相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。
ならば日本政府にも考えがある、と言うものである。レバノンへの日本からの援助は、即刻中断すべきである。日本は「チョロい」と言われていますよ。
ゴーン逃亡レバノン援助231億円 安倍政権“バラマキ外交”まるで効果ナシ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2020年1月8日 9時26分
全てを見越し…(ゴーン被告)/(C)日刊ゲンダイ
今こそ、バラマキ外交の成果を問うべきだ。海外で「ハリウッドエスケープ」と称される日産前会長のカルロス・ゴーン被告の密出国劇。逃亡先のレバノン当局は、日本側への身柄引き渡しを拒否する姿勢を重ねて示している。
逃亡費用は2000万ドル(約22億円)以上とされる。日本政府はこのまま、金満ゴーンの「逃げっぱなし」を許すのか。「いざ」という時に効果ナシとは、無尽蔵な札束外交に意味はない。
■231億円援助のレバノンもスルー
そもそも、安倍政権の海外支援は日本自身の「国益確保」が建前だ。第2次政権の発足した2012年以降、海外へのバラマキ総額は実に累計60兆円を突破。特にイスラム過激派組織「IS」の怒りに火を注いだ15年1月の安倍首相のカイロ演説以降、中東諸国の支援に力を入れ、ご多分に漏れずレバノンにもカネをばらまいている。
レバノン国内には、シリア危機の長期化に伴い約150万人もの難民が流入。政情不安と経済低迷も長引き、日本は医療、廃棄物処理、食糧、教育、技能・職業訓練、治安維持など、あらゆる支援を続けてきた。その総額は12年以降、計約2億1000万ドル(約231億円)に及ぶ。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。
「バラマキも相手国との信頼関係が構築できなければ無意味です。レバノンとの間に犯罪人引き渡し条約が結ばれていないとはいえ、何事にも例外はある。実際にレバノンは昨年、引き渡し条約のない米国の要請を受諾し、レバノンと米国の二重国籍を持つ容疑者をFBIに引き渡した。それだけ日本は軽くあしらわれているのです。安倍首相も“外交のアベ”を自任するなら、この7年間で世界が無視できないカリスマになっていなければ、おかしい。実態は真逆で、単なるキャッシュディスペンサー扱い。ゴーン逃亡もレバノンに対し、日本がにらみを利かせられないことを見越した犯行でしょう。ゴーン被告の見ている風景こそ、世界各国の安倍外交へのまなざし。つまり『チョロい』ということです」
ドヤ顔でカネをばらまいても国益はおろか、ナメられっぱなしだ。
https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_599585/
ゴーンの脱出には相当の調査が行われた筈だ。相当大掛かりな陣立てで、かなりの期間にわたって、ゴーンを逃がすための調査を日本で行っていた筈だ。日本にいるゴーンの行動にはそれなりの制限がついているので、その手配はレバノンで行われたの考えるのが順当な考えだ。ゴーンのレバノンルートが暗躍したものと思う、当然キャロル夫人の役割も大きい筈だ。
ゴーン被告逃亡、多国籍チーム10人以上が関与か…20回来日し空港10か所下見
2020/01/06 14:25 ゴーン被告逃亡
【ニューヨーク=橋本潤也】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は5日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が関西空港から日本を脱出した際、異なる国籍で構成する10〜15人のチームが関与したと報じた。このチームは20回以上、来日し、関西空港を選ぶ前に、少なくとも10か所の日本の空港を下見していたという。
ゴーン被告らが事前に関空の保安態勢を調べた上で、計画的に脱出したことが明らかになった。
計画を知る関係者の話によると、ゴーン被告が実行を決断したのは12月下旬だが、計画自体は約3か月前から検討されていたという。チームは下見で関空発のプライベートジェット(PJ)のターミナルに普段は人がいないことや、大型荷物が検査機器に入らないことなど、保安上の特徴も把握していたという。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ゴーン被告は関空で、息ができるように穴を開けた音響機器運搬用の大型の黒い箱に潜み、米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」の元隊員らが同行した上で、トルコのイスタンブールに向かったと報じている。脱出計画には、数百万ドルのコストがかかっているとも伝えた。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200106-OYT1T50158/
3か月前から検討されていた、と書かれているが、実際にはもう少し前、半年くらい前から考えられていたのではないのかな。そして調査が具体化したのが3か月前から、と言うところではないのかな。
