蕎麦屋の出前

昨日の夕方の7時のニュースで「このあと間もなく始まる男子体操団体決勝…」とアナウンス。おー、ジャストタイミングじゃないか。野球は休みだし、見るよ!体操!!と意気込んで番組表の画面にしたけれど、どこもかしこも柔道ばっかし、おやぁ??まもなく始まるのじゃないのか?
夜10時のラジオのニュース。トップでアナウンサーは「まもなく始まる男子体操…」と、またもや「まもなく」コメント。どこまで引っ張る!!と思いつつも慌ててお風呂をすます。
11時、体操は午前1時からだということをやっと知る。テレビやラジオの「まもなく」ってどれくらいなんだか。まもなくやってくる箱根駅伝とか言うんじゃなかろうかと、胸の内で悪態をついてみる。
さて真夜中。ラジオはつけた。ラジオで体操といってもなぁー、と思いつつも酷暑日の夜だ。横にならずにはいられない。目も閉じたい。決して寝るわけではないけれど、むにゃむにゃむにゃで即寝落ちをしてしまった。
ふっと覚醒する「体操男子団体は銀メダル!!です」の声が聞こえた途端、また深い眠りに落ちたボクは、4位から銀メダルへのいざこざも明るい朝日の中で知った顛末。
蕎麦屋の出前は、営業の一つの手法ではある。「今出たところです」の今の幅は大きい。それと一緒だったんだね「まもなく体操」、まんまとメディアの営業に乗せられたバースくんだったとさ鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取

絶対

いつだったか、割合最近だったと思うけれど「絶対ない」ということは言ってはいけないと胆に銘じたはずだったボク…(そうそうスマホでテレビなんて絶対見ないとか言いながら、今じゃ予約録画して見てるもんねぇー)お恥ずかしい～、何度も同じ過ちを犯すとは。
金曜日のこと。校正原稿があがってきて担当者さんと打ち合わせ。社長が出した原稿の校正だからボクが全部わかるわけではないのだが「あっ!!でもこの部分は絶対間違ってる。社長に聞くけれど、100%ここは赤を入れるね」と自信満々に話しているところへ、ちょうど社長が帰社。さてそこを見てもらったら「あーここは裏があってこれで間違いない。これで正解」と言う返事。唖然茫然、開いた口が開いたまま。どうしてこうも「絶対」と言ってしまうのか。バースの「絶対」は相変わらず大安売りなのだ。反省しきりの週末。
そして土曜日「ニュースのハイライト映像しか見ない。絶対一部始終を見るなんてことはない」と言っていたくせに、全部みたオリンピック開会式。
日曜日、7連敗の阪神に「今夜の勝ちは絶対ない」と始めから肩を落としていたら、4本のホームラン攻勢で勝った。これはうれしい誤算。
明けて今朝、ニュースは北島は5位という結果を告げる。心のどこかで確信していた「北島は絶対金メダル」。あー本当に「絶対」なんてないなぁー。
年齢を重ねるごとに勝ち負けを見ることが好きになるけれど、それは多分「絶対」勝つなんていうことは「絶対」ないけれど、「絶対」誰かが勝つのは間違いないからかもしれない鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取

