豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

西尾市の市街地再生

2011-06-17 | 都市計画・まちづくり

 ミカが夏に閉店します。井桁屋は壊され、中央通りは広がり一方通行はなくなりましたが、商店は活性化されていません。駅西の再開発もA地区は基盤のみ整備され、道路は直線化されました。B地区は全くの白紙状態というのが現状です。中心市街地の再生はどうあるべきか、市民的合意形成による都市づくりはできるのでしょうか。2011年の「西尾市中心市街地活性化基本計画書」の概要について、評価が必要です。(写真はSHAOです)
 計画書では中心市街地の地域特性を、① 歴史性を有する戦前の町並みがあるが、狭い道路と一方通行規制が問題、②人口の集積が少なく高齢化が進行、③都市機能の集積で、公共施設(駅東)があるとしています。そして、「駅前と中心市街地西部に、大型店を中心とした2つの商業核が形成されているが、中心市街地では店舗が散在し、商業機能の連担が見られない」。その理由は人口の減少、交通規制、駐車場不足などとしています。対策では市民が語り創る、徒歩・自転車の利用、町並み散策、緑化、プロムナードを掲げていますが。これらがどう実現したか、何が残された課題か検証したいと思います。中心市街地の都市構造については、骨格を作った近代~現代の歴史と、現在(2000年頃~)の展開をとりあえず区切ってみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする