以下は原発論議の49です。
私は、ずっと怒っていますね。このブログの世界で、怒りまくっています。そのうちのいくつかは、隠蔽体質のことですが、巧妙な言い回しを利用した、だましについては、特に怒っています。
今日は、とうとう、化けの皮がはがれた石棺という言葉から始まって、この核燃料周辺の『庶民を煙にまく、数々の言い回しの絶妙さ(=はっきり言えば、ずるさとか、嘘)』を問題にしたいのです。
副題1、『棺化、しても、放射線は防げない〔石でも、水でも防げない)』
副題2、『細野豪志という人物の、浅はかさと汚さ』
副題3、『東電は、すでに、すべてを、放擲しているのかな?』
副題4、『なぜ、東電は無責任になってしまうのか?』
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副題1、『棺化、しても、放射線は防げない〔石でも、水でも防げない)』
先週一週間は、第一号基を水棺化するというニュースで持ちきりでした。それを『いやなことだなあ』と思いながら聞いていました。というのも『絶対に、それは、効果がないね。むしろまずいことになる』と判断していました。それは、5月12日に発表された方向とは、違う方向で、あそこが壊れると予想をしていたからです。
穴が開くというレベルよりも、『格納炉が内部に原子炉をかかえたまま、ずどーーんと、消費済み、核燃料棒用プール方向へ、倒れ掛かり、コストダウンを図った結果、脆弱にできている、それが、壊れて、消費済み核燃料棒が空気に露出して、高温になり、そちらがメルトダウンして、大爆発が起きる』というシュミレーションを立てていました。
それはあまりに怖いことだから、他言をしませんでした。が、水棺化などと、浮かれていると大変なことになるのです。穴が開いていて、かえって幸いでした。
特に、「水を注入します」とシンプルにいえば済むところを水管化するですって。『忌まわしい言い回しだな。とんでもない言い回しだ』と思っていましたら、案の定、『それは、無理だった』ということと成り、かつ、もっと、恐ろしいことに、すでに、内側の炉にも、外側の炉にも、「穴が開いている」とか、「原子炉内の、燃料棒、集合体体は、メルトダウンをしてしまっている」と発表をされました。
あの第一号基は、3月12日以来、ほとんど、変化がないわけですから、そのメルトダウンは、その日の建屋がふっとんだ、従来は、そうだと言われてきた例の水素爆発の際に、もっと怖い段階まで、到達していたこととなります。
だって、燃料棒集合体は、高さが4メートルだと発表をしているのに、「すさまじい量の水を入れたのに、上から、二メートルほど、所定の位置よりも下までしか、水がたまっておらず、かつ、温度が120度前後だから、そのように判断した」ということです。
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ここまでの推敲をしている最中、この件に関するテレビ映像をはじめて見ました。これを実際に書いていた12日の深夜には、テレビではなく、ウエブサイトの文字に拠る情報だけをたよりに書いていたのです。が、露出の程度が想像してたよりも、はるかにひどいのにはおどろきました。四メートル長さの核燃料棒がすべて露出しているのです。
しかも東電側のふてぶてしさは、想像を超えるものでした。メルトダウンについては、記者会見場の、フロアーからの質問に答えて・・・・・初めて認めるという演出が(???)とられており、そこで、一回転、まやかしが加わるので、謝罪をしないで済むという形式でした。驚くべき発想でした。記者会見に臨んだのは、技術系の社員で、副社長でも、社長でも、会長でも、また、顧問でもなかったのですが、全社を代表しての、記者会見ですから、これは、東電側のふてぶてしさととってもよいでしょう。
で、以下においてある、東電の無責任体質は、ここにきわまれりという、ものです。
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テレビ映像を見ての感想という挿入から、元のブログの原文へもどります。
つまり、「〔核燃料棒の総体の長さ4メートルプラス)1。6メートルほど、露出さえしているのに、温度が上がらない。これは、すでに、メルトダウンをしてしまって、くにゃくにゃと溶岩状になって、炉の下部に横たわっている」というわけです。
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副題2、『細野豪志という人物の、浅はかさと汚さ』
私がまず、怒りたいのは、水棺化ということばに、得意がっているというか、うれしがっていた人々の、浅はかさです。もちろんそれで、庶民をいっていレベルでだますことができると、発案者は推定しているわけでしょう。
私は無論うれしがって居ません。その例のごとくの庶民をつんぼ桟敷においている隠蔽体質にも怒りますが、それ以上に、科学技術的にも工学技術的にも『それは、駄目だろう。かえって大きな危険を招く』と、思っていて、「工程表などまるで当てになりませんよ」と、それが発表をされた初日以来、何度も言ってきています。
このブログの世界へ最近にお入りになった方は、左上のカレンダーの4月18日をクリックしてください。『勝俣会長の、凄みに哀れさを感じて』という文章が現れるでしょう。
『6ヶ月から、9ヶ月を目標に収束を目指す』と、そのころ、勝俣会長が、まるで最高裁の判決・主文みたいに告げて、その後を、副社長が引き取って、A4の紙にプリントアウトをされたものを淡々と、読み上げました。
その日付は決定的に延期となったと思いますが、ともかく、『水棺化という言葉を誰が生み出したの』か、を問わないといけません。そこには、まるでゲームをやっているような軽い発想が伺えます。その個人は絶対にあぶりだして、特定しておかないといけません。特に、それが、細野豪志氏か、菅首相のどちらかだったら、許せないと感じます。
当時、四者〔東電プラス政府の各委員会)の合同記者会見を主導しては、自分が前面に立っていた、いやな男ですが、その、自己宣伝・達成を喜んで、ことばをあやつり、原発事故そのものを、ゲーム化して粋がっていたのではないかと推察しています。いかがでしょうか? 彼は大問題ありの人間です。
非常に怖い段階に達しているのに、シャーシャーとして、自分を前面に出すことに精を出している、それこそ勘違いの人間であり、国民が真実から遠ざけられるという意味で、大迷惑の存在です。
私はこの人物は、山本モナと不倫関係に陥ったときに、『転んだ』と見ています。人気が商売である政治家としては致命的な、傷ですが、それから大権力者に名誉回復をさせてもらう過程で、国際的軍産共同体側に忠誠を誓った人間でしょう。
ここで、転んだというのは江戸時代、ご禁制となったキリシタンたちが、踏み絵を踏まされることをきっかけに棄教をしたことを指します。山本モナは、北野武監督の子飼いタレントらしいです。ということはいわゆる美人局の役割を担って、男殺しを図っていたとみなされます。意図して、命令された相手の男性に近づいて、彼らを滅ぼしていく存在でしょう。
北野武監督の大出世は井上ひさしと同じ構図であり、核燃料を売りつけている側に重宝され、その意図を呈して、大衆操作をやっているから、高額の年収を保障されているだけであり、彼本人の実力ではありません。
ここで、男殺しというのは、もちろん精神の部分です。ただ、そういうのに引っかかるのは、それだけの器の人物です。だから、今は偉そうにしていますが、張子のトラの典型で、まったくといってよいほど、尊敬ができません。まだ、40代前半なのに、震災の何とか、または、特別何とか、という立派な役割を与えられているのも変ですよ。
彼が実質的にやっていることは、ニュースを矮小化して、核燃料は怖くないという流れを作り上げることです。で、国民は緩みきった心を、今では、もっています。福島県・地元民の映像は何を見ても腹が立つ段階に、達しました。どうして自覚がないのだろう。どうして、これほどの事態に至っても、今だに、危険性に対して、無知なんだろうと思って。
そして、11日には、官邸へ、双葉町やら、川俣町の町議会議員が訪れて、なにやら、冷静な様子で、しかもしっかりと、首相に文句をつけ、賠償を請求して居ました。菅首相には、数度にわたって、このブログの世界で、「謝罪をしてほしくない。あなた(=税金を払う側の国民)の責任ではない」といっているのに、安易に謝罪して、甘言を弄しています。つねに、「これは、国の責任だから、必ず賠償をします」と言います。
もし、この水棺化という言葉遊びゲームが、菅首相の発案だったら、それはそれは、私の怒りは深いです。
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副題3、『東電は、すでに、すべてを、放擲しているのかな?』
私は、上記の勝俣会長が、工程表を発表した日に、社長ではなくて、会長が出てきたことで、『これは嘘であると、東電側は知っていて、清水社長では嘘がつけない男だから、ここまでは、勝俣会長がやる』となったのではないかとも、考えています。
だって、素人〔ただし、化学の知識はたくさんある)の私だって、到底不可能なことだと分かることだったからです。
ところで、3月12日以降口を極めて、「逃げなさい。逃げなさい。静岡以西へ」といい続けていますが、テレビ内では東大の関村教授ほかが、「あれは水素爆発です」とずっと、軽めに見せるうそを、言い続けていたのです。
が、第2週目か3週目にNHK解説委員の水野さんが、ちらっとですが、「第三号基には、原子炉内でメルトダウンが起きている可能性がある」といったので、『この人は確かなことをいう』と感じました。
私も三号基の煙の上がり方をライブで、みていて、『絶対に、水素爆発ではない』と感じていました。が、今日、一号基も、メルトダウンしていて、とてもではないが、水素爆発などという生易しいものではなかったことが発表をされたのです。
しかし、その発表と同時に、言われるべき言葉、「私たちは、嘘をついていたのです。済みません」という言葉がないのですよね。そこに大いなる疑問を感じます。または、「間違った判断をしていました。済みません」という言葉がないのです。かろうじて、「工程表は、日程が変わり、伸びる可能性があります」というだけです。東電も外に居る東大出身の学者たちも無責任きわまります。
そして、五月四日に自民党の、原発推進派が動いて、加納時雄氏が、朝日新聞のインタビューに答えて、「低線量の放射能は体にいいと医者が言っている」とのたまいました。
加納氏は東電の現・顧問だそうですが、一切の責任を放棄した姿勢です。
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ところで、ここで、挿入ですが、私は本日12日までまって、録画していたチェルノブイリ特集2を見ました。これは、フランスのテレビ局の制作ですので、原発推進派の意向を体すべく作られたと思いますが、そこに、ホルニシス効果〔低濃度の毒を長期間与えると免疫ができる)という説が出ていて、チェルノブイリ事故の後で、いったんすべての野生生物が死んだ後で、そのあきスペースに周りから新たに侵入してきた動物たちが、生き生きと今暮らしている映像が、その効果の一例として出ました。しかし、鳥〔特につばめ)は今でも一年間で、全滅に近い被害を受けます。
