一報は友人からだった。「バースくん、ネット見て!!ナイスネイチャが亡くなった」絶句する。絶句してしまった自分にさらに絶句した。
思った以上にその訃報は堪えた。ナイスネイチャはボクの競馬歴の中でテイオーと双璧をなす大好きな大好きだった馬。
35歳だったから人は大往生と言うけれど喪失感が大きい。(先週のダービーで心不全で亡くなった馬も確かに残念だけれど)もう別格。
連絡をくれた友人は31歳で、数年前あまりに熱くボクがナイネイチャのことを語ったのをきっかけにどっぷりと競馬にはまった青年。
年齢を見てのとおり彼はボクを通じてしかナイスネイチャのことを知らないのに、その彼が訃報にすぐボクを思い出して一緒に悼んでくれた。
それだけが唯一の慰め。ナイスネイチャ、お疲れ様!!向こうでトウカイテイオーに会うんだよ。性格は変わらないというから
きっとそちらでも振り向き、振り向きターフを走るのかな。ボクは君の「あれ?!みんなどうした」という一瞬の顔を忘れない。
実力のある馬だったから、最終コーナーを回って来るとたいてい先頭の馬群にいる。そしてどうかすると鼻を切るように最先頭に立つのだけれど
自分の前に誰もいなくなると必ず振り向くのだった。「あれ?!みんなどうした」と、おいっ!!そのまま走るんだよー!!何度テレビに向かって叫んだことか。
有馬記念3年連続3着という不思議なまでの記録、シルバーコレクターというあだ名、全部全部が愛おしかった。
何だか力が抜けちゃったよー。ナイスネイチャ、ボクの競馬の軸だったナイスネイチャ、どうぞ安らかに。
こんなにがっくりくるとは自分でも思わなかったよ凹鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