世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

反社会的団体の(旧)統一教会(45)

2022-12-16 00:00:00 | Weblog

「統一教会は反社的」自ら起こした訴訟でそう論じていた世耕参議院議員
世耕氏と青学大教授との裁判で開陳された自民党と統一教会のただならぬ関係
2022.7.18(月)青沼 陽一郎

統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の創設者・文鮮明総裁と妻の韓鶴子氏(現・世界平和統一家庭連合総裁)。写真は1995年に韓国・ソウルで開催された合同結婚式のときのもの(写真:ロイター/アフロ)  

(作家・ジャーナリスト:青沼 陽一郎)

「統一教会」に出自がある、とツイートされたことを、名誉毀損として訴えている自民党の国会議員がいる。

「統一教会」は安倍晋三元首相を銃撃して命を奪った山上徹也容疑者(41)がその犯行の動機にあげたことから、いま再び注目を集めている。母親が同教団に多額の寄付をして家庭が崩壊したことに恨みを抱き、つながりのある安倍氏を襲った、と供述していることが報じられている。

 ただ、現在では「統一教会」こと「世界基督教統一心霊協会」は存在しない。日本では創始者の文鮮明が死去してから「世界平和統一家庭連合」に名称を変え、妻の韓鶴子が主宰者となっている。その「家庭連合」が事件から3日後に記者会見を開き、山上容疑者の母親が会員であることを認めたことから、それまで公然の秘密だった団体名を「旧・統一教会」などとしてメディアが一斉に報じはじめた(なお、本稿ではその歴史的背景にも触れることから「統一教会」と表記する)

原理研や統一教会に対し反社会的な団体との印象を抱く者が少なくない」

 その韓鶴子が総裁となり、2005年にニューヨークで設立したNGOに「天宙平和連合(UPF)」というものがある。いわば、統一教会のフロント団体だ。昨年9月にこの団体が開催したイベントに、安倍氏は韓鶴子を表敬するビデオメッセージを送っている

 山上容疑者はこのビデオメッセージを見たと供述し、また統一教会を日本に招き入れたのが祖父の岸信介元首相だったことも、安倍氏を殺した動機だった、という。

 その統一教会のいわゆる学生組織に「原理研究会」がある。文鮮明が示した教義“統一原理”を研究する組織として、主に大学の学生サークルとして活動しながら、信徒を勧誘している。

 この原理研の出身であるような書き込みをされたとして提訴しているのが、自民党の世耕弘成参議院議員だ。世耕氏は第1次安倍政権で首相補佐官、第2次政権で経済産業大臣を務めた。安倍氏の最側近の1人で、安倍氏亡き後は集団指導体制をとるとされる安倍派の屋台骨を支える存在とされる。しかも現在は参院幹事長として自民党の要職にある。

 世耕氏は訴状で「原理研や統一教会に対して、反社会的な団体であるとの印象を抱く者が少なくない」と明記。書き込みは社会的評価を低下させるものであるとして、名誉毀損に基づく損害賠償などを求め、2019年8月に東京地裁に提訴した

自民党と統一教会の秘されてきた関係

 確かに統一教会といえば、いわゆる霊感商法合同結婚式が社会問題化し、資金集めや布教過程などで、違法とする司法判断が積み重なっていて、いまもあとを絶たない。「反社会的な団体」の評価は的を射ている。

 訴えられたのは青山学院大学の中野昌宏教授ところが、中野教授は事前に訂正や削除の要請もなく、いきなり提訴されたことを「スラップ」(権力者による恫喝訴訟)と主張して、2020年9月に世耕氏を反訴したのだ。いまも東京地裁で係争中だが、ここで中野教授側が反訴状の中で指摘しているのが、「反社会的な団体」と世耕氏が呼ぶ統一教会と自民党の関係だ。あえて「自民党と統一教会の密接な協力関係の歴史」とする項目を立て、証拠も添えて主張を展開している。

 これをまとめたのは代理人の海渡雄一弁護士だ。海渡氏は社民党の福島みずほ党首のいわゆる“パートナー”で、先週、東京電力福島第1原子力発電所の事故をめぐり、東京電力旧経営陣4人に13兆円を超える損害賠償の支払いが命じられた株主訴訟の原告代理人でもある。

 その主張するところを以下に列挙する。

○1954年に韓国で創設された統一教会の黎明期に、日本で密接な関係を築いたのが安倍氏の祖父の岸信介元首相だった。

○1958年に統一教会の宣教師がはじめて日本に上陸した時に、密入国で逮捕されている。これを庇護したのが日本船舶振興会(現在の日本財団)の笹川良一氏で、彼を通じて岸元首相が統一教会を支援するようになった。

○1964年には、統一教会本部渋谷区南平台の岸信介邸の隣にあり、その後に渋谷区松濤に移った本部を岸元首相がしばしば訪れ、1970年、71年、73年と教会員を激励する講演を行った。

