世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

世界自動車大戦争(51)

2020-01-17 00:00:00 | Weblog

このブログでも、2020.1.8のNO.44でも、そのことを紹介しているし、また、コントラバス用のケースを紹介したが、そんなものでなくてもそれくらい大きな音響機器の箱は存在するようだ。

もともと大きな箱であるので、X線検査機器には通すことはできない。当然プライベートジェットと言う事で保安検査は甘くなり、開封検査も行われないのが一般的のようだ。しかも義務化もされていないと言うではないか。




荷物のエックス線検査せず、関空
ゴーン被告、出国に利用か

2020/1/5 19:14 (JST)
©一般社団法人共同通信社

カルロス・ゴーン被告が出国に使った可能性があるプライベートジェット機の専用施設の入り口=4日、関西空港

 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した事件で、被告が出国に使った可能性があるプライベートジェット機に持ち込まれた荷物が、関西空港でエックス線検査を受けていないことが5日、関係者への取材で分かった。

 プライベートジェットの保安検査の要否は運航会社や機長の判断に委ねられており、関空関係者は「利用者の多くは搭乗実績が豊富なため保安チェックは甘くなる」と指摘。荷物のエックス線検査はしないケースが大半だといい、手薄な検査態勢の隙を狙った可能性がある。

 航空法では保安検査は運航する航空会社の責任で行い、エックス線検査は義務化されていない

https://this.kiji.is/586478602513859681


2020.1.8のNO.44で紹介した「東洋経済」の論考によれば、このプライベートジェットは'19.12.28に、マダガスカルのアンタナナリポを出発し、ドバイで給油して1/29朝に関空に来ている。そしてすぐにゴーンをその音響機器の箱に収納して、玉響を通過してその日の夜'19年12月29日午後11時10分にまんまと日本を出国していった訳だ。

そしてトルコのイスタンブールに当日の午前5時過ぎに着き、そこで別のプライベートジェットに乗り換えて、12月30日にレバノン入りしたのである。そして12/31の「私はいまレバノンにいる。」となった訳である。別の機に乗り換えたのは、給油などせずに素早くレバノンに飛び立つためだ。


このように特にビジネスジェットについては、日本政府は2010年前後から手続きを簡素化して利便性に向上に乗り出していた。そのため国内の空港の発着回数はおよそ1.5倍に増加していると言われている。こうした中の今回のプライベートジェットによるゴーンの逃亡である。

プライベートジェットをいいように使われたトルコの航空会社の「MNG Jet」もいい面の皮である。この会社は自社のJetが違法に使われたとして、トルコの捜査当局に刑事告訴したと言う。

それにしても、ゴーンはどのようにして、東京から関空にたどり着いたのか、興味あるところであるが、ゴーンは逃亡開始を祝って行きつけの「焼き鳥店」で、娘と共に酒盛りをしていったと言うではないか。きっと前祝をしたかったのでしょう。

移動の経路を詳説しているその記事を次に載せる。



【独自】ゴーン被告の足取り詳細判明 逃亡直前に行きつけ焼き鳥店で最後の晩餐?
2020年1月6日 月曜 午後7:50


逃亡直前に行きつけ焼き鳥店で最後の晩餐か
音響機器を運搬する箱に隠れるという映画さながらの方法で海外に逃亡したとされるカルロス・ゴーン被告。

ゴーン被告は出国2日前の2019年12月27日、東京・港区にある大衆的な焼き鳥専門店を訪れていたことが分かった。逃亡直前最後の晩餐だったのだろうか。


焼き鳥「串若」・宮地淳店主
ここにゴーン被告が座られて、向かい側に娘さんが座られた。

以前からの行きつけで、12月6日にも訪れたというこの店に、秘書が予約を入れ現れたという。


焼き鳥「串若」宮地淳店主:
ゴーン被告は明るかったですよ。
娘さんと一緒だからにこやかで、お客さんもみんな気づいて記念撮影しまくりでした。

終始笑顔だったというゴーン被告。焼き鳥や好物の和風サラダなど総額6000円分の料理を注文した。

日本での最後の晩餐を楽しんだのだろうか。店主に「センキュー」とだけ告げて店を後にしたという。

新幹線で新大阪に移動…詳しい足取りが明らかに

(続く)
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世界自動車大戦争(50)

2020-01-16 00:00:00 | Weblog

次の記事には、ゴーンが隠れたと同じ音響機器の黒い大箱の写真もある。



ゴーン被告支援チーム、訪日重ねて「抜け穴」発見 米紙
ニューヨーク=藤原学思 2020年1月6日13時09分

ウォールストリート・ジャーナルが、「ゴーン前日産会長が逃亡するのに使った」と報じた箱の写真
カルロス・ゴーン被告

 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した問題で、米紙ウォールストリート・ジャーナルは5日、逃亡を支援した一人が約3カ月前、関西空港に出国の保安検査上の「大きな抜け穴」を発見していたと報じた。ゴーン前会長は同空港からプライベートジェットで出国したとされ、この「抜け穴」が重要な役割を果たしたという。
ニュース特集 カルロス・ゴーン
 同紙によると、支援者のチームは複数の国籍の10~15人で構成され、数カ月前からゴーン前会長を日本から逃亡させる計画の準備を進めてきたという。チームは日本を20回以上訪問し、国内の10カ所以上の空港を下見。その結果、関空のプライベートジェット専用施設は他の空港と比べて静かで、フライトが到着する場合を除いてほぼ無人であることや、X線検査の機械が大きな荷物には対応していないことを発見。「弱点」だとして関空を選んだという。
 ゴーン氏が逃亡計画の実行を決断したのは、逃亡直前の昨年12月下旬だったという。同紙は関係者の話として、年末の休暇シーズンに妻キャロルさんと連絡を取ることを裁判所が認めなかったことや、裁判が何年もかかる見通しであることなどが影響したと伝えている。また、逃亡計画には数百万ドルかけられたという。
 同紙はこれまで、ゴーン前会長の逃亡で音響機器を入れるための大型の箱が使われ、その箱には息をするための穴が開けられていたと報じている。5日には、その箱とされる写真も報じた。(ニューヨーク=藤原学思)

https://www.asahi.com/articles/ASN163RCKN16UHBI00S.html?iref=comtop_8_04


この箱の写真は、ゴーンが使ったモノと言っているので、同種の物ではなくてその物なのでしょう。このウォールストリートジャーナルの写真を見ると、相当大きな箱に見える。高さと横幅が約1mと言われているので、この写真からすると、奥行きは2m近くになるものと思われる。

相当大きな箱である。普通に一般道をゴロゴロと台車に載せて運んだとすれば、すぐ目についてしまうであろう。そんな話もあまり聞こえてこないようなので、多分ホテルの玄関にジャンボタクシーのような大きな車を乗り付けさせて、素早く載せたものなのか。それとも楽団関係者然として、楽器を運んでいるように見せかけたかもしれない。いづれにしても、大胆な犯行である。

2mもする音響機器の箱であれば、コントラバスを収容するものかもしれない。




笹山登生‏ @keyaki1117

フォローする
やっぱりゴーン氏が日本脱出に使った楽器のケースはこれ↓に違いない。
18:46 - 2020年1月1日


https://twitter.com/keyaki1117/status/1212565793205940224/photo/1?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1212565793205940224&ref_url=https%3A%2F%2Fanogate.jp%2Fgone-minkan-3108



関空のプライベートジェットの保安検査場は、玉響(たまゆら)と呼ばれた豪華な施設であり、プライベートジェットと言う事もあり、かなり検査もゆるいと言う事は既に指摘されている。
(続く)
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世界自動車大戦争(49)

2020-01-15 00:00:00 | Weblog

ならば日本政府にも考えがある、と言うものである。レバノンへの日本からの援助は、即刻中断すべきである。日本は「チョロい」と言われていますよ。


ゴーン逃亡レバノン援助231億円 安倍政権“バラマキ外交”まるで効果ナシ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2020年1月8日 9時26分

全てを見越し…(ゴーン被告)/(C)日刊ゲンダイ

 今こそ、バラマキ外交の成果を問うべきだ。海外で「ハリウッドエスケープ」と称される日産前会長のカルロス・ゴーン被告の密出国劇。逃亡先のレバノン当局は、日本側への身柄引き渡しを拒否する姿勢を重ねて示している。

 逃亡費用は2000万ドル(約22億円)以上とされる。日本政府はこのまま、金満ゴーンの「逃げっぱなし」を許すのか。「いざ」という時に効果ナシとは、無尽蔵な札束外交に意味はない。

■231億円援助のレバノンもスルー

 そもそも、安倍政権の海外支援は日本自身の「国益確保」が建前だ。第2次政権の発足した2012年以降、海外へのバラマキ総額は実に累計60兆円を突破。特にイスラム過激派組織「IS」の怒りに火を注いだ15年1月の安倍首相のカイロ演説以降、中東諸国の支援に力を入れ、ご多分に漏れずレバノンにもカネをばらまいている。

 レバノン国内には、シリア危機の長期化に伴い約150万人もの難民が流入。政情不安と経済低迷も長引き、日本は医療、廃棄物処理、食糧、教育、技能・職業訓練、治安維持など、あらゆる支援を続けてきた。その総額は12年以降、計約2億1000万ドル(約231億円)に及ぶ。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。

「バラマキも相手国との信頼関係が構築できなければ無意味です。レバノンとの間に犯罪人引き渡し条約が結ばれていないとはいえ、何事にも例外はある。実際にレバノンは昨年、引き渡し条約のない米国の要請を受諾し、レバノンと米国の二重国籍を持つ容疑者をFBIに引き渡した。それだけ日本は軽くあしらわれているのです。安倍首相も“外交のアベ”を自任するなら、この7年間で世界が無視できないカリスマになっていなければ、おかしい。実態は真逆で、単なるキャッシュディスペンサー扱い。ゴーン逃亡もレバノンに対し、日本がにらみを利かせられないことを見越した犯行でしょう。ゴーン被告の見ている風景こそ、世界各国の安倍外交へのまなざし。つまり『チョロい』ということです

 ドヤ顔でカネをばらまいても国益はおろか、ナメられっぱなしだ。

https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_599585/



ゴーンの脱出には相当の調査が行われた筈だ。相当大掛かりな陣立てで、かなりの期間にわたって、ゴーンを逃がすための調査を日本で行っていた筈だ。日本にいるゴーンの行動にはそれなりの制限がついているので、その手配はレバノンで行われたの考えるのが順当な考えだ。ゴーンのレバノンルートが暗躍したものと思う、当然キャロル夫人の役割も大きい筈だ。


ゴーン被告逃亡、多国籍チーム10人以上が関与か…20回来日し空港10か所下見
2020/01/06 14:25 ゴーン被告逃亡

 【ニューヨーク=橋本潤也】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は5日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が関西空港から日本を脱出した際、異なる国籍で構成する10〜15人のチームが関与したと報じた。このチームは20回以上、来日し、関西空港を選ぶ前に、少なくとも10か所の日本の空港を下見していたという。

 ゴーン被告らが事前に関空の保安態勢を調べた上で、計画的に脱出したことが明らかになった。

 計画を知る関係者の話によると、ゴーン被告が実行を決断したのは12月下旬だが、計画自体は約3か月前から検討されていたという。チームは下見で関空発のプライベートジェット(PJ)のターミナルに普段は人がいないことや、大型荷物が検査機器に入らないことなど、保安上の特徴も把握していたという。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ゴーン被告は関空で、息ができるように穴を開けた音響機器運搬用の大型の黒い箱に潜み、米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」の元隊員らが同行した上で、トルコのイスタンブールに向かったと報じている。脱出計画には、数百万ドルのコストがかかっているとも伝えた。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200106-OYT1T50158/


3か月前から検討されていた、と書かれているが、実際にはもう少し前、半年くらい前から考えられていたのではないのかな。そして調査が具体化したのが3か月前から、と言うところではないのかな。

それと言うのも、ゴーン被告の娘が丁度そのころ「父が自由になる」などと、言っていたと言う情報があるのである。


ゴーン被告娘「父が自由になる」
2~3カ月前、友人に語る
2020/1/6 16:44 (JST)1/6 17:23 (JST)updated
©一般社団法人共同通信社

 【ベイルート共同】会社法違反の罪などで起訴された前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告がレバノンに逃亡した事件で、被告の娘が2~3カ月前、家族ぐるみの親しい友人に「父が自由の身になると話していたことが分かった。この友人が6日までに共同通信の取材に答えた。

 ゴーン被告はレバノン到着後、米国の代理人を通じて声明を出し、逃亡に家族は関与していないと述べた。だが友人は、娘が事前に計画の一端を把握していた可能性があると指摘した。

 友人の説明によると、2~3カ月前に東京都港区で被告の娘と会った際、娘は「父はもうすぐ自由の身になる」と語っていた。
https://this.kiji.is/586822988084020321


丁度同じ3か月前頃に、逃亡支援チームが、関空のプライベートジェットの出国検査場には、X線検査施設が小さくて大きな荷物には適応されないことを見つけていた、と言う。しかも専用施設であるため、検査が緩く「弱点」だと見抜いていたと言う。それにしても大胆な行動であった、「ハリウッドエスケープ」と呼ばれて当然である。
(続く)
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世界自動車大戦争(48)

2020-01-14 00:00:00 | Weblog

「ゴーン元会長、フランス旅券使っていない」 仏外相
レバノン側と説明食い違い
2020/1/7 10:09
日本経済新聞 電子版

ゴーン被告とみられる人物がレバノンに入国した際に提示したパスポートをめぐり、フランス側とレバノン側の説明が食い違っている=共同

フランスのルドリアン外相は6日、日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告がフランスのパスポート(旅券)で逃亡先のレバノンに入国したと伝えられていることに関し「我々が知る限りではフランスの旅券は使われていない」と述べた。仏テレビBFMの番組で語ったとロイター通信が伝えた。

レバノンの治安当局者はゴーン被告とみられる人物が入国した際、仏パスポートを提示されたとしていた。仏側とレバノン側で説明が食い違う格好となっている。
ルドリアン氏はゴーン被告からフランスへの逃亡を打診されたことはないとし、国外にいる一般のフランス市民と変わりない扱いを受けていると語った。ゴーン被告は所持する仏旅券2通のうち1通を弁護団に預け、もう1通は鍵付きのケースに入れて本人が携帯していた。

【関連記事】
ゴーン元会長「クーデターに証拠」 会見で明らかに
ゴーン元会長、記者会見8日夜に計画
ゴーン元会長は「捜査対象の可能性」 仏経財相
新幹線で大阪に移動か ゴーン元会長、男性2人と合流
関空で荷物のX線検査せず ゴーン元会長潜伏し出国か
ゴーン元会長が潜んだ箱か 米紙が写真掲載
[FT]捕らわれの身より逃亡を選んだゴーン被告

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54098900X00C20A1EAF000/?n_cid=SPTMG053


ゴーンは日本を出国するときには、音響機器の大きなケースに隠れてプライベートジェットの荷物室に載せられていた訳だし、トルコのイスタンブールでは、そのケースが待機していたもう一機のプライベートジェットに荷物として載せ替えられた、と伝えられている。

こんな状況では、当然出国検査などはされていないし、パスポートも使用されてはいない。それなのに、レバノン政府は「ゴーン氏はフランスのパスポートで合法的に入国した」と表明している。