それと言うのも、ゴーン被告の娘が丁度そのころ「父が自由になる」などと、言っていたと言う情報があるのである。
ゴーン被告娘「父が自由になる」
2~3カ月前、友人に語る
2020/1/6 16:44 (JST)1/6 17:23 (JST)updated
©一般社団法人共同通信社
【ベイルート共同】会社法違反の罪などで起訴された前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告がレバノンに逃亡した事件で、被告の娘が2~3カ月前、家族ぐるみの親しい友人に「父が自由の身になる」と話していたことが分かった。この友人が6日までに共同通信の取材に答えた。
ゴーン被告はレバノン到着後、米国の代理人を通じて声明を出し、逃亡に家族は関与していないと述べた。だが友人は、娘が事前に計画の一端を把握していた可能性があると指摘した。
友人の説明によると、2~3カ月前に東京都港区で被告の娘と会った際、娘は「父はもうすぐ自由の身になる」と語っていた。
https://this.kiji.is/586822988084020321
丁度同じ3か月前頃に、逃亡支援チームが、関空のプライベートジェットの出国検査場には、X線検査施設が小さくて大きな荷物には適応されないことを見つけていた、と言う。しかも専用施設であるため、検査が緩く「弱点」だと見抜いていたと言う。それにしても大胆な行動であった、「ハリウッドエスケープ」と呼ばれて当然である。
(続く)
「ゴーン元会長、フランス旅券使っていない」 仏外相
レバノン側と説明食い違い
2020/1/7 10:09
日本経済新聞 電子版
ゴーン被告とみられる人物がレバノンに入国した際に提示したパスポートをめぐり、フランス側とレバノン側の説明が食い違っている=共同
フランスのルドリアン外相は6日、日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告がフランスのパスポート(旅券)で逃亡先のレバノンに入国したと伝えられていることに関し「我々が知る限りではフランスの旅券は使われていない」と述べた。仏テレビBFMの番組で語ったとロイター通信が伝えた。
レバノンの治安当局者はゴーン被告とみられる人物が入国した際、仏パスポートを提示されたとしていた。仏側とレバノン側で説明が食い違う格好となっている。
ルドリアン氏はゴーン被告からフランスへの逃亡を打診されたことはないとし、国外にいる一般のフランス市民と変わりない扱いを受けていると語った。ゴーン被告は所持する仏旅券2通のうち1通を弁護団に預け、もう1通は鍵付きのケースに入れて本人が携帯していた。
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[FT]捕らわれの身より逃亡を選んだゴーン被告
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54098900X00C20A1EAF000/?n_cid=SPTMG053
ゴーンは日本を出国するときには、音響機器の大きなケースに隠れてプライベートジェットの荷物室に載せられていた訳だし、トルコのイスタンブールでは、そのケースが待機していたもう一機のプライベートジェットに荷物として載せ替えられた、と伝えられている。
こんな状況では、当然出国検査などはされていないし、パスポートも使用されてはいない。それなのに、レバノン政府は「ゴーン氏はフランスのパスポートで合法的に入国した」と表明している。
レバノン政府は、「テロ組織」である「ヒズボラ」を支援している「テロ支援国家」である。こんな違法な処理は、朝飯前なのであろう。
しかもゴーンがレバノンに就いた時には、政府関係者たちが総出で(かどうかは知らないが)迎えに出ていたのである。ゴーンの逃亡劇には、レバノン政府も相当強くかかわっていた筈だ。そうでなければ事前に、出迎える筈がない。
【独自】レバノン高官、ゴーン被告を空港で出迎え…逃亡を事前把握か
2020/01/06 08:37 ゴーン被告逃亡
【ベイルート=上地洋実、金子靖志】日産前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が国外逃亡した事件で、レバノン治安当局の高官が空港でゴーン被告を出迎えていたことが4日、分かった。レバノン政府関係者が読売新聞の取材に明らかにした。レバノン政府は逃亡への関与を否定しているが、逃亡を事前に把握していた可能性が高まった。
政府関係者によると、ゴーン被告がレバノンの首都ベイルートの空港に到着した際、治安当局の高官らが出迎えた。その後、ゴーン被告はアウン大統領とも面会したという。ゴーン被告の知人とされる国会議員は取材に対し、「今回の逃亡にはレバノン外務省が絡んでいる。一部がゴーン被告から金品を受け取っている可能性がある」と語った。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200106-OYT1T50059/
