バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

センター試験とクイズ番組

2015年02月27日 | Weblog
バースくんの憧れるものの中に「日本語学者」がある。(一番憧れるのは手仕事の職人さんなんだけどね)語彙、方言、文字等々いろいろな角度で切り取ると、本当に日本語って面白い。もちろんボクに日本語学を教えてくださった神谷先生も尊敬しているけれど、やっぱりボクらの年代の先生と言えば金田一春彦さんだ。金田一京助となると本棚の奥に眠る辞書の背表紙にある名前に過ぎなくなる。
先日、京助、春彦に続くご子息の金田一秀穂先生のインタビュー番組を見た。いつものとおり、にこにこの笑顔で実に面白いを話をたくさんして下さった。
その中で学生に出す試験問題に話がいって、一つの問題を例題として出された「外来語でもないのに、どうしてゴミはゴミとカタカナ表記をするのか」というもの。はて?とボクもテレビの前で考える。「クツとかゲタとかもカタカナ表記をすることが多いよね」と重ねて言われたとき、ボクの中でとおーーーく遠く針の頭ほどの何かがひらめいたような気がした。なぜならボクは靴と下駄は漢字表記、もしくはくつ、げたとひらがな表記しかあり得ない。でも確かにゴミはカタカナ表記をすることがあるかも…。フーンそのあたりに解答の糸口があるんぢゃないの?と見ていたら、なんと!!「正解はありません。ぼくにもわかりません」と先生はおっしゃった。
そして「正解があるのは、センター試験とクイズ番組だけです。ぼくは正解があるような試験問題は出さない。だからテストにスマホの持込もOK」とにこやかに話された。ははーーっ、おそれいりました。そういうことなんですね。要するに自分で考えてみる、正解を導き出そうと思考を重ねることが重要なんだと。そうなんだなぁー、そして自分が自分なりの正解を出したら、それを正解足らしめる行動を取れということだ。いやはや秀穂先生恐れ入りました。
と感心していたら、ラジオで「ビルゲイツの面接」という本を紹介していて、結局正解なんていうのはなくて思考が大切なんだと異口同音の話だった。
考えろバースくん!!(何を?どんなふうに?どうやって?)じゃあ何を?から始めるのか…鳥取のイヘント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

そりゃなかろうぜ、は続いた

2015年02月26日 | Weblog
彼岸の勘三郎が、あまりにも早く三津五郎を呼びに来たので「そりゃなかろうぜ、中村屋」とここで書いたのが一昨日。それからこっち、なんだか「そりゃなかろうぜ」が続いた。
昨日午後、仕事で先方の返事をじっと待っていた。先方が指定していた日時だったし「まだお顔が見えないんですが」と催促の電話もかけづらく様子見をしていた。していたら、あろうことかボクが別件でバダバタになりすっかりその約束を放念してしまい、はっ?!と気がついたら時刻は5時半になっていた。あれぇ~~と青くなって気づくスマホのメール着信、社長が2時過ぎに送ってくれたものだった。開くと「○○氏より、本日は都合が悪くなったのでまたという連絡があった」と。愕然、ボクが待っていたのは○○氏、そりゃなかろうぜ○○さん。なんで社長に連絡する?なんで社長はメールで連絡してくる?なんでボクはもっと早くそれに気がつかない!!はーっ、ため息。
夜、ニュースが三津五郎の葬儀を伝えていた。菊五郎の弔辞が一部流れる「きみは姫路城が好きだ、彦根城が好きだと言っていたけど、ホステス嬢もキャバクラ嬢も好きでした。向こうの世界のネオン街でもいい店を探しておいてください。私が行ったらいい店を紹介してください」という下りだった。少し聞し召しているかと思うほどの普段の楽屋話風の口調だった。報道ではユーモアをまじえてとか、粋な弔辞だったというけれど、ボクは少なからずがっかりした。内容がどうこうということではない。菊五郎の人間性とかあり方みたいなもの、馬脚をあらわすような弔辞になってしまっているのがつらかった。中村屋とはまったく違うニュアンスで「そりゃなかろうぜ、音羽屋」と画面に向かってつぶやいた。
そして今朝、細々と余計なことが多発して時間が推した。慌てて家を飛び出した。バスを降りて「あっ、傘を持ってくるのを忘れた!!」と気がつく。午後から雨と天気予報、そりゃなかろうぜバースくん…鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

そっち?!

