本質を問われる

昨日の天野祐吉さんのコラムに「CMは生活や商品についてのニュースなんだ」「少しくらい不便になっても、生活の<質>を大切にするような世の中になるための気分を、空気をつくり出していくのが、これからのCMの仕事だろう」とあった。更に今のままでは「CMはもう金もうけしか考えない連中のタワゴトとして、世の中からソッポを向かれていくに違いない」とも。
おっしゃるとおり!!まだまだACが数多く流れているのは、様子見をしているスポンサーが多いからだ。様子見ならまだいいけれど、このままとりあえずCMを打ち切るスポンサーも続出だ。CMの本質を忘れたスポンサーさんが多いのが現実。
まあ我が社長のように「損得より先に善意」「お客様に有利な商売」を掲げていると、なかなか大変なのもこれまた現実ではあるけれど…
「そもそもの広告の本質を過たず、面白くて楽しいものを!!これはなかなかに難題だけれど、これをやっぱり大きく掲げてやっていくのが、今ボクのなすべきことだろう」と大上段に構えています。スポンサーの皆様も、今一度コマーシャルメッセージは、商品のニュースであるという本質を思い出していただきたいと思いますバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族である」と確信しています鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズーム　

本番

オーケストラの指揮者は、実に個性豊かだ。同じ曲なのにタクトを振るその人の楽譜の解釈で、楽曲の顔は見事に変わる。数少ないボク自身の経験から言っても、何もかも信頼して付いていけるマエストロ、前にいくと緊張させられてしまうマエストロ、??ばかりが頭の中を占領してしまうマエストロ、様々なタイプがおられた。
テレビで若き女性指揮者、三ツ橋敬子さんのドキュメントを見た。リハーサル風景をカメラが追いかける。普通ここで指揮者は自分の楽曲の解釈を、説明なり指示出しをして曲を仕上げていく。高飛車になる人、ソフトな口調で語りかける人、いろいろなタイプの指揮者がいるが、彼女は腰の低い、メンバーの意見を聞く人だった。「おーい、大丈夫か?」とさえ思える謙虚さは、オケのメンバーを引っ張っていくだけの技量があるのか、大変失礼ながら疑わしかった。
ところがだ。本番がスタートすると、小柄な彼女は大変身をするのだ。オケの音を集約し操り、彼女色の楽曲に見事に導いていく。渾身のタクトは泣き、笑い、勇気を出して大団円を迎える。素晴らしい指揮であることが、短い映像でも十分に伝わってきた。本番のダイナミックさは、結局リハーサルの謙虚さと日々の研鑽の上にあるものだった。
本番に出来る人といえば、昨夜のサッカーのカズもそうだった。ドラマチックなまでの彼のゴールの裏にも、気の遠くなるような日々の精進があるのだろう。
本番に強い人は、日々の暮らしを懸命に生きる人だと再認識した。そしてまた、日々の生活はすべて本番以外のなにものでもないということもバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族である」と確信しています鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズーム　

東西問題

昨日某局の営業氏が転勤のご挨拶に見えた。移動先は東京だ。今ACのCMが大半を占める広告業界の現場の仕事は、さぞかし重責だろうと推察される。その上に生活は、輪番停電やらなにやら神経をとがらせることも山積。「どうぞ、お体を大切に」と言うのに、いつも以上にボク自身力がこもった。
さてその計画停電、本日は全部中止だそうだ。みなさんの節電努力の賜物、春の日差しのおかげ、とにかく今日一日は突然の不便に襲われる心配はないようで、遠いところから小さく安堵のためいきをボクもついた。でも避難所によっては水も電気も回復していないところがまだ数多くあると聞く。どうにかならないものかと、なにもできないボクは身を揉むばかりだ。
西の電気はどうして東にわずかしか配分できないのかという問題。当然周波数が違うことは分かっていたけれど、何でもおそろしいスピードで進化している現在、60Hzから50Hzの変電なんて、いとも簡単だろうと思っていたのに、そうでもないということをこの度知った。
そもそもなんで東西で周波数が違うのかということも謎だったが、それは昨日ラジオが教えてくれた。それは関東にドイツから50ヘルツの発電機が輸入され、関西にはアメリカから60ヘルツの発電機が輸入されたからなんだそうだ。ふーん、そうなんだ。でもそれっていつの話?!平成の今の世になっても統一できないわけは何?!こういう緊急事態はいくらでもシュミレーション出来ただろう。それが今でも東西で違うって…。それはカップラーメンの味の違いとか、メガネのミキとメガネのパリミキの違いとかいう問題では済まない。なんだか全然預かり知れぬところの力が働いて、この東西問題は解決しないのだろうかバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族である」と確信しています鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズーム　

