バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

先手必勝

2016年06月30日 | Weblog
立て続けにお粗末な形で辞任した都知事の後釜争いのニュースは、誠に失礼ながらバースくんにとってはもはや芸能ニュースと同等だ。フーン、高知と一緒に逮捕された女性はええしの子(いいところのお嬢さん)なんだぁーと、小池百合子が都知事選に出馬の意向の記者会見をしたんだは同じ受け止めだった。ただのミーハーだ。
ところがバタバタと世間が騒いで、どうやら小池氏の記者会見は絶妙なタイミングで緻密な彼女の戦略でもって行われたと聞いて、ボクの野次馬根性はさらにつのった。何ですと?!どう転んでも小池氏には利があるシナリオになっていると、今影の薄くなってしまった氏の起死回生の一打だというではないか。ふんふん、多分自民党はなんのかんの言っても氏を立てるしかないのではないか、よしんば他の候補を立てたら次期大臣の椅子を用意して立候補を辞退させるというシナリオではないかと。
ほぉーー、すごいねぇー。「崖から飛び降りる」は覚悟の言葉ではなく脅しの言葉ということか?!いづれにしても、後だしジャンケンと言われる都知事選挙において、昨日あのタイミングで会見を開くというのは、彼女にとって先手必勝だったのだ。おりこうさんなんだね、したたかなんだね、政治屋さん向きなんだね。
僭越ながら、でもちょっと言っとくね。小池さん!都民のみなさんは仕事をきちんとしてくれる人を望んでおられるんだよ。椅子や立場を自分の持ち駒の一つとしか考えない人は御免だと思うけどなぁー。選挙は、自分の立ち位置を死守する手段ではないと思うよ。多いけどねーそれで選挙してる人。そうだとしても今回の立候補に手を挙げたのは、やり方としては鮮やかというよりは悪目立ちした感じだとボクは思った。
先手必勝と言えば、昨日の将棋名人戦の順位戦、羽生さんは後手で負けた。とほほ。全勝を願ってたんだけどなぁー鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

お電話ありがとうございます。

2016年06月29日 | Weblog
1日1本ペースではなくなってきました。毎日数本の問合せお電話があります。ありがとうございます。
こちらにも先日告知いたしましたが、ノマップ鳥取2016は、絶賛?!作業中であります。例年どおり、8月の第1週には発刊の運びになる予定です。今しばらくお待ちください。
それにしてもファンというのは本当にありがたいものだ。「今年のはいつ出るの?!」というお問合せに始まり「そもそも年に一度の発行では間に合わないよ。年に2度は出さなければ」とか「どこに行ってももうないんだよ。えっ?!今年版は夏に発行?!何それ!!」とか「まだ出ないのー、本当に仕事やってるの?!」「こっそり去年の分でもいいから頂戴」まで、実にご愛顧頂いている皆様の声は熱いのだ。感謝しかない。
決まり文句に「今後も叱咤激励をいただき云々」ということがあるけれど、まさしくこのことだ。留めは「僕にだけ先にこっそり頂戴」と存じ上げない方に言われ、電話を切ったあと、万が一先渡しをするとしたら、どうやってどんな風に渡すんだろうと妄想の羽が広がりましたとさ。ははは。
そんな熱い声援を受けつつも、我が社は我が社らしく?!呆れるほどぶれないペースで仕事をしている。そして例年に違うことなく8月には発刊の運びとなる。今しばらくお待ちいただきたい。
ファンがありがたいなぁーというのは、野球もおんなじだ。昨日甲子園球場は結構しっかりとした雨がふったり止んだりする中ゲームを続行した。観客席の過酷さたるやテレビの画面を観ていてもその辛さがしのばれた。みんなが黄色や透明のカッパを着てびっしりと座ってる様は、化野念仏寺のあの8千ともいわれる石仏や石塔が並んでいるようだった。ああなるとファンの熱い応援というより、もう念が放出されているようだった。くわばらくわばら。でもようやく勝ったよ、万歳!!
三波春夫の言葉がしみる朝「お客様は神様です」鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

もうわかっていたはずなんだけど

2016年06月28日 | Weblog
ボクんちの3軒先は宅地だけれど、数百メートル先の家の方が全面畑として使っておられる。
暑い日も寒い日も、晴れた日も雨の日も、風の日も雪の日も、そうほぼ一年を通して、出勤するボクは畑を丹精されるおじいさんと挨拶を交わした。「おはようございます。ご精が出ますねー」「あぁ、おはようございます。気をつけていってらっしゃい」なんて、本当になんでもないやりとり。それでもそれが何年も続いていたから、それはもうバースくんの日常そのもので、バスに乗り遅れそうになって駆けていくときでさえ「おはようございます!!」「いってらっしゃいー」は欠かさなかった。あれはもう何年前のことだったろう。少なくとも5年以上は前だったように思うが、おじいさんが大病をされたと風のうわさで聞いた。それでも少し畑をお休みされただけで、またすぐにきれいな畝を立て、いろいろな野菜が芽を出し、端っこにはかわいい花が育った。
去年の晩秋、その畑の道路際に植えてあった秋桜が遅くまで咲き残ったころから気がかりができた。おじいさんに会わない…。やがて冬枯れとなり、ボクは会わないおじいさんの病気が少し頭をかすめていた。
春、植わっていた大根は花を咲かせ、チョウチョがひらひら飛んでもおじいさんの姿は畑になかった。大きくなりすぎた大根は土から顔を出し割れた。この頃にはもうボクはなんとなく察していたと思う。
ゴールデンウィークも過ぎ梅雨に入った畑は、丈の高い雑草が一面を覆い、ただの荒地となった。主を失ったということは誰にもわかった。
そして昨日の帰り道のこと。バスを降りたボクは畑の横に軽トラが停まっているのを見た。ちょうど降りてくる人…、思わず駆け寄り「あのー、ここのおじいさまはどうされたんでしょうか」と口にしてしまった。と、その人は「あー、父は去年の11月に突然逝ってしまってね」と言われた。もうボクはわかっていたはずなんだけど、言わずもがなのことを聞いてしまった後悔とともに、事実を目の前に突きつけられ、想像以上の喪失感を味わった。
そして今朝、畑の横を通るとき胸の中で「おはようございます」とともに合掌した。草ボーボーはさびしい鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

淡谷のり子

2016年06月27日 | Weblog
馬はゴール後ケガをしてコースから馬運車で退場するわ、野球はサヨナラ打で選手が衝突事後で担架で運び出されるわで、なんだかなぁーの日曜の午後だった。そんな夕方、ブックオフが出張買取にやってきてくれた。
週末ラジオで本の紹介をする人が「やっぱり本は紙ですよねー。電子書籍はどうもちょっと…」と言われるのを聞いて、知らずムッとした自分自身に驚いたバースくんである。そうなんだよ、本は紙が一番だとボクも今でもそう思っているけれど、実際はキンドルが今のボクにぴったりなのも抗いようのない事実なのだ。ということで、キンドルと重複している本箱の本を処分することにした。
さてと整理を始めると出てくる出てくる、本箱だけでは済まず、押入れの奥にあった30年以上も前のコミックまで出てきた。整理のきっかけとなったのは「泉鏡花全集」だ。こつこつと買いためた14冊は、今キンドルで「泉鏡花大全」として200円で手に入るのだ。あの膨大な量が200円で全部カバンの中にあるということ、本に愛着はあったけれど処分対象となった。
結局200点近い本の査定をしてもらったのだが、なんと「泉鏡花全集」は思わぬお値打ち価格で少しお別れの寂しい気分を救われた。びっくりなのは30年以上も前の、書籍バーコードもついていないコミックを全部引き取ってくれたこと。それも最低価格ではなく、それぞれを評価してくれた。ゴミ扱いで押入れにあったのにね。
せっかく出張してもらっているのだからと、CDも整理してしまおうと父の引き出しにあったものを全部出したら、これまた80枚ぐらいあった。ボク自身がその多さに驚いたが、内容にも驚いた。映画音楽からジャズ、クラシック、昭和歌謡まで多種多様で何の脈絡もなかった。そしてボクはここで市場価格のおもしろさに出会う。なんと一番高額だったのが「淡谷のり子全集」でフランクシナトラが負けた。モーツァルトにいたっては最低価格だ。マーラーの「大地の歌」に割といい値段がついたのには、ちょっとシャクな気分になりましたとさ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

