バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

復活

2016年01月29日 | Weblog
甘利さんの会見はあーまたかという思いだし、ここからの詰めが肝要なのだとテレビの前でごまめの歯軋りをするだけだが、ボクが気になるのは文春だ。文春はさまざまなことをどんどん世間に知らしめ、ジャーナリズムとして良い仕事をしている?!のだろうか。ボクはなんだか脛にキズ持つ人の後ろにまわってねずみ花火をしかけてまわっているような、あまり品のよくない印象を受けるのだが、ジャーナリズムに品も何もあったものではないのだろうか。
話変わって、人の身体って思ったよりデリケートに出来てるんだ。最低気温が数度上がるだけで「うん?!なんかいい感じの体調だ」と勘違いするぐらい動きがよくなる。朝の一連の動作スピードが違う。おかげで今朝は「ビックリポン」を時計代わりではなく、横見ぐらいは出来た。まったくあの週末の寒さ、今思い出すだけでも縮み上がる。
さて縮みあがって根からパタンと倒れてしまった事務所の二十日大根の芽は、なんとここ数日徐々に頭をもたげて復活!!した。えらいねぇー、くじけてなかった。っていうか貝割れ大根状態であの寒さ、ヘタリと折れたらお釈迦になったと思うよ普通。すぐにそれを抜き取るにはしのびないから放っておいたらまた上を向くなんて、よほどバースくんより頑張ってるよ。
復活したんぢゃないんだね、きっと流れに身をまかせていたんだ。寒くなって、とりあえず立っているよりは少しでもああたかいだろう土の上に横になって、寒威が去ったら、よしよしまた頑張ろうということになったんだ。別にね、今更二十日大根の芽に教えられたなんて思わないけど、素直に立ち上がって来る力にびっくりした。
おまけにあと2種類のタネのうちもう一つも芽を出し始めた。今となってはそれがキンギョソウなのかナデシコなのかわからない。とにかく寒さにもめげずがんばって頂きたい。
気がつけば今日は1月29日金曜日、もう月末なのだ。えーーーーっ、駅伝見たの昨日だっよねなんて言い訳は無理無理だよね。二十日大根に負けぬよう、本日もエンジン全開、元気に出発進行だ!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

フィリピン

2016年01月28日 | Weblog
天皇、皇后両陛下のフィリピン公式訪問のニュースが流れるたび、思わずじっと画面を見る、ラジオを聴く。そこには近頃世間ではとんとお目にかかったことない、誠意と真摯ということがありありと実感できるからだ。
まだボクが20代だった頃、陛下が皇太子であられた頃、少しお仕事をさせて頂いた。当時は妃殿下の皇后がそっとボクの労をねぎらってくださったときの様子は今でも忘れない。慈愛という言葉は、バースくんの辞書においては美智子皇后だ。
歳をお重ねになるごとに両陛下の誠意、真摯なお気持ち、ひたむきなお姿は深くなり、ボクは胸が熱くなるどころか、近頃は切ないほどだ。さらに強い意思をお出しになっているようにも思えるし、とにかく御身大切にお励みいただきたいとテレビの前で願っている。そしてフィリピンが大切に、心こめてお二人を歓迎されたことは何よりだった。
ボクの祖父はフィリピンの戦線で耳を悪くし、復員してからマラリアに罹った。実によくボクのことを可愛がってくれたけれど、戦争の話は一度もしてくれなかった。戦争にまつわる話は全部祖母から聞いたものだ。もうその祖父も祖母もとうに亡くなっている。戦後70年、両陛下でさえまだお小さいときのこと、今このニュース画面に映る人々はほとんど戦争を知らない人たちだ。戦争で失われた命って…。90歳ぐらいの男性がインタビューに「慰霊は本当にうれしい」とおっしゃっていた。そうなんだな、今のボクたちはそれしか想いを馳せる術がないし、またそこに想いを寄せなければならないんだと両陛下を拝見していて思った。
両陛下、フイリピンは暑いそうですね。くれぐれも体調をお崩しになられませんように、良い旅をお続けください鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