しかもレバノンの大統領までもが、ゴーンを歓待している、と言うではないか。日本からそれ相応の援助を受けているにも拘らず、憚(はばか)ることなくゴーンを保護すると大統領は言っている。
これって、一寸気にならないですか。最初からグルになっていたとしか思えない。
「レバノン政府の関与濃厚に アウン大統領、ゴーン被告保護を約束」のニュースを参照のこと。
これに対して日本政府も黙っていた訳ではない。日本の駐レバノン大使が、アウン大統領に文句を伝えている。当のアウン大統領は、「日本への協力は惜しまない」と表明しているものの、その裏では「赤んべー」をしているのだ。「レバノン政府は全く関与していない」などと、日本も舐められたものだ。
駐レバノン大使、「看過できず」と協力要請 大統領は関与否定―ゴーン被告逃亡
2020年01月08日00時03分
レバノンのアウン大統領(左)との会談に臨む大久保武駐レバノン大使=7日、ベイルート近郊の大統領府(代表撮影)
【ベイルート時事】大久保武駐レバノン大使は7日、アウン大統領とベイルート近郊の大統領府で会談した。日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告のレバノンへの逃亡について「不法に出国し、誠に遺憾だ」と表明。「わが国として到底看過できるものではない」と伝え、事実関係の究明を含めた必要な協力を正式に要請した。
レバノン政府、関与否定に躍起 対日関係悪化を懸念―ゴーン被告無断帰国
(https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010300431&g=int)
これに対しアウン大統領は「日本との関係を重視しており、全面的な協力を惜しまない」と応じた。ただ、逃亡に関しては「レバノン政府は全く関与していない」と説明した。
会談は日本側から求めた。ゴーン被告については、国際刑事警察機構(ICPO)が日本の要請に基づき、身柄拘束を求める手配書を出している。だが、レバノンは日本と犯罪人引き渡し条約を結んでいない上、国内法で自国民の外国政府への引き渡しを禁じており、引き渡しを拒否する姿勢を重ねて示している。
ゴーン被告の日本出国にはレバノン政府の関与が指摘されているほか、同じキリスト教マロン派であるアウン氏と被告は近い関係であることも知られている。レバノン検察は今週、ゴーン被告への事情聴取を行う見通しだが、日本の協力要請にどこまで応じるかは不透明だ。
大統領府は会談後、ツイッターで「レバノンと日本の関係とビジネスマンのゴーン氏の件について大使と協議した」と表明した。
一方、レバノンの国会議員で、日本との友好議連会長を務めるアライン・アウン氏は7日、取材に応じ、8日に予定されるゴーン被告の記者会見について「日本との2国間関係を傷つけるような発言を控えてほしい」と述べた。
ただ、被告の身柄引き渡しに関しては「あり得ない」と断言し、捜査が必要なら日本の要請に基づき、レバノン当局が行うべきだという認識を示した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010700873&g=int
「日本との2国間関係を傷つけるような発言を控えてほしい」などと、ゴーンの記者会見に注文を付けている様だが、それはゴーンに対してだけではなくレバノン政府に対しても、言うべき言葉ではないかい。
レバノン政府は、ゴーンの逃亡に関与している(?)にも拘らず、「レバノン政府は全く関与していない」とか「身柄引き渡しに関しては「あり得ない」」などと勝手な事ばかり言っているではないか。
(続く)
さてこのゴーンの逃亡劇の裏には、相当巨大な組織、例えばレバノン政府関係の組織など、がかかわっていることは、容易に推察できる。そうでなければゴーン1人では、世界一流のプロの手配師を使うことはできなかったはずだ。
次の記事によると、その手配師たちは元米陸軍特殊部隊員(グリーイベレー)の米警備会社の人間だったと言っている。このほかには、ゴーン宅を訪問した楽団員達がいる。その他連絡係や元グリーンベレーなどと交渉したり、ゴーンの金庫か口座から金を引き出すなどの諸々の諸手配をする要員(夫人の役割は大きい)も必要となったものと思われるので、相当の陣立てだ。ちなみに、この手配師を雇う費用は、さるテレビでは22億円と言っていた。
どこでゴーンを楽器ケースに入れて、どのようにして空港まで運び、どのように手続きをして、プライベートジェットにそれらを積み込んだのか、その間の荷物検査をどのようにすり抜けたのかは興味は尽きないが、解明が待たれるものである。
ゴーン被告、元米特殊部隊員と逃亡か 音響用ケースに潜む?―米紙
2020年01月04日11時28分
日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告=2018年11月、仏北部モブージュ(AFP時事)