それを見ていたときに、テキサス大学の教授がそれを、研究しえ居るそうですから、内部から、その資料を庶民より先に資料として手に入れた加納時雄東電現顧問〔前の参議院議員)が、その科学的検証には足りない拙論を信じて、あの言葉が出て来たのでしょうか? 私は、30分程度、自分がまずいことを言っていたかどうかを検証しましたが、このホルニシス効果のケースでも、加納氏は、論理のすり替えを利用して嘘をついていることになると、結論がつきました。あとで、暇な折に、それも再展開しますが、今日はそれは、短いレジメだけを挿入として、東電の責任論に再び、入ります。
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つまり、東電のスポークスマンは、こういう技術の分野の下っ端さん〔部長クラスかな?〕を含めて、すべて、無責任で白々しいです。会長、顧問、以下、すべて、平社員まで、傲慢で、無責任です。しいて言えば、お詫び行脚に回っている清水社長がだんだんお痩せになってきて、髪も急に根元から白くなっていて、それで、気の毒に感じるほどです。誠実に見えます。『一番誠実な人かもしれない。最初は超がつくほど、頓珍漢だったけれど』と、いまでは思います。
また、最初期に「あとは神のみぞ知る」といって記者たちに、しかられまくった人物は誠実です。あれは、記者の方が悪い。そういうものです。原発とは、まるで、制御が利かないものですから。
まあ、はっきり言えば、今期の東電の社員に全責任があるわけでもないのです。ただし、傲慢にふんぞり返るのは、演技としてもいただけないです。特に、「役員報酬を、50%下げます」といった後で、世間から総すかんを食って、0%に変更するなど、とんでもない考え違いです。発想の根幹がなっていない。それに比べれば中部電力の社長は、頭がよいです。
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副題4、『なぜ、東電は無責任になってしまうのか?』
『ほかの会社だったら、最高のレベルで、謝罪をしないといけない結果を出しているのに、いつまでも殿様気分だなあ』というのが全日本人の感想だとも思いますが、どうしてそうなるかの理由は、考えておかないといけません。それが将来につながることだからです。
まず、この日本が、被・植民地国家であるということがあります。ブタ化せざるを得ない状況があります。で、主体的にものを考えられないし、決定できません。その最先端が、この核燃料の輸入の問題に集中しています。だから、誰も本当のことが言えません。そして、その中で、長年サラリーマンを続けてきた人たちなら、普通の日本人が持っているはずのまじめさなど、とっくに捨てているということに、ほかの日本人は、気がつかないといけません。
そして、学生を東電に送り込んでいる東大の、学者たちが、まったくこの件に関しては無能だということも言わないといけません。
本日NHKがオーストリアとデンマークの例を出しましたが、それらの国は、被・植民地国家ではありません。主体が国民側にあるので、国民が大切にされます。しかし、日本はまるで違います。ほんの時々ですが、日本や日本人がお褒めに預かります。ゴールデングローブ賞の四人受賞もしかり、バーナンキ総裁が、日本の自動車部品の特殊な優秀性に言及するのもしかりです。だが、それらは、線香花火みたいなものです。
本日もシーシェパードが動き出しました。あれほどいやなものはありませんが、あれが作った映画、『コーヴ』を支援した、田原総一郎氏や、崔洋一監督は、テレビ朝日の常連です。そして崔洋一監督は、ひどい抑圧的な暴力をテレビ画面内で、公開したことで、その実像をNHK内でも露呈をしました。それが、日本監督家協会の会長だそうです。不思議ですよね。日本を内部から壊す人が偉いのです。
そして、あの事件の直後、崔洋一監督は、鎌倉の川喜多記念館で、伊藤玄二郎氏と一緒に講演をしました。口をぬぐうとは、まさにこのことでしょう。だから、伊藤玄二郎氏が、エージェントだというのです。早速の救済の手を差し伸べているからです。
崔監督は、「おれは、鎌倉の川喜多記念館でも講演をしたのだから、禊(みそぎ)は済んだ」として、全国へまた、講演会を展開して、お金を稼ぎまくるのです。その自分は金もちだという信念が、さらに彼らを太らせ、傲慢にしていきます。その講演会の企画設定は、あの集団訴訟の原告たちが行って、ますますの、被・植民地化への勢いを強めるのです。
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副題3、『お金を返してもらいたいと、言えるのか?』
はっきり言って、日本人はだまされ続けてきたのです。まず、安全神話。これは安全ではないとはっきり証明をされました。
次に、炭酸ガスが、オゾン層を破壊するというエコ論議です。あれも、総体として計算した結果では、ありません。ある一部分を取り上げると、そういえるかもしれないという程度の仮説だと感じます。昔から、『これも、だましの手口のひとつだなあ』と、私は、見ていました。
もうひとつあります。そして、これを信じた人が多いのです。それは、原発の方が、火力発電所よりも安く電気を製造できると言う話です。しかし、原発は、その危険性を勘案し、事後の後氏h松を、考えると、決して安くないのだそうです。そうですね。チェルノブイリの25年後を見ると、石棺は何にも役に立たず、いまだに放射能は漏れ出でていて、今度は、かまぼこ型の大きな鉄の塊で覆うそうです。が、それは、ヨーロッパ諸国の出案で、しかもお金が届いていません。