待つ間が花

2016年06月24日 | Weblog
昨夜も涼しく静かな夜だった。季節にちなんで、永井荷風の「つゆのあとさき」を読む。春先から読もう読もうと思っていたのだが、先週末新聞の書評コラムでも推していたので、やっとページを開いた。結構引き込まれて読む。そしてふと思う。まあ扱っている題材のこともなくはないけれど、これは学生が読んだってつまらない本だろうなぁーと思った。ボク自身がこの歳になって読むからいいのだ。ご飯の数を重ねないとわからない滋味がある小説だ。これからもっと年齢を重ねて、あー今読むからこの本はいいんだなぁー、という本にこれからも巡り会いたいものだと感じた。
なんてね、バースくんはしっとりと夜を過ごしているぢゃないかとお思いでしょ?!思っていない!!失礼だなぁー、まあいいか。それというのもね、ナイターがないのだ!!交流戦明け、野球は短いお休みに入っている。テレビも録画しておいたものはすべて観尽くしたし、じゃあ本でも読もうかということになっただけ。
それにしても気持ちが穏やかだ。ナイター中継がないとソワソワしない。ボクは勝ち負けを見るのが好きだと公言しているくせに、負けぐせのついたへなちょこチームを直視する勇気はなかなか出ないのだ。とほほ。なのでちょっとお休み!というのが一番いい。オフのようにまったくゲームがないと寂しい寂しいと騒ぐのだから。
遠足や旅の前と一緒で行くまでのわくわく感みたいでいいのかといえば、厳密に言うとそれとは違う。要は戦況に神経をすりへらさないで済むから楽ちんだということなのだ。でも昨日でもう3日。待つ間が花もそろそろタイムリミットだ。
なのに天気予報は雨。今夜のゲームは流れるんぢゃなかろうか…。選手にはいい休養か?!藤浪は土曜日にスライドか?!なんて一人でクズクズ考える。まあ中止だったら、祭りの日より前の日がもう一日延びるだけの話鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

この度は

2016年06月23日 | Weblog
昨日、参院選が公示された。ニュースでは、各党の党首の第一声が繰り返し放送されていた。まことに失礼ながらどの方のお話も「なんだかなぁー」だけで、気になるのはその人の所作だったり、演説の仕方だったりとよそ事の方が気になるぐらいだった。いつものことと言えばいつものことだが、このたびは「苦しい」。ものすごい閉塞感で、息苦しい。それでなくともバースくんは、軽い閉所恐怖症なのだ。なんだか目に見えない抵抗できないものに、取り囲まれている感じがして堪らない。
少し前まで「誰がやっても同じだ」という思いで、誰に投票していいのかわからないという期間が長かった。今でも政治家のやることは意地悪な意味をこめて皆一緒だと思わないでもないが、一時期ほどは「誰がやっても…」とは思わないというか、それに勝る不安感や閉塞感の方に悩まされているのが現状だ。
ボクは一日健やかに働いてそれに見合う報酬を得て、世の中が平穏で夜のニュースでは季節ネタが流れるような、そんな生活を望んでいる。そんな生活をサポート保障してくれるのが政治なのではないかと思っているのだが、現状の政治は全く理解の範疇を超えているものだ。そのわからないことをする人を、わからない人の中から選べと言われても、無理なんぢゃなかろうかと思うのだ。
おまけにここ鳥取は憲政史上初の合区という制度になり、お隣の島根とあわせて三人が立候補、議席1を争う。この一行を打つだけでも違和感ありすぎではないか。数字の辻褄あわせに、そこは2県で1県相当だとみなされたということ。どちらも東西に長い県だから、端と端では文化も環境も経済も何もかもが異なる。もちろん合区となれば、旧態にあった「おらが国さの先生」感覚も皆無だ、それの良し悪しはともかくも、まず候補者を肌感覚で理解するところが全くないのだ。誰?!という状態。いいのか?!こんなことで選挙に行っても…っていうか、本当に誰に投票していいのか全くわからない。
いい歳をしたボクがこんなことを言ってるのだ。高校生たちはどう考えるんだろう鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