○1967年には笹川氏が本栖湖の畔の施設に教祖の文鮮明、白井為雄氏(児玉誉士夫氏の代理)、日本統一教会の初代会長の久保木修己氏を招き、翌年には韓国と日本で反共産主義の政治団体「国際勝共連合を設立。笹川氏が日本支部の名誉会長に、久保木氏が会長に就任している。

○1970年に開催された「世界反共連盟(WACL)」のイベントでは、笹川氏、岸氏以外にも多くの自民党議員が花を贈っている。岸氏が名誉実行委員長を務めた1974年の「希望の日晩餐会」では当時の福田赳夫外相が「アジアに偉大なる指導者現る。その名を文鮮明という」などというスピーチを行い、のちの国会でも追及されている――。

 ちなみに、福田元首相の派閥の流れが現在の安倍派に連なる。

 さて、問題なのは、「霊感商法」という言葉が定着したとされる1985年以降だ。

(続く)
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反社会的団体の(旧)統一教会(44)

2022-12-15 00:00:00 | Weblog

重ねて言う、安倍氏の国葬で最も得をするのは統一教会

 昨年の9月、統一教会の創始者である文鮮明の妻で、現在の教団の主宰者である韓鶴子が、やはり総裁の地位にあるNGO「天宙平和連合(UPF)」のイベントに安倍氏はビデオメッセージを送っている

「韓鶴子総裁をはじめ、皆さまに敬意を表します」

 そこで安倍氏はそう明言している。

 これを見た山上徹也容疑者(41)は、統一教会とつながりがある安倍氏を襲う決意をしたとされる。山上容疑者は、母親がのめり込んで家庭が崩壊するほど多額の寄付をしたことで統一教会を恨んでした。母親は家族に無断で家や土地を売って1億円近くの寄付をしたとされる。

 安倍氏のメッセージをイベントで披露するほどだ。統一教会側が利用する意図がなかったはずがない。

 そして、国葬だ。以前にも書いたが、あえて繰り返す。私が統一教会の会員であれば、山上容疑者も見たとされる安倍氏のビデオメッセージを見せてから、こう言って勧誘する。

日本の国葬になった人も教祖様に敬意を表しているのよ

「だから家や土地を売ってでもお金を寄付しましょうね」

 安倍氏の国葬でもっとも得をするのは統一教会のはずだ。

 安倍氏ほどの影響力のない国会議員でも、だからこそ統一教会と関係を持つべきではないのだ。「反社会的団体」の「反社会的活動」に貢献することになるのだ

 安倍氏の国葬を行うのであれば、まずは政府与党である自民党が統一教会との関係について総括すべきだ

 それがここへきて関係を認める国会議員が開き直る始末。“バカ”なのか、と私は疑っている。

 そんな輩に日本の舵取りなど、到底任せられたものではない。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71178?page=5



将にその通りである。「反社会的な団体」の統一教会に祝電を打ったり登壇して挨拶したりすることは、「政治家が暴力団組事務所やその関係先に祝電を打ったり、講演に呼ばれて出向いたりする」事と同じことになるのである。

一般的には「そのようなことは、絶対にない」ことであるが、「統一教会」の場合には、政治家の先生と言えども、一種のマインドコントロールに知らないうちに(かどうかは知らないが)かかってしまい、「暴力団」と同じの「反社会的団体」である「統一教会」に祝電をうったり、挨拶に行ったり、講演までしたりすることになるのである。

と言うことで、このブログの題名も「爆笑問題・太田光と」を改めて、「反社会的団体の(旧)統一教会」 に変更する必要があろう。この回からそのような題名に変更する。


それでは、上記論考の注・「*1 「統一教会は反社的」自ら起こした訴訟でそう論じていた世耕参議院議員」を次の掲載しておこう。

ここには自民党との深い関係が述べられている。自民党は一刻も早く、「統一教会」ときっぱりと手を切ることだ。岸田文雄総理の手腕に期待したいものだが、果たして期待できるものかどうか。

もし統一教会と完全に手を切ることが出来ないとなれば、地方選挙を含めて次の選挙では没落すること間違いがないであろう。


(続く)
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爆笑問題・太田光と(旧)統一教会(43)

2022-12-14 00:00:00 | Weblog

暴力団のような「反社会的」組織にも祝電を打ったりするというのか暴力団のような「反社会的」組織にも祝電を打ったりするというのか

 他方で、公明党の支持母体が創価学会であることについては、

「宗教の側が政治に特権を持つようなことは憲法上、政教分離として禁止されているが、表現の自由の一環として宗教団体がさまざまな政治活動をして、特定の候補者や政党を応援していくことは、憲法上保障された権利だ」

 とも言及した。

 確かに統一教会といえば、いわゆる霊感商法合同結婚式が社会問題化し、資金集め布教過程などで、違法とする司法判断が積み重なっていて、いまもあとを絶たない。

 まして、家族の死や家庭のトラブルなどで傷ついた人の弱みに付け込んで、「不幸なのは先祖の因縁だ」「死者の霊が地獄で苦しんでいる」「供養しなくてはいけない」「このままではあなたも地獄に堕ちる」などと言葉巧みに脅し、教団への献金を持ちかける。それは人の心への恫喝に等しい。「反社会的な団体」の評価は的を射ている。

 いわば「反社」というくくりで極言すれば、政治家が暴力団組事務所やその関係先に祝電を打ったり、講演に呼ばれて出向いたりするようなことは、絶対にないはずだ。

なぜ彼らはすすんで選挙運動のボランティアをしてくれると考えているのか

 統一教会の会員であることを知らずに、選挙活動ボランティアとして協力してくれたことを言い訳する政治家もいる。支援してもらえる側からすると、こんなに有り難いことはない。だが、それは政治家からすれば「貸し」をつくったことにもなる。

 人間は、他人から助けられたり優しくされたり良くされると、お礼やお返しをしたいと思うようになる。「貸し」を返そうと考える。これは「返報性の原理」というマインドコントロールに用いられる手法のひとつだ。

 この手法をはじめ、マインドコントロールのテクニックを駆使して、いわゆるカルトと呼ばれる団体が信者を絡め取っていく――この詳細については、すでに7月25日に配信している*2。

*2 安倍元首相の国葬は統一教会の「マインドコントロール」に利用されるだけ(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71101)

 たとえば、大学に入学したばかりで生活に不慣れで不安な学生に声をかけてアドバイスする。家族の死や家庭のトラブルに直面したところに、優しく声をかける。話を聞いてもらっただけでも嬉しくて、お返しをしたいという心理が働く。そこに「ちょっと30分だけ話をしませんか」とか「こんど、こういう場所にいってみませんか」などと誘い出して、関係を築いていく。団体名も名のらない。

 そうして先祖の因縁を説きはじめる。学生組織の原理研究会であれば、友人として信頼を得たところで「聖書の勉強をしましょう」と持ちかけてくる。そうやって教義を教え込む。

 そしてカルトと呼ばれる組織が最後に仕掛けるのが「恐怖説得だ。関係を絶とうとすれば、「こんなに大事な教えを知ったのに」からはじまって「ここで辞めたら地獄に堕ちる」「○○さんはここで辞めて事故にあった」などと脅して、抜け出せなくする

 選挙活動で「貸し」をつくった政治家だって人間だ。支援してくれた相手に「貸し」を返したい。それが「政治力」であるとも限らない。統一教会が要求してくるかもしれない。その時に断れるのか。統一教会は選挙ボランティアも組織的に行う傾向が見てとれる。

権威ある者はその権威を利用される可能性に注意深くあるべき

 マインドコントロールの手法には「権威の原理」というものがある。有名人や社会的立場にある人が関係しているから、あるいは推薦しているから、この団体は信じられる、と思ってしまう人間の心理だ。

 オウム真理教では、教祖の麻原彰晃がダライ・ラマに面会したことから、教団を信じ、入信した信者も少なくなかった。いまも後継団体はそのことを利用しているという。

 国会議員が「反社会的な団体」のイベントに顔を出したり、登壇して挨拶したり、祝電を送るだけでも、安心できる。

 それがもっとも大きな問題として露出したのが、安倍晋三元首相と統一教会の関係だった。
(続く)
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爆笑問題・太田光と(旧)統一教会(42)

2022-12-13 00:00:00 | Weblog

本当に「知らなかった」では済まされないことである。彼ら(34人)は、どんなつもりで統一教会と関係を持ったのであろうか、と疑問が湧くものである。

きっと単なる「集票マシーン」として(簡単に)関係を持ったもとの、単純に考えたいものであるが、これが「統一教会国教化計画」を知っていて(又は賛同して)関係を持っていたとしたら、これは大問題である。

そうでなくても、いつの間にかそのことに加担してしまうことになり、にッちもさっちに行かなくなってしまっては大変困るのである。困るどころか、国家存亡の一大事となるのである。

あの馬韓国面の文鮮明韓鶴子なんぞに手玉に取られるようでは、まことに情けない。

選挙活動にボランティアとして無償の協力を受ければ、政治家はそのお返しを無意識にでも考えてしまうという。これは「返報性の原理」という「マインドコントロール」の一種だという。

また、政治家の先生から祝電や挨拶などを受ければ、その団体は「反社会的団体」であっても、信用できる団体と一般人には感じられてしまうものである。これも「権威の原理」という「マインドコントロール」の一種なのである。

この「返報性の原理」と「権威の原理」という「マインドコントロール」で、政治家の先生たちは統一教会の信者集めに使われてしまっているのである。

そのためこの論考は、「それがもっとも大きな問題として露出したのが、安倍晋三元首相と統一教会の関係だった」と断言している。

統一教会のフロント組織であるUPF(天宙平和連合)の2006年6月に日本で開催された「祖国郷土還元日本大会」に、安倍晋三は祝電を送っていたことがわかっている。

そして2021年9月には、UPF(天宙平和連合)の「'22希望前進大会」というイベントにビデオメッセージまで送っていたのである。(11/24の当ブログNO.29参照のこと)