また、それができた後も、維持管理費が膨大にかかる予定で、そのお金もどこからも出る予定がないそうです。フランスは消費済み核燃料保管庫を請け負って製造したそうですが、それは、まったく役に立たず、その今は石棺化された中に入っている核燃料物質を移動する場所はどこにもなく、それの管理は、どうしようもなくて、放射能は、引き続き、脆いコンクリートの中から、外へ出るだけなのだそうです。
私は何度も、「チェルノブイリの場合は、すべての核燃料が燃やされ尽きているから、石棺化ができた」と申し上げてきましたが、別に燃え尽きていなかったようです。ただ、ただ、思いつきで、ふたをしたのだけれど、ふたをしたことでかえって、悪化したかもしれません。だって、冷却をしていないわけですからね。
一方の福島は、六倍の量の核燃料が、燃え尽きていない形で保管をされています。絶望的になるような真実が、目の前に横たわっているのです。それなのに、今頃一時帰宅を許して、しかも上げ膳据え膳の保護をしていて、それを、受けた、側が、「おばあちゃんの夏物の下着を取りに来ました」とか、「牛が帰ってきたらかわいそうだから、掃除をしておきました」というでしょう。それらの、おじさんやおばさんの映像を見ると、どうして、『30年はここには帰れないのですよ』と、はっきりといってあげないのかと、腹立たしいこと、おびただしいです。チェルノブイリの事故後さっと,バスで遠くへ住民を連れ去り、それ以降、まったく帰宅を許さないソビエト政府のほうがむしろすっきりしているぐらいです。
まあ、いいですよ。私のことじゃあないから』と私だってふてくされたいぐらいですが、足柄のお茶から、セシウムが基準値以上に検出されたとあっては、他人事でもなくなりました。東京の人も他人事ではないですよ。
「こんな不良品を売りつけて、お金を返してください。賠償金は米国の売りつけ先からもらいましょう」といいたいほどです。しかし、それができないように、巧妙にも、泥の形で日本へ送り込み、燃料棒集合体には、日本で加工するみたいです。となると、日本の企業に、お金を返してくれといわないといけなくなり、それが無理なことは誰にでも分かります。
日本人って、本当に大変なところに追い込まれています。で、菅首相にいつも、『甘い顔をしないでください』といっているわけです。今回も、それを言わざる得ませんでした。が特例として終わりではないです。
今日は商工会議所の会頭かな? 誰かが、『電気代があがれば、企業の、海外流出がある』といっていました。個人で逃げ出すケースも、企業で逃げ出すケースも頻発するというわけです。
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副題4、『菅首相の方針だから、東電は、これに、ふてくされているのかな?』
ここから先は、発言するのが、非常に難しいところです。角を矯めて牛を殺してもいけないし。だけど、東電は3月13日には、「あそこを放擲したい。人間はすでに入れられない」と政府に言っているという、うわさも聞きます。〔朝日新聞から)
実は私自身も同じ考えです。メルトダウンと今発表をされていますが、水素爆発が嘘だったわけで、それほど軽くないという認識は最初から持っていました。
しかし、政府がそれを拒否したそうです。「もっと、責任を持って手当てをしろ」といったそうです。で、今の方針が採られているのですが、世間の一般大衆にあかすことはやらないが、東電の幹部は当然のこと、私以上に事態を正しく把握していて、相当に危険な状態だから、あそこには人間は投与しない方が言いと、思っている可能性も出てきました。
工程表なんか、作りたくはなかったというのが本音でしょう。本音は、『私たちは、逃げたいし、何かやるんなら、その保障は政府がしてくださいね』と言うあなた任せの出発ではかなったか? と感じますし、それがただしいのではないですか?
となると、非常に難しいのは、菅総理の決断が、事態を長引かせているともなるのです。しかし、菅総理がそれを命令しなかったらどうなるかというと、「足柄で、セシウムが発見されました」ぐらいでは終わらず、「川根茶からもセシウムが発見をされました」と成り、東京圏〔または、関東圏)の小学校の校庭の土はすべて汚染をされて、幼稚園児も小学生も中学生も、高校生も校庭では何もできないとなるでしょう。
それが、ないわけですから、菅総理さま様といわないといけないのですが、『実は、この現在の平安は、つかの間の安心であり、次の大爆発が避けられない』と、私は当初から感じているのです。
いや、怖いことを言いますでしょう。だけど、それも予測をして、かつ逃げない人として、今を生きている私なのでした。それは、近々69歳になることでもあり、毎日、必死に戦っていますからでもあります。相手は、この核燃料を売りつけてきている国際的軍産共同体とその家来たちですが。
だから、常在戦場という言葉そのもので、毎日が、すでに、戦場に居るのと同じ気持ちですから、『慣れているわ、この環境』という心もあるのです。
『今までは、心の中を暗くする雲に覆われてきたけれど、今度は、体を暗くする雲にも覆われるのだわ。ちゃんと、天国へ行かれますようにと、お祈りをしておかなければ』と思います。
皆様は違うお考えをお持ちでしょうね。それは、個人個人の責任と自由の範囲です。
2011年、5月12日の深夜から、13日に掛けて書く。ブログ更新日は、9日となっているが、実際の日付は、12日の方が、ただしい。 雨宮 舜〔=川崎千恵子)
