豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

沖縄の心を

2011-12-10 | traveling, town walking
 
 タクシーで連れて行かれ美術館は佐喜眞美術館でした。バスが3台停まっていて、聞けば埼玉の高校生でした。ちょうど館長が丸木の大作「沖縄戦の図」の前で、説明をしていたのを一緒に聞くことができました。後で「沖縄の心」の冊子を買って読みました。この美術館は基地を一部返還させて、個人で造ったものです。館長から直接沖縄戦のむごたらしさを聞いて、反戦平和の気持ちを新たにしました。屋上から写真の基地の滑走路を眺め、ボランティアによる基地の説明を高校生の傍で聞きました。この美術館は初めてで、偶然訪問できとても感動的でした。5~6年前に都市計画学会で琉球大学には行きましたが、こんな素晴らしい美術館があるとは知りませんでした。沖縄国際大学はその中間にあります。当日は日曜日で飛行機の離着陸はありませんでした。ここは輸送機とヘリが中心で、海兵隊の「なぐりこみ部隊」だそうです。本土並み復帰が、逆に本土の基地を全て沖縄に、「財政措置」で押しつけた感じです。防衛大臣の問責決議が9日可決されました。米軍基地があるから沖縄の平和と経済の発展を、阻害していることが、今や県民の多数の声になっています。「中国が日本を攻めてくる」と怯えるのは、日本が中国、韓国などアジアの国を侵略した歴史があるからにほかなりません。米軍が日本を守るのではなく、米軍が日本を支配し国民(沖縄が犠牲に)を苦しめていることを、安保条約と地位協定を踏まえ、現地に立って考えるべきではないでしょうか。
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宜野湾市

2011-12-10 | 都市計画・まちづくり
 
 沖縄へ行けば基地の問題が気になります。日本国民の問題として、米軍基地の問題を実感するために、基地周辺を歩くことにしました。4日の日曜日に那覇市で市民マラソンがあり、土、日ホテルは取れません。止む無く宜野湾市のラグーナ・ガーデンが、高いけど取れました。朝食なしで12,000円は高いですが、プール付きでのんびり泳ぐことができました。日曜日は朝から重いリュックをしょって、基地へ突撃です。ホテルから区画整理地区を抜けて、旧集落を歩きました。高台には米軍の住居と、住人も見られました。正面ゲートの近くには、沖縄戦での慰霊碑(写真)がありました。幹線道路に出て、基地の見える公園を目指しバスに乗りましたが、行き先が違うということで只で降ろされました。タクシーを拾って、基地の公園を告げましたが、方向が違うということで、記憶に残っていた私立の美術館に連れて行って貰うことにしました。沖縄国際大学のヘリ事故の後は残っていないということで諦めました。持って行った前泊博盛『沖縄と米軍基地』は、半分しか読んでいませんが、歩き疲れた足の感覚で基地の大きさが実感できました。それに都市のど真ん中に大きな基地があることは、危険であることはもちろん、都市計画の障害になっています。
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