健さん以来

2016年01月27日 | Weblog
高倉健の映画をテレビなんかで観ると、決まってその物言いや格好をよくマネしたものだ。世間でもよく言ったよね、映画館から出てきたお客さんみんなが健さんを気取っていたって。ことほどさように、映像から強烈なインパクトを与える人だったのだ。みんなが役者の誰彼を全部物まねするわけではない。やっぱりすっごいなぁーと思うからやるのであって、早々にそんな人はざらざらは出て来ない。ボクにしたって、画面の中には「いいなぁー」と思う人はいっぱいいるけれど、じゃあ真似でもしてみるかという人はいない。歌舞伎や新派の名台詞、落語の一節なんていうのもぶつぶつと独り言でやるけれど、それは特定の役者を真似ているのではない。
やっぱり何か身の内から発散するものがあるんだろうね。それを人はオーラといったりしているのかもしれない。とにかく目の前の人のやっていることを、そのまんま自然にまねしてしまう。そうちょっと真似てみるかではなく、自然と身体がそうなってしまうすごさ!そんな人はやっぱりめったにいない。
めったにいないけど、いた!!のだ。それはイオンのCMに出てくるお嬢ちゃんだ。久しぶりにCMに釘付けになった。きれきれの鋭い空手をやり、いかに履いているパンツがよくのびるのかというコマーシャル。いやいはやもう目が離せなかった。伸びる足、伸びる腕、突き出す脚、突き出す手いつしか見ているボクまで息を詰めてしまっていた。そして知らず知らずに手刀をして空中に腕を突き上げるボク…。健さん以来の物まねをしていた。
とにかく興奮して、会う人会う人にしゃべったら「えーっ、バースくん知らなかったの。あれもう去年の秋ぐらいからやってるんじゃない」とか「話古過ぎ、あの子は有名な空手の選手だよ。東京オリンピックで金メデルかもよ」と返された。えーーっそうなの?(あれこれもどっかのCM)と再度びっくり。高野万優ちゃんっていうんだって。いっぺんでファンになりました。ガンバレ万優ちゃん!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

コレは!!!!ここは!?

2016年01月26日 | Weblog
今朝のこの寒さを辛抱したらもう春はすぐそこだと天気予報、ウソでもがんばれそうな気持ちに少しだけなったよ。ありがとう。それにしても寒いね。
昨日も朝からずーーっと、ファンヒーターをガンガンつけて、エアコンもかけて仕事をしていた。でも週末のあの冷凍庫状態にあった事務所は早々には温まらない。格好なんて、効率なんて言っていられない。バースくんはマフラーしたまま、手袋したまま仕事をしていた。月曜日、それなりに立て込むこともあり、気がつけばもう11時半になっていた。
さてそんな寒さだから、自然現象でトイレに立った。ドアを開けてまずその結露にびっくり!、あれあれわらわらと拭き取る。朝一番床の掃除をしたときには、まだ気温が低すぎてなんともなかったのにーー。でやれやれと便座のふたを開けたらば…
????、最初何がどうなっているのか全く理解できなかった。なんか変。見た感じが違う。なにがどこがって言われても、水の色が変わったり量が増減したりしているわけでもないが、違う。絶対違う!!と目を凝らしてよぉーーく見たら、なんと氷が張っていたいたのだ!!そんなことってある?!トイレのふたを開けたら水が凍っているなんて、一瞬なんの冗談かと思って思わず振り返ってしまった。誰がいるわけでもないのに、ははは。
でもこの状況を一人で囲っていたくはない。まさに出かけようとしていた社長に「トイレに氷が張っているんですよー、信じられます?」と言ったら「ここは北海道か」と一言だけ残して出て行った。凹、もう少しびっくりしてくれてもいいぢゃないかー。見たことないでしょ、トイレの水に氷が張ってることなんか!!
まあ人様にふれて歩くことではないけれど、一人でびっくりしていてもつまらないのでここにアップした次第。人気のない部屋ってホント冷えるんだね鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

