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足助の町並み保全4期

2008-03-26 | 都市計画・まちづくり
足助の町並み保全4期(90~03年、整備陳情から住環境整備)
 守る会の自主規制だけでは、町並み保全に限界を感じたのだろうか。90年に整備陳情をし、91年に西村さんが提言をし、93年に7団体で足助まちづくりの会をつくっています。町の担当は産業振興課で、建設省の環境整備事業の補助を10年間受けました。ガイドラインを設けましたが、町並み保全にどれだけ貢献したか検証すべきです。現場をみた松波さんは「民芸調に修復された町屋や郷倉」、「映画村というよりも安物の舞台セットのようになってしまった一角」と批判しています。しかし、「足助の町並みを構成するのは、伝統的な町家だけではありません。新しい建物を含めたすべてのもの、川、路地、家々の合間から見える山々、空、そして住んでいる人々、町のにおい、音、空気までもが、かけがいのない要素です。巴川、足助川、マンリン小路、海老屋小路、飯盛山、真弓山、足助城、足助屋敷、油屋、たばこ屋、白久・・・数え挙げればきりがありませんが、みんな重要なものです。」(松波97)と、町並みの価値を認めています。守る会は97年に解散してしまいました。93年に商工会を中心にしたAT21ができて、99年に街道ひなが行われ、02年からたんころりんなどソフト面が、盛んに企画され注目されてきました。10年の整備事業のいきさつと結果の評価を検証する必要があります。
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