今はもう・・・

一葉は、満開の桜の下筵の上に古い座敷机が据えられ、煮しめや一升瓶がでんと置いてある。それにもたれるように髷を結った田舎風のおばあさんが左に座り、右奥にはいがぐり頭の小学3年生ぐらいだろうか、少しくたびれた詰襟を着た男の子が所在なげにぼんやりと立っている。
一葉は、閉めきった雨戸を背景に、前列に座った男の子が三人、後ろに立った男の子が三人。いずれも右から順に身長が低くなり、いずれも横並びの男の子たちは顔がそっくり、兄弟に間違いない。そして全員が褌一丁で微笑んでいる。
一葉は軍上等水兵西村だ。まだどう見ても成人ではない。困って、照れて、挙句に怒ったような顔をしている。
一葉は、あまり手入れの行き届いていないみかん畑の中、父親に抱きかかえられている子供。面白くないのか、鼻にしわをよせてその腕の中から伸びあがろうとしている。
探しものをしていて、さわったこともなかった引き出しを開けたら、あふれるほどのモノクロの写真がどっさり出てきた。おそらく昭和の10年代から40年ぐらいまでの写真だ。我が家から出てきた写真なのだが、我が家の人間、もしくは関係のあるだろう人の写真はわずかだ。あとは場所も人もさっぱりわからない。水兵西村は裏書があったので名前がわかったが、親類縁者に西村はいない。おまけにこの写真は随分と長い間懐に仕舞われていたのだろう。横じわがたくさんついていて、くったりしている。ちなみにみかん畑の子供は2歳くらいのボクだ。他にも何枚かバースくんのアルパムにはない写真がそこにはあった。初めて見るボクがそこにいた。
熱帯夜に見る大量の古い知らない写真。なんだかとても不思議な気分になった。この写真を説明できる人は今はもうだれもいない鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取

先手必勝

ラジオをつけて、さてあと50分ほどで始まるとベットの中で思って、ふっと気が付いたらあたりはぼんやり明るくなっていて、アナウンサーが「日本勝ちました。なでしこは素晴らしかった」と言っていた。結局ライブは夢の中だったけれど、夜明け前その朗報を聞き「日本の夜明けは近いぞ」と思ったよ。(バースくん、坂本龍馬ですか?)いいえ、鞍馬天狗の方。あはは、なんとも朝から気分のいいニュースだった。
先手必勝、まずなでしこが勝っていいムード。後続がこれで勢いに乗れますように!!今回のロンドンオリンピックは時差が大きいから夢の中で観戦して、目覚ましのラジオニュースで勝ったニュースに喜ぶ。そして朝食を摂りながら映像チェックというパターンになるとうれしいなぁー。まず一番の楽しみは自転車、今週末の新城くんのロードレースに期待だ。イギリスが勝つように出来ているというコースでレースをするのは厳しいだろうけれど、ツールドフランスも完走したんだもん、奮闘を期待したいなぁー。
それにしても先手必勝とは、よく言ったものだ。羽生さんの昨日の対局は後手番で、案の定1手差で負けた。まあこの負けはある意味予想していたし、7番対決のまだ2局で1-1なのであまり気にならない。違う意味で嫌な予想をしていた阪神は、見事にその悪い予感が的中してまた名古屋ドームで手も足も出ず、この負けには凹んだ。タイガースの辞書にはどうやら先手必勝という言葉が存在しないらしい…。がんばれ!!阪神!!、ちばりよー新城!!ボクもがんばる鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取

浮かぶ瀬

昨日のイチローのトレードのニュースには、最初何の事やらちんぷんかんぷんだった。段々情報が入ってきて、それでも手あだり次第に周りの人に「どういうこと?!」を連発してうるさがられていたら、なんともうゲームに出るという次のニュース!!えーっ、そして打った、走った、盗塁した!!もう何がなんだか状態。
夕方のニュースワイドでキャスターが「まあ例えれば阪神の金本が、突然自分からトレードを希望して巨人に移り、その日の甲子園での阪神X巨人にジャイアンツの選手としてスタメン出場、そしてヒットと盗塁を決めたということです」と言った。うーん、そこでなんとなくわかったようなわからないような…。
ボクはイチローウォッチャーであってファンではないと以前から言っていたが、昨年200本達成なるかと毎日電卓をたたいているボクを見た人は「バースくん、それをファンというんだよー」と言った。ボクはファンなのか?!それはともかく、いろいろな情報が入ってきてボクが思ったことは、やっぱりイチローはプロだということだった。
自分の居場所を自分が一番よく把握していたということだろう。今自分が身を置くべき場所はどこかを知るのは、自分を見つめる苦しい作業だ。でもそこがイチローがイチローたるところだったということ。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれではないけれど、一度きりの命を賭けた野球人生、あらゆるチャンスを探し求めた結果だったのだろう。ボクは記者会見の涙目の映像と、ヒットの映像を見て、ただ大きくふーっとためいきをつくしかなかった。人生という道はイバラの道だけれど、どうやらイバラにも花は咲いているのだ。
さて本日は例の仕事の大詰め、ボクの居場所はここだ鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取