低温注意報

2016年01月25日 | Weblog
とうとう昨日は一日、気温は零度を上回ることなく氷点下のまま暮れた。「寒かった」と言うのは、バースくんにはちと憚られる。テレビの前、ストーブの横に陣取り、録画していたものをチェックし、テニスをチラ見し、競馬をし、相撲を見て安穏に暮らしていたからだ。PCでは将棋の対局中継で、羽生さんと里見さんが頑張っていた。おまけにどれもこれも良い結果だったし、窓の外は窓の外、楽しい日曜日だった。
暮れてテレビの天気予報、これからが本番のようなことをさかんに言い立てるけれど、ぬくぬく暮らした身にはピンとこなかった。風雪、大雪、着雪、なだれと、これでもかと注意報が出る中に低温注意報があった。「農作物などに著しい被害が発生する恐れがあります。作物の管理には十分にお気をつけください」というアナウンスもボクにはどこか他人事、ハウスの管理というのはさぞかしご苦労なんだろうなぁー、灯油の値段が下がっていてよかったなぁーなんて思っていた。
心配していたのは出社するときのバスのことだけだった。間引き運転するんぢゃないか、路面はツルツルでのろのろ運転の渋滞、様々に想像した結果、よしっ!!無駄な抵抗はやめようと。バス停で15分待って来なかったら家に戻って、昼近くなってから出社することにしようと。(なんなら休むという選択肢もあるぞと…コラッ)
烏カァーで夜が明けて、起き抜けには降っていなかった雪が出かける頃には降り始めた。バス停に立つこと10分、やってきたバスは一本前の違う行き先のバス、あーこれはもう家に帰るかぁーと心決めた12分、すっとバスがやってきた。挙句渋滞に巻き込まれることもなくいつもどおり出社。そしてなんと言うことでしょう~、事務所に入った途端、日が射し始めましたとさ。まあそんなもの。
で事務所の寒暖計は2度!!そして、そして低温注意報が出ていたということを思い知らされた驚愕の事実!!!なんと双葉になっていた二十日大根の芽が全滅していた。思った以上に打ちひしがれた。とほほ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

差込みで

2016年01月22日 | Weblog
ここのところ、ずっと読書は「バースくん・一人宇江佐真理まつり」をやっている。そんな折も折、新聞が宇江佐真理の遺作を連載し始め、毎日彼女の作品を二つ読み継ぐこととなった。もう祭りどころかカーニバル?!状態の昨今なのだが、得てして蜜月には隙間風が吹き込んでくるのである。
キンドルの今月の安売り本の中に能町みね子の本があった。去年の夏までボクは彼女が何をしている人かもよく知らず、ましてや戸籍が男から女になった人とはもちろん知らなかった。あるときそれを教えられてへーーーとなったけれど、彼女の佇まいには何の不都合もなく、するっとその彼女の現実を違和感なく受け止めていた。その人が書いた本…思わず買ってしまった。
差込みで読み始めた「お家賃ですけど」は、今までに読んだことのないタイプの本だ。何ということはない日常が書かれているのだが、よくあるその手のエッセイとはまた違うのだ。何を隠そう、ボクはその何も起こらないエッセイが好きだ。いろんな人のそれを読んでいるけれど、能町さんのものは何も起こっていないように見えて、その後ろで大事件や大事象が起こっているのが透けているからだろうか。誰もが大なり小なり何かを抱えてやっている感じが共有できるところがページを繰らせているのかもしれない。時代小説にエッセイを差込んだのも、おもしろい取り合わせになった。新聞のうめ婆は差込みに関わりなく追っかけてくるけれど、伊三次はしばしお休みだ。
につけてもキンドルの便利さよ!ありがたさよ!なのだが、ここ数日どうも画面が不安定だと思っていたら、充電を忘れていた。3週間に1度ぐらいで十分なのだが、年末から新年にかこつけて数えればひと月以上充電していなかった。そりゃさすがのキンドルでも無茶だ。朝から机の脇で充電中だ。その間に仕事をしようー(うん?!何か間違ったこと言ったかな?)鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