私は、ずっと怒っていますね。このブログの世界で、怒りまくっています。そのうちのいくつかは、隠蔽体質のことですが、巧妙な言い回しを利用した、だましについては、特に怒っています。
今日は、とうとう、化けの皮がはがれた石棺という言葉から始まって、この核燃料周辺の『庶民を煙にまく、数々の言い回しの絶妙さ(=はっきり言えば、ずるさとか、嘘)』を問題にしたいのです。
副題1、『棺化、しても、放射線は防げない〔石でも、水でも防げない)』
副題2、『細野豪志という人物の、浅はかさと汚さ』
副題3、『東電は、すでに、すべてを、放擲しているのかな?』
副題4、『なぜ、東電は無責任になってしまうのか?』
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副題1、『棺化、しても、放射線は防げない〔石でも、水でも防げない)』
先週一週間は、第一号基を水棺化するというニュースで持ちきりでした。それを『いやなことだなあ』と思いながら聞いていました。というのも『絶対に、それは、効果がないね。むしろまずいことになる』と判断していました。それは、5月12日に発表された方向とは、違う方向で、あそこが壊れると予想をしていたからです。
穴が開くというレベルよりも、『格納炉が内部に原子炉をかかえたまま、ずどーーんと、消費済み、核燃料棒用プール方向へ、倒れ掛かり、コストダウンを図った結果、脆弱にできている、それが、壊れて、消費済み核燃料棒が空気に露出して、高温になり、そちらがメルトダウンして、大爆発が起きる』というシュミレーションを立てていました。
それはあまりに怖いことだから、他言をしませんでした。が、水棺化などと、浮かれていると大変なことになるのです。穴が開いていて、かえって幸いでした。
特に、「水を注入します」とシンプルにいえば済むところを水管化するですって。『忌まわしい言い回しだな。とんでもない言い回しだ』と思っていましたら、案の定、『それは、無理だった』ということと成り、かつ、もっと、恐ろしいことに、すでに、内側の炉にも、外側の炉にも、「穴が開いている」とか、「原子炉内の、燃料棒、集合体体は、メルトダウンをしてしまっている」と発表をされました。
あの第一号基は、3月12日以来、ほとんど、変化がないわけですから、そのメルトダウンは、その日の建屋がふっとんだ、従来は、そうだと言われてきた例の水素爆発の際に、もっと怖い段階まで、到達していたこととなります。
だって、燃料棒集合体は、高さが4メートルだと発表をしているのに、「すさまじい量の水を入れたのに、上から、二メートルほど、所定の位置よりも下までしか、水がたまっておらず、かつ、温度が120度前後だから、そのように判断した」ということです。
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ここまでの推敲をしている最中、この件に関するテレビ映像をはじめて見ました。これを実際に書いていた12日の深夜には、テレビではなく、ウエブサイトの文字に拠る情報だけをたよりに書いていたのです。が、露出の程度が想像してたよりも、はるかにひどいのにはおどろきました。四メートル長さの核燃料棒がすべて露出しているのです。
しかも東電側のふてぶてしさは、想像を超えるものでした。メルトダウンについては、記者会見場の、フロアーからの質問に答えて・・・・・初めて認めるという演出が(???)とられており、そこで、一回転、まやかしが加わるので、謝罪をしないで済むという形式でした。驚くべき発想でした。記者会見に臨んだのは、技術系の社員で、副社長でも、社長でも、会長でも、また、顧問でもなかったのですが、全社を代表しての、記者会見ですから、これは、東電側のふてぶてしさととってもよいでしょう。
で、以下においてある、東電の無責任体質は、ここにきわまれりという、ものです。
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テレビ映像を見ての感想という挿入から、元のブログの原文へもどります。
つまり、「〔核燃料棒の総体の長さ4メートルプラス)1。6メートルほど、露出さえしているのに、温度が上がらない。これは、すでに、メルトダウンをしてしまって、くにゃくにゃと溶岩状になって、炉の下部に横たわっている」というわけです。
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副題2、『細野豪志という人物の、浅はかさと汚さ』
私がまず、怒りたいのは、水棺化ということばに、得意がっているというか、うれしがっていた人々の、浅はかさです。もちろんそれで、庶民をいっていレベルでだますことができると、発案者は推定しているわけでしょう。
私は無論うれしがって居ません。その例のごとくの庶民をつんぼ桟敷においている隠蔽体質にも怒りますが、それ以上に、科学技術的にも工学技術的にも『それは、駄目だろう。かえって大きな危険を招く』と、思っていて、「工程表などまるで当てになりませんよ」と、それが発表をされた初日以来、何度も言ってきています。
このブログの世界へ最近にお入りになった方は、左上のカレンダーの4月18日をクリックしてください。『勝俣会長の、凄みに哀れさを感じて』という文章が現れるでしょう。
『6ヶ月から、9ヶ月を目標に収束を目指す』と、そのころ、勝俣会長が、まるで最高裁の判決・主文みたいに告げて、その後を、副社長が引き取って、A4の紙にプリントアウトをされたものを淡々と、読み上げました。
その日付は決定的に延期となったと思いますが、ともかく、『水棺化という言葉を誰が生み出したの』か、を問わないといけません。そこには、まるでゲームをやっているような軽い発想が伺えます。その個人は絶対にあぶりだして、特定しておかないといけません。特に、それが、細野豪志氏か、菅首相のどちらかだったら、許せないと感じます。
当時、四者〔東電プラス政府の各委員会)の合同記者会見を主導しては、自分が前面に立っていた、いやな男ですが、その、自己宣伝・達成を喜んで、ことばをあやつり、原発事故そのものを、ゲーム化して粋がっていたのではないかと推察しています。いかがでしょうか? 彼は大問題ありの人間です。
非常に怖い段階に達しているのに、シャーシャーとして、自分を前面に出すことに精を出している、それこそ勘違いの人間であり、国民が真実から遠ざけられるという意味で、大迷惑の存在です。
私はこの人物は、山本モナと不倫関係に陥ったときに、『転んだ』と見ています。人気が商売である政治家としては致命的な、傷ですが、それから大権力者に名誉回復をさせてもらう過程で、国際的軍産共同体側に忠誠を誓った人間でしょう。
ここで、転んだというのは江戸時代、ご禁制となったキリシタンたちが、踏み絵を踏まされることをきっかけに棄教をしたことを指します。山本モナは、北野武監督の子飼いタレントらしいです。ということはいわゆる美人局の役割を担って、男殺しを図っていたとみなされます。意図して、命令された相手の男性に近づいて、彼らを滅ぼしていく存在でしょう。
北野武監督の大出世は井上ひさしと同じ構図であり、核燃料を売りつけている側に重宝され、その意図を呈して、大衆操作をやっているから、高額の年収を保障されているだけであり、彼本人の実力ではありません。
ここで、男殺しというのは、もちろん精神の部分です。ただ、そういうのに引っかかるのは、それだけの器の人物です。だから、今は偉そうにしていますが、張子のトラの典型で、まったくといってよいほど、尊敬ができません。まだ、40代前半なのに、震災の何とか、または、特別何とか、という立派な役割を与えられているのも変ですよ。
彼が実質的にやっていることは、ニュースを矮小化して、核燃料は怖くないという流れを作り上げることです。で、国民は緩みきった心を、今では、もっています。福島県・地元民の映像は何を見ても腹が立つ段階に、達しました。どうして自覚がないのだろう。どうして、これほどの事態に至っても、今だに、危険性に対して、無知なんだろうと思って。
そして、11日には、官邸へ、双葉町やら、川俣町の町議会議員が訪れて、なにやら、冷静な様子で、しかもしっかりと、首相に文句をつけ、賠償を請求して居ました。菅首相には、数度にわたって、このブログの世界で、「謝罪をしてほしくない。あなた(=税金を払う側の国民)の責任ではない」といっているのに、安易に謝罪して、甘言を弄しています。つねに、「これは、国の責任だから、必ず賠償をします」と言います。
もし、この水棺化という言葉遊びゲームが、菅首相の発案だったら、それはそれは、私の怒りは深いです。
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副題3、『東電は、すでに、すべてを、放擲しているのかな?』
私は、上記の勝俣会長が、工程表を発表した日に、社長ではなくて、会長が出てきたことで、『これは嘘であると、東電側は知っていて、清水社長では嘘がつけない男だから、ここまでは、勝俣会長がやる』となったのではないかとも、考えています。
だって、素人〔ただし、化学の知識はたくさんある)の私だって、到底不可能なことだと分かることだったからです。
ところで、3月12日以降口を極めて、「逃げなさい。逃げなさい。静岡以西へ」といい続けていますが、テレビ内では東大の関村教授ほかが、「あれは水素爆発です」とずっと、軽めに見せるうそを、言い続けていたのです。
が、第2週目か3週目にNHK解説委員の水野さんが、ちらっとですが、「第三号基には、原子炉内でメルトダウンが起きている可能性がある」といったので、『この人は確かなことをいう』と感じました。
私も三号基の煙の上がり方をライブで、みていて、『絶対に、水素爆発ではない』と感じていました。が、今日、一号基も、メルトダウンしていて、とてもではないが、水素爆発などという生易しいものではなかったことが発表をされたのです。
しかし、その発表と同時に、言われるべき言葉、「私たちは、嘘をついていたのです。済みません」という言葉がないのですよね。そこに大いなる疑問を感じます。または、「間違った判断をしていました。済みません」という言葉がないのです。かろうじて、「工程表は、日程が変わり、伸びる可能性があります」というだけです。東電も外に居る東大出身の学者たちも無責任きわまります。
そして、五月四日に自民党の、原発推進派が動いて、加納時雄氏が、朝日新聞のインタビューに答えて、「低線量の放射能は体にいいと医者が言っている」とのたまいました。
加納氏は東電の現・顧問だそうですが、一切の責任を放棄した姿勢です。
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ところで、ここで、挿入ですが、私は本日12日までまって、録画していたチェルノブイリ特集2を見ました。これは、フランスのテレビ局の制作ですので、原発推進派の意向を体すべく作られたと思いますが、そこに、ホルニシス効果〔低濃度の毒を長期間与えると免疫ができる)という説が出ていて、チェルノブイリ事故の後で、いったんすべての野生生物が死んだ後で、そのあきスペースに周りから新たに侵入してきた動物たちが、生き生きと今暮らしている映像が、その効果の一例として出ました。しかし、鳥〔特につばめ)は今でも一年間で、全滅に近い被害を受けます。