2015年02月25日 | Weblog
伯父が電話をくれる。こちらの様子伺いと自分の近況など細々と。自らペースメーカーを入れている身でありながら、妻と姉の二人の介護をしている。老々介護も極まれりといった状況なのだが、ボクのことを気にかけてくれる。
話の最初は運転免許の更新のことだった。御歳83になる伯父に「そろそろ免許を返納して頂きましたら…」という打診があったという。まあ常識的な打診ではあるけれど、妻の通院、買い物などのことがあるので返してしまうと即座に生活に支障をきたすということを懇懇と説明をし、やっと更新をしたという。その話のそばから「もうあかんで、2階には上がらんことにした。危ないからな」ともいう。ふむ83歳の運動能力と反射能力はボクには少々理解しがたい。
で、なんといっても話のメインは、初孫の女の子のことだった。
「この前な○○ちゃんが、おじいちゃんに会ってもらい人がおるねん言うから、軽い気持ちで連れてきたらええと言うたんや。そしたらすぐに彼氏を連れて遊びに来たわ」と言うので「わーっ!!もうそんなお年頃に」と返事すると「それがな実際二人でやってきたらな、おじちゃんものすごいショックを受けてしもたんや」と言うではないか。「うれしい、おめでたいことやのに」というと「あかん!なんやものすごう寂しくなってしもた。歳とったなぁー思ってなぁー」と情けない声を出すのだ。えーーっ、そっち?!うれしいんじゃなく、寂しい…。「考えてみ、おじちゃんもう83やで、自分が83。初孫の結婚って…」と消え入りそうな声。
さらに聞くと、それからすぐにその女孫の弟が泊まりに来て自分と二人で晩酌をしてご飯を食べたという。これまた晩酌する孫に自分の年齢を顧みて、帰っていったあとに凹んだらしい。
歳を重ねるということは、自分がその歳にならなければわからないことだらけだとしみじみ思った。今の歳のバースくんにすれば、女の子の孫の結婚、男の子の孫と晩酌、こんなめでたい話はないのだけれど鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

タイムリー

2015年02月24日 | Weblog
堂場瞬一の「チーム」に続いて「ヒート」を昨日読了。「チーム」は箱根駅伝、続く「ヒート」は日本男子マラソン界で世界最高記録を出そうという話になり、二つは登場人物が成長していっているという意味では続いているが、まあどちらを単独で読んでも成り立つ話だった。
いろいろ設定の無理やこじつけ、登場人物の裏打ちがいい加減だったりと、難癖はつけようと思えばいくらでもつけられるが、全体の疾走感、特にレースの様子がよく書き込まれていてボクは面白かった。バースくんの☆評価は3.5~4といったところだ。
ふーん、ランナーってこんなことを感じながら走っているんだと読み込んでいる最中に、タイムリーに週末の東京マラソンのテレビ中継。思わず画面に吸い寄せられた。見始めるともうレースは後半戦に入っていた。小説のほうもそのときちょうど、終盤ランナー二人がデッドヒートになっているところだったから、わけもなくドキドキした。
そしてうれしい懐かしい名前をアナウンサが言う「今井選手、このレースはいけるんじゃないんですか?!」と。何?今井とな?!おーー、元祖山の神の今井選手ぢゃないか!!がんばれと応援にも力が入った。
小説「ヒート」でも、箱根駅伝以降は芽が出ずに競技をやめてしまった男たちや、ペースメーカーを引き受ける選手や、いわゆる「箱根止まり」の男たちが現役選手に世界最高記録の夢を重ねてゆくのだが、今井選手もこの日までもがいてもがいて箱根止まりから抜け出ようとしている選手だった。久しぶりテレビの前で、知らず知らずにこぶしを固くしていた。そして日本人トップというすばらしい成績、おめでとうございました。
本のほうはネタばれになってはいけないから詳しくは書けないが、ラストは読者にゆだねられているとでも言おうか、最後の最後、へっ?えっ?!で終わる。でもボクは日曜日に今井選手のがんばりを見ていたから、ボクなりのラストシーンは頭の中に出来上がった。
今井選手お疲れ様でした。そして重ねておめでとうございます。これからのご健闘を祈ります!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