「反社会的団体」とこのように関係することは、最も危険な行為となるものであることを、心底から自覚する必要がある。

その点安倍晋三の国葬まで、統一教会は利用することになる。一寸長いが次の論考を参照願う。



「何が問題か分からない」自民党議員に教えよう、統一教会と関係する意味を
宗教団体でありながら反社会的行為を繰り返してきた組織をまだ賞賛するのか
2022.7.30(土)青沼 陽一郎

統一教会(現・世界平和統一家庭連合)創設者の文鮮明と妻で現総裁の韓鶴子(写真:ロイター/アフロ)   
(作家・ジャーナリスト:青沼 陽一郎)

 安倍晋三元首相の襲撃事件をきっかけに、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と政治家の関係が取り沙汰されるようになった。

 ここへきて自民党を中心に統一教会との関係を報道で指摘されるばかりでなく、率先してカミングアウト(告白)する国会議員まで出てきた。

 ところが、統一教会との関係を認めたはいいが、その国会議員たちに悪びれる様子は一切無い。むしろ淡々としていて、まるで「そのどこがいけないのか」とばかりに開き直っているようだ。少なくとも戒めの言葉は聞いたことがない。

 そこでサルにもわかるように、事件から3週間が経つ間に、私がこの事件と統一教会に関する問題について書き綴ってきた内容から、問題がどこにあるのか、説いてみたい。

宗教法人である以前に反社会的団体

 まず、統一教会の位置づけだ。統一教会は日本の宗教法人法に基づく、日本の宗教法人だ。

 ここでわけのわからない輩は、政治と「宗教」の関係を問題とまくし立てる。だが、信教の自由や表現の自由が憲法によって保障されている日本において、宗教団体や信者が政治家を支持することがあってもおかしくはない。政治家が宗教団体の信者であるのなら、なおさらだ。

 ところが、統一教会は宗教である以前に「反社会的団体」である。そのことは、他でもない自民党の幹部が主張している。

 自民党の安倍派で参院幹事長の要職にある世耕弘成参議院議員が、統一教会の学生組織である「原理研究会の出身であるような書き込みをツイッターにされたことを、名誉毀損として3年前に訴えている。訴状には「原理研や統一教会に対して、反社会的な団体であるとの印象を抱く者が少なくない」ことから、社会的評価を低下させるものであると明記している――この詳細については、すでに7月18日に配信している*1。

*1 「統一教会は反社的」自ら起こした訴訟でそう論じていた世耕参議院議員(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71020)
 この件について、世耕氏は26日の記者会見で、訴状で指摘した「反社会的な団体であるとの印象を抱く者が少なくない」との認識について問われると、「変わっていない」と述べている。

 また、公明党の北側副代表は28日の記者会見で、こう述べている。

旧統一教会は過去にさまざまな事件があり、宗教団体に限らず反社会的な団体と政治家との関わりについては、支援を受けたり行事に参加したりということは、慎重でなければならない。団体に利用されることにもなりかねない
(続く)
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爆笑問題・太田光と(旧)統一教会(41)

2022-12-12 00:00:00 | Weblog

安倍晋三、菅義偉、麻生太郎はもとより、狡賢い萩生田光一やあの頓馬な山際大志郎なども、もちろん名を連ねている。



旧統一教会と「関係アリ」国会議員リスト入手! 歴代政権の重要ポスト経験者が34人も
公開日:2022/07/16 14:05 更新日:2022/07/17 09:55

 安倍元首相の暗殺事件でクローズアップされている旧統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)と自民党の関係。山上徹也容疑者(41)の供述によれば、昨年9月に安倍元首相が統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」のイベントにリモート出席した動画を見て殺害を決意したという。

 ◇  ◇  ◇

 実際、旧統一教会の政界への浸透は凄まじい。日刊ゲンダイは旧統一教会と関係のある国会議員112人のリストを入手。ジャーナリストの鈴木エイト氏が長年の調査によってリストアップしたものだ。

「統一教会との関わり方は様々ですが、議員本人のイベント出席や秘書の代理出席、祝電など、教団系メディアの生配信やネットに残っている公開資料等で確認できたものをリスト化しています。公になっていないだけで、関りのある議員は他にもいると考えられます」(鈴木氏)

 リストを見ると、やはり自民党議員が圧倒的に多い。衆院議員78人、参院議員20人が統一教会系の団体等との何らかの関わりが確認された。野党でも立憲民主党6人、日本維新の会5人、国民民主党2人が関わりを持っていた。

そのうち閣僚、党幹部の経験者だけでも34人に上る(別表)。

 イベント参加や祝電のほか、米国で発行されている統一教会系の日刊紙

ワシントン・タイムズ」や機関紙「世界日報」にインタビューなどが掲載されたケースもあり、献金を受け取っていた議員もいる。

 