それを見ていたときに、テキサス大学の教授がそれを、研究しえ居るそうですから、内部から、その資料を庶民より先に資料として手に入れた加納時雄東電現顧問〔前の参議院議員)が、その科学的検証には足りない拙論を信じて、あの言葉が出て来たのでしょうか? 私は、30分程度、自分がまずいことを言っていたかどうかを検証しましたが、このホルニシス効果のケースでも、加納氏は、論理のすり替えを利用して嘘をついていることになると、結論がつきました。あとで、暇な折に、それも再展開しますが、今日はそれは、短いレジメだけを挿入として、東電の責任論に再び、入ります。
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つまり、東電のスポークスマンは、こういう技術の分野の下っ端さん〔部長クラスかな?〕を含めて、すべて、無責任で白々しいです。会長、顧問、以下、すべて、平社員まで、傲慢で、無責任です。しいて言えば、お詫び行脚に回っている清水社長がだんだんお痩せになってきて、髪も急に根元から白くなっていて、それで、気の毒に感じるほどです。誠実に見えます。『一番誠実な人かもしれない。最初は超がつくほど、頓珍漢だったけれど』と、いまでは思います。
また、最初期に「あとは神のみぞ知る」といって記者たちに、しかられまくった人物は誠実です。あれは、記者の方が悪い。そういうものです。原発とは、まるで、制御が利かないものですから。
まあ、はっきり言えば、今期の東電の社員に全責任があるわけでもないのです。ただし、傲慢にふんぞり返るのは、演技としてもいただけないです。特に、「役員報酬を、50%下げます」といった後で、世間から総すかんを食って、0%に変更するなど、とんでもない考え違いです。発想の根幹がなっていない。それに比べれば中部電力の社長は、頭がよいです。
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副題4、『なぜ、東電は無責任になってしまうのか?』
『ほかの会社だったら、最高のレベルで、謝罪をしないといけない結果を出しているのに、いつまでも殿様気分だなあ』というのが全日本人の感想だとも思いますが、どうしてそうなるかの理由は、考えておかないといけません。それが将来につながることだからです。
まず、この日本が、被・植民地国家であるということがあります。ブタ化せざるを得ない状況があります。で、主体的にものを考えられないし、決定できません。その最先端が、この核燃料の輸入の問題に集中しています。だから、誰も本当のことが言えません。そして、その中で、長年サラリーマンを続けてきた人たちなら、普通の日本人が持っているはずのまじめさなど、とっくに捨てているということに、ほかの日本人は、気がつかないといけません。
そして、学生を東電に送り込んでいる東大の、学者たちが、まったくこの件に関しては無能だということも言わないといけません。
本日NHKがオーストリアとデンマークの例を出しましたが、それらの国は、被・植民地国家ではありません。主体が国民側にあるので、国民が大切にされます。しかし、日本はまるで違います。ほんの時々ですが、日本や日本人がお褒めに預かります。ゴールデングローブ賞の四人受賞もしかり、バーナンキ総裁が、日本の自動車部品の特殊な優秀性に言及するのもしかりです。だが、それらは、線香花火みたいなものです。
本日もシーシェパードが動き出しました。あれほどいやなものはありませんが、あれが作った映画、『コーヴ』を支援した、田原総一郎氏や、崔洋一監督は、テレビ朝日の常連です。そして崔洋一監督は、ひどい抑圧的な暴力をテレビ画面内で、公開したことで、その実像をNHK内でも露呈をしました。それが、日本監督家協会の会長だそうです。不思議ですよね。日本を内部から壊す人が偉いのです。
そして、あの事件の直後、崔洋一監督は、鎌倉の川喜多記念館で、伊藤玄二郎氏と一緒に講演をしました。口をぬぐうとは、まさにこのことでしょう。だから、伊藤玄二郎氏が、エージェントだというのです。早速の救済の手を差し伸べているからです。
崔監督は、「おれは、鎌倉の川喜多記念館でも講演をしたのだから、禊(みそぎ)は済んだ」として、全国へまた、講演会を展開して、お金を稼ぎまくるのです。その自分は金もちだという信念が、さらに彼らを太らせ、傲慢にしていきます。その講演会の企画設定は、あの集団訴訟の原告たちが行って、ますますの、被・植民地化への勢いを強めるのです。
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副題3、『お金を返してもらいたいと、言えるのか?』
はっきり言って、日本人はだまされ続けてきたのです。まず、安全神話。これは安全ではないとはっきり証明をされました。
次に、炭酸ガスが、オゾン層を破壊するというエコ論議です。あれも、総体として計算した結果では、ありません。ある一部分を取り上げると、そういえるかもしれないという程度の仮説だと感じます。昔から、『これも、だましの手口のひとつだなあ』と、私は、見ていました。
もうひとつあります。そして、これを信じた人が多いのです。それは、原発の方が、火力発電所よりも安く電気を製造できると言う話です。しかし、原発は、その危険性を勘案し、事後の後氏h松を、考えると、決して安くないのだそうです。そうですね。チェルノブイリの25年後を見ると、石棺は何にも役に立たず、いまだに放射能は漏れ出でていて、今度は、かまぼこ型の大きな鉄の塊で覆うそうです。が、それは、ヨーロッパ諸国の出案で、しかもお金が届いていません。