レバノン政府は、「テロ組織」である「ヒズボラ」を支援している「テロ支援国家」である。こんな違法な処理は、朝飯前なのであろう。

しかもゴーンがレバノンに就いた時には、政府関係者たちが総出で(かどうかは知らないが)迎えに出ていたのである。ゴーンの逃亡劇には、レバノン政府も相当強くかかわっていた筈だ。そうでなければ事前に、出迎える筈がない。


【独自】レバノン高官、ゴーン被告を空港で出迎え…逃亡を事前把握か
2020/01/06 08:37 ゴーン被告逃亡

 【ベイルート=上地洋実、金子靖志】日産前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が国外逃亡した事件で、レバノン治安当局の高官が空港でゴーン被告を出迎えていたことが4日、分かった。レバノン政府関係者が読売新聞の取材に明らかにした。レバノン政府は逃亡への関与を否定しているが、逃亡を事前に把握していた可能性が高まった。

 政府関係者によると、ゴーン被告がレバノンの首都ベイルートの空港に到着した際、治安当局の高官らが出迎えた。その後、ゴーン被告はアウン大統領とも面会したという。ゴーン被告の知人とされる国会議員は取材に対し、「今回の逃亡にはレバノン外務省が絡んでいる。一部がゴーン被告から金品を受け取っている可能性がある」と語った。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200106-OYT1T50059/


しかもレバノンの大統領までもが、ゴーンを歓待している、と言うではないか。日本からそれ相応の援助を受けているにも拘らず、憚(はばか)ることなくゴーンを保護すると大統領は言っている。

これって、一寸気にならないですか。最初からグルになっていたとしか思えない。

レバノン政府の関与濃厚に アウン大統領、ゴーン被告保護を約束」のニュースを参照のこと。
これに対して日本政府も黙っていた訳ではない。日本の駐レバノン大使が、アウン大統領に文句を伝えている。当のアウン大統領は、「日本への協力は惜しまない」と表明しているものの、その裏では「赤んべー」をしているのだ。「レバノン政府は全く関与していない」などと、日本も舐められたものだ。



駐レバノン大使、「看過できず」と協力要請 大統領は関与否定―ゴーン被告逃亡
2020年01月08日00時03分


レバノンのアウン大統領(左)との会談に臨む大久保武駐レバノン大使=7日、ベイルート近郊の大統領府(代表撮影)

 【ベイルート時事】大久保武駐レバノン大使は7日、アウン大統領とベイルート近郊の大統領府で会談した。日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告のレバノンへの逃亡について「不法に出国し、誠に遺憾だ」と表明。「わが国として到底看過できるものではない」と伝え、事実関係の究明を含めた必要な協力を正式に要請した。

レバノン政府、関与否定に躍起 対日関係悪化を懸念―ゴーン被告無断帰国
(https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010300431&g=int)

 これに対しアウン大統領は「日本との関係を重視しており、全面的な協力を惜しまない」と応じた。ただ、逃亡に関しては「レバノン政府は全く関与していない」と説明した。

 会談は日本側から求めた。ゴーン被告については、国際刑事警察機構(ICPO)が日本の要請に基づき、身柄拘束を求める手配書を出している。だが、レバノンは日本と犯罪人引き渡し条約を結んでいない上、国内法で自国民の外国政府への引き渡しを禁じており、引き渡しを拒否する姿勢を重ねて示している。

 ゴーン被告の日本出国にはレバノン政府の関与が指摘されているほか、同じキリスト教マロン派であるアウン氏と被告は近い関係であることも知られている。レバノン検察は今週、ゴーン被告への事情聴取を行う見通しだが、日本の協力要請にどこまで応じるかは不透明だ。

 大統領府は会談後、ツイッターで「レバノンと日本の関係とビジネスマンのゴーン氏の件について大使と協議した」と表明した。

 一方、レバノンの国会議員で、日本との友好議連会長を務めるアライン・アウン氏は7日、取材に応じ、8日に予定されるゴーン被告の記者会見について「日本との2国間関係を傷つけるような発言を控えてほしい」と述べた。

 ただ、被告の身柄引き渡しに関しては「あり得ない」と断言し、捜査が必要なら日本の要請に基づき、レバノン当局が行うべきだという認識を示した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010700873&g=int



日本との2国間関係を傷つけるような発言を控えてほしい」などと、ゴーンの記者会見に注文を付けている様だが、それはゴーンに対してだけではなくレバノン政府に対しても、言うべき言葉ではないかい。

レバノン政府は、ゴーンの逃亡に関与している(?)にも拘らず、「レバノン政府は全く関与していない」とか「身柄引き渡しに関しては「あり得ない」」などと勝手な事ばかり言っているではないか。

(続く)
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世界自動車大戦争(47)

2020-01-13 00:00:00 | Weblog

日本は、レバノンに強くゴーンの引き渡しを、延々と要求すべきである。何と言っても日本の主権が破られた訳で、その犯罪者をレバノン政府は庇(かば)っている。有りとあらゆる方法を使って、レバノン政府(とゴーン)の不法を世界にPRして、レバノンの言う国が「テロ支援国家」であることを認めさせる必要がある。

マスコミも、もっともっとレバノンやゴーンに対して、怒る必要があるのではないのかな。




[社説]日本の主権揺るがすゴーン被告の逃亡
2020/1/2 19:05
日本経済新聞 電子版

まさに驚くべき事態というほかない。特別背任などの罪で起訴され、裁判を控え保釈中だった日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告が日本から秘密裏に出国し、レバノンに逃亡した。

保釈され、法律事務所に立ち寄った日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(2019年3月、東京都千代田区)

元会長は「海外渡航の禁止」を条件に保釈を認められており、東京地裁は保釈を取り消した
ゴーン元会長はレバノンで日本の司法などを批判し、「裁判から逃れたのではなく、不公平さと政治的な迫害から解き放たれた」などとする声明を出した。

司法制度はそれぞれの国の歴史や文化の上に成り立つ。自分たちの考えや仕組みと違うとしてもそれを無視し、破ることが許されるはずはない。元会長の行為は刑事訴追、裁判、出入国管理など日本の主権や法治をないがしろにするもので、強く非難すべきだ。

一方で元会長は米証券取引委員会(SEC)とは、日本での逮捕容疑となった自身の報酬に関する虚偽記載について約1億円の課徴金を支払うことで和解している。米国とは争わず、日本では逃げ切れると考えたのだとすれば、ずいぶん見くびられたものである
日本政府はこの事態を深刻に受け止めなければならない。レバノンとの間には犯罪人引き渡し条約が結ばれていないため、同国の国籍を持つ元会長の引き渡しを求めても実現しない可能性が高い。それでも元会長の不正を説明し、引き渡すよう強く要請すべきだ

元会長の密出国の手口については海外のメディアが様々に報じているが、現段階で明確になっていない。事態を収拾できなければ第2、第3の海外逃亡を招きかねず、国際的な信用の失墜にもつながる。なによりこのまま逃げ得を許せば、国民の信頼を損ねる。

法務・検察や出入国在留管理庁は、出国が禁じられている著名な人物をなぜ見逃してしまったのか。徹底的に解明し、手助けした者や法に触れる行為があれば厳正に対処すべきだ

ゴーン被告への捜査をめぐり、罪を認めないと長期間勾留される「人質司法」が強い批判を浴びた。東京地裁は特捜部が手がけた事件としては異例となる保釈を認めたが、結局、逃亡された。

保釈中の被告による犯罪や逃走は、他にも相次いでいる。そうした人物をどう見極め、保釈中の行動をどのように把握していけばいいのか。保釈制度のあり方や運用についての議論を急ぎたい。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54013040S0A100C2SHF000/?n_cid=SPTMG002


何と言っても、ゴーンの逃亡には、レバノン政府が関与していることは確実ではないのかな。


レバノン政府の関与濃厚に アウン大統領、ゴーン被告保護を約束
2020年01月02日19時46分

レバノンのアウン大統領=2019年11月、ベイルート近郊バーブダ(AFP時事)