【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は3日、トルコ経由でレバノンに逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が日本から脱出する際、コンサートの音響機器運搬に使われる黒いケースに潜んでプライベートジェット機に乗り込んだと報じた。複数の関係者の話として伝えた。トルコまでは元米陸軍特殊部隊員の米警備会社関係者ら2人が被告に同行したという。
ハリウッド関係者と面会 ゴーン被告、逃走前に映画の相談―米紙
同紙によると、ケースの底には呼吸用に穴が開けられていた。逃亡に使用された2機を貸し出したトルコの民間航空会社MNG航空が、フライト後に機内から二つのケースを発見。うち一つにはスピーカーが入っていた。
MNGは今週、ゴーン被告の名前が記録に残らないよう文書を改ざんしたとして従業員を告発。この従業員はトルコからレバノンまで被告に同行していた。従業員は捜査当局に、ケースが被告の輸送に使われた経緯を説明したという。
トルコの空港で被告は雨の中、車で空港内を移動し、別のジェット機に乗り換えた。
一方、日本~トルコ間の乗客名簿には米警備会社関係者とみられる男性2人の名前のみが記載されていた。2人はトルコからレバノンへは民間旅客機を利用。旅券には日トルコ両国の出国スタンプがあった。
ゴーン被告の日本脱出に先立ち、2人はケースを積んだプライベートジェットでドバイを出発し、昨年12月29日午前10時16分に日本に到着。ゴーン被告は同日夜に日本を出国した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010400190&g=int
音響機器運搬に使われる黒いケースとは、どんなものであったのか。
コントラバスのような巨大な楽器ケースであれば、170cmのゴーンでも普通に隠れることが出来そうだ。しかも上記の記事によれば、二つの空気穴があけられていたと言うので、こんなケースだったのでしょう。
さるテレビでも放映していたが、高さ1mの楽器ケースでも屈(かが)めば大人一人は、優に入っていれるようだ。プライベートジェットに搭載されるまでの間であれば、これ位の楽器ケースでも十二分に人一人は隠せるようだ。こんなものであれば、キャスターがついているので、人間の手でも運べそうだ。
しかもプライベートジェットの出国であれば、自分の飛行機を自分で爆破するはずがないと考えられているので、出国検査はとても緩いと言う事である。常にプライベートジェットを使っていたので、このことをゴーンは十二分に弁えていた筈なので、管理がより手薄になる年末の時期を狙って、ゴーンは荷物となって見事出国していったと言う事のようである。
ゴーン逃亡に沈黙し続ける日本政府の「無責任」
各国の政府関係者はコメントしているのに
レジス・アルノー : 『フランス・ジャポン・エコー』編集長、仏フィガロ東京特派員
2020年01月05日
日本から逃亡したゴーン氏の足跡が少しずつ明らかになってきているが、日本政府や入管当局はいまだ沈黙を貫いている(写真:REUTERS/Issei Kato)
「沈黙」は、遠藤周作による非常に美しい小説の題名だ。それはまた、マーティン・スコセッシが最近、それを原作として制作した映画の題名でもある。そしてそれは今、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏の華々しい逃亡劇に対する日本の政治家や当局者たちの反応を雄弁に物語るものとなっている。
ゴーン氏が昨年末、突如としてレバノンの首都、ベイルートに姿を見せて以来、フランス、トルコ、レバノンの官僚たちはみな、この事件についての見解を表明している。ところが、日本の政治家たちは沈黙している。この国際的な話題のいちばんの当事国であるにもかかわらずだ。出入国管理手続きの任を負う法務相ですら、この問題の事実についてコメントしていない。
民間警備業界では知られた人物が助けた?
報道によると、昨年12月29日に、TCTSRと呼ばれるプライベートジェット機のボンバルディア グローバル・エクスプレスが、トルコの会社であるジェット航空ASによる運航で、関西国際空港のプライベートジェット機専用施設「玉響(たまゆら)」から、楽器ケースに入ったゴーン氏を乗せてイスタンブールへと飛んだ。
米ウォールストリート・ジャーナル紙によれば、機内には乗客2人しかいなかった。そのうち1人は、「民間警備業界という小さな狭い世界では知られた男」と同じ、マイケル・テイラーという名であったという。ジョージ・ザイクと名乗るもう1人は、テイラー氏とのつながりを持つ警備会社の従業員と同名だった。
この2人がおそらくゴーン氏を運んだのだろう。この一行は数個の非常に大きな荷物を携行しており、そのなかにはゴーン氏を入れていた楽器ケースも含まれていたという。
航空機をリアルタイムで追跡するFlightradar24で入手できるデータによると、TCTSR機は関空を飛び立つ前日、28日にマダガスカルのアンタナナリボを出発、ドバイに立ち寄り、関空に到着した。
アンタナナリボはこの一連の出来事で重要な役割を果たしたかもしれない。その理由はマダガスカルの立地にある。アンタナナリボにあるイヴァト空港は多くの航空機が利用する重要な航空ルートから離れた場所にあり、保安管理が緩いことでも知られているのだ。アフリカに近いことから、この地域で紛争があった場合など、警備会社が要人の脱出を図る際にも利用されている。
