バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

足元が見える中

2016年04月19日 | Weblog
一体強い地震はいつまで続くのだろうか。それが誰にもわからないという恐ろしさ。テレビやネットを見ていると、不安に押しつぶされそうになっている被災者のみならず、そうでない人までもが怒りの矛先をわけもなく振り回していて、こちらの気持ちまで凹む。誰が悪いのでもないのはみんなわかっているのに、事態はそういう方向に流れていく。こういう緊急状態になると、悲しいほど人様の足元が見えてしまったりする。
当社の社長は常々物理的に来訪者の足元を見る。靴の手入れがきちんと出来ている人は信頼できるというのだ。事ほど左様に足元というのは、その人そのものだ。こうしてここでPCを打っているだけのバースくんが言うのもおこがましいが、確かにそれは支援なのか?とちょっと足元が見えてしまっている人もおられるようだが、決してそこに悪意はないんだなぁーとボクは見ている。見てどうこう批判をしているボクが一番卑怯だとも思う。
そんなことをぐるぐる思って一日をやり過ごした昨日の夕方、ニュースのアナウンサーが避難所でインタビューするという番組を目にする。体育館の床にペタッと座っておられるかなりご高齢のご婦人にマイクを向けた。「大変でしたね。大丈夫ですか?」と言うと「ここに(避難所)たどり着いているんですから、大丈夫ですよ。ここでの自分の世話と心配はちゃんと自分で出来ます。もっとお困りの人がおありになるから、そんな方たちのお話を聞いてあげてください」と凛とお返事をされた。「失礼ですがお一人ですか?お幾つになられます?」と聞くと「一人ですよ。93歳です」と!!ボクは今一度そのおばあさんの顔を食い入るように見た。
歳を重ねていったとき、ボクはこんなふうに言えるだろうか…「大丈夫ですよ。自分の心配は自分で出来ます。だからより困った人に」と。何度思い返しても胸が熱くなる。自分の心配は自分出来る力を蓄えていこう。それは結局ぐるっとまわって、やっぱり日々の自分の生活をちゃんとやっていくことなんだなぁー鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取