 【ベイルート時事】日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が国籍のあるレバノンに無断帰国した問題で、レバノン政府が逃走劇に関与した疑いが濃厚になっている。アウン大統領はゴーン被告に「レバノン市民としての保護」を約束し、昨年12月30日に帰国を果たした直後、本人に面会したと報じられている。

<関連ニュース 日産自動車前会長 ゴーン被告>

 英紙インディペンデントのアラビア語版は1日、政府関係筋の話として、ゴーン被告の脱出計画について「レバノンの治安、政治関係者が少なくとも(実行される)数週間前には把握していた」と報じた。地元テレビのアルナシェラによれば、ゴーン被告がベイルートの空港に到着した際、被告に「近い友人ら」が出迎えた。この後、被告は大統領と非公式に面会した。

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告=2019年4月、東京(AFP時事)

 ただ、レバノン政府は、ゴーン被告の日本脱出への関与を公式には否定している。大統領府高官は2日、AFP通信に対し「ゴーン氏は大統領府に来ていないし、大統領に会ってもいない」と改めて強調し、相次ぐ報道にいら立ちを示した。レバノン外務省筋は取材に対し、ゴーン被告について「合法的に入国した」と話している。
【国際記事一覧へ】 【時事ドットコムトップへ】

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010200244&g=int


レバノン政府(外務省)は、「ゴーン氏は合法的に入国した」と言っているし、レバノンへの入国に際しては「フランスのパスポート」が使用されていると、レバノン政府は表明している。この件は、当ブログの2020.01.06~07のNO.42~43を参照願いたいが、これに対してフランス政府はフランス旅券は使用していないと表明している。
(続く)
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世界自動車大戦争(46)

2020-01-10 00:00:00 | Weblog

寝耳に水でびっくり何ぞと、頓珍漢なことを言っている余裕はないぞ、弁護団は。



ゴーン被告の弁護士、日本出国は「寝耳に水でびっくり」
2019年12月31日 16:05 発信地:東京 [ 日本 アジア・オセアニア レバノン 中東・北アフリカ ]

都内で報道陣の取材に応じる弘中惇一郎弁護士(2019年12月31日撮影)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP

【12月31日 AFP】会社法違反などの罪で起訴され保釈中だった日産自動車(Nissan Motor)の元会長、カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告が公判を前に突如日本を出国したとの報道について、同被告の主任弁護人を務める弘中惇一郎(Junichiro Hironaka)弁護士は31日、「寝耳に水でびっくり」だと語った。

© Kazuhiro NOGI / AFP
都内にある弘中惇一郎弁護士の事務所を後にするカルロス・ゴーン被告(2019年4月3日撮影)。

 弘中弁護士は報道陣に対し、「寝耳に水という状況でとてもびっくりしている」と述べ、現在はゴーン被告と連絡が取れない状況だと説明した。
https://www.afpbb.com/articles/-/3261760?cx_part=top_topstory&cx_position=2



特別背任罪で起訴されているゴーンの公判は、今年の春(4月)ごろには始まる予定であった。そのゴーンに逃げられてしまったのだ。

それこそ「世界に恥をさらした」ことになる。検察としては、この逃亡を一番懸念していた筈だ。裁判所と相談してでも、逃亡阻止のために施策を施さなかったか、大いに疑問が残るところであるが、何と言っても外圧に屈した裁判所の判断が大間違いであった。




「外圧に屈した」ゴーン被告の保釈 異常事態招いた裁判所の判断
2019.12.31

大勢の報道陣に囲まれながら、弘中弁護士事務所を出るカルロス・ゴーン被告=3月12日、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

 裁判所が早期に被告の身柄拘束を解く流れは、カルロス・ゴーン被告の保釈を機に一気に加速した。被告に十分な公判準備の時間を確保する必要があるとの観点からだが、海外逃亡により公判すら開かれない可能性が浮上するという本末転倒の異常事態となった。近年相次ぐ異例の保釈判断が真相究明という刑事司法の目的を阻害しているとの懸念が現実となった形だ。
https://special.sankei.com/a/society/article/20191231/0002.html?utm_source=newsletter


このことは「日本の刑事司法の恥さらし」である。安易に保釈を許可した裁判所の責任は重い。

そしてあれやこれやで圧力をかけて、保釈を請求し続けた弁護人の責任は、なお重い。

それにしても、よくも「世界に恥」をさらしてくれたものだ。

執拗に保釈請求をした弁護人の弘中惇一郎はじめ、安易に保釈を許可した東京地裁の嶋田一裁判官達は、夫々の資格を剥奪する必要がある、というものである。

日産幹部の驚きは、想像に余りある。




日産幹部「それ見たことか」 保釈判断に疑問の声も

大鹿靖明、久保智 2020年1月1日06時47分

レバノンの首都ベイルート中心部にあるカルロス・ゴーン被告が利用していた邸宅=2018年11月、渡辺丘撮影

 日産自動車のカルロス・ゴーン前会長がレバノンに出国したとの報道に、日産の幹部やOBらは一様に驚きの声を上げた。

ゴーン被告が日本出国か レバノン入り、海外紙「逃走」(https://www.asahi.com/articles/ASMD02GV9MD0ULFA001.html?iref=pc_extlink)

 日課のジョギング中に記者からの電話で出国を知った元幹部は「本当か」と絶句。レバノンとの間に犯罪容疑者の引き渡し条約がないことなどから、「『逃げるとしたらレバノンだろう』と聞いたことがある」と明かし、「それが現実のものになるとは」。

 レバノンのベイルートにはゴーン前会長が使っている住宅があり、日産がオランダに設立した非連結子会社「ジーア」が購入費や改修費を支払っていた。別の元幹部によると、いまもジーアが所有し、ゴーン前会長の妻が住んでいるといい、「売却したくてもできない状態」。この元幹部は「レバノンで彼は英雄。かばってくれると考えているのではないか」と指摘した。

 ある現役幹部は、会社からの電子メールで出国を知った。2020年春にも始まる予定だった刑事裁判で、ゴーン前会長側はすべての事件で無罪を主張する方針だっただけに、「自分の正当性を主張する手段が国外脱出なのか」と痛烈に批判。「全面否認の被告を保釈するなんてあり得ない。それ見たことか、という感じだ」と東京地裁の判断にも疑問を投げかけた。

https://www.asahi.com/articles/ASMD05FMGMD0ULFA00J.html?iref=comtop_8_03



日産幹部驚きは想像に難くないが、犯罪者に逃げられたと言う事は、全くの恥さらしであることは言うまでもないが、何と言っても日本の主権が踏みにじられたことであり、日本全体がもっともっと怒ってもよいことである。
(続く)
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世界自動車大戦争(45)

2020-01-09 00:00:00 | Weblog

「楽器箱に隠れ機内へ」 ゴーン被告逃亡で友人説明
2020.1.2 00:05 国際 中東・アフリカ

レバノンの首都ベイルートにある前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の自宅前に立つ警備員(左)=2019年12月31日(共同)

 レバノンに逃亡した日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告について、長年の友人イマド・アジャミ氏は1日、共同通信の電話取材に対し、楽器箱の中に隠れてジェット機に持ち込んでもらい、日本を離れたとの見方を示した。逃亡後、ゴーン被告に「ごく近い関係者」とやりとりしたという。信ぴょう性は不明。

 アジャミ氏によると、ゴーン被告は音楽隊を呼んでクリスマスのホームパーティーを開催。音楽隊の楽器箱に入ってカメラの監視をかいくぐり、協力者に運び出してもらい、トラックで移動したという。

