ネットの難読漢字クイズで「定礎」が出題されていた。バースくん、これは自信をもって答えられた「ていそ」だ。
そうビルの正面横ぐらいによくある竣工日が刻まれている石やプレート、あのことだ。
学生時代からの長い付き合いの友人が、この「定礎」のプレートを見つけるのが趣味だった。あのプレートの下には定礎箱というものが納められている。
ステンレス製のそれには何が入っているかと言うと「氏神様への御礼、建築図面、定礎式が行われた日の新聞、通貨、関係者の名簿」だそうだ。
これはその建物を壊さない限りは開くことができない。あれと一緒、古い寺社仏閣や大きな家屋を解体修理すると必ず出てくる棟札とか棟板に似ている。
定礎石を見ると、この中の箱を開けるのはいつになるのだろうと少し遠い目になる(ロマンチックか……)
さて、いつになるかと思われた梅雨が昨日明けた。はっきりとではなくぼんやりと明けた。昨夜はものすごい雷が鳴るし、今朝はどんより曇っている。
天気予報のおじさんが「傘を持って出かけよう」と言っていた。うん?!梅雨明けたんだよねー。
よく「止まない雨はない」とか「明けない夜はない」とか言うけれど、あれは渦中にいるとなかなか信じることの出来ない言葉なんだよね。
いつか、確かに雨は止んで梅雨は明ける。でも降りこめられている最中に青空を思うことは本当に難しい。
このコロナ禍もいつかは終息する。いつかはいつのなのか、とんとわからないけれど終わる。でもそれを今ボクは自信を持って言い切ることは難しい。
こういうときに必要なのは「大丈夫!終わる、終わらせる。だから俺の後ろについてこい!」と多少のはったりでもやせ我慢でもそう言い切り
自分の背を見せ、ランタンを持って前に進んでいく人なんではなかろうか。ごめん他力本願鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム