豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

東日本大震災②地震、地理、地形の違い

2011-11-12 | 都市計画・まちづくり

初日の午後は陸前高田の港により、一本松を見ました。現地に立ってみて、瓦礫はほとんど片付いて、津波が根こそぎ建物を持っていったことがわかります。神戸の地震では死者の8割が、建物の倒壊による圧死でした。東日本大震災は、津波による死者が圧倒的でした。陸前高田は市役所も呑みこまれ、職員も犠牲になっています。現在は高台に仮設の市の事務所がありました。後で見た大船渡と比べると、平地が多く直ぐに高い山へ逃げれなかったのでしょう。海岸近くの人は逃げたけれど、奥地の人や少し高台の人、3階の建物に居た人は油断したようです。高い建物の市民病院でも、津波は3階を超え4階まで来たそうです。「津波てんでんこ」を書いた山下文男さんも、4階の病室にいて危うく難を逃れたようです。松並木は全滅で、残された一本末は皆が支援していますが、遠くからですが色も悪く弱っています。写真はその松です。
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東日本大震災①現地、後方支援

2011-11-12 | 都市計画・まちづくり

コープ愛知の企画で9~11の3日間、住田町、陸前高田市、大船渡市へ2泊3日で参加しました。総勢33名で多くの人は何かしたい、現地にも行きたいという同じような考えの方々で、大変和やかに楽しく学ぶことができました。朝6時に土橋駅を乗車し、名古屋からのぞみで水沢江刺着、そこからバスでまずは住田町へと、約7時間かかりました。そこでは町長が直々に説明をしてくれました。住田町は海岸から離れ津波の被害はありません。そこで気仙地区の陸前高田、大船渡の後方支援を買って出たとういうことでした。現在は被災者も仮設住宅に入居し、復興の段階です。復興の一番の問題は産業と雇用だと強調されていました。写真にある移動キャンプの事務所は、「NPO愛知ネット」の事務所になっています。事務局長の紹介予定が、訪問客があり中止されました。その訪問客とは後で見て、お互いに驚きました。それは豊田市の防災責任者で、顔見知りと人であり、頼もしく思いました。もっと行政は被災地へ支援で入り、学ぶべきだと要望している矢先であり、さらには議員、市民の復興支援が必要かと思いました。トヨタ自動車の工場がない自治体でも、多くの自治体に支援交流すれば、なんかの時に助けてもらえます。新東海地震では三河の沿岸部の自治体と連携が必要です。
<特記>
11日夜遅く充実して帰ってきましたが、知立駅で電車を待っていると、酔っ払いが割り込もうとしたので、つい「割り込むなよ」怒鳴ってしまいました。復興支援で助け合って生きているのに、がっかりでした。それ以上に頭に来たのは、どうしようもない内閣のTPP参加表明です。農業、漁業に打撃であり、復興は大きく遅れるでしょう。
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