つまり、ゴーン氏を「解放」するミッションを受けた警備会社にとって、アンタナナリボは絶好のスタート地点であった。ドバイに立ち寄ったのは、おそらく航空機に給油するためだろう。関空の玉響ゲートを通って前述の2人が29日、日本に入国したのだとしたら、彼らは入国後すぐにゴーン氏と落ち合い、彼を楽器ケースの中に入れ、税関を通って日本を出国したということになる。
プライベートジェットの荷物検査はゆるい
なぜこんなやり方をしたのだろうか。
それは脱走するのにあたってゴーン氏が越えなくてはならない国境はただ1つ、日本の国境だけだったからだ。偽造パスポートを使い、マスクを着用し、普通の飛行機かプライベートジェットを利用することもありえた。しかし、ゴーン氏は通常の旅客機ではほかの乗客など周囲に、プライベートジェットの場合は入管職員に見つかるリスクを負うことになる。
ゴーン氏が“荷物”として飛行機に乗り込むことにもそれなりのリスクはあった。1つは、入管職員に見つかることだ。しかし頻繁にプライベートジェットを利用していたゴーン氏は、世界的な傾向としてプライベートジェットゲートでの荷物検査は、実は非常に手薄であることを知っていたのだろう。
「空港の荷物検査は武器や爆発装置を検知するために実施されている。プライベートジェットの場合、顧客が自らを噴き飛ばしたいはずはないから、彼らの荷物はほとんど検査されない。まったく確認しない場合もある」と、空港運営に関わる企業のある役員は打ち明ける。そこで、ゴーンは荷物となってプライベートジェットに乗り込むリスクを選択したわけだ。
出入国審査官が楽器ケースのように見えたものを適切に検査せず、あるいはいっさい確認せずに機内に載せてしまった可能性が非常に高いのはそのためである。ゴーン氏の身長は約170㎝なので、全長2m程度の箱が必要だ。そのような巨大な箱は通常のX線検査装置には通せないため、口頭でのやり取りだけで通過できた可能性がある。
今夏のオリンピック開催に先駆けて、日本の入国管理局は空港セキュリティ対策の詳細をメディアに披露し、日本の国境管理がスムーズかつ安全であることを示してきた。これは、日本にとっても、他国にとっても非常に重要なポイントである。だからこそ、出入国在留管理庁は昨年12月28日と29日に関空の玉響で何が起こったのか――誰が飛行機に乗っていたのか、手荷物の適正な検査は行われたのかなど――すべてを詳細に説明する必要がある。
そうしたことを説明しない一方、意味のない断片的な情報は一部メディアに提供している。例えば、NHKは、TCTSR機に載せられた荷物は「高さ1メートル以上」であり、「荷物の検査は必要なさそうだった」と報道した。
が、われわれが実際に知りたいのは、荷物の大きさはどれくらいだったのか、検査は行われたのか、検査されたという文書あるいは映像証拠はあるのか、ということで、こんな断片的な情報ではない。
こうした疑問に対する答えも出始めている。が、それは日本の入国管理局や政府から出てきたものではない。飛行ルートを明らかにしたのはFlightradar24だし、ウォールストリート・ジャーナルはトルコ航空当局のおかげでゴーン氏が入っていた楽器ケースの写真を見ることができた。ゴーン氏逃亡に関する情報は日本人よりトルコ人のほうが知っているのではないかと思ってしまうほどだ。
逃亡前日「変わった様子なかった」
ゴーン氏の複数の知人によると、同氏は保釈中、厳しい規則をしっかりと守っていた。会った人の名前を1人1人忠実に書き留めて報告していたし、決められた電話しか使用するのを許可されていなかったため、別の電話の画面を見ることすら拒否していた。保釈の規則に違反したとして非難されることを避けるためだった。
ゴーン氏は逃亡計画を親しい友人にさえ隠していた。「彼が日本を去る前日に会ったが、普段と変わった様子はなかった」と友人の1人は話す。
日本の伝説的な犯罪者の1人は、3億円事件の犯人だ。1968年、彼は警察官に変装し、現金輸送車を盗んだ。日産はカルロス・ゴーンが3億ドル(日本円で約300億円)を違法に使用したとし、民事裁判でカルロス・ゴーンを訴え、可能な限り使われた金を回収するつもりだ。ゴーン氏の驚くべき逃亡は、「300億円事件」と呼ぶことができる。
一連の逃亡劇がどうしておきたのか、そして、政府はこれについてどう考えているのか。関係者が一様に口をつぐんでいるさまは異常である。世界は日本からの説明を求めている。
https://toyokeizai.net/articles/-/323007
これを裏付ける記事もあるので、それを次に紹介しておく。
(続く)
ただレバノンには正規に入国していると言うので、出国印の無いフランスの正規のパスポートで入国したことになる。これも違法となるが、レバノン政府は正規に入国と言っているので、レバノン政府も1枚も2枚も噛んでいることになる。
もしイスタンブールを出国していることになっていれば、パスポートにその旨記載されているとすれば、偽造された出国印となる筈だ。
この場合は、