数ある中から

毎日毎日何か得るものがあるわけでもなく、とてつもなく面白いわけでもなく、バースくんの些末な日常をつらつらと書いているこのブログ、取り柄と言えば会社の営業日は欠かさず更新しているということぐらいなのだけれど…。
今月に入ってから、なんとアクセスランキングに入るようになったのです。読んでくださっている皆様、本当にありがとうございます。なんだかお恥ずかしいやら、申し訳ないやら(その台詞は玉三郎の先日の記者会見にそっくり)いやはや感謝感謝でございます。
だから本日からためになるようなことを書こう、感動を呼ぶものを書こう、とかいうことは一切なく、あいも変わらずどうでもいいようなことを書き続けたいと思っております。あはは!!読者の皆様はお気づきでしょうが、バースくんのネタの範囲は狭く非常に限られていますので、明日から突然変わるということはないのです。あしからずご了承ください。
見渡せば世の中とてつもなくざわついていて、得体のしれない不安に押しつぶされそうですが、ボクはボクであることに何ら変わりはないことを忘れることなく、歩いていけたらなと思っています。
数あるブログの中から、わざわざクリックしてバースくんを見に来て下さるみなさんに、心からの御礼を申し上げ、明日からもなお一層、変わらないブログをお届けすることをここにお約束いたします鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取

お祭さわぎ

ありがとうございます。皆様のおかげさまをもちまして、大和屋「人間国宝」となりました。(なんでバースくんがお礼を言うわけ?普通おめでとうございますでしょ!!)いえいえ、長年贔屓にしております私どもは身内も同然、ただただ感謝でございます。だってみんなボクにメールくれるんだよぉー「おめでとう!!よかったね」って。何年か前には演劇雑誌で「玉三郎がいくらがんばっても、血筋がないから国宝にはならないだろう」なんてばっさり書かれたこともあったんだよー。うれしい!!文字通り、大和屋の若旦那は国の宝ですよ。花道の七三にすっと立ったときに「じわ」の来る役者が、今の歌舞伎界に何人いますか?!あー、本当におめでたい!!
もう金曜日は大変だった。将棋の王座挑戦者決定戦は羽生さんが勝って、こちらもうれしかった。こんなにうれしいことが重なるなんて…。
おまけに仕事は、日中休憩をはさまず3時間にわたって社長との読み合わせ校正を無事終了。ようやくゴールがくっきりと見えてきたんだもん。(仕事はおまけ?!)
いいの、いいのなんでもいいの。とにかくうれしいことが次から次の週末だったの。そしてしめくくりは日曜日の新潟競馬のサマーダッシュ!!そう一直線に走る珍しいレースね。ダーーーッと用意ドンで駆けてくる馬群を気持ちよく見て、スカッとして、さあ月曜日です。
今週は日を追うごとに暑くなるとか。金曜日のうなぎをめざして、がんばろう!!鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取

そこだな、きっと

今日は将棋の王座戦の挑戦者決定戦だ。この春ぐらいから、ボクは割と熱心に羽生さんの戦いを追っかけている。未だに駒の動かしかたがおぼつかないのに、何を楽しみに見ているのか。お昼やおやつに棋士が何を食べるのかに興味があるのか?確かに興味はそそられるが、そこに眼目があるわけではない。じゃあ棋譜を見て定跡を勉強するためか?それは違う。だってテレビの大盤解説を見ていても、なんのことだかさっぱりわからないのだから。じゃあ何が楽しくて羽生ウォッチャーをするのか。
まずはボクの大好きな勝ち負けがあるということだ。必ずどちらかが勝つ。勝ちを見たいのだから強い人を追っかける。でもまあこれは一概には言えない。野球は現在5位の阪神を応援しているわけだし、競馬も好きな馬は負けてもひたすらに応援し続ける。しいて言えば、勝負事の面白さが好きなんだろう。
それにしてもボクは将棋の将の字もわかっちゃいないのに、この熱心さ!!それはきっとボクが棋士の考える姿にノックアウトされているのだと思う。身体を前後に大きくゆすり悶絶の体で熟考する姿がいいのだ。人間が力の限りに考え抜こうとする、そのパワーをみること、そこにきっとボクは惹かれているのだと思う。
なぜなら、ボクが全く持って考え抜くということができないからだ。何事か考え始めた途端、まあ何とかなる、どうにかなる、やっぱり無理!!で思考は即座に停止する。だからこそ考え抜く人の姿が光り輝いてみえるのだ。すごいよね、考え続けることができるって!!えっ?!だったらバースくんもよく考えろって、だからぁーそれが無理なんだってばー鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取