 アジャミ氏は「音楽隊として住宅に入った人物のうち(逃亡)計画を知っていたのは2人だけだった」と述べた。空港の荷物検査をすり抜けた方法については、係員に「急いでいる」と強調したり、音楽関係の特別扱いを受けたりした可能性を挙げた。(共同)

https://www.sankei.com/world/news/200102/wor2001020004-n1.html


一連の逃亡劇がどうしておきたのか、そして、政府はこれについてどう考えているのか。関係者が一様に口をつぐんでいるさまは異常である。世界は日本からの説明を求めている。」なんぞと言われれば、日本政府としても黙っているわけにはいかないだろう。

一寸遅きに失しているが、早速法務大臣が口を開いている。



森法相、ゴーン被告逃亡に初の公式コメント 「正当化される余地はない」
2020年1月5日 14:11 発信地:東京 [ 日本 アジア・オセアニア ]

森雅子法相(2019年12月26日撮影、資料写真)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP

【1月5日 AFP】森雅子(Masako Mori)法相は5日、保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車(Nissan Motor)元会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告に関し初めて公式コメントを発表し、同被告が「不正な手段」を用いて「不法」に出国したとみられると説明した。

 森氏は、「わが国の刑事司法制度は、個人の基本的人権を保障しつつ、事案の真相を明らかにするために適正な手続きを定めて適正に運用されており、保釈中の被告人の逃亡が正当化される余地はない」と指摘。

 さらに、「ゴーン被告が日本を出国した旨の記録はないことが判明しており、何らかの不正な手段を用いて不法に出国したものと考えられる」とし、こうした事態に至ったことは「誠に遺憾」だと述べた。

 森氏はコメントの中で、ゴーン被告の保釈が取り消され、日本が国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)に要請した同被告に対する「赤手配書」が出されたことを認めた。(c)AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3262137



この書き様ではかなり弱い感じがするので、次の産経のニュースも読んでほしい。

関係当局、関係国、国際機関と連携し、刑事手続きが適切に行われるよう、できる限りの措置を講じていく」と報じている。出来れば、フランス政府にもその「赤手配書」とやらを送付しておくべきではないのかな。



ゴーン被告逃亡で森法相「関係国、機関と連携し、できる限りの措置講じる」
2020.1.5 14:17 社会 裁判

森雅子法務相=首相官邸(春名中撮影)

 保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)について、森雅子法相は5日、「このような事態に至ったことは誠に遺憾だ」との談話を発表した。

 ゴーン被告が日本を出国した記録はないことから、森氏は「何らかの不正な手段を用いて不法に出国したものと考えられる」と指摘。日本の刑事司法制度は個人の基本的人権を保障しつつ、事案の真相を明らかにするために適正な手続きを定め適正に運用されているとして、「保釈中の被告の逃亡が正当化される余地はない」と強調した。

 出国時の手続きについては、出入国在留管理庁に対し、いっそうの厳格化を図るように指示したとし、法務省としては引き続き、「関係当局、関係国、国際機関と連携し、刑事手続きが適切に行われるよう、できる限りの措置を講じていく」とした。

https://www.sankei.com/affairs/news/200105/afr2001050008-n1.html


まあ、それにしてもいい恥さらしである。裁判官や東京地検は、何を考えていたのであろうか。第一の責任は担当弁護士にあるようだが、それにしても保釈に条件を付けたのであれば、それが守られているかどうかは裁判所が管理すべき項目にはならないか。
(続く)
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世界自動車大戦争(44)

2020-01-08 00:00:00 | Weblog

さてこのゴーンの逃亡劇の裏には、相当巨大な組織、例えばレバノン政府関係の組織など、がかかわっていることは、容易に推察できる。そうでなければゴーン1人では、世界一流のプロの手配師を使うことはできなかったはずだ。

次の記事によると、その手配師たちは元米陸軍特殊部隊員(グリーイベレー)の米警備会社の人間だったと言っている。このほかには、ゴーン宅を訪問した楽団員達がいる。その他連絡係や元グリーンベレーなどと交渉したり、ゴーンの金庫か口座から金を引き出すなどの諸々の諸手配をする要員(夫人の役割は大きい)も必要となったものと思われるので、相当の陣立てだ。ちなみに、この手配師を雇う費用は、さるテレビでは22億円と言っていた。

どこでゴーンを楽器ケースに入れて、どのようにして空港まで運び、どのように手続きをして、プライベートジェットにそれらを積み込んだのか、その間の荷物検査をどのようにすり抜けたのかは興味は尽きないが、解明が待たれるものである。



ゴーン被告、元米特殊部隊員と逃亡か 音響用ケースに潜む?―米紙
2020年01月04日11時28分

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告=2018年11月、仏北部モブージュ(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は3日、トルコ経由でレバノンに逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が日本から脱出する際、コンサートの音響機器運搬に使われる黒いケースに潜んでプライベートジェット機に乗り込んだと報じた。複数の関係者の話として伝えた。トルコまでは元米陸軍特殊部隊員の米警備会社関係者ら2人が被告に同行したという。

ハリウッド関係者と面会 ゴーン被告、逃走前に映画の相談―米紙

 同紙によると、ケースの底には呼吸用に穴が開けられていた。逃亡に使用された2機を貸し出したトルコの民間航空会社MNG航空が、フライト後に機内から二つのケースを発見。うち一つにはスピーカーが入っていた。

 MNGは今週、ゴーン被告の名前が記録に残らないよう文書を改ざんしたとして従業員を告発。この従業員はトルコからレバノンまで被告に同行していた。従業員は捜査当局に、ケースが被告の輸送に使われた経緯を説明したという。

 トルコの空港で被告は雨の中、車で空港内を移動し、別のジェット機に乗り換えた。

 一方、日本~トルコ間の乗客名簿には米警備会社関係者とみられる男性2人の名前のみが記載されていた。2人はトルコからレバノンへは民間旅客機を利用。旅券には日トルコ両国の出国スタンプがあった。

 ゴーン被告の日本脱出に先立ち、2人はケースを積んだプライベートジェットでドバイを出発し、昨年12月29日午前10時16分に日本に到着。ゴーン被告は同日夜に日本を出国した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010400190&g=int



音響機器運搬に使われる黒いケースとは、どんなものであったのか。

コントラバスのような巨大な楽器ケースであれば、170cmのゴーンでも普通に隠れることが出来そうだ。しかも上記の記事によれば、二つの空気穴があけられていたと言うので、こんなケースだったのでしょう。

さるテレビでも放映していたが、高さ1mの楽器ケースでも屈(かが)めば大人一人は、優に入っていれるようだ。プライベートジェットに搭載されるまでの間であれば、これ位の楽器ケースでも十二分に人一人は隠せるようだ。こんなものであれば、キャスターがついているので、人間の手でも運べそうだ。


しかもプライベートジェットの出国であれば、自分の飛行機を自分で爆破するはずがないと考えられているので、出国検査はとても緩いと言う事である。常にプライベートジェットを使っていたので、このことをゴーンは十二分に弁えていた筈なので、管理がより手薄になる年末の時期を狙って、ゴーンは荷物となって見事出国していったと言う事のようである。


ゴーン逃亡に沈黙し続ける日本政府の「無責任」
各国の政府関係者はコメントしているのに
レジス・アルノー : 『フランス・ジャポン・エコー』編集長、仏フィガロ東京特派員
2020年01月05日


日本から逃亡したゴーン氏の足跡が少しずつ明らかになってきているが、日本政府や入管当局はいまだ沈黙を貫いている(写真:REUTERS/Issei Kato)

「沈黙」は、遠藤周作による非常に美しい小説の題名だ。それはまた、マーティン・スコセッシが最近、それを原作として制作した映画の題名でもある。そしてそれは今、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏の華々しい逃亡劇に対する日本の政治家や当局者たちの反応を雄弁に物語るものとなっている。

ゴーン氏が昨年末、突如としてレバノンの首都、ベイルートに姿を見せて以来、フランス、トルコ、レバノンの官僚たちはみな、この事件についての見解を表明している。ところが、日本の政治家たちは沈黙している。この国際的な話題のいちばんの当事国であるにもかかわらずだ。出入国管理手続きの任を負う法務相ですら、この問題の事実についてコメントしていない。

民間警備業界では知られた人物が助けた?