自民党議員は98人(C)日刊ゲンダイ  拡大する
   
統一教会から支援を受ける議員を政務三役などにどんどん登用

 そして、旧統一教会との関わりが認められる議員の多くが、第2次安倍政権以降、大臣や副大臣、政務官などに起用されてきた。2019年の第4次安倍第2次改造内閣では、閣僚20人のうち10人が旧統一教会関連だった。

「以前だったら、これほどの関係が発覚すると大騒ぎになりましたが、、第2次安倍政権以降、親密な関係が発覚しても報じるメディアはほとんどなく、大した問題にならないとタカをくくっていたと思います。教団系のイベントに来賓参加するなどした議員の政務三役への登用も顕著になりました。『頼まれてメッセージを送るくらいよくあること』と擁護する声もありますが、政治家の影響力を考えれば、これだけ問題のある団体に祝電を送ればお墨付きを与えることになる。(こ)れが新たな被害を生むかもしれないということは少なくとも考えるべきでしょう。『統一教会の関連団体とは知らなかった』では済まされません」(鈴木氏)

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308409
(続く)
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爆笑問題・太田光と(旧)統一教会(40)

2022-12-09 00:00:00 | Weblog

それは「統一教会の日本国教化」である。恐ろしいことである。
だから今のところは低姿勢で、政治家たちの懐に潜り込もうとしているのである。

3年前の記事ではあるが、是非とも熟読願う。



安倍新内閣はまるで“カルト内閣”…統一教会がらみ12人、日本会議系も12人
公開日:2019/09/17 14:50 更新日:2022/07/11 12:26

 11日発足の第4次安倍再改造内閣は、党4役を含めると日本会議国会議員懇談会の幹部が12人もいる極右内閣。ところが実は、霊感商法問題で知られる宗教団体「統一教会」(現・世界平和統一家庭連合)がらみの大臣と党4役も計12人いる。

 安倍晋三首相自身、官房長官時代に統一教会の大規模イベントに祝電を送り、首相就任後も教団幹部を官邸に招待するなどしてきた。菅義偉官房長官、麻生太郎財務相、高市早苗総務相、加藤勝信厚労相、下村博文選対委員長も、統一教会と関わりが深い。

 さらに今回、初入閣13人の中にも6人もの“統一教会系大臣”がいる。統一教会問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏の解説。

萩生田光一文科相は、2014年に都内での統一教会系イベントで来賓として挨拶に立っています。17年に統一教会系団体がワシントンで開いた日米韓の国会議員会議やニューヨークで教団が開催した大規模フェスティバルに参加していたのが武田良太国家公安委員長や竹本直一IT政策担当相、山本朋広防衛副大臣です」

 衛藤晟一1億総活躍担当相も、14年に統一教会系団体で講演。議員会館使用の便宜もはかった。田中和徳復興相は16年に川崎駅構内での街頭演説の際、自身の名刺とともに統一教会の機関紙「世界日報」を配布した。菅原一秀経産相は自身が代表を務める自民党支部が17年に統一教会系の世界平和女性連合に会費を支払っている。

 統一教会は16年に世界平和国会議員連合(IAPP)を設立。世界各国で大会を開き、現地の国会議員を巻き込んでいる。

「同年の日本での大会には、統一教会幹部らや自民党を中心とした国会議員63人が出席。そこに竹本大臣や御法川信英国交副大臣もいます」(鈴木エイト氏)

しかもIAPPの目的は「統一教会の日本の国教化」だという。

「教団は内部資料で、IAPPを“真の父母様(文鮮明夫妻)の主権によって国家を動かす”ための戦略としている。教団ではこれを“国家復帰”と呼び、日本を含め21カ国での実現を目指しています」(鈴木エイト氏)

 知ってか知らずか統一教会国教化計画に加担している議員が、内閣に加わったということだ。

武田大臣と山本副大臣は17年2月、韓国で開かれたIAPPの総会で韓鶴子から直接、国家復帰指令を受けた。昨年10月、東京での国際勝共連合(統一教会の政治組織)50周年大会にも出席しています」(鈴木エイト氏

 韓国との対立を深める安倍政権だが、韓国のカルト宗教とはズブズブ。まさに「カルト内閣」だ。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261913/3


序に(と言う訳でもないが)、統一教会と関係のある国会議員が112人もいるという。そのうち、閣僚や党幹部の経験者だけでも34人もいる。そのリストが載っている記事を次に紹介しよう。
(続く)
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爆笑問題・太田光と(旧)統一教会(39)

2022-12-08 00:00:00 | Weblog

きれいごとの教義で信者を集め、集めた信者から献金を強要する、というのが現在の統一教会の「教義」の利用方法であり、その結果やっていることは教義とかなり離れていることなのである。

いくらドナルド・トランプが出るからと言って、安倍晋三も簡単に「ビデオメッセージ」などで参加すべきではなかったのである。軽率と言えば軽率であった、と思えてならないのである。

