バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

ざわざわ

2018年04月27日 | Weblog
朝から「山口メンバー(なんでメンバーっていうのか不明)の記者会見」と「南北首脳会談」の2本立ての報道。寝起きで天邪鬼なバースくんは「向島の脱走犯はどうした?」なんて犬の遠吠えをしてみたりする。
ザ!鉄腕!DASHを飽くことなく何年も観ているボクにとって、山口君の記者会見には複雑な気持ちになる。泣いても事は返らないし、依存症は病気だし、女の子が受けた傷は消えない。どうしたもんだろうねぇー、反省だけでこの問題は解決をみないと思うと、あの山口君がと思うと、暗い海を見ている気分だった。
出勤したらもうネットでは「南北首脳会談」のライブ中継が始まっていた。これは歴史の歯車が一つ大きく回ることなのか…。いや回ってているんだろう。世界にとって、良くも悪くも何かが変わることには間違いないのだろうから。ただボクには何一つとして光明のようなものが感じられない。「未来は明るいものと信じるのが正しい」と思うことにしているけれど、本当にそうかな?と画面をチラチラ観ている。
そして仕事を始めて、昨日のジャングルズームのアクセス数にGW直前の浮き立つ世間の気持ちを感じる。毎年そうだけれど、この時期に一年で一番アクセスがグングンと伸びる。連休の予定やらなにやらでのぞいてくださる人が多いのだろう。平日というのに、土日並み、それ以上の数字だ。みんな楽しみにしているんだねーお休み!!ボクも待ち遠しいーー
だからぁー、実質仕事は今日が月末。もろもろ片付けなくてはいけない。世間もざわざわ、ボクもざわざわとしているけれど、元気を出して今日も出発進行!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

すばらしきかな園遊会

2018年04月26日 | Weblog
昨日、結局雨はだらだら一日続いて寒いどんより気味の午後遅く、ネットニュースの写真に羽生さんと羽生君の2ショットがあがる。おーなんだこれは?!と急にテンションが上がる単純なバースくん。写真は春の園遊会でのものだった。帰宅して夜のニュースを楽しみにする。
雨雨と騒いでいたのに東京は午後にはお天気が回復したようで何より何よりと、いつから関係者になったかのような気分で画面を見つめる。オリンピック選手のお嬢さんたちは、みなさんメイクアップしてお着物姿で、きれいなお姉さんが大好きなボクは大満足でした。アスリートとして、人としてそもそも十二分に魅力がある上での、お化粧しての晴れ着だもの、これ以上のものがあるだろうか。いい、いいと一人テレビの前で喜ぶ。
羽生くんは、もうなんだろう。この人に何か穴みたいなものはないのだろうか。卒なく、彼らしく、丁寧に両陛下と話す様子には、ただただ感服いたしましたとさ。そして棋士の羽生さんと二人でのシーンは期待していたけれど、テレビには映らなかった。ちょっと残念。
数えれば、今上陛下の園遊会はあと秋の1回を残すだけだ。招待客一人一人に両陛下が丁寧に誠実にお話になる姿もまもなく見られなくなると思うと、少し感慨みたいなものがあった。実はボクには春の園遊会にひとかたならぬ思い出がある。招待を受けたわけではない(そんなこと誰だってわかります)36年前、春の園遊会のニュースをある場所で見たことが強烈な思い出なのだ。記憶に刻まれているのはその場所と人。まあその内容はおいておくとして…
そのとき、あっニュースの速度が変わったと思ったのも鮮烈な記憶。殺伐としたニュースがいくつか流れたあとに「春の園遊会が云々」と始まった映像に、ストンと肩の力が抜けたような気がしたのだ。大げさではなく虚を突かれたのだ。そこには世間日常ではない時間と空間があった。ほっと安堵のようなものを覚えた。そこでボクの緊張も一気にほどけたのも思い出のうち、へへ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

