゲームだったらしい。
そして、引退の挨拶をする動画も添付されていた。くりくり坊主の頭をうなだれ、握り締めたタオルであふれ出る涙を拭く姿には、父親の友人もうるっときたと、うんうんバースくんも泣けた。あの赤ちゃんが…。とりあえず彼に免じて、タイガースの惨敗は許すことにした。
続けて友人は「さあ、次は受検」と書いていた。そうなんだよね、高3のSは野球の夏が終わって、受験の夏が始まったんだ。がんばれー!!とスマホに念じる。
ところで、今どきの受検参考書はすごくよく出来ている。近所に大型とはいわないけれど雑誌から専門書、楽譜など趣味の本まで広く取り揃えた本屋ができた。久しぶりの本屋は面白かった。つらつらと背表紙を眺める楽しみは、アマゾンでは味わえない。隣に学校があるからでもないだろうが、学習参考書のコーナーが充実していて、ここでも思わず足を止めた。中に「寝る前5分暗記ブック」というシリーズの本があって、これがまあよく出来ている。見開き2ページが一日分で、覚えなければならないことがぎゅっと要点よく見やすく書かれている。高校受験用の中3のものを立ち読みしたけれどなかなかの充実ぶりだった。こんないい参考書があったら、みんな軽く合格するんじゃない?!ボクのときもこんなの欲しかったなぁー。と思ったけれど…
あんまり良くできているので「英会話フレーズ集 <海外旅行編> 」というのを買おうかと思ったのだが、開いて勉強しなければ意味がないんだよ!と気づき、そっと本を棚に返した。そう本がよくてもね、実際に勉強しなくては意味ないんだよーー!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

上には上

2017年07月19日 | Weblog
あれから何年経っただろう…、今でも思い出すあの朝のこと。ベッドを出てまず一番に、コンタクトレンズを入れた。使い捨てのワンデイコンタクトを使うようになってからというもの、眼の調子はいたって順調、なんのトラブルもなかった。なかったはずなのに、その日はヘンだった。ちゃんと見えない?!見にくいというより、景色がひずんだり、妙な角度がてきたりする。痛みはないけれど、妙な風景を見続けていると、頭の中も軽く混乱してくる。そして襲い来る不安と恐怖!!一旦は出勤したけれど、血相を変えて眼科に走った。「先生!!何かヘン、どうってヘン!!」と騒いで診察台に座って検眼をしてもらうと「あらバースくん、コンタクトが2枚入ってる!!」と女先生。??一瞬意味がわからなかった。そう前の晩にはずし忘れたコンタクトの上に、朝重ねて新しいコンタクトを入れてしまったのだ。あまりに間抜けなこの「コンタクト2枚重ね事件」はあれからずっと、ボクの噺の持ちネタとなった。ネタの中でも割合好きなネタだったのだが…
昨日ネットニュースを見て驚いた。イギリスで女性の右目の中に、27枚のコンタクトレンズが入っているのを医師団が発見して取り除く出来事があったというではないか。27枚!!2枚であんなに世界が変わってしまったボクには、にわかには信じがたいニュースだった。でも女性は目に不快感があったものの、ドライアイや年齢のせいだと思っていたというからさらに驚く。そんなに何も感じなかったか?!そもそも毎晩はずすことを、通算27回も忘れたということだよ?!そんなのありかなぁー。それにいくら極薄のレンズだって27枚もあれば、それなりに厚みもあっだたろうに。上には上があるもんだー。
27枚対2枚じゃあねぇー、バースくん噺のネタは一気に面白さがなくなったよー残念、ははは鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

2017年07月18日 | Weblog
バースくん、生まれて初めて海を見たのは小学校1年生、海水浴に出かけたときだった。大阪は境市の淡輪の海だった。「たんのわ」という、ひらがなでしかわからない響きがなんとなくハイカラだった。しかしその海は、まずとてつもなく遠かった。電車でゴトゴト、こどもには地の果てまでいくのかという気分だった。そして着いた海は、波打ち際にギラッと油がにぶく虹色にひかり、木っ端やゴミが引いては寄せて、寄せては引いて…。ふーん、海って本で見ているように青くて透き通るようなものではないんだと思ったことを、今でもくっきり覚えている。でも夕日はとてつもなく大きく、きれいなきれいな夕日だった。そんな淡輪の海の思い出。
と昨日の夕方テレビを見ていたら、海の日ということで、いろいろなマリンスポーツが体験できる海水浴場「ときめきビーチ」というところから生中継をしていた。アナウンサー氏がフライボートという、ノズルから噴射される水がカラダをちゅうにに押しあげるというなんだかすごそうなものに挑戦する準備をしているときだった。インストラクターが装置を足に装着しているとき、アナウンサー氏が「見てください!この海のきれいなこと!!透明度もすごいでしょー」という。カメラが波打ち際をアップ、白い砂、透明な海、うんうんきれいだぁーと画面を満喫したボク。やがて中継も最後「ではこの楽しいときめきビーチへのアクセスをご案内しましょう」とコメントが入って画面には簡単な地図のフリップが映った。
えーーーっ!!最寄りの駅は「淡輪」。つまり、半世紀以上前あんなに汚染されていた海が、今こんなにきれいに!!本当?!というほどの変わり様ー時間や人の努力に一瞬、遠い目をしてしまいましたとさ。
ちなみに小学2年生になったボクは、碧色の海というものを鳥取で初めてみる。そしてまた思った「フーン、海って本にあるように青いものではないんだー」
海の日明けの火曜日、3日も休むとちとネジがゆるんでいるよう…。さてさて今日も元気に出発進行しなくては!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取