カラータイマー

2016年06月22日 | Weblog
A(仮)は、何事においても鷹揚だ。悪く言えばのんき過ぎるきらいがあるともいえる。仕事においては、なかなかエンジンが温まらないのかスタートからすぐには調子が出ない。しかし締切なり結果を出さなければならない期限が近づくと、周りがびっくりするほどの馬力でそれまでの分をも取り返し結論を出す。ただし大きな仕事においてのみだ。細かな作業仕事はその対象ではない。
B(仮)は、何事においても几帳面だが、おっちょこちょいだともいえる。仕事においては、前倒し前倒しで雨も降らぬのに傘を準備するようなところがある。しかし大きな仕事の結果となると、周りがあきれるほどオロオロとし、切り札の少なさに只々キューキューとするばかりだ。だからなのか、細かな作業仕事は用意周到、先の分まで取り込んでやっつける。
ん?!何を言っているんだとお思いのそこのあなた!これは当社の話だ。A(仮)=社長、B(仮)=バースくんのことである。
ここのところ当社には一つ大きな課題があった。昨日午前中には、さすがの社長も追い詰められたと口にしたほどだ。ところが午後、社長が息せきって突然帰社「あれはこれをやっつけて、この方向から行けばいいんぢゃないか!という結論にする」と言うではないか。おおーその手があったかと驚いたボクは「あー、はいはいそうですね」と間抜けた声でしか返事できなかった。
四半世紀以上、大方もう30年近く社長と仕事をしているが、こういうことがたまぁーーーーにあると、実は社長のワイシャツの下にはカラータイマーが隠されているのではないかと思うことがある。土壇場3分だけ仕事してやっつける!!ウルトラマンのようではないか。ボクに言わせれば、最初からやればーとも思うんだけどね。
まあ互いに、五十歩百歩、団栗の背比べ、どっこいどっこい、目○○鼻○○を笑うっていう感じだけどね。まあとりあえずは一件落着、次に向かって頑張ろう!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

高得点

2016年06月21日 | Weblog
昨年の春先、ステキな女性とご縁があって結婚。新しい二人の生活のために新居を構えたので、ドタバタと独身生活をおくった狭いアパートから引越しをした。ちょうど会社も順調に業績を伸ばし、仕事は充実し給与も上がった。そんな折、前から少しずつ勉強していた船舶免許の試験にも合格、新婚の夏は楽しかった。まもなくその幸せがコウノトリの目にとまり、おめでたとなった。こんな絵に描いたような恵まれた男の得点は、336点という高得点だ。何が高得点なのかというと、ライフイベントストレスチェックにおいて高得点で、実はそれはとても危険な数値なのだ。
先日テレビの「キラーストレス」という番組の中でこのチェックシートを知った。どれくらいストレスが蓄積しているかを把握するためのもので、60にあまる設問にチェックをいれてその度合いを測る。合計点が260点以上でストレスが多い要注意の段階、300点以上で病気を引き起こす可能性があるほどストレスが溜まっている可能性があるというのが判断基準だそうだ。となると前段の幸せ男は実は猛烈なストレスにさらされているということになる。びっくり!!
でもバースくんは知っていた、かねがねかかりつけ医が「ストレスって、不安や恐怖や怒りみたいなものだけを言うのではないんだよ。自分の今の環境の変化は、実はすべてストレスなんだ。暑かったり、寒かったり気候の変化だって大きなストレスなんだ」と言っている。さらに「ストレスで精神をやられるイメージが強いけれど、それ以上に肉体を蝕んでいることを忘れてはいけない」とも。番組も同じ趣旨のことをやっていた。フーン、ボクの先生ってそれを昔からずっーと言い続けているから、名ドクターなんだね!!先生、今更ながらおみそれしましたペコリ。
ではボクもチェックをしてみると…なんと323点!!おーストレスにさらされているーー。何が原因で何に気をつけていいのかもよくわからないけれど、とりあえず元気に出発すれば大丈夫でしょ!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