勘違い

2018年04月25日 | Weblog
昨日の午後、雨宿りにお茶をする。腰を落ち着け、ネットで衣笠さんの逝去を知る。えっ?!と思い、そしてシーンとした気持ちになる。早い、まだお若いのに…、星野さんといい急ぎすぎだよーと胸のうちで繰言をする。
そんな静かな気分でいたかったのに、やたらと隣の席の二人の声が大きくて、気になってしょうがない。見ると二人ともスーツ姿がまだ板につかない青年だ。おそらく新入社員とみた。テーブルの上に二人ともタブレットを出して話している。
聞くともなくというか、どんどん耳に入ってくる会話を聞いていると、おや?と言う感じ。一人がもう一人にいろいろとレクチャーをしているというか、説教をしているというか、どうやら上下関係があるようなのだ。うーんどう見てもどっこいどっこいの感じなんだけれど。
「だからさぁー、もっとコミュニケーション力をつけないと」「はい」「この前も言ったよね、あの課長は仕事できないんだよ、だから自分からいく!!わかる?」「はい」(どこにいくんだろうねー)「会議なんて意味ないの」(ほーそうなんだ)「これは遅刻した自分の言い分けぢゃないよ」(なんだ遅刻したんかい!!)「とにかく売り上げがあればいいんだよ。日報も適当に書いとけ」「そういうものですか?」「そういうもんだ」(ウーン、ちょっと違うとバースくんは思うけどね。とりあえず声がでか過ぎだと思うよ。ここは社内のトイレの中ではないし、おっとトイレも危ないよ、個室に誰が入っているかもわかんないからねー)「でこの数字だけど」と会話は続いた。
何度チラ見しても、二人の年恰好は変わらない。多分社会人2年生が1年生に仕事を教えるの図だと思うのだが、ちょっと2年生の勘違いがはなはだしくて聞き苦しかった。
夜のニュースを見ていたら、大きく勘違いをしている人が大写しになる。唇をゆがめ、しかめっ面ではぁ?!!という発言を連発。国の副総理にしてこれなんだから、駆け出しのお兄ちゃんの勘違いも当たり前か?!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

シリウ?リアリ?ホント?

2018年04月24日 | Weblog
雨がしっかりと音を立てて、まっすぐに降ってくる。今日は午後から出かける仕事が詰っている…。お客がいなくなった座敷の真ん中にペタンと座りお膳の空の銚子を振ってみたりしたあと、ふかぶかとため息をつくように「よく降る雨だねぇー」という芸者お園の声が聞こえてきそうな雨、なんと間の悪い雨だろう。この分だと松山のナイターも中止だろうなぁー、つまんない。
それでなくとも、なにやら追いかけられている気分なのだ。連休直前で、仕事は明日が五・十日の25日で、27日の金曜日がもう実質の月末だ。2月より短い。昔から「2月、8月は商売は枯れる」というけれど、当社は1月、2月、4月、5月、8月が枯れる(ほぼ年中きついということね、バースくん)正解!大正解!!
そんなわけでバタバタと金銭出納の処理を急いで、やれやれふーっと帰宅した昨日の夜。ニュースで「福田氏の退職金は約5300万円になる」というではないか。画面は野党が開いた財務省への合同ヒアリング「このまま普通の辞任では退職金が満額でる。許されるのか」の問いに「いやいや私は事務的に計算しただけで云々かんぬん」と木で鼻を括るような態度で返事。私にに言われたってねぇーという役人のぞんざいな気持ちが、丁寧そうに話していてもにじみ出ているように思うのはボクだけだろうか。5300万という額面は多分ベース金額で、これにいろいろ手当てが上積みされて、そして天下りのポストが用意される。シリウ?リアリ?ホント?
そしてグズグスとこんなことを書いている間に、さきほど福田事務次官の辞任は了承され、100%退職金は支払われることとなり、氏には安泰の生活が約束された。なんだかなぁーと雨音に気分が沈んでしまいそうになる。福田氏を追い込み転落を願っているわけではないけれど、完全にずれているというか道筋が間違っていると思う…。シリウ?リアリ?ホント?みたいなことがありすぎて、もうお腹いっぱい。
でもボクはボクだ。足元しっかり見つめて、今日も元気に出発進行!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

