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大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

F1ブラジルGP 決勝

2009-10-19 17:28:47 | モータースポーツ


 レースの前にタイトル争いの状況を整理しておきます。

〈バトンがブラジルGPでタイトルを決めるには〉
・バトンが3位以内
・バトンが4位、バリチェロが2位以下
・バトンが5位、バリチェロが2位以下
・バトンが6位、バリチェロが3位以下、ベッテルが2位以下
・バトンが7位、バリチェロが3位以下、ベッテルが2位以下
・バトンが8位、バリチェロが4位以下、ベッテルが3位以下
・バトンが圏外、バリチェロが5位以下、ベッテルが3位以下

〈バリチェロが望みを繋ぐには〉
・バリチェロが優勝、バトンが4位以下
・バリチェロが2位、バトンが6位以下
・バリチェロが3位、バトンが8位以下
・バリチェロが4位、バトンが圏外

〈ベッテルが望みを繋ぐには〉
・ベッテルが優勝、バトンが6位以下
・ベッテルが2位、バトンが8位以下


 決勝はピーカン。明るい青空が広がっています
が、レースはオープニングラップから大荒れです。
ライコネンがウェバーと接触し、フロントウィングを失ってしまいます。
後方で、コバライネンとフィジケラが接触。
トゥルーリとスーティルもクラッシュ。アロンソも巻き込まれます。トゥルーリがすごく怒っています。
早くもセーフティーカー(SC)が出ます。

ライコネンがピットに戻ってウィングを交換。
しかし、一緒にピットインしたコバライネンがホースをひきずってスタートしてまい、ガソリンを浴びたライコネンの車から炎が上がります
コバちゃ~ん、なんばしよっとね~
ライコネンはそのままコースに出て行きますが、大丈夫なんでしょうか
わたし的にはブラジルGPは、キミ様のお誕生レースなんですが、何だかふんだりけったりです

レースが再開。
バトンが怒濤のオーバーテイク。
あっという間にポイント圏内に入り、7位の可夢偉選手に襲いかかります。しかし、可夢偉選手ブロックしています
一貴選手は8位ですが、9位のベッテルの猛追を受けています。
タイトル争いで気合い入りまくりの二人を、日本人ドライバー達はしのげるのでしょうか。

50/71 バリチェロが1回目のピットイン。

ついにバトンが可夢偉の前に出ます。可夢偉選手、よく頑張った!

そして、可夢偉、一貴、ベッテルが三つどもえのバトル。

可夢偉 ← ベッテル ← 一貴


44/71 ロズベルグがリタイア。マシンから白煙が出ています。
      上位を走っていたロズベルグのリタイアはバトンに有利に働きます。

可夢偉選手はベッテルの追い上げにあいながらも粘っています。
デビュー戦とは思えない堂々たる走り。

41/71 可夢偉選手がピットイン。
      トヨタのピットはミスのない作業で送り出しますが、コースに出た可夢偉選手と一貴選手が接触、一貴選手はその後、クラッシュしてしまいます。
      一貴選手、またもリタイア~

34/71 ベッテルがピットイン。
      1ストップかと思われましたが、タイヤをハードハードとつないでいるので、もう1回ピットインしなければなりません。

28/71 ライコネンが二度目のピットイン。
      上空がにわかに暗くなってきました。いつのまにか黒雲がひろがっています また天候が変わるのでしょうか。

16/71 バトンが二度目のピットイン。
      可夢偉選手の後ろでコースに戻りますが、すぐにコバライネンにパスされてしまいます。ちょっとまずい?
         ↓ しかし…
15/71 ベッテルが二度目のピットイン。バトンが7位に上がり、バリチェロが3位なので、このままの順位でいけばチャンピオンが決まります。
      コバライネンもピットイン。バトン、さらに有利になります。

ハミルトンがバリチェロの前にでます。
「ハミルト~ン、空気読んでくれよ~。おれの気持ちわかるだろぉー?」と言いたいところでしょうか。
しかも、その時二台が接触しています。