それと言うのも、岸信介、安倍晋太郎、安倍晋三と言った続きで、何らかの関係で「統一教会」とつながっていたからなのであろうか。

安倍晋三としては、一呼吸おいて、そのこと(ビデオメッセージをおくること)の「良し悪し」を考えるべきであった、と思えるのである。

今は「統一協会」の政策を取り入れていないとは言うものの、そのうちにどっぷりと統一教会に浸かってしまえば、統一教会の政策の実行を要求されるに決まっているからである。

そんな意味でも、安倍晋三が山上容疑者の銃撃で殺されたことは、統一教会の危険性を世に知らしめることになり、統一教会を封じ込めることに一役も二役も買っていることになったものと思えるのである。

それため、統一教会は早々に解散されるべきものであろう。



旧統一教会に「解散命令を」 元文科次官の前川氏 
FNNプライムオンライン 2022/09/2618:10 

© FNNプライムオンライン

旧統一教会について、元文科次官の前川喜平氏が26日、霊感商法被害などを理由に、「解散命令請求をするべきだ」との見解を示した。

旧統一教会の問題をめぐり、立憲民主党や共産党などは、国会内に前川氏らを招きヒアリングを行った。

この中で前川氏は、「今の状況を考えたら、解散命令をした方がいいと思う」と述べ、政府が裁判所に対し、宗教法人法に基づく「解散命令の請求」をするべきだとの認識を示した。

さらに、「今きちんと対処しないと、(教団が)また生き延びるだろう」などと指摘した。

この会合には、宗教法人を所管する文化庁の担当者も同席。前川氏の見解に対し、旧統一教会の役員が刑事罰を受けていないことなどを挙げ、「軽々しく解散命令請求をすることは、慎重に考えていかなければいけない」と述べた。

一方、ヒアリングを行った野党側からは、「これだけ多くの違法行為を重ねている宗教法人があるのか」などと、文化庁の説明に反発する声もあがった。
https://www.fnn.jp/articles/-/422475



旧統一教会について、元文科次官の前川喜平氏が26日、霊感商法被害などを理由に、「解散命令請求をするべきだ」との見解を示した。」と前川喜平氏が述べているように、この宗教団体は消えたなく無なけれはならないほど、違法行為に手を染めている。

そのことは教団としても、重々承知しているはずである。だから政治家とつるんでいるのである。

しかも政権の中枢に入り込もうとしているのである。否、すでに入り込んでいたのである。自民党、甘い。

2022.11.24の当ブログのNO.29では、日本会議(神道系)や統一教会などの宗教団体は、単なる集票マシーンでそれらの宗教団体の推し進める政策は実行されたことがない述べられているが、韓国を発祥源とする「統一教会」は明確な政策目標を持っているのである。

(続く)
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爆笑問題・太田光と(旧)統一教会(38)

2022-12-07 00:00:00 | Weblog

UPFとは「Universal Peace Federation」(天宙平和連合)で2005年に設立され、国際ハイウェイプロジェクトや日韓トンネルを推進する機関だという。

しかも民衆受けを狙って2013年には、日韓トンネルの建設促進のために、北海道から九州、挙句の果てには韓国内まで「平和統一祈願」と称して、自転車縦走企画「ピースバイク」が実施された。2015年に「ピースロード」と改称され、UPFが運営を任されて都道府県ごとにサイクリンクイベントが頻繁に開催され、マスメディアにも盛んに取り上げられた。

そのため「ピースロード」なる単語は少しは記憶に残っているかもしれない。しかし2022年7月8日の安倍晋三銃撃事件が起こると、マスメディアへの反発が起こりピースロード関連記事は消えていった。

しかし国会議員、地方議会議員、首長などがその実行委員に名を連ね、統一教会の思想の浸透に一躍買うことになってしまった。

そんなわけで、安倍晋三も盟友の「ドナルド・トランプ」前大統領が2021.9.12に開催された「2022希望前進大会」にビデオメッセージをおくることが決まると、安倍晋三元首相もビデオメッセージを作ることになった。

その中では、安倍は次のようにUPFを持ち上げていたのである。

「今日に至るまでUPFとともに世界各地の紛争の解決、とりわけ朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ、皆さまに敬意を表します」
「UPFの平和ビジョンにおいても、家庭の価値を強調する点を高く評価いたします」

(https://ja.wikipedia.org/wiki/天宙平和連合#ピースロード より。)

その映像は、韓国の会場から全世界にオンラインで配信されたと、いう。


しかし、アプローチされた元総理経験者の事務所からは、次のように言われたと書かれている。

結局あなたたちはわたくしどもの先生を宣伝材料に使いたいだけでしょ? 利用したいだけでしょ? あなたたちに利することがあって私どもの先生に利することはいったい何があるんですか? UPFと言ったってそんなのは家庭連合・宗教団体のフロント組織でしょ?