if もしも

2018年04月23日 | Weblog
今年は阪神タイガースの勝ち負けに一喜一憂しない!負けたってグズグス文句を言わない!と誓ったバースくん。わかってる、わかってますよー、たかが贔屓チームの勝ち負けで翌日までその気分を持ち越して出勤してくるなんて、社会人としていや大人としてどうよ?!という話だ。でも、でも言わせて!!3連勝して甲子園に帰ってきて巨人に3連敗って…、それはないぞーー!!
この週末で満塁をはじめ、どれだけの残塁の山を築いたか。ifもしも、あそこで1本ヒットが出ていたら、こんなことにはならなかった凹。人生にifもしもはない。そんなことは百も承知だけれど、あまりの残念さに「もしもあのとき」と思ってしまう。でもあまりにゲームがひどすぎて、そのifもしも妄想さえ出来ないというお粗末。明日明日、また切り替えてがんばれーー!!
「ifもしも妄想」といえば…。先日ボクは久しぶりに出身高校の前を通りかかった。耐震工事とやらで、大型重機がグランドに入っていてざわついていた。そしてなにより驚いたのは、城址の堀にかかる橋が、一時なのだろうが撤去されていることだった。学校は城の堀の中にある。ボクもその橋を渡って通学していた。時々祖父がその橋のたもとまで自転車で迎えに来てくれて、二人で自転車を連ね、今の自宅の建設現場を見に行ったものだった。大学では教職課程を履修していたので、教育実習もその橋を渡って通勤、お世話になった。あるべきところにあるものがないというのは、なんだかとても妙な感じがした。
そしてふと妄想に入ったのだ。ifもしも、ボクが高校の教師になっていたらどうなっていんだろうと。実習中からボクに教育者は向いていないと結論を出していたから当然今の自分なわけだ。でももし学校の先生になっていたら…、あー無理だな、もしなっていてもこの年齢まで続けることは出来なかったろう。忙しさは半端ないというし、今の高校生の様子を見ていたら、ボクは朝から晩までシュンシュン頭から湯気を出しているだろう。そんな自分が頭に浮かんで、静かに工事現場を横切りましたとさ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

一気に!!

2018年04月20日 | Weblog
長い間我が家の洗面所の排水溝パイプの掃除は、錠剤タイプの漂白剤をポトリと落としてシュワシュワさせ、30分経過したら水をザーッと流すというやり方を漫然とやっていた。割合定期的にやっていて、バースくん的にはきちんと管理できているつもりだった。ところが先日、ふとのぞいたきれいなはずの排水溝が、とんでもない汚れになっているではないか!!2週間ほど前に「ポトリと錠剤」をやったところなのに?!何でこんなに汚れているのだ!!と思うと同時に、「錠剤ポトリ」には何の効果もなかったことに気付いた。
そしてスーパーに行って、今の排水溝掃除の現実を知る。錠剤ポトリなんていう時代ではなくなっていたのだ。濃度の濃い液体タイプのものが主流で、それをタラーーリと注いで30分なのだ。知らなかったーー。だってポトリ錠剤はレジ横で売ってるから清算間際にパッとカゴに入れて買うから、パイプ掃除のトレンドなんてその売場に立つまで知らなかった凹。そこでボクは「お試し用期間限定増量中」という謳い文句に引かれたものを買った。
タラーリ、タラーリと流して30分。一気に水を流したら、ギョッとするほど汚れが落ちていった。シュワシュワは何をしていたんだーーー。パイプは新品同然とはいかないまでも、見違えるほどきれいになった。液のボトル裏の説明には、汚れがひどいときは続けて何回かお試しくださいとあり、翌日またタラーリ、するとなんとほぼ新品のパイプになった。ものすごい爽快感!!
と、くどくどとパイプ掃除のことを書いてきたけれど、なんのことはない今の政権やらお役人さんやら大きな会社は、「ポトリ錠剤」できれいに出来るとお考えだとということ。時代は変わってるんだよー、「タラーリ」が今の世間の常識なんだよ。さてこの状況における「タラーリ」はなんなのか…。「タラーリ」で黒い人たちを一気にジャーーッと流してくれないかな鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