報道によると、昨年12月29日に、TCTSRと呼ばれるプライベートジェット機のボンバルディア グローバル・エクスプレスが、トルコの会社であるジェット航空ASによる運航で、関西国際空港のプライベートジェット機専用施設「玉響(たまゆら)」から、楽器ケースに入ったゴーン氏を乗せてイスタンブールへと飛んだ。

米ウォールストリート・ジャーナル紙によれば、機内には乗客2人しかいなかった。そのうち1人は、「民間警備業界という小さな狭い世界では知られた男」と同じ、マイケル・テイラーという名であったという。ジョージ・ザイクと名乗るもう1人は、テイラー氏とのつながりを持つ警備会社の従業員と同名だった。

この2人がおそらくゴーン氏を運んだのだろう。この一行は数個の非常に大きな荷物を携行しており、そのなかにはゴーン氏を入れていた楽器ケースも含まれていたという。

航空機をリアルタイムで追跡するFlightradar24で入手できるデータによると、TCTSR機は関空を飛び立つ前日、28日にマダガスカルのアンタナナリボを出発、ドバイに立ち寄り、関空に到着した。

アンタナナリボはこの一連の出来事で重要な役割を果たしたかもしれない。その理由はマダガスカルの立地にある。アンタナナリボにあるイヴァト空港は多くの航空機が利用する重要な航空ルートから離れた場所にあり、保安管理が緩いことでも知られているのだ。アフリカに近いことから、この地域で紛争があった場合など、警備会社が要人の脱出を図る際にも利用されている。

つまり、ゴーン氏を「解放」するミッションを受けた警備会社にとって、アンタナナリボは絶好のスタート地点であった。ドバイに立ち寄ったのは、おそらく航空機に給油するためだろう。関空の玉響ゲートを通って前述の2人が29日、日本に入国したのだとしたら、彼らは入国後すぐにゴーン氏と落ち合い、彼を楽器ケースの中に入れ、税関を通って日本を出国したということになる。

プライベートジェットの荷物検査はゆるい

なぜこんなやり方をしたのだろうか。

それは脱走するのにあたってゴーン氏が越えなくてはならない国境はただ1つ、日本の国境だけだったからだ。偽造パスポートを使い、マスクを着用し、普通の飛行機かプライベートジェットを利用することもありえた。しかし、ゴーン氏は通常の旅客機ではほかの乗客など周囲に、プライベートジェットの場合は入管職員に見つかるリスクを負うことになる。

ゴーン氏が“荷物”として飛行機に乗り込むことにもそれなりのリスクはあった。1つは、入管職員に見つかることだ。しかし頻繁にプライベートジェットを利用していたゴーン氏は、世界的な傾向としてプライベートジェットゲートでの荷物検査は、実は非常に手薄であることを知っていたのだろう。

「空港の荷物検査は武器や爆発装置を検知するために実施されている。プライベートジェットの場合、顧客が自らを噴き飛ばしたいはずはないから、彼らの荷物はほとんど検査されない。まったく確認しない場合もある」と、空港運営に関わる企業のある役員は打ち明ける。そこで、ゴーンは荷物となってプライベートジェットに乗り込むリスクを選択したわけだ。

出入国審査官が楽器ケースのように見えたものを適切に検査せず、あるいはいっさい確認せずに機内に載せてしまった可能性が非常に高いのはそのためである。ゴーン氏の身長は約170㎝なので、全長2m程度の箱が必要だ。そのような巨大な箱は通常のX線検査装置には通せないため、口頭でのやり取りだけで通過できた可能性がある。

今夏のオリンピック開催に先駆けて、日本の入国管理局は空港セキュリティ対策の詳細をメディアに披露し、日本の国境管理がスムーズかつ安全であることを示してきた。これは、日本にとっても、他国にとっても非常に重要なポイントである。だからこそ、出入国在留管理庁は昨年12月28日と29日に関空の玉響で何が起こったのか――誰が飛行機に乗っていたのか、手荷物の適正な検査は行われたのかなど――すべてを詳細に説明する必要がある

そうしたことを説明しない一方、意味のない断片的な情報は一部メディアに提供している。例えば、NHKは、TCTSR機に載せられた荷物は「高さ1メートル以上」であり、「荷物の検査は必要なさそうだった」と報道した。

が、われわれが実際に知りたいのは、荷物の大きさはどれくらいだったのか、検査は行われたのか、検査されたという文書あるいは映像証拠はあるのか、ということで、こんな断片的な情報ではない。

こうした疑問に対する答えも出始めている。が、それは日本の入国管理局や政府から出てきたものではない。飛行ルートを明らかにしたのはFlightradar24だし、ウォールストリート・ジャーナルはトルコ航空当局のおかげでゴーン氏が入っていた楽器ケースの写真を見ることができた。ゴーン氏逃亡に関する情報は日本人よりトルコ人のほうが知っているのではないかと思ってしまうほどだ。

逃亡前日「変わった様子なかった」

ゴーン氏の複数の知人によると、同氏は保釈中、厳しい規則をしっかりと守っていた。会った人の名前を1人1人忠実に書き留めて報告していたし、決められた電話しか使用するのを許可されていなかったため、別の電話の画面を見ることすら拒否していた。保釈の規則に違反したとして非難されることを避けるためだった。

ゴーン氏は逃亡計画を親しい友人にさえ隠していた。「彼が日本を去る前日に会ったが、普段と変わった様子はなかった」と友人の1人は話す。

日本の伝説的な犯罪者の1人は、3億円事件の犯人だ。1968年、彼は警察官に変装し、現金輸送車を盗んだ。日産はカルロス・ゴーンが3億ドル(日本円で約300億円)を違法に使用したとし、民事裁判でカルロス・ゴーンを訴え、可能な限り使われた金を回収するつもりだ。ゴーン氏の驚くべき逃亡は、「300億円事件」と呼ぶことができる。

一連の逃亡劇がどうしておきたのか、そして、政府はこれについてどう考えているのか。関係者が一様に口をつぐんでいるさまは異常である。世界は日本からの説明を求めている。

https://toyokeizai.net/articles/-/323007



これを裏付ける記事もあるので、それを次に紹介しておく。
(続く)
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世界自動車大戦争(43)

2020-01-07 00:00:00 | Weblog

ただレバノンには正規に入国していると言うので、出国印の無いフランスの正規のパスポートで入国したことになる。これも違法となるが、レバノン政府は正規に入国と言っているので、レバノン政府も1枚も2枚も噛んでいることになる。

もしイスタンブールを出国していることになっていれば、パスポートにその旨記載されているとすれば、偽造された出国印となる筈だ。

この場合は、

(1) レバノンには正規のパスポートを使用したとしても、トルコ出国印の無い不法の入国をしたことになる。または、
(2) パスポートに偽造のトルコ出国印を押印して、レバノン・ベイルートに入国したことになる。

だから、いずれの場合も、違法入国となりレバノン政府が言っているような正規の入国とはならないことになる筈だ。

だからレバノン政府も2、3枚は噛んでいることになる。ゴーンの入国が正規なはずはないのである。

だから、正規に入国などと平気な顔で言っているレバノン政府は、何かを隠しているに違いないのだ。


だがレバノン政府は、「合法的」な入国だと言い張っている。



レバノン公安、ゴーン被告は「合法的」に入国 仏旅券利用か
2020年1月1日 / 05:44 / 6時間前更新 Reuters Staff 1 分で読む

解[ベイルート/パリ 31日 ロイター] - 会社法違反(特別背任)などで起訴され保釈中の日産自動車(7201.T)前会長カルロス・ゴーン被告が日本を出国しレバノン入りしたことについて、レバノンの公安総局は31日、ゴーン被告は合法的に入国しており、法律上問題にならないという見解を示した。