あれは三年前

友人の甥っ子や姪っ子の今時の小学生が、ちあきなおみの歌を愛唱していると聞いてさもありなんと思う。いい歌はやっぱりいいんだなぁー。思い出すにちあきなおみという人は、何をやらせても上手かった。コメディエンヌで歌手で役者で、一線から退いているのは本当に残念だ。
映画「居酒屋兆治」の中、火葬場の前の原っぱでの彼女は最高だった。「葬式ぐらいはにぎやかなほうがいい」と重箱に料理とカセットレコーダーを持ってくる。うーん思い出すと彼女のよさもだけれど、あの映画も実によかったなぁー。やっぱり健さんカッコいいし。今日はバースくんも少し健さん風に決めてみるかな?!
いやいや、そんな方向に話がいくはずではなかった。あれは3年前とは、ちあきなおみの歌ではなく、鳥取市内の住宅街でタクシー運転手の男性が射殺された事件のことだ。あれからもう3年もたった。犯人の乗り捨てた車は、ボクの家の数十メートル先だったし、亡くなった運転手のお友達と知り合いだったりして、ボクはこの事件を忘れたことはない。逆に今でも早朝ゴミだしに行くと、時々薄気味悪くなる。犯人が近くに、何気ない顔をして生活をしているのではないかと。
昨日の新聞記事には、有力情報がなく捜査難航とあった。このままお宮入してしまうのか…。当時警察が我が家の庭も捜索したけれど、庭木に水をやるたび出てくるはずもない、見たこともないピストルを想像してしまう。なんとか解決してほしいのだけれど、あれから3年。時の流れは早い鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取

涼しいとは

おはようございます。毎年同じことを書くようで恐縮しますが、今朝出勤してきたら我が事務所は気温34℃でございました。扇風機2台、タワー扇1台、クーラーに即座にスイッチを入れましたが、多分室温はそんなに落ちないと思います。なぜなら、昨日28℃に設定してフル稼働させたクーラーは、午後4時ごろ室内温度34℃を表示していたからです。まあバースくんの干物が出来上がらないのが不思議なくらいです。言うまいと思えど、いつもの暑さです。
今日の朝刊に、雑誌「anan」の広告が出ていました。写真は蒼井優でした。このポートレートが実に涼しかった。思わずじっと見入ってしまいました。意思がはっきりと見えているのに、静かで凛としている彼女の少し振り向いたような横顔は、さっと一瞬の涼風を運んできました。横には「東洋美人になりたい!」と惹句がおおきく縦に入っていました。
「東洋」から連想の翼は広がり、昔は西洋の列国の租借地だったコロンス島の風景を思い出しました。ちなみにボクは行ったことはありません。テレビの番組で見た限りですが、暑い夏の昼下がり、その島に点在するもと領事館は古いレンガ造りの洋館で、一歩中に入れば薄暗く時はあたかも止まったようです。誰もいない歴史を刻んだ建物の中の涼しさ、階段の上からは過去からの声が聞こえてきそう…。
いかがですか?少し涼しくなりましたか?えっ?!ならない。そうですよね。この暑さはそんな甘いものではありませんね。水分をこまめにとって、塩分もとって(ボクはダイレクトに塩をなめます)今日も一日乗り切りましょう!!鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取