後手

2018年04月19日 | Weblog
本日は、将棋の名人戦・第2局の一日目だ。この局、羽生さんは後手番だ。ことわざにもあるとおり「先手必勝」基本後手は不利なのだが、名人戦においては先後を順に替えるので一概に不利とはいえない。(ちなみに今日後手の羽生さんは、第1局は先手番で勝利をおさめている)さっきネットニュースで対局開始の写真を見かけたけれど、はぁーーっ、また天彦君はなにやら凝った着物をお召しだった。観る将のバースくんは、今回の名人戦に限っては棋士のおやつやごはんより、天彦君のお召しものの方が気になる。まあそれはさておき、是非とも今回も羽生さんにがんばっていただき、100タイトルに向けて弾みをつけて頂きたい。
さて野球。火曜日のナイターは雨で流れたので、昨夜のゲームはとても楽しみにしていた。おっ大好きなサンテレビの中継だ!とテレビをつけて、聞こえてきた声にがっくり。どうしたってボクと肌の合わないH氏が解説だった。これはもういつものように、テレビは消音にして不安定な関西方面のラジオの電波を拾うしかない。この手段の難点は、アナログのAMラジオはまさしく生中継なのだが、テレビはデジタルだから実況が後手にまわるのだ。ラジオで「打ちましたー」と言っても、画面ではまだピッチャーの手からボールは離れていないといった具合だ。
うーんラジオラジオとその準備を始めようとしたら、別の声がテレビから…、あっこれは山本昌さんの声!!解説者二人つきの試合だった。H氏と山本昌さんとの板ばさみに瞬時戸惑ったボク。H氏をシャットアウトか、後手テレビか、二者択一を迫られたボクは、結局昌さんの話が聞きたくてテレビにした。相変わらずH氏は凹ーー。
そして後手の締めくくりは、財務省だ。新聞に「ダッチロールの財務省」とあり、久しぶりに上手い見出しに座布団一枚!と思った。疑惑解消に打つ手はすべて後手にまわり、とうとう昨夕福田次官更迭の会見。後手極まれりだった。
何事も基本は先手必勝!今日もがんばろうではありませんか、各々方よ!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

まずは我が身を

2018年04月18日 | Weblog
案の定ジェットコースターのような気温の上げ下げで、我が家の庭の木々は同時に一斉に花を咲かせた。木瓜、椿、花水木、さつき、全部赤色系統でぼかぼかと咲くものだから、かけらの情緒もなくバカ騒ぎをしている風情だ。まあ持ち主自身にそもそも情緒なんてものは備わっていないので、これでいいのかも。
人はみな、自分を中心に世界が回っていると思っている。いや言いすぎ、恥ずかしながらバースくんは世界の中心が自分だと思っている節が大いにある。
今月の頭から、当社の運営するジャングルズームのイベント掲載依頼が、ページ内のメールフォームからではなく、FAXで送られてくるようになった。今さらどうしてFAX?!それもいつもご利用いただいている方まで。いつもどおりメールで送って下さればありがたいのにと、少なからず不満顔になっていたボク。そして、あーそうかと一人合点をする。4月で年度が改まり、担当者が変わられたからだと。FAXが続くようなら、なんならこちらからメール投稿の依頼をせねばとまで思っていた。
そんな昨日、ご利用者さんから電話。「あのー掲載依頼のメールフォームが開かないのですが…。ページがないと表示されるんですよ」とおっしゃる。ひぇーーっ、そんなことになっているなんて露ほども思わず、相手に原因があると思っていたボク。「事あらば、まずは我が身を疑え」という教訓を授かりましたとさ。
ページが消えたのはサーバー側になにやらあるそうで、数日中に保守点検をして復活させてくださるとのこと。関係者の皆様、大変失礼をいたしました。申し訳ありません。今しばらくお待ちください。ゴールデンウィーク関連の原稿依頼には間に合うと思います。何卒よろしくお願いします。
世界は自分を中心に回っているという勘違いもほどほどにすること、何事が起こってもまずは我が身を振り返れを肝に銘じて、今日も元気に出発進行です!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