たすき

2015年02月23日 | Weblog
昨夜遅くに、坂東三津五郎逝去の報。幼馴染で仲良しで寂しがりやだった勘三郎がもうあちらから呼びに来たのか、そりゃなかろうぜ中村屋と思った。
いわゆる花のある役者ではなく、滋味のあるしっかりとした太い芝居をする人だった。踊りは天下一品、素人のバースくんに「あー舞踊ってこういうものなんだー」と教えてくれるような、教科書のような役者だった。
八十助時代に、ボクの大好きなテレビ番組だった「古畑仁三郎」に将棋棋士として出演していたのも印象深い。最初の奥さんによく似た坂東巳之助くんがこれからというときでもあった。
週末あるテレビの番組の来週の予告で三津五郎が話しているシーンが映っていて、あーお身体の調子はどうなんだろうと、ふと思ったばかりだっただけに、訃報に驚きと残念さと寂しさが同時にやってきた。
勘三郎が逝き、団十郎が逝き、今また三津五郎が逝った。歌舞伎界は、いまちょうど駅伝のたすきを渡す中継地点に来ているのかもしれない。次から次へと彼らの息子たちにたすきが渡っていく。子らは後ろ盾を失った心細さの中にも、渡されたたすきをギュッと握り締め、武者震いをして全力で駆け出していっている。それはもう痛いほど切なく、でもだからこそすばらしい芸を見せてくれる。
こうして芸は受け継がれ、また新しい次の花が開く。歌舞伎は確かにそのたすきが順々に渡っていくのを見るのも大きな楽しみなのだが、三津五郎さん!!でも今逝くことはなかったよー。歌舞伎ファンはさ、親子三代の晴れ舞台を見るのが一番うれしいんだ。息子が若手花形で、その息子の初舞台。その父でありおじいちゃんが、孫を抱いて花道をやってくるという晴れやかさ。どの家も三代揃った舞台にはうれし涙が出るくらい。ご自分の八十助襲名は三代披露だったのに…。早すぎましたよ三津五郎丈、残念です。ご冥福を心から祈ります鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

錯覚してはいけない

2015年02月20日 | Weblog
昨日、第28期竜王戦ランキング戦1組2回戦で羽生四冠が勝った。これで公式戦の通算勝利数が1309勝となり、中原誠十六世名人を抜いて歴代単独3位となった。ラジオやネット速報で大きく取り上げられたのが、我がことのようにうれしかった(タイガースのこともあり江戸の仇を長崎でということもある。ははは)それにしてもすごい記録だ。2位は加藤一二三・九段の1319勝であと10勝、早晩追い抜くことになるだろう。いやはやおんなじ時代に、こんなすごい人と生きたという喜びを噛み締めよう。スポーツだろうが、芝居だろうが、競馬だろうがなんだろうが、傑出した人やものが出て来ると、あーこの時代に生まれてきてよかったと大げさでなく思うことがある。
そんなうれしいニュースの中に羽生さんの名言を見つける。「相手の立場になって、あなたならどうしますか」とまず問う。うーん、相手の立場になったら自分はどうするだろうと考えるかな?!と思いながら読んでいると「自分ならどうすると考えるのは間違っています」と羽生さんは言うのだ。続けて「相手の立場に立って、相手ならどうするかを考えるのです」と。ははーっ、勝負師、策士の極意をそこに見たような気がした。
自分ではなく相手が何を思うかを考える。言われてみれば当然だけれど、ボクは自分ならどうすると錯覚していた。下手をするとそう考えて、挙句に相手がそうしなければ、またまた簡単に瞬間湯沸かし器のスイッチを入れかねないバースくんである。言うは安し行うは難しの「相手ならどうするかを考える」だ。
相手の目を見て向き合おうとか、その人の気持ちを想像しようとか、寄り添おうとかエセ高邁な講釈をたれていてはいけないのだ。相手の立場に本当の意味で立たなければならないということ…耳が痛くなってきた。
少しづつかんばってみますと小さくつぶやき、今日も出発いたします鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