映像

2016年01月21日 | Weblog
国会で「総理はどう思われますか?」なぞと愚の骨頂の質問までする議員が現れるほどの騒ぎになったスマップ解散問題、つらつらと見ていると本当に怖いなぁーと思う。人の口に戸は立てられないし、他人の不幸は蜜の味だと思う人もいるし、火のないところにドライアイスだろうがなんだろうが無理やり煙まで出す人が出でくる始末。まあ実にいろいろな人を図鑑がごとくに見せてくれるのは興味深い。バースくんも人の子、怖いもの見たさがあるのだ。
そして格別に怖いと思ったのは映像だ。例の生放送の映像は他局にまで即配信されるというびっくりの計らい、どれだけの人があの映像を見たのだろう。人それぞれ感じ方は百人百様だろうけれど、あれを楽しいと見る人はいないわけで、やれ立ち位置がどうの、話の内容がどうのと騒ぎたてるけれど、みんな自分があの映像を見て思ったことが答えなのではなかろうか。うーん、すっきりしないし、何だかなぁーと思ったボクの感想は当らずとも遠からずだと思っている。映像は実に正直だ。
ここのところ楽しみに見ているドラマ「女と味噌汁」もいよいよ佳境に入り、どっぷり池内淳子と山岡久乃を堪能している。このドラマ毎回一話完結になっているのだが、ゲストに井上順が出ていてその若さにも驚いたけど、その甥っ子役に度肝を抜かれた。5歳のいたいけない幼児という役どころ、あれ?!この子誰だっけ…と妙にひっかかりながら見ていて、話半分のところで気がついた。坂上忍だ!!!映像って怖いなぁーとしみじみ思った。スマップなんかより、ずっと怖いと思った。見えないはずの時間の流れが、はっきりとそこに見えたからだ。井上順は若いなぁーで済んだけれど、坂上忍はそれから辿る人生の道筋やらまでに思いが至り、ちょこちょこと動きまわる芸達者な子供を見て不思議なタイムトリップをした感じだった鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

立ち聞き

2016年01月20日 | Weblog
朝ドラが少しづつ、つまらなくなった。脚本の書き手が息切れしているのだろうか。勢いというか、流れが悪い。どこがどう引っかかるのかと問われると、評論家でもないバースくんは、うーん、なんかねぇーと言うしかない。
と、ある人が「立ち聞きのシーンが多すぎるんだよ」と言うので、あー、なるほどと思った次第。やっぱり台本が書き込まれていないということなのだ。主演に限らず脇の役者まで目を配って書いていたなら、筋を運ぶ上でどこかで皆がきちんと狂言まわしの役を担うことになるのだが、それが出来ていない。だからそれは周知の事という成り行きにするためには、どこかで帳尻をあわさねばならず、実は障子の裏で聞いていましたとせざるを得ないのだ。脇役一人一人が上手く躍動していれば、立ち聞きなんてシーンは早々必要ない。先日なんか、一人で立ち聞きしているはずが、カメラが主演に行って再度障子裏に戻ってきたら三人になっていたのにはもう笑うしかなかった。ドラマというフィクションの世界でさえ、そこにいる一人一人に血を通わせ、人生背負わせなくては世界は成立しないということだ。ラストに向けて、また面白くなるといいのになぁー。
なんて暢気に朝ドラを見ている窓の外は、バチバチとあられの音がしていた今朝、雪も5センチばかり積もり出社するのが億劫だった。クズクズと出かける支度をしていたらいつもより少し出るのが遅くなる。どうせ定刻にバスは来ないとゆっくり歩いてバス停に行った途端、なんとバスが来た!!もうボクの行いの良さを褒めるしかないのだー。1秒も待つことなく、暖房のよく効いたバスの中へ。
ぬくぬくと座ってラジオを聴いていたら、ちょうど天気予報。「今日は風の向きが変わりました。だから雪の降る場所が変わります。東日本から北海道にまた雪が降ります。西日本の雪はもう止みますが、鳥取県だけはまだ降り続けるでしょう」というではないかっ!!なんだ、まだ降るんだーと凹みつつ通常通りに出社、今日も元気に出発進行と相成りましたチョンチョン鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