これも勉強

2018年04月17日 | Weblog
帰りのバスに乗ったら、座席はほぼ満席だった。見ると二人がけシートに一人で座っている小学生!!ランドセルも帽子も制服も靴もまっさらの、まさしくピカピカの一年生だ。まだまだ小さな身体、シートに座っても足は床に着いてない。降ろしたランドセルを横に置いて、脇息がわりにひじをついて座っている。こんな遅い時間に一年生が帰るのかと少し不思議でもあったけれど、そのままボクは小学生の横に立ったままバスに揺られていた。
と、次のバス停から白杖の大きなお兄さんが乗ってこられた。おっと!これは座らせて上げなければと、少年に「ランドセルをひざに置いて、お兄さんに座ってもらおうよ」と声をかけると、純真そうな目で「はぁ~??」と言う顔をする。「ひざの上にランドルセルを乗せて!」と再度言うと「ひざ?」と応える。おいっ!一年生にもなって、ひざの上がどこかもわからないのかーーと瞬間湯沸かし器が着火しそうになったけれど、相手は子どもだ。よっこらさとバースくんがランドセルを少年のひざの上にのせた。すると「ひざの上?ってあしのこと??」と言うではないか。おいっおいっ!!とそれに相手をする間もなく、とにかくお兄さんが座れるように誘導した。その顛末の一部始終を確認し終わったドライバーさんは、やっとそこで走り始めた。やれやれふーっと一段落して、少年を見ると向こうもこちらを見ていた。そしてにっこり笑うではないか。「お兄さん座れてよかったね」ということらしい。思わず苦笑いを返してしまった。
うーん、君はそもそものところがいろいろわかっていないよね。まず「ひざの上」という身体の名称を覚えようね。「あし」だって足と脚があるんだよ、おいおい勉強しようね。そしてバスの座席は一つに付き一人が座るんだよ。ランドセルや荷物で座席を占領してはいけない。そして白い杖を持っておられる方には、何かお手伝いができるかどうかすぐに考えようね。
君がにっこり笑ったということは、何も知らなかったということだもんね。これも勉強、がんばれ一年生!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

今さらに知る

2018年04月16日 | Weblog
「平木コレクション歌川広重の世界―保永堂版東海道五十三次と江戸の四季― 」と随分長いタイトルがついた展覧会に行ってきた。永谷園のお茶漬けのりに入っていたカード、あれでしょぐらいの気持ちで出かけた。(ちなみにバースくんちはちゃんとあれを集めて応募をし、箱入りのきちんとしたカードを持ってたんだーって何の自慢か、へへ)
これが思った以上に興味深い展示だった。版画だから当然初刷りと後刷りが存在していて、その2枚を並べてどこがどう違っているかというのを見るのは面白かった。後刷りは先のものを修正して新しい版木を作っているのだが、すっきりはすれどやはり初刷りの勢いというものがなく、全般的に初刷りの方がよかった。まあ地名の漢字を間違えたときは、後刷りの貢献度はすばらしかったと思うけどね。版画のシリアルナンバーは大切と再認識。
中で「藤川 棒鼻ノ図」というところで、えっ?!と足が止まった。横の解説に「棒鼻とは棒端ともいい、「ここより何々宿」と書かれた宿場の境界に立っていた棒杭のことです」と書いてある。ほぉーーーーっ、棒鼻ってそういう意味だったんだと、版画には関係なく、思わず自分の世界に入ってしまった。
今から半世紀前、国鉄鳥取駅の上り線が入ってるところに大きな踏切があった。引っ越してきたときすぐに「あれは棒鼻の踏切というんだよ」と教えられた。こどもの頃に覚えたことは忘れない。今やそこは高架下なのだが、たまにタクシーの運転手さんに「棒鼻の踏切のところを右にお願いします」とうっかり言うと「はっ?!」と返されてしまう。ベテランのドライバーさんだと「今そんなこと言う人もなくなったねぇー」と言われたこともある。
そもそも不思議だったのだ。そこの町名でも地名でもないのに、なんで「棒鼻」と言うんだろうとは思っていた。踏切のあの長い長い遮断の棹の先をいうのだろうかとも思っていた。
それが「宿場の境界に立っていた棒杭」のことだったとは!!なるほどね、今になって積年の謎がとけましたとさ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取