ゴーン被告は31日、声明を発表し、レバノンにいることを確認。「私は不正と政治的迫害から逃れたのであって、司法制度から逃れたのではない。ようやくメディアと自由にコミュニケーションが取れるようになった」などと述べた。

レバノン外務省は、ゴーン被告がどのようにしてレバノン入りしたかを関知していないと指摘。日本とは司法協力協定を結んでいないが、国連腐敗防止条約に基づき、情報を共有すると明らかにした。

こうした中、レバノンのテレビ局MTVは当局筋の話として、ゴーン被告がレバノンに入国する際、フランスのパスポートを利用したと報道。同筋によると、レバノン政府は「国際合意」の下、ゴーン被告に関与しているという。

フランス外務省は、ゴーン被告の出国やレバノン入りの経緯を関知していないとした。

https://jp.reuters.com/article/renault-nissan-ghosn-lebanon-security-idJPKBN1YZ1BF?utm_source=34553&utm_medium=partner



テロ組織のヒズボラを養っているレバノン政府である。なんでもあり、なんでしょう。ベイルートの言うことを信用するわけにはいかない。

日本政府は、レバノンと言う国を「テロ支援国家」に指定するべきである。

日本の江戸幕府は、すぐさま「必殺仕置き人」部隊を、レバノンに派遣すべきである。カルロス・ゴーンをはじめキャロル夫人、そしてゴーンの逃亡を助けたレバノン(政府)の関係者たちの仕置きをすべきである。このことを強く、江戸幕府に進言したい。

日本側の関係者にも仕置きが必要だ。

まず第一は、ゴーンの弁護団の3人だ。こいつらは執拗に「問題はないから」と言ってゴーンを保釈させてしまい、しかもしっかりのゴーンに対する身辺管理を行っていなかった。ただ単にパスポートを引き出しに仕舞っておいて、事務所のパソコンを使わせているだけで、のほほんとしていたわけだ。だから逃げられてしまったのだ。

この3人は、弘中惇一郎、高野隆、河津博史の3弁護士だ。さすがに仕置きするわけにもいかないので、弁護士資格の剥奪だ。こいつらは言い放っしで、何の管理責任を果たしていない。

次は、保釈を決定した裁判官だ。こいつも資格停止だ。そして特捜部員達だ。保釈条件をしっかりと守れるように、なぜ自分たちで手配していなかったのか。まるで子供の使いだ。こいつらも資格停止だ。

特に弘中惇一郎は、率先して弁護士資格を返上させたいものだ。「無罪請負人」なんぞと言われて、図に乗っていたんじゃないのかな。




ゴーンの海外逃亡を「日本最強弁護団」は阻止できなかったのか
平野太鳳 2019年12月31日

 令和最初の大晦日。衝撃的なニュースが飛び込んできた。会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、来春にも始まる公判を控えて保釈されていたカルロス・ゴーン日産元会長が極秘出国していたのだ。保釈条件に違反するとみられ、本来ならば保釈取り消しで再収監となるが、出国先は中東のレバノンという。このまま、日本に戻らず、公判が行えるかどうかも雲行きが怪しくなってきた。

ゴーン元会長 ©時事通信社

 ゴーン元会長は2018年11月、日産の有価証券報告書に自身の役員報酬を過少記載していたとして金融商品取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕された。その後も日産の資金を不正に自身に還流させ、会社に損害を与えたとする会社法違反容疑などで2度の逮捕が繰り返された。

 この事件は、検察側と弁護側が「身柄拘束」を巡って、何度も攻防を繰り広げていた。弁護側は保釈請求を繰り返し、検察側は反対の意見を提出する。海外からの長期勾留批判も影響したのか、裁判所は今年3月、いったん保釈を許可した。この時、ゴーン元会長が作業員姿で現れたのは記憶に新しいだろう。この保釈許可決定に対し、検察側は「保釈条件に実効性がない」とする異例のコメントを出している。

 そして、特捜部は保釈中のゴーン元会長を再び逮捕する。4度目の逮捕だ。その後、裁判所は4月に再び保釈許可決定を出す。裁判所の決定である以上、検察側は表だったアクションはもちろん示せないが、内々には裁判所の保釈許可決定に反発する声が当然、上がっていた。今回の「ゴーン海外逃亡」のニュースに、検察側は「そら見たことか」と言いたくもなるだろうが、後の祭りだ。

「逃げるということは、後ろめたいのだろう」

 気になるのは、ゴーン元会長の弁護団が今回の逃亡劇を阻止できなかったのかということだ。裁判所からすると「せっかく保釈してやったのに、逃げるとはけしからん」という心理になる。「逃げるということは、後ろめたいのだろう」ということにもなる。ゴーン元会長は無罪主張の方針だったが、裁判所の心証は当然、クロに傾くだろう。

 弁護団はいわゆる「無罪請負人」として知られる弘中惇一郎弁護士に加え、「日本の三大刑事弁護人」の一人でベテランの高野隆弁護士、若手随一のエースといわれる河津博史弁護士のトリオだ。日本の刑事弁護界を知る者なら、「最強の弁護団」との呼称もうなずける面々といえる。この面子だったからこそ、ゴーン元会長の早期保釈を勝ち取ることができたとも言える。それだけに、今回の「海外逃亡」に最もショックを受けているのは、弁護団だろうと推察する。現時点では、弁護団が故意に国外に出したとは考えにくい。

「裁判所の保釈許可決定は緩すぎるのではないか」

 そして、同様のショックを受けているのが、裁判所だろう。日本の裁判所は、2009年に裁判員制度を導入したことを契機に、刑事被告人の保釈率を上げてきた。一般市民の裁判員が適切に公平に審理できるようにするため、被告人が弁護人と公判に向けた準備をしっかりできるようにした。それでも、特捜部の事件で被告人が否認している場合はなかなか保釈を認めない傾向があったが、今回のゴーン元会長はその例外となった。

 また、最近、保釈を認めた被告人が逃亡する事件が相次ぎ、「裁判所の保釈許可決定は緩すぎるのではないか」との声も上がっていた最中の出来事だ。ゴーン元会長の「海外逃亡」はもちろん大きなインパクトを持って、裁判所の保釈基準に対する考え方を揺るがすだろう。個々の裁判官は、より慎重に判断せざるをえなくなる。

 最強弁護団が今後、どう動くかはまだ不透明だが、もちろん帰国するよう促すことになるのだろう。ただ、ゴーン元会長が応じるのかどうか、応じる可能性は低いのではないだろうか。さらに、日本はレバノンと「犯罪人引き渡し条約」は結んでいない。レバノン政府がゴーン元会長の身柄を拘束して、日本に送還することも期待できないだろう。

 最初から「迷走」を続けてきた「ゴーン事件」。さらなる迷走が続きそうだ。
https://www.jiji.com/jc/bunshun?id=23454
(続く)
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世界自動車大戦争(42)

2020-01-06 00:00:00 | Weblog

結局は、荷物に紛れて出国する方法を選んだのではないのかな。


ゴーン被告、楽器ケースに隠れ出国? 仏旅券で 
レバノン大統領と面会か
毎日新聞2019年12月31日 19時58分(最終更新 12月31日 21時32分)

カルロス・ゴーン被告=東京都千代田区で2019年5月23日、玉城達郎撮

 レバノンの主要テレビ局MTV(電子版)は12月31日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)は国籍を持つフランスの旅券を使い、出国時には楽器の保管ケースに身を隠して「警察映画のような経過で、レバノンに入国した」と報じた。ただ、情報源は明らかにされておらず、信ぴょう性は不明だ。