北島三郎

2016年01月19日 | Weblog
昨夜からテレビがあんまり雪が降る降ると脅すので、いつもより早く起きた。というのも今日はごみの日、傘をさしてのごみ出しはうっとうしいし時間がかかると思ったからだ。さて烏カァーで夜が明けたら、なんと東の空には明けの明星がきらきらと!!しめたしめたと出かけた。路面が凍っていることもなく、寒さも風も思ったほどではなかった。なぁーんだ、覚悟してたのによかったと一息ついた。
そして出勤のバス停、暴風に煽られた雪はしまいた。バースくんは立ちんぼのまま、これじゃあ北島三郎だと思った。紅白歌合戦の大トリ、さぶちゃんが歌う「風雪ながれ旅」でものすごい風量で巻き上がる大量の紙ふぶき、まさしくあれとおんなじように吹雪いていた。そうボクは朝からそこしか歌えない♪よされよされと雪が降る~を繰り返している。
1~2時間で、あっというまに天候が変わった。アメダスをみたら、なんと8時を過ぎてから気温が下がって氷点下!!うそだろー、ボクの昨夜の覚悟なんていっぺんにどこかに吹き飛んだ。寒い!!事務所がとにかく寒い!!こんなに寒かったら仕事出来ないーー、したくないーーと言ってみたところで何も始まらないので、ちゃんとしますけどね、覚悟なんてしてもしなくてももろく崩れるものということだ。えっ?!それは覚悟そのものが出来てないということだって?!はぁー、なるほど。
見ましたよ、スマップのごあいさつ。みなそれぞれに相当の覚悟を持ってあそこに立ったんだろうね。それにしてもコレだけ世間が騒いで、この事件でトクした人はいたのだろうか。あーCDが良く売れたか。ってそういうことじゃなくて、なんだか釈然としないままの終焉、これで本当に終わったんだろうか?なにもかもまた元通りになれるんだろうか?といらぬ勘繰りを入れる外野はボクだけだろうか。人と人の行き違いは、本当に難しいなぁー鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

お白酒

2016年01月18日 | Weblog
お白酒が大好物という家族がいて、我が家は何十年とこの季節になると酒屋をまわって5~6本は買い占める。まわると書いたのたはなかなか置いてある店が少なく、置いてあっても数が少ないからだ。そしてこれまた販売開始の時期も年によってまちまち、一月の下旬だったり二月に入ってからだったりする。賞味期限も短いし、なかなか手に入れるのに手間のかかるものだ。銘柄も決まっている。宝酒造のももやま白酒だ。一昨年からメーカーのオンラインショッピングで買うことにしたが、これとていつアップされるかわからないし、アップされても早晩売り切れとなるのだ。さて今年もまた白酒を探す季節が巡ってきたと思っていた矢先…、なんとテレビのニュースで宝酒造の白酒の醸造が始まったというではないか(わぁお、こんなの初めて!!)と喜んで見ていたら、最後に「この白酒、出荷は今月下旬、店頭に並ぶのは二月からです」とまで言ってくれた。ありがたや。
週末、先だって亡くなられた春団治の追悼番組で「皿屋敷」の一席を見た。オーケストラの指揮者によって一つの曲が様々な風合いを持つように、落語またしかり、こんなにも同じ噺が色を変えるのかと驚いた。
なんといってもバースくんの「皿屋敷」は枝雀だ。前半のお菊さんのおどろおどろとした怪談噺から後半のお菊さんの風邪っぴきまでの笑いの連続、重たいところからの軽みの絶妙な感じ、何度聞いても飽きさせない。ところが春団治の噺はずーっと淡々とした水が流れていくように進むのだ。噺そのものは二人ともほとんどいぢっていないので、文言は同じ。なのに全く別の噺かと思うほどだった。淡々としてつまらないというのではない。その淡々がまたすごかった。研ぎ澄ます、磨くという言葉が似合っているだろうか、十八番の羽織落としの鮮やかさからずーっと清流が流れている感じだった。
そう白酒の話をしたのはそこなのだ。たとえるなら、枝雀は白酒、春団治は純米吟醸酒といったところか。これで四天王はすべて鬼籍に入った。先日枝雀のご長男が初高座というニュース、時は止まらないのだ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取