それでも絶対

3月も末というのに、寒いこと寒いこと。今朝バス停で待っている若い女性の春の装いが、ボクにはとても寒そうに見えて気の毒でした。でも一週間もすれば、桜が咲くのです。昨日ラジオで「あなたが聞きたい桜の歌は何ですか」というリクエスト番組をやっていました。名残の雪がひらひらしていても、まもなく桜は花開くのです。季節はゆるぎなくやってきます。
止まることのない時間をボクは信じていますが、この地震で地球の自転が1000万分の16秒だけ短くなったんだそうです。時さえ変える力が地震にはあったのかと思うと、その大きさに今さらながら驚愕します。それでもやっばり時間は確実に流れています。
ところが「あれ?」とあの日から気が付いていることがありました。家の電波時計の一つが、必ず東か西の送信所のどちらで今時間を更新しているのか表示をするのだけれど、ぷっつり東の表示をしなくなったのです。ここ鳥取は東西どちらからも電波を受信するのです。ああ確か東の送信所は福島だったと思いあたり、多分地震の影響を受けているのだろうと思っていたら、一昨日新聞に福島の電波送信所停波の記事、あーやっぱりと思いました。さすがの電波時計も地震には勝てませんでしたね。時計の時刻はしばらく更新されませんが、それでも絶対時間は流れています。
ボクにとって絶対は神様です。流れる時間を信じて今週もスタートですバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族である」と確信しています鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズーム　

美しきスキップ

「しつこい」とかいろいろご批判もあるACのCMですが、あれはスポンサーの営利目的のCMではありません。今の状況ではこれらの公共広告機構のCMを流すのが妥当な手段です。確かに同じものが繰り返し流され、ボクもいかに世の中はCMにあふれていたのかと再認識させられました。一日も早く広告活動が正常に戻る状況になることを、心から願っています。
そのCMの中で、金子みすずさんの詩の朗読「こだまでしょうか」が一番人気があるようですが、ボクが好きなのは♪ポポポポ～ン♪の「あいさつの魔法」です。こんにちワン、ありがとウサギのあれ!!あのCMで、最後にみんなが横一列になってスキップをするところが特に最高!!見てください!ピンと手は指先まで伸ばして背筋を正して、それはそれは美しいスキップをしています。アニメーションも微妙にレトロで、なんとなく甘酸っぱい感じがするのがいいんだなぁー。
「知層」編に違うものを想像されてしまう方、せっかく病気予防の啓発をされていてもうっとうしいと感じる方、最後のACの声が耳についてしまう方、いろいろな方がおいでになるとは思いますが、ちょっとやわらかい目で見てください。今日からは、この度の災害に向けての新しいCMも流れるようですポポポポ～ン
まあ確かに、大好きな赤星くんの前髪は短すぎると、ボクも思っていますバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族であると確信しています鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズーム

どなたですか??

昨日ある人に言われて、穴があったら入りたい気分になりました。「元気というものは、もらったりあげたりするものではない、出すものだよ」と。目が開かれた気持ちになりました。そうですね、元気は「出す」ものですね。今日も元気を出していきましょう。
さて昨日は、高校野球の宣誓に涙してしまいました。本当に開催してよかったなぁーと実感しました。この春の彼らの奮闘は、いつも以上に心に残ることでしょう。それに引き替えプロ野球です。何も選手会をはじめ、役所もファンも野球を今年はやめようとは言っていません。選手はプロですから仕事です。言うまでもなくその職業を愛しており、一日も早い健全なシーズンを一番に願っているのは他ならぬ彼らです。その彼らが12月までシーズンがかかってもいいではないか、後少しスタートをずらそうと、今は開幕するタイミングではない!と言っているのです。もちろんボクもそう思います。今ではないことは、自明の理です。
報道を聞いたり見たりしていると、どうやら力のある特定の球団・個人がゴリ押しをしておられるようです。どうしてですか?売上の帳尻が狂うからですか?売り上げ減は、地震への寄付とみなすわけにはいかないということですか。それとも…地震なんて知ったこっちゃない!!とにかく進めということですか?
どなたか存じ上げませんが、このままご自分の意見を通されたなら、売上どころか信用もファンもごっそり失うことになりますよ!!デーゲームのスタンドで応援するファンが、あたたかな春の風に吹かれる頃、12球団が足並みそろえて開幕してほしいとボクは願っていますバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族であると確信しています鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズーム　