やっぱり間違ってるとバースくんは思う

2015年02月19日 | Weblog
小学校に上がったら、いや幼稚園や保育園に登園するようになったら、一番に社会の日常的ルールを教わったよね。
「先生のお話は、お顔をよく見てよく聞きましょう。お話していてる間は、隣のお友達とおしゃべりをしてはいけません。先生のお話を聞かないで自分のことをするなんてもっての他です。ごそごそむやみに体を動かしたりしてはいけません」って習ったよねぇー。たとえば園長先生のお話のときにおしゃべりしたら、クラスの先生がめっ!!と言う顔をして人差し指を唇に「シーッ」て言われなかったっけ?!
連日のテレビの国会中継、見るでもなくだらだらと流しているだけなのにとても気になることがある。質問者が懸命に話しておられるのに、総理はさっぱり聞いていないふうに見えるのだが…。なにかというと隣の麻生さんと笑っておしゃべりをしている。それが済むとごそごそ体を動かし、挙句には手元の原稿をぶづぶつ声に出して読み始める。テレビカメラの人も気になるのか、頻繁にそんな総理のショットを抜く。
そりゃ最初から相手が何を質問するかわかっていて、その答弁原稿がもう手元にあることもボクら国民はよく知っている。でもね、だからといって質問者の話を完全無視するのは、やっぱり間違っているとバースくんは思う。確かに質問に立つ議員先生も緊張なのか何なのか、原稿の棒読みにはなっているけれどだ、それを差し引いても、総理の聞く態度はなっていないと思うのだが。
今朝の日経新聞に「品位なき国会やじ」という見出しで「17日の衆院本会議で志位和夫委員長が《さすがテロ政党》とやじを受けたと憤慨した」という記事。あまりの頭の悪さに唖然とする。それもどうやら自民党席からあがったやじとか。習わなかった?「わけもなくお友達をいじめてはいけません」と。一万歩譲って、このやじが維新の党とかから出ていたならまだしも、政権与党がそんなことを言っちゃあおしまいよ!!
怖いよ国会!!みんな幼稚園からやり直しか?鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

老いては事に

2015年02月18日 | Weblog
さて「プロ野球選手名鑑2015」もアマゾンでポチッと予約した。テレビの横に掛けておいてある応援バットはいつだって拭いてきれいにしてある。サンテレビの「熱血タイガース党」も毎週欠かさず見ている。キャンプ情報バッチリ!!先週はCSで練習試合も見た。もちろん阪神の御用スポーツ新聞は365日目を通している。バースくんにぬかりはないのである。
強力な補強は誰一人なく、画面や情報で見る限り若手には今ひとつ元気がなく、監督は高血圧で緊急入院するわ、来日した外国人助っ人はおでぶちゃんになってるわ、おやおやどうするんだと思う毎日だが、まああれだけアメリカに行くの行かないので騒いだ鳥谷がふっきれたように元気なのが救いだ。西岡も福留も今年こそは「給料泥棒とは言わせない」の勢いだ。フーム、おっちゃん選手が元気というのも複雑だけどねぇー。
まあとにかくも球春という言葉がふさわしい頃となった。テレビやラジオのスポーツコーナーでも必ずプロ野球の話題を入れてくれる。それはとてもうきうきとすることのはずなのだが、どうもいけない。毎日どのスポーツコーナーを見ても、フンッ!!と鼻をふくらませて、そっぽを向きたい気分になる。
だってぇーーー、どこの局も巨人が中心なんだもん!!たまに違う球団だと耳をすませば、大谷くんの話題だったり、黒田の広島帰還だったり、まーくんの自主トレだったり、わぁーーん誰も我がチームのことを話題にしてくれないのだ!!わかってますよ、新しいメンバーがいるわけでなし、花形になるようなスターもいない、っていうかどこかへたっぴぃーなことくらいファンが一番知ってるけどさ、もうちょっと取り上げてくれないかなぁー。今朝も巨人の話題じゃないぞとおもったらオリックスの金子ねこねこが初めて投げたというニュース、がっかりだよ。とてつもなく人様の芝生は青い青い!!!
あれ?!これって「老いては事に僻む」状態にボクがなっているということ?!あちゃーーーーっ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