(1) レバノンには正規のパスポートを使用したとしても、トルコ出国印の無い不法の入国をしたことになる。または、
(2) パスポートに偽造のトルコ出国印を押印して、レバノン・ベイルートに入国したことになる。
だから、いずれの場合も、違法入国となりレバノン政府が言っているような正規の入国とはならないことになる筈だ。
だからレバノン政府も2、3枚は噛んでいることになる。ゴーンの入国が正規なはずはないのである。
だから、正規に入国などと平気な顔で言っているレバノン政府は、何かを隠しているに違いないのだ。
だがレバノン政府は、「合法的」な入国だと言い張っている。
レバノン公安、ゴーン被告は「合法的」に入国 仏旅券利用か
2020年1月1日 / 05:44 / 6時間前更新 Reuters Staff 1 分で読む
解[ベイルート/パリ 31日 ロイター] - 会社法違反(特別背任)などで起訴され保釈中の日産自動車(7201.T)前会長カルロス・ゴーン被告が日本を出国しレバノン入りしたことについて、レバノンの公安総局は31日、ゴーン被告は合法的に入国しており、法律上問題にならないという見解を示した。
ゴーン被告は31日、声明を発表し、レバノンにいることを確認。「私は不正と政治的迫害から逃れたのであって、司法制度から逃れたのではない。ようやくメディアと自由にコミュニケーションが取れるようになった」などと述べた。
レバノン外務省は、ゴーン被告がどのようにしてレバノン入りしたかを関知していないと指摘。日本とは司法協力協定を結んでいないが、国連腐敗防止条約に基づき、情報を共有すると明らかにした。
こうした中、レバノンのテレビ局MTVは当局筋の話として、ゴーン被告がレバノンに入国する際、フランスのパスポートを利用したと報道。同筋によると、レバノン政府は「国際合意」の下、ゴーン被告に関与しているという。
フランス外務省は、ゴーン被告の出国やレバノン入りの経緯を関知していないとした。
https://jp.reuters.com/article/renault-nissan-ghosn-lebanon-security-idJPKBN1YZ1BF?utm_source=34553&utm_medium=partner
テロ組織のヒズボラを養っているレバノン政府である。なんでもあり、なんでしょう。ベイルートの言うことを信用するわけにはいかない。
日本政府は、レバノンと言う国を「テロ支援国家」に指定するべきである。
日本の江戸幕府は、すぐさま「必殺仕置き人」部隊を、レバノンに派遣すべきである。カルロス・ゴーンをはじめキャロル夫人、そしてゴーンの逃亡を助けたレバノン(政府)の関係者たちの仕置きをすべきである。このことを強く、江戸幕府に進言したい。
日本側の関係者にも仕置きが必要だ。
まず第一は、ゴーンの弁護団の3人だ。こいつらは執拗に「問題はないから」と言ってゴーンを保釈させてしまい、しかもしっかりのゴーンに対する身辺管理を行っていなかった。ただ単にパスポートを引き出しに仕舞っておいて、事務所のパソコンを使わせているだけで、のほほんとしていたわけだ。だから逃げられてしまったのだ。
この3人は、弘中惇一郎、高野隆、河津博史の3弁護士だ。さすがに仕置きするわけにもいかないので、弁護士資格の剥奪だ。こいつらは言い放っしで、何の管理責任を果たしていない。
次は、保釈を決定した裁判官だ。こいつも資格停止だ。そして特捜部員達だ。保釈条件をしっかりと守れるように、なぜ自分たちで手配していなかったのか。まるで子供の使いだ。こいつらも資格停止だ。
特に弘中惇一郎は、率先して弁護士資格を返上させたいものだ。「無罪請負人」なんぞと言われて、図に乗っていたんじゃないのかな。
ゴーンの海外逃亡を「日本最強弁護団」は阻止できなかったのか
平野太鳳 2019年12月31日
令和最初の大晦日。衝撃的なニュースが飛び込んできた。会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、来春にも始まる公判を控えて保釈されていたカルロス・ゴーン日産元会長が極秘出国していたのだ。保釈条件に違反するとみられ、本来ならば保釈取り消しで再収監となるが、出国先は中東のレバノンという。このまま、日本に戻らず、公判が行えるかどうかも雲行きが怪しくなってきた。
ゴーン元会長 ©時事通信社
ゴーン元会長は2018年11月、日産の有価証券報告書に自身の役員報酬を過少記載していたとして金融商品取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕された。その後も日産の資金を不正に自身に還流させ、会社に損害を与えたとする会社法違反容疑などで2度の逮捕が繰り返された。
この事件は、検察側と弁護側が「身柄拘束」を巡って、何度も攻防を繰り広げていた。弁護側は保釈請求を繰り返し、検察側は反対の意見を提出する。海外からの長期勾留批判も影響したのか、裁判所は今年3月、いったん保釈を許可した。この時、ゴーン元会長が作業員姿で現れたのは記憶に新しいだろう。この保釈許可決定に対し、検察側は「保釈条件に実効性がない」とする異例のコメントを出している。