やさぐれて月曜日

2016年06月20日 | Weblog
タイトルを打って。おっ!なんだか昭和の歌謡曲のタイトルのようぢゃないかと思う。昭和は遠くなったのか…。
朝それも月曜の朝、いろんな気持ちを総動員しなければ起きられないのだが、その気持ちの一番は、とにかく6時までにデータ放送でおみくじを引くということだ。そんなことでとお思いだろうが、これは毎日吉凶でポイントがたまり100点たまれば月末には現金プレゼントなのだから、がんばらざるを得ないではないか(?!)ということで、今朝もまずテレビをつける。
と、画面は「全米オープンゴルフ」の中継をやっていた。聞こえてくるのは戸張捷の声、おー昭和の時代からゴルフ中継といえばこの声だなと抜群の安定感を覚えていると、解説者には青木功が…。時は流れているんだねー、青木さんが解説かぁーと自分の歳は棚上げにする。ということは、今日のおみくじはお休み凹と一抹の寂しさを抱えつつ。
そういえば昨日の競馬中継の最後、宝塚記念の予告のバックに流れていた実況の声は往年の杉本さんの「あなたの、そして私の夢が走っています」だった。いいなぁー、あのたっぷりとした実況をもう一度聞きたいとセンチメンタルな気分になった。
そりゃもう、しみじみもセンチメンタルにもなるというものだ。ちっとも阪神がシャキッとしない。特に日曜日に負けられた日には、もう元気の出しようがないではないか!!やさぐれて月曜日、せっかく晴れていてもなんだかなぁーの気分である。別に阪神が勝とうが負けようがボクには何の影響も及ぼさないはずなのだが、うーんブルーな上にブルーなマンデーになってしまうのだ。がんばれよ、阪神タイガース!!(バースくんもね!!)そうだね、ボクもやさぐれてなんてつまんないこと言ってないでエンジンかけるかな。
そうそう只今多くのお問合せをいただいておりますノマップ2016は、8月の上旬発行になります。今少しお待ちいただきますよう、よろしくお願いいたします鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

へだたり

2016年06月17日 | Weblog
隔たりと打って、ふっと御巣鷹の墜落事故の原因と言われる隔壁のことを連想し、あの暑い夏の夜を思い出した、それだけ。
さて今日は別の話。先日ずいぶんと久しぶりに絵を見に「院展」に出かけた。バースくんのように絵画の知識のないものは少しでも抽象化されたりするともうチンブンカンでさっぱりなのだが、日本画だと見たまんまその絵にこちらの気持ちが入り込めるので大好きだ。まあ現代の日本画の世界も抽象的世界のものや洋画と見紛うものもあるけれど、やっぱりどれも色合いの落ち着きがしっくりとなじみやすい。
なんて本当は評するものなんてボクは何も持っていないので、只いいなぁー、きれいだなぁーと気持ちが吸いよせられる絵の前で、ぼんやりいろんなことを思うのがいいのだ。自分の訪れたことのある土地だったり、記憶の中を彩った花だったり、思い入れが出来る人物像だったり、全部で5枚ほどの絵の前ではかなり長く佇んでしまった。(他の人がいなくてよかったよー)
どう考えてもすごいね。平面に描かれたものなのに、音も風も香りもあるんだよね、いい絵には。っていうかボクはそんな絵が好き。訪れたことのある駅の風景には、雑踏の感じ、画家がどこから見ているのかも手に取るようにわかる。渦潮を見ていると、観潮船の甲板で感じた春まだ浅い少し冷たい風を、菊の花の絵には、祖父の丹精を思い出した。
とまあ結構楽しむことのできる展覧会だったのだが、一つ頂けなかったのは展示そのもの。ガラスケースの中に展示されている作品は、そのへただりで値打ちが3割減になってしまっているということ。絵の中央をガラスの桟が通っていたり、照明との兼ね合いでガラスに観覧者が映りこんでしまったりしていた。ずんぼり立っているまぬけな自分の姿の向こうに絵が見えるなんて最悪!普通に壁面に展示されているものもあるんだから、あんなへただり、取っ払ってしまえばいいのにと思いましたとさ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取