【ノーカット動画】「私は無実」と訴えるゴーン被告
<ゴーン被告>検察内部では保釈時から「海外へ逃亡する」と懸念
<ゴーン被告>楽器ケースに隠れ出国? 「民兵組織」が関与か
<ゴーン被告が声明>「私はレバノンにいる」米報道「不公正と政治的迫害から逃れた」
<ゴーン被告が批判>「有罪が仕組まれた日本の司法の人質にならぬ」
<ゴーン被告>出国の謎 元入管職員も困惑「気づかないことあり得ない」

 報道によると、ゴーン前会長の出国作戦は「民兵組織」が、米国在住の妻キャロルさんと連絡を取り合い、実行したという。クリスマスディナーのための音楽隊を装った一団がゴーン前会長の東京都内の自宅に入り、楽器の保管ケースにゴーン前会長を隠し地方空港から出国したという。

 ゴーン前会長はレバノンやフランス、ブラジルの市民権を持っているとされるが、入国には仏旅券が使われたという。仏旅券は弁護団に預けており、MTVは新たな旅券をどう入手したのかは不明と伝えた。レバノンには、内政でも強い影響力を持つイスラム教シーア派武装組織ヒズボラがある。日本の公安委員会はヒズボラを「国際テロ組織」に指定しているが、今回の作戦に関与したかは報じられていない。

 ゴーン前会長は現在、ベイルートにある妻キャロルさんの家族の家に滞在。レバノンのアウン大統領とも面会し、政府から厳重な護衛を受けているという。【中西啓介】
https://mainichi.jp/articles/20191231/k00/00m/040/127000c



ゴーン被告、楽器箱に隠れ出国か
レバノンで報道、警備会社協力?
2019/12/31 22:21 (JST) 一般社団法人共同通信社

©一般社団法人共同通信社
保釈され、東京拘置所を出るカルロス・ゴーン被告=4月25日、東京・小菅

 【カイロ共同】レバノンの主要テレビMTV(電子版)は31日、カルロス・ゴーン被告が楽器箱に隠れ、日本の地方空港から出国したと報じた。出国に際し、民間警備会社のようなグループの支援を受けたとしている。情報源は明らかにしておらず、信ぴょう性は不明。レバノン紙アフバルアルヨウムも「警備会社を使い、箱に隠れて密出国した」と報じた。

 MTVによると、このグループはクリスマスディナーの音楽隊を装ってゴーン被告の滞在先に入り、楽器箱に隠して連れ出した。映画のような脱出劇で、日本の当局者は気付かなかったとした。その後、トルコ経由でレバノンに入国したと伝えた。
https://this.kiji.is/584684268854379617


自宅から出る時から楽器の大箱に隠れていた、訳ではない。自宅からは1人で外出している映像が残っていると言う。もちろん帰宅はしていないから、この時に脱出の実行犯と落ち合ったのであろう。

楽団がゴーン宅を訪れたのは、楽器を収納する箱などのゴタゴタを必要としたためではないのかな。そのためそれをを載せるために、プライベートジェットを必要としたわけだ。その一つの箱に、ゴーンが収納されていた、と言うことか。


ゴーン元会長、1人で外出後戻らず 都内宅の映像確認
2020/1/3 10:28 (2020/1/3 17:36更新)
日本経済新聞 電子版

日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)が保釈条件に違反して海外逃亡した事件で、ゴーン元会長が2019年12月29日昼、都内の住宅を1人で出たまま戻らなかったことが3日、関係者への取材で分かった。監視カメラの映像で外出が確認された。元会長は同月中旬、周囲に「日本という国を疑っており、ここにいることが恐ろしい」と話していた。

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日本の捜査当局は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて元会長を国際手配するとともに、出入国管理法違反(不法出国)容疑で捜査している。元会長は住宅を出て空港に向かった可能性があり、東京地検などは別の場所で何者かと合流した疑いもあるとみて調べている。

元会長は保釈条件として東京都港区内の住宅での居住を指定され、住宅には人の出入りを24時間記録する監視カメラが設置されていた。警察などがカメラ映像を分析したところ、元会長は19年12月29日昼に1人で外出したのを最後に姿が確認できなかったという。映像では他に不審な人物の出入りもなかった。

一方、元会長は同年12月中旬、周囲に「(検察は)『ゴーンは有罪』ありきで、日本の司法システムがこんなものだとは知らなかった。そういうシステムの日本という国を疑っており、ここにいることが恐ろしい」と心情を説明。「私のゴールは日産、検察、日本政府に対して反撃の場を得られる機会を作ることだ」と話したという。

元会長は保釈条件で海外渡航や事件関係者への連絡が禁止され、妻キャロルさんとの接触にも裁判所の許可が必要だった。元会長はこうした状況について「私は毎日監視され、妻とも息子とも話ができない」と不満を漏らしていたという。

元会長は同年12月29日夜に関西国際空港からプライベートジェットでトルコへ向かい、イスタンブールの空港で別の機に乗り換え、同30日レバノン・ベイルートに到着したとみられている。同31日、広報を担当するフランスの企業を通じて「私は今、レバノンにいる」と声明を出した。

レバノンの現地メディアは同月29日に楽団を装ったグループが元会長の住宅を訪れ、元会長は楽器の箱に隠れて移動したと報じた。しかし日本の捜査関係者によると、カメラ映像から確認できた外出時の状況とは符合しないという。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54021370T00C20A1CZ8000/



2019.12.29の夜に関空からトルコのイスタンブールへ、プライベートジェットが飛び立っているから、それにこの楽団と楽団の楽器類のガラクタが載せられていた筈だ。そのガラクタのひと箱に、ゴーンが隠れていた、と言うことではないのかな。

楽団の楽器類を収納している箱類は、それとわかるために検査は緩かったのではないのかな。よもやその一つに、ゴーンが隠れているとは、思いもしなかったはずだ。

と言っても、関空のような大空港でその楽器類を載せたのではなかろう。関空では、緩いとはいえそれなりの荷物検査がある筈だ。もし無いとすると、これは大問題となる。関空は閉鎖されなければならないか、関係者は全員馘にしなければならないことになる。

だから関空で荷物を載せたものではなかろう。東京のゴーン宅に楽団が訪れたと言うことなので、その楽器類のゴタゴタは、東京以外の地方空港で載せたのではないのかな。例えば静岡などの地方空港だ。ゴーンたちは荷物検査の緩そうな空港を、綿密に探したはずだ。それなりの組織がバックになければできないことだ。

その時には、その楽器箱の一つにはゴーンが収納されていたはずだ。その地方空港には、多分X線検査装置はなかったのではないのかな。と言うよりも大きなものはX線検査装置には通らないものだ。楽器と判れば申告だけで通過できたのではないのかな。

まんまと楽団の荷物を収納したプライベートジェットは、その地方空港から楽団員の一部を載せるために(?)関空に立ち寄ったのではないのかな。楽団員たちは正規に出国検査を受けて、12/29の夜トルコへと飛び立っていったのである。そして違法出国のゴーンも載せて。

・・・と推測を書いたのだが、地方空港などによらなくても関空自体での荷物検査が、プライベートジェットでは緩いか殆どない、と言う事なので、直接関空へこのプライベートジェットは来ているようだ。この件は後程詳しく述べるつもりだ。


トルコのイスタンブールでは、荷物を別の機に乗せ換えて、レバノンのベイルートへ向かったわけだ。この時の荷物の検査は、載せ替えなので多分なかったのではないのかな。それともゴーンは正々堂々と乗り換えていったのかもしれない。トルコといえども、信用するわけにはいかない様だ。

と言ったところが、素人の浅はかな考察である。何か間違いなどがあれば、ご訂正願う。

(続く) 
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