豊田の生活アメニティ

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東日本大震災④ハードとソフトの減殺と想像力

2011-11-15 | 都市計画・まちづくり

東日本大震災の問題意識として、①どうして津波で直ぐに逃げずに死者が沢山でたのか、②仮設住宅は集落単位でできたか、③復興では高台移転は可能か、④復興での地域産業と雇用の創出をどうするか、⑤政府支援、外部連携のあり方などです。写真の風光明媚な穴通磯近くに湾口防波堤があり、津波で倒壊しました。減災にはなったかと思いますが、田老の巨大防波堤でも乗り越え、堤も破壊し、多くの人の命を飲み込みました。ハードへの過信があったこと、数日前に地震があったこと、最初に3mという報道でたいしたことないと勝手に判断したことなどが挙げられます。また、車で逃げて渋滞にはまった人、助けに戻った人、避難所にいて呑まれた人などもいたと聞きます。想定以上の津波が襲ったわけで、想像力を働かせた人が紙一重で助かっています。自分がそこにいたら助かったのだろうか、どういう行動をとったであろうかわかりません。自然の脅威を改めて感じました。
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