これが正解なのである。
なぜ安倍晋三は、「トランプが参加するなら自分も参加しなければならない」と思ったのか。

これがそもそもの間違いなのである。安倍晋三は「統一教会」の本質は、それなりに理解されていた筈ではなかったか。

だが統一教会の考え方・教祖が言っていることは、必ずしも反日一辺倒ではないようだが。そのことが”ミソ”だったかもしれない。そのような振る舞いで信者を募っていたわけだ。


「2022-10-12
文藝春秋9月号「安倍元首相暗殺と統一教会」深層レポートのデタラメ・その2」

https://tsurishinobu.hatenablog.com/entry/2022/10/12/021901

には次のように書かれている部分がある。


しかし、韓鶴子氏の言っていることは、それとは全く違う。日本は「エバ国家」「母の国」として「天」から祝福された国だとしている。祝福された国が、なぜ韓国に奴隷のように尽くさねばならないのだ。

もし日本が韓国に一方的に尽くさねばならないとしたら、その根拠は「日本が韓国を統治したとき悪逆無道を働いたから」ということになる。

しかし韓鶴子氏は、それは人間的には赦すことができない行為であるが、「天」がそれを脇に置いて、日本を「祝福された国」として選んだと言っているのだ

植民地統治の時代だけに焦点を当てれば、確かに統一教会の教義は反日である。だが、日本のことを統一教会は「天によって祝福された国」と見ている

エバ国家の日本は、アダム国家の韓国と共に「世界のために生きるべきだ」。これが韓鶴子氏のメッセージである。(但し、日本がいつの時点で「天の祝福」を受けたのかまでは、自分にはわからない。少なくとも戦後であることは確かだが…)



とはいうものの、「統一教会」のやっていることは、違法な献金強要なのである。統一教会の本質は「金取り」であり、一応信者集めなどのためには、本部の方ではきれいごとを並べている、だけのようだ。

(続く)
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爆笑問題・太田光と(旧)統一教会(37)

2022-12-06 00:00:00 | Weblog

宗教団体のフロント組織でしょ?」

「結局あなたたちはわたくしどもの先生を宣伝材料に使いたいだけでしょ? 利用したいだけでしょ? あなたたちに利することがあって私どもの先生に利することはいったい何があるんですか? UPFと言ったってそんなのは家庭連合・宗教団体のフロント組織でしょ?」

 フロント組織を隠れ蓑に政治家を広告塔として布教活動に利用してきた旧統一教会に対する厳しい批判だが、このことを梶栗氏が教団幹部に告げたところ、その幹部から返ってきたのは、「実際その通りだしな」という言葉だったと明かしている。

 けっきょく3人の元首相からは断られたものの、世界宣教本部の尹(ユン)ヨンホ本部長から、トランプ前大統領の出演が決まったことを告げられたうえで、「例の取り組み」を始めるよう指示される。その「例の取り組み」こそ、安倍氏のブッキングだった。

 梶栗氏は、安倍氏との間に「ずっと温めてきた信頼関係」があると誇ってみせる。実は昨年春、安倍氏との間でこんなやりとりをしていたという。

安倍元首相のビデオメッセージの裏側を明かす梶栗正義氏(鈴木エイト氏が入手した映像の一部)。約20分にわたるロング・バージョン映像は「文藝春秋digital」にて公開中

 梶栗「これ先生、もしトランプがやるということになったら、やっていただかなくちゃいけないが、どうか」

 安倍「ああ、それなら自分も出なくちゃいけない」

 梶栗氏は、韓総裁に手紙でこのやり取りを伝えていたため、尹本部長から指示されたのだ。梶栗氏は再度説得に動き、8月末に安倍事務所から「やりましょう」との承諾を得た。そして撮影は9月7日に決まる。

 元首相をブッキングした梶栗氏の自慢話は止まらない。

「あの皆さん、(安倍氏が講演で)語られた内容、覚えてますか? 本当に立派な内容を語られたんですよ。そこでね、言わんとされているのは、本当に私(安倍氏)が信頼し、ともに日本の再建のために信頼して一緒にできる団体はどこか、というね。こういう角度から私たちに対する信頼を深めてきたと」

 そして梶栗氏は、安倍氏との信頼関係は「一朝一夕の話ではない」と強調して、自分がビデオ撮影のあと安倍氏を見送る際に見た「霊界の後押し」について語り始めた。

「8年弱の政権下、6度の国政選挙で……」

統一教会の合同結婚式。文鮮明教祖夫妻(韓国・ソウル、1995) ©時事通信社 

「(撮影が)終りまして、玄関からお送りするときに、私は深々と頭を下げました。本当にありがとうございましたと。ところがね、私の横に梶栗玄太郎と久保木修己(統一教会・国際勝共連合、初代会長)が一緒に頭を下げているんです。あ、いつの間にいたんだという感じで。

 そしたら、先方も深々と頭を下げているんです。その横に岸(信介)先生と安倍晋太郎先生がね、深々と頭を下げているんです。もう私は鳥肌もんだったです。過去、現在、未来という時世が編み上げられた形で、奇跡的な瞬間は実現しました」