そして、特捜部は保釈中のゴーン元会長を再び逮捕する。4度目の逮捕だ。その後、裁判所は4月に再び保釈許可決定を出す。裁判所の決定である以上、検察側は表だったアクションはもちろん示せないが、内々には裁判所の保釈許可決定に反発する声が当然、上がっていた。今回の「ゴーン海外逃亡」のニュースに、検察側は「そら見たことか」と言いたくもなるだろうが、後の祭りだ。
「逃げるということは、後ろめたいのだろう」
気になるのは、ゴーン元会長の弁護団が今回の逃亡劇を阻止できなかったのかということだ。裁判所からすると「せっかく保釈してやったのに、逃げるとはけしからん」という心理になる。「逃げるということは、後ろめたいのだろう」ということにもなる。ゴーン元会長は無罪主張の方針だったが、裁判所の心証は当然、クロに傾くだろう。
弁護団はいわゆる「無罪請負人」として知られる弘中惇一郎弁護士に加え、「日本の三大刑事弁護人」の一人でベテランの高野隆弁護士、若手随一のエースといわれる河津博史弁護士のトリオだ。日本の刑事弁護界を知る者なら、「最強の弁護団」との呼称もうなずける面々といえる。この面子だったからこそ、ゴーン元会長の早期保釈を勝ち取ることができたとも言える。それだけに、今回の「海外逃亡」に最もショックを受けているのは、弁護団だろうと推察する。現時点では、弁護団が故意に国外に出したとは考えにくい。
「裁判所の保釈許可決定は緩すぎるのではないか」
そして、同様のショックを受けているのが、裁判所だろう。日本の裁判所は、2009年に裁判員制度を導入したことを契機に、刑事被告人の保釈率を上げてきた。一般市民の裁判員が適切に公平に審理できるようにするため、被告人が弁護人と公判に向けた準備をしっかりできるようにした。それでも、特捜部の事件で被告人が否認している場合はなかなか保釈を認めない傾向があったが、今回のゴーン元会長はその例外となった。
また、最近、保釈を認めた被告人が逃亡する事件が相次ぎ、「裁判所の保釈許可決定は緩すぎるのではないか」との声も上がっていた最中の出来事だ。ゴーン元会長の「海外逃亡」はもちろん大きなインパクトを持って、裁判所の保釈基準に対する考え方を揺るがすだろう。個々の裁判官は、より慎重に判断せざるをえなくなる。
最強弁護団が今後、どう動くかはまだ不透明だが、もちろん帰国するよう促すことになるのだろう。ただ、ゴーン元会長が応じるのかどうか、応じる可能性は低いのではないだろうか。さらに、日本はレバノンと「犯罪人引き渡し条約」は結んでいない。レバノン政府がゴーン元会長の身柄を拘束して、日本に送還することも期待できないだろう。
最初から「迷走」を続けてきた「ゴーン事件」。さらなる迷走が続きそうだ。
https://www.jiji.com/jc/bunshun?id=23454
(続く)
結局は、荷物に紛れて出国する方法を選んだのではないのかな。
ゴーン被告、楽器ケースに隠れ出国? 仏旅券で
レバノン大統領と面会か
毎日新聞2019年12月31日 19時58分(最終更新 12月31日 21時32分)
カルロス・ゴーン被告=東京都千代田区で2019年5月23日、玉城達郎撮
レバノンの主要テレビ局MTV(電子版)は12月31日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)は国籍を持つフランスの旅券を使い、出国時には楽器の保管ケースに身を隠して「警察映画のような経過で、レバノンに入国した」と報じた。ただ、情報源は明らかにされておらず、信ぴょう性は不明だ。
【ノーカット動画】「私は無実」と訴えるゴーン被告
<ゴーン被告>検察内部では保釈時から「海外へ逃亡する」と懸念
<ゴーン被告>楽器ケースに隠れ出国? 「民兵組織」が関与か
<ゴーン被告が声明>「私はレバノンにいる」米報道「不公正と政治的迫害から逃れた」
<ゴーン被告が批判>「有罪が仕組まれた日本の司法の人質にならぬ」
<ゴーン被告>出国の謎 元入管職員も困惑「気づかないことあり得ない」
報道によると、ゴーン前会長の出国作戦は「民兵組織」が、米国在住の妻キャロルさんと連絡を取り合い、実行したという。クリスマスディナーのための音楽隊を装った一団がゴーン前会長の東京都内の自宅に入り、楽器の保管ケースにゴーン前会長を隠し、地方空港から出国したという。
ゴーン前会長はレバノンやフランス、ブラジルの市民権を持っているとされるが、入国には仏旅券が使われたという。仏旅券は弁護団に預けており、MTVは新たな旅券をどう入手したのかは不明と伝えた。レバノンには、内政でも強い影響力を持つイスラム教シーア派武装組織ヒズボラがある。日本の公安委員会はヒズボラを「国際テロ組織」に指定しているが、今回の作戦に関与したかは報じられていない。
ゴーン前会長は現在、ベイルートにある妻キャロルさんの家族の家に滞在。レバノンのアウン大統領とも面会し、政府から厳重な護衛を受けているという。【中西啓介】
https://mainichi.jp/articles/20191231/k00/00m/040/127000c
ゴーン被告、楽器箱に隠れ出国か
レバノンで報道、警備会社協力?