届いています

11日以降、そこかしこで「何か自分にできることはないか」と耳にします。この気持ちはよぉーくわかります。ボクはボクの生活を粛々とすることが今なすべきことだと、ここにも書きました。ときどき「勇気や元気を届けたい」と言う声にぶつかります。すばらしいことだと思います。でもボクは、???という気持ちになるのも確かです。
今ボクは毎日ものすごい励ましと勇気と元気を、被災された方々から頂いています。生命のぎりぎりのところでがんばっておられる、十二分すぎる力を出し切っておられる姿を見るとき、ボク自身は胴震いをするほどの勇気を、強い力を授けられた気がするのです。上手くこの受け取った励ましを表現できないなと感じていたら、kizuna311で香川照之氏のメッセージが、ボクの気持ちとぴったりリンクしていました。
被災された方々が先頭を走っているのだと。先頭を走っているみなさんがこの困難を乗り越えられたら、あとに続く我々も乗り越えていくことが出来る云々…。そうだ、そうだ!!そしてそれをコメントしてくださった氏にも、ボクは元気をもらいパソコンの前で、一人拍手を贈ったのです。
今一番がんばっているのは、がんばらざるをえないのは誰でしょう。絶対絶命に立ち向かっている勇気に勝る勇気はありますか?
みなさんの勇気が届いています。そして1分でも早くこちらからの支援物資が届けられることを祈って、今日もスタートですバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族であると確信しています鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズーム

すびばせんねぇ～

決して敬愛する枝雀師匠のものまねをしているのではありません。鼻水がとめどなく、重力にさからうことなく流れていくので「すびばせんねぇ～」となる次第。
ボクは結構きついアレルギー体質です。だから365日、もう十数年抗ヒスタミン剤を飲んでいます。そうして常に予防線を張っているので、意外に重症な状態に現在は陥らないのですが…。やっぱりこの季節はそれなりに、ローションティッシュの箱を抱えて暮らさなければなりません。
ところが今回は、そんなかわいいものでは済まなくなってしまいました。というのも、ボクに「スキ」があったのです。アレルギーはその隙をきっちりと突いてきたのです。金曜日の午後、のどが痛くなり始め「おや?風邪ひいたかな」と思う間もなく、ずんずん症状が悪化したのです。週末は放射線避難の子を預かることになっていたので、ここで風邪をひくわけにはいかないと風邪薬を飲んだのです。風邪薬を飲むと、抗ヒスタミン剤は飲めません。365日の中のたった一日飲まなかったのです。そうしたら花粉症が見てたんですねぇー「おっバースくんのやつ今無防備だ、狙うなら今だぞ!!」という具合。たった一日なのに、ズビズバァーパパパヤ～になってしまいました。小さなスキを見逃さないアレルゲン!ある意味すごいな!
隙を突くと言えば、記者会見の記者たち。あれは何とかならないものでしょうか。会見を十分に聞かないまま、とにかく喧嘩腰に会見者の隙があらば突いてやろうという物言い。不愉快になることがしばしばです。報道記者だけが正義であるという思いこみが、ボクには感じられます。どうか、今一度、会見者の話をよく聞き、そしてボクたちが普通に疑問に感じるところを代弁者として質問してください。重ねてお願い申し上げますバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族であると確信しています」鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズーム

底

おはようございます。今日は気温が上がるという天気予報です。寒さもやっと「底」を打ったということでしょう。
そうです!!そろそろ何もかもが「底」を打ったということにしましょう。あとは何をするにしても上向き、もうこれ以上の負を見ることはないのです。何と言っても「底」なのですから。人間の営みは大変にもろいものですが、「底」を割るほど、「底」が抜けるほど弱くはありません。なぜなら知恵と優しさをもっているからです。甘っちょろい考え方だと知りつつも、その甘さに賭けてみたいと思います。断っておきますが、ボクは賭け事に強いです。そのボクが言います!!ここが「底」これからやることはすべて良い方向に結実することばかりです。
がんばろうとは言いません。前を向きましょう!!手を足を頭を働かせましょう!!まず自分自身にそう言い聞かせます。
そりゃ数は多ければ多い方がいいのですが、何か一つでも構いません。どうか今日も一つ良い方へ向くことがありますように祈っていますバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族であると確信しています」鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズーム

見えないけれど

おはようございます。雪の朝です。
先ほどから原発へ上空からの放水が始まっています。作業に従事されている方々に皆が思いをのせています。どうぞ、どうぞ作戦が無事成功しますことを祈っています。
「今、自分にできることは何だろう」とみんなが自問しています。中には本当につまらないありえない行動を取る輩もいますが、ほとんどの国民はそう自分に問いかけているとボクは信じています。ボクは先日もここに書きましたが、ボクの生活を丁寧にやってゆくこと、ご不自由をされている方々に思いを寄せることだと思っています。それはたとえば些細なことだけれど、お米や燃料を買い占めないこと、不要不急の行動はしないこと、煽るような報道を鵜呑みにしないこと、実に細々とあります。鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームには、いくつかの寄付先の一覧を掲載しておきました。
人は誰も、振り返れば見えないけれど、たくさんの人が応援の旗を振ってくれていると思っています。そしてまた自分自身がその応援の旗を振る一人だと確信します。もちろん、今寒さの中におられる避難の方々のまわりには無数の応援の旗が振られ、そしてまたご自身も皆へ応援の旗を振っておられます。見えないけれど、見えないけれど、無数の数限りない旗が振られています!振っています!!今日もまた、胸の中で腕も千切れよ!とボクは旗を振っていますバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族であると確信しています」