8/71 バリチェロがパンク。ピットに戻ります。これでチャンピオンの夢はついえたか。無念のピットイン 8番手でコースに戻ります。

1 ウェバー ←2 クビサ ←3 ハミルトン ←4 ベッテル ←5 バトン ←6 ライコネン ←7 ブエミ ←8 バリチェロ

4/71 11番手の可夢偉選手がフィジケラをパスして10番手に上がります。

空がいつのまにか晴れています
その後は波乱なくフィニッシュ。
マッサがチェッカーフラッグを振ります。


 リザルト
  ウェバー(レッドブル)
  クビサ(BMW)
  ハミルトン(マクラーレン)
  ベッテル(レッドブル)
  バトン(ブラウンGP)
  ライコネン(フェラーリ)
  ブエミ(トロ・ロッソ)
  バリチェロ(ブラウンGP)
 9 コバライネン(マクラーレン)
10 小林可夢偉(トヨタ)
11 フィジケラ(フェラーリ)
12 リウッツィ(フォース・インディア)
13 アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)
14 グロージャン(ルノー)

※ リタイア…中嶋一貴(ウィリアムズ)、ロズベルグ(ウィリアムズ)、ハイドフェルド(BMW)、スーティル(フォース・インディア)、トゥルーリ(トヨタ)、アロンソ(ルノー)

※ ペナルティ
 ・トゥルーリが、クラッシュ後安全な場所に退避するようにというコースマーシャルの指示を無視して、スーティルにくってかかった行為に対し、1万ドルの罰金が下されました。
 ・コバライネンがピットレーンで給油ホースをひきちぎって走行し、火災を起こした行為に対し、マクラーレンに5万ドルの罰金、コバライネンは25秒加算ペナルティで9位から12位に降格となりました。



 バトンがワールドチャンピオン
ブラウンGPがコンストラクターズチャンピオン に輝きました。
今日のバトンは本当に気迫のこもった走りをしていましたね。
途中から無理をしなくてもいい状況になったのですが、最後まで攻めの気持ちを失いませんでした。
チーム消滅の危機から一転、ダブルタイトル獲得。
先が見えない時でもあきらめずにマシンを開発したスタッフ、ロス・ブラウンの見事な戦略、少しでも前に、1ポイントでも多くと毎レースベストをつくしたドライバー。
すべての苦労と努力が報われました。おめでとうございます

ハミルトンとベッテルは予選Q1敗退からここまで上がってきたのはすごいです
ベッテルはどんなに後方からスタートしても表彰台圏内にもってこれる素晴らしいドライバーですね。
ハミルトンも昨年までは全くの先行逃げ切り型でしたが、今季は序盤の不振があったからか、後方から巻き返すレースを見せてくれるようになりました。

可夢偉選手はデビュー戦でトップ10に入りました。
ただ、一貴くんとの接触が何とも皮肉でした
TDPの校長が、「一貴は王子。可夢偉は野武士」と評していました。
「それぞれ違うキャラをしており、どちらも魅力的」
「王子と野武士」が次はどんな走りを見せてくれるのか楽しみです。


ピットレーンで炎のランナーになってしまったキミ様。
何事もなかったように走っていましたが、大丈夫なんでしょうか

 キミ様コメント
「1周目で起こったことが僕のレースを台無しにした。まず1コーナーでヒットして、そのあとウェバーをパスしようとしたときにぶつかってフロントウイングを失ってしまった。
ピットストップでコバライネンのクルマの燃料ポンプから吹き出したガソリンの水滴がかかって、そのあと炎に包まれて、目が見えなくなった。ストップするつもりだったけど、幸運にも炎はすぐに消えた。いまでも目がヒリヒリしているけど大丈夫だ。
リスタートのあと、順位をあげるには戦略を使うしかなかったけど、少なくともポイントを持ち帰ることができた。表彰台を確信していたので残念だ。
あと1レースだ。3位を取り戻すためにアブダビで何ができるか見てみるつもりだ」


次が、キミ様がフェラーリで走る最後のレースです。
上記のコメント通り、最後まで自分にできるベストのパフォーマンスをしてくれるでしょう。
あの炎が逆境を焼き尽くす厄落としの炎でありますように。
これからはいいことがいっぱいありますように