2019/12/31 22:21 (JST) 一般社団法人共同通信社
©一般社団法人共同通信社
保釈され、東京拘置所を出るカルロス・ゴーン被告=4月25日、東京・小菅
【カイロ共同】レバノンの主要テレビMTV(電子版)は31日、カルロス・ゴーン被告が楽器箱に隠れ、日本の地方空港から出国したと報じた。出国に際し、民間警備会社のようなグループの支援を受けたとしている。情報源は明らかにしておらず、信ぴょう性は不明。レバノン紙アフバルアルヨウムも「警備会社を使い、箱に隠れて密出国した」と報じた。
MTVによると、このグループはクリスマスディナーの音楽隊を装ってゴーン被告の滞在先に入り、楽器箱に隠して連れ出した。映画のような脱出劇で、日本の当局者は気付かなかったとした。その後、トルコ経由でレバノンに入国したと伝えた。
https://this.kiji.is/584684268854379617
自宅から出る時から楽器の大箱に隠れていた、訳ではない。自宅からは1人で外出している映像が残っていると言う。もちろん帰宅はしていないから、この時に脱出の実行犯と落ち合ったのであろう。
楽団がゴーン宅を訪れたのは、楽器を収納する箱などのゴタゴタを必要としたためではないのかな。そのためそれをを載せるために、プライベートジェットを必要としたわけだ。その一つの箱に、ゴーンが収納されていた、と言うことか。
ゴーン元会長、1人で外出後戻らず 都内宅の映像確認
2020/1/3 10:28 (2020/1/3 17:36更新)
日本経済新聞 電子版
日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)が保釈条件に違反して海外逃亡した事件で、ゴーン元会長が2019年12月29日昼、都内の住宅を1人で出たまま戻らなかったことが3日、関係者への取材で分かった。監視カメラの映像で外出が確認された。元会長は同月中旬、周囲に「日本という国を疑っており、ここにいることが恐ろしい」と話していた。
【関連記事】 逃亡手配「家族は関与せず」 ゴーン元会長が声明
日本の捜査当局は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて元会長を国際手配するとともに、出入国管理法違反(不法出国)容疑で捜査している。元会長は住宅を出て空港に向かった可能性があり、東京地検などは別の場所で何者かと合流した疑いもあるとみて調べている。
元会長は保釈条件として東京都港区内の住宅での居住を指定され、住宅には人の出入りを24時間記録する監視カメラが設置されていた。警察などがカメラ映像を分析したところ、元会長は19年12月29日昼に1人で外出したのを最後に姿が確認できなかったという。映像では他に不審な人物の出入りもなかった。
一方、元会長は同年12月中旬、周囲に「(検察は)『ゴーンは有罪』ありきで、日本の司法システムがこんなものだとは知らなかった。そういうシステムの日本という国を疑っており、ここにいることが恐ろしい」と心情を説明。「私のゴールは日産、検察、日本政府に対して反撃の場を得られる機会を作ることだ」と話したという。
元会長は保釈条件で海外渡航や事件関係者への連絡が禁止され、妻キャロルさんとの接触にも裁判所の許可が必要だった。元会長はこうした状況について「私は毎日監視され、妻とも息子とも話ができない」と不満を漏らしていたという。
元会長は同年12月29日夜に関西国際空港からプライベートジェットでトルコへ向かい、イスタンブールの空港で別の機に乗り換え、同30日にレバノン・ベイルートに到着したとみられている。同31日、広報を担当するフランスの企業を通じて「私は今、レバノンにいる」と声明を出した。
レバノンの現地メディアは同月29日に楽団を装ったグループが元会長の住宅を訪れ、元会長は楽器の箱に隠れて移動したと報じた。しかし日本の捜査関係者によると、カメラ映像から確認できた外出時の状況とは符合しないという。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54021370T00C20A1CZ8000/
2019.12.29の夜に関空からトルコのイスタンブールへ、プライベートジェットが飛び立っているから、それにこの楽団と楽団の楽器類のガラクタが載せられていた筈だ。そのガラクタのひと箱に、ゴーンが隠れていた、と言うことではないのかな。
楽団の楽器類を収納している箱類は、それとわかるために検査は緩かったのではないのかな。よもやその一つに、ゴーンが隠れているとは、思いもしなかったはずだ。
と言っても、関空のような大空港でその楽器類を載せたのではなかろう。関空では、緩いとはいえそれなりの荷物検査がある筈だ。もし無いとすると、これは大問題となる。関空は閉鎖されなければならないか、関係者は全員馘にしなければならないことになる。
だから関空で荷物を載せたものではなかろう。東京のゴーン宅に楽団が訪れたと言うことなので、その楽器類のゴタゴタは、東京以外の地方空港で載せたのではないのかな。例えば静岡などの地方空港だ。ゴーンたちは荷物検査の緩そうな空港を、綿密に探したはずだ。それなりの組織がバックになければできないことだ。
その時には、その楽器箱の一つにはゴーンが収納されていたはずだ。その地方空港には、多分X線検査装置はなかったのではないのかな。と言うよりも大きなものはX線検査装置には通らないものだ。楽器と判れば申告だけで通過できたのではないのかな。
まんまと楽団の荷物を収納したプライベートジェットは、その地方空港から楽団員の一部を載せるために(?)関空に立ち寄ったのではないのかな。楽団員たちは正規に出国検査を受けて、12/29の夜にトルコへと飛び立っていったのである。そして違法出国のゴーンも載せて。
・・・と推測を書いたのだが、地方空港などによらなくても関空自体での荷物検査が、プライベートジェットでは緩いか殆どない、と言う事なので、直接関空へこのプライベートジェットは来ているようだ。この件は後程詳しく述べるつもりだ。
トルコのイスタンブールでは、荷物を別の機に乗せ換えて、レバノンのベイルートへ向かったわけだ。この時の荷物の検査は、載せ替えなので多分なかったのではないのかな。それともゴーンは正々堂々と乗り換えていったのかもしれない。トルコといえども、信用するわけにはいかない様だ。
と言ったところが、素人の浅はかな考察である。何か間違いなどがあれば、ご訂正願う。
(続く)