また、それができた後も、維持管理費が膨大にかかる予定で、そのお金もどこからも出る予定がないそうです。フランスは消費済み核燃料保管庫を請け負って製造したそうですが、それは、まったく役に立たず、その今は石棺化された中に入っている核燃料物質を移動する場所はどこにもなく、それの管理は、どうしようもなくて、放射能は、引き続き、脆いコンクリートの中から、外へ出るだけなのだそうです。
私は何度も、「チェルノブイリの場合は、すべての核燃料が燃やされ尽きているから、石棺化ができた」と申し上げてきましたが、別に燃え尽きていなかったようです。ただ、ただ、思いつきで、ふたをしたのだけれど、ふたをしたことでかえって、悪化したかもしれません。だって、冷却をしていないわけですからね。
一方の福島は、六倍の量の核燃料が、燃え尽きていない形で保管をされています。絶望的になるような真実が、目の前に横たわっているのです。それなのに、今頃一時帰宅を許して、しかも上げ膳据え膳の保護をしていて、それを、受けた、側が、「おばあちゃんの夏物の下着を取りに来ました」とか、「牛が帰ってきたらかわいそうだから、掃除をしておきました」というでしょう。それらの、おじさんやおばさんの映像を見ると、どうして、『30年はここには帰れないのですよ』と、はっきりといってあげないのかと、腹立たしいこと、おびただしいです。チェルノブイリの事故後さっと,バスで遠くへ住民を連れ去り、それ以降、まったく帰宅を許さないソビエト政府のほうがむしろすっきりしているぐらいです。
まあ、いいですよ。私のことじゃあないから』と私だってふてくされたいぐらいですが、足柄のお茶から、セシウムが基準値以上に検出されたとあっては、他人事でもなくなりました。東京の人も他人事ではないですよ。
「こんな不良品を売りつけて、お金を返してください。賠償金は米国の売りつけ先からもらいましょう」といいたいほどです。しかし、それができないように、巧妙にも、泥の形で日本へ送り込み、燃料棒集合体には、日本で加工するみたいです。となると、日本の企業に、お金を返してくれといわないといけなくなり、それが無理なことは誰にでも分かります。
日本人って、本当に大変なところに追い込まれています。で、菅首相にいつも、『甘い顔をしないでください』といっているわけです。今回も、それを言わざる得ませんでした。が特例として終わりではないです。
今日は商工会議所の会頭かな? 誰かが、『電気代があがれば、企業の、海外流出がある』といっていました。個人で逃げ出すケースも、企業で逃げ出すケースも頻発するというわけです。
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副題4、『菅首相の方針だから、東電は、これに、ふてくされているのかな?』
ここから先は、発言するのが、非常に難しいところです。角を矯めて牛を殺してもいけないし。だけど、東電は3月13日には、「あそこを放擲したい。人間はすでに入れられない」と政府に言っているという、うわさも聞きます。〔朝日新聞から)
実は私自身も同じ考えです。メルトダウンと今発表をされていますが、水素爆発が嘘だったわけで、それほど軽くないという認識は最初から持っていました。
しかし、政府がそれを拒否したそうです。「もっと、責任を持って手当てをしろ」といったそうです。で、今の方針が採られているのですが、世間の一般大衆にあかすことはやらないが、東電の幹部は当然のこと、私以上に事態を正しく把握していて、相当に危険な状態だから、あそこには人間は投与しない方が言いと、思っている可能性も出てきました。
工程表なんか、作りたくはなかったというのが本音でしょう。本音は、『私たちは、逃げたいし、何かやるんなら、その保障は政府がしてくださいね』と言うあなた任せの出発ではかなったか? と感じますし、それがただしいのではないですか?
となると、非常に難しいのは、菅総理の決断が、事態を長引かせているともなるのです。しかし、菅総理がそれを命令しなかったらどうなるかというと、「足柄で、セシウムが発見されました」ぐらいでは終わらず、「川根茶からもセシウムが発見をされました」と成り、東京圏〔または、関東圏)の小学校の校庭の土はすべて汚染をされて、幼稚園児も小学生も中学生も、高校生も校庭では何もできないとなるでしょう。
それが、ないわけですから、菅総理さま様といわないといけないのですが、『実は、この現在の平安は、つかの間の安心であり、次の大爆発が避けられない』と、私は当初から感じているのです。
いや、怖いことを言いますでしょう。だけど、それも予測をして、かつ逃げない人として、今を生きている私なのでした。それは、近々69歳になることでもあり、毎日、必死に戦っていますからでもあります。相手は、この核燃料を売りつけてきている国際的軍産共同体とその家来たちですが。
だから、常在戦場という言葉そのもので、毎日が、すでに、戦場に居るのと同じ気持ちですから、『慣れているわ、この環境』という心もあるのです。
『今までは、心の中を暗くする雲に覆われてきたけれど、今度は、体を暗くする雲にも覆われるのだわ。ちゃんと、天国へ行かれますようにと、お祈りをしておかなければ』と思います。
皆様は違うお考えをお持ちでしょうね。それは、個人個人の責任と自由の範囲です。
2011年、5月12日の深夜から、13日に掛けて書く。ブログ更新日は、9日となっているが、実際の日付は、12日の方が、ただしい。 雨宮 舜〔=川崎千恵子)