 その光景を斜め上から故文鮮明氏が見守っていたという。

「お父様(文鮮明氏)が腕を組んでニッコニコニコニコされてんですよ。もう私もね、鳥肌もんだったんです」

「この8年弱の政権下にあって6度の国政選挙において私たちが示した誠意というものも、ちゃんと本人(安倍氏)が記憶していた。こういう背景がございました」

 教団のトップは、表向き事件後に会見を開いた田中富広会長とされているが、筆者は最高幹部2世である梶栗氏が実質的なトップとみている。安倍元首相が暗殺されるきっかけとなったビデオメッセージの依頼主だと梶栗氏が認めていたことは少なくない波紋を呼びそうだ。

 鈴木氏によるさらに詳しいレポートは、梶栗氏の約20分にわたるロング・バージョン映像とともに「文藝春秋digital」に公開中だ。

 また、8月10日発売の「文藝春秋」9月号には、安倍元首相と統一教会との本当の関係を徹底究明したジャーナリスト森健氏と本誌取材班による深層レポートが掲載される。
https://bunshun.jp/articles/-/56249?page=2


2021.9.12に開催された「2022希望前進大会」の主催者のUPF(天宙平和連合)とは、どんな組織なのであろうか。

驚くことに、このUPFとは国連が認めているNGOだという。

Wikipediaによれば、国際連合経済社会理事会で総合協議資格を有する国連のNGOだと書かれている。

(続く)
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爆笑問題・太田光と(旧)統一教会(36)

2022-12-05 00:00:00 | Weblog

しかしながら、'22.10.31のNO.11で紹介したように、「先祖解怨」のために次のようなアダムとイブの話を使って、日本は韓国にすべてをささげなければならない、なんぞと言う話をデッチ上げているのである。



こんなことを知っていれば、果たして安倍晋三は統一教会の行事に、ビデオメッセージなんぞを送ったことであろうか。

安倍晋三本人が調査してもよいが、秘書や議員を含むその取り巻きが、統一教会と言うどこの馬の骨ともわからない「えせ宗教団体」のことを、しっかりと調査して安倍晋三に忠告すべきであった、と思われるのである。今からでは「後の祭り」ではあるが、まことに惜しいことをしたものだ。

このビデオを見た山上徹也容疑者は、このビデオにより、安倍殺害の決意をし実行に移したのである。



《スクープ映像入手》旧統一教会のフロント組織「勝共連合」会長が安倍元首相との“ビデオ出演”交渉の裏話を激白
鈴木 エイト
2022/07/30
source : 文藝春秋

朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子(ハン・ハクチヤ)総裁をはじめ、皆様に敬意を表します」

 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)のフロント組織UPF(天宙平和連合)主催の「神統一韓国のためのTHINK TANK 2022希望前進大会」 (2021.9.12開催)で、安倍晋三元首相(享年67)がおこなった基調講演(ビデオメッセージ)。安倍氏は冒頭のように発言し、旧統一教会トップの韓鶴子を持ち上げて見せた。

 今年4月、この「ビデオメッセージ」を見たのが山上徹也容疑者だ。この安倍氏の姿を見て、「殺すしかない」と暗殺の決意を固めたと供述している。


安倍晋三元首相が寄せたビデオメッセージ    

 今回、筆者が入手した映像は、2021年10月17日に統一教会松濤本部・渋谷教会で行われた梶栗(かじくり)正義・UPF-Japan議長・国際勝共連合会長による日曜礼拝の説教「神のかたち」を収めたものだ。この映像の中で梶栗氏は、ひと月前の9月12日に韓国で開かれた「希望前進大会」に安倍氏がビデオ登壇した裏側を明かしていた。

梶栗氏の説教映像「元首相3人へもオファーした」

 説教の冒頭、「去る9月12日の希望前進大会においてとんでもないサプライズがあった」と切り出した梶栗氏。彼は統一教会や国際勝共連合の会長を歴任した故梶栗玄太郎氏の長男で、UPF-Japan議長の他、国際勝共連合や世界平和連合の会長を兼任するエリート2世幹部だ
鈴木エイト氏が入手した映像の一部。ロング・バージョンは文藝春秋digitalにて公開中
 
「実際に9月12日以降、私たちは今後の信頼関係を守るためにいろいろと気を遣うのですが……」としながら、梶栗氏は本題に入った。

 昨年夏ころ、各国首脳クラスのブッキングが決まる中、梶栗氏は日本からの登壇者が中々決まらずストレスを感じていたとしてこう明かす。

「私とてアプローチをいくつかしておりまして、その難しさをずっとお伝え申し上げている。ただ、決まらないものだから、どういうトーンになってくるかというと、日本においてそれを成すことがいかに難しいかという言い訳じみた報告になっているわけですよ」

 元首相3人へのオファーしたものの、そのうちのひとつの事務所からはこう告げられたという。
(続く)
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