仕切りなおして

2015年02月17日 | Weblog
朝から気持ちが弾むのだ。どんより曇り空なんてなんのその、今日は年に一度のバレンタインだ!!えっ?バースくん、それはとっくに終わったって、いやいや間違っていないんだよ、今日がボクのバレンタインデー。今では年に一度しか会えない彼女がお昼に来てくれるぅーーー。
今年のカレンダーではバレンタインが土曜日。金曜日の朝からまずいなぁーと思っていた。彼女のことだから1日早く、そして何事もなかったのようにお昼ににっこり訪ねてくれるつもりだよなと予想した。ところがその金曜日のお昼、実はボクは事務所を留守にすることになっていた。あー行き違いになってしまう…。でもさぁー「今日お昼留守にしてるんだ。日にちを改めてくれる?」なんて無粋な連絡はできなかった。だってまずそんなこと言ったらチョコレートの請求書を出しているみたいだし、13日の金曜日だから彼女は実は今年のバレンタインを月曜日に設定しているかもしれないしなどと、ぐずぐず考えていたら何も出来なかった。
そして案の定、お昼すぎに彼女からの「お留守でした。アポなしで行った私が…」とお詫び半分のメール。申し訳ない!!本当にごめんなさい。予想していたなら、やっぱり何らかの手を打たなきゃ駄目だったと痛感しました。バースくんの痛恨のミスです。ごめんね、大切に思っていてくれてるのにね。
というわけで、改めて仕切りなおし。今年のボクたちのバレンタインはメールできちんと日にちを決めて本日17日のお昼となりました。Mちゃーーん!!待ってまぁーーーす!!首長くして、首きりんにして待ってるね。それじゃのちほど。
よし!!それまでにガンガン仕事してしまおう!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

それは多分清潔なんだ

2015年02月16日 | Weblog
昨日テレビのチャンネルをザッピングしていたら、午前中は「クレイマークレイマー」午後には「ミセス・ダウト」をなんとなく見ることとなってしまった。どちらも古い映画で、以前に見ていたはずだったが、ほとんど忘れていて新鮮に観ることができた。どちらも家族・親子・夫婦がテーマの映画で、気持ちが穏やかになるものだった。
「クレイマークレイマー」は、父親がフレンチトーストを作るところがとてもボクの中では印象的で、そこ?!と突っ込まれそうだがそこしか覚えていなかったと言ってもいい。36年も前の映画だけれど何一つ古びたものはなく、タイトルどおりの不毛な裁判には映画だとわかっていても気をもんだ。そして時代は変わっても人の気持ちにはまったく変わりがないもんだなぁーとぼんやり思った。
そして何よりも思ったことは、生活をするということ、日々を丁寧に重ねることの大切さみたいなものが胸に迫ってしかたなかった。最初真っ黒けになったフレンチトーストは、映画のラスト父と子で手際よく作られる。そういうことなんだな。裁判で不毛なことをしつつも、生活では小さな石を一つずつ積み上げていったのだ。
「ミセス・ダウト」では、家政婦に化けたパパがこれまた懸命に生活を築き上げていく。どちらの映画もいいなぁーと思ったのは、その積み重ねる生活だった。観終わったあとに残ったものは、うーんそれなりにちゃんと生活しようみたいなこと。
どちらの映画も、その流れている空気感がとても良かった。人として正しいこと、間違っていることの区別がとてもしっくりきたのだ。この頃実にいろんな場面で「バースくんが間違っていますか?」ということに出くわすことが多くて、本当に凹んでしまうのだけれど、この映画たちにはその違和感が何一つなかった。それは古い映画だったから?いやいやそれは違うだろう。
それは多分「清潔」だったということ。登場人物が人間として素直で清潔だったのだ。丁寧に素直に懸命にやっていくという清潔さがよかっんだ。さあ月曜日、今日も元気に出発進行!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取