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日清戦争から盧溝橋事件

2011-06-06 | 気になる本
韓国の現代史を早く理解するには、大きな転換点を理解することだと考えます。戦争までの過程と「日韓併合」、4.3事件、50年戦争、軍事政権と光州事件、経済成長、97年通貨危機、金大中位に絞り込みたいと思います。戦争の歴史をどうみるか、過去のことであり、日本びいきにもなり難しい問題があります。吉岡吉典(1998)「日清戦争から盧溝橋事件」新日本出版のポイントから、論旨は明快で日韓併合は侵略戦争であったということです。日清戦争は「朝鮮独立のための戦争どころか、朝鮮そのものを宣戦の対象国に想定していた戦争であった」ことでした。第1次大戦の後、戦争は違法である、民族の自決の流れが起きたが、国際連盟から脱退し、「中国への全面戦争へと拡大した日本」でした。「ポツダム宣言を受諾した日本で、戦後50年たった今日まで侵略戦争責任が明らかにされず、侵略戦争の美化、正当化が行われているのはなぜか」、「アメリカの対日政策上天皇制を利用するため」、そして「戦犯の復権と戦犯政治」が行われてきたことにあります。「日本政府の戦後一貫した立場は、植民地支配を正当化し、植民地支配下の朝鮮人民虐殺をはじめさまざまの犯罪的行為を否定、否認するものであった。従軍慰安婦問題や朝鮮人強制連行問題の清算どころではなかった。」ことでした。ドイツとの違いはワインゼッカー大統領の言った「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になる」ことです。沖縄の普天間移設問題をみるならば、日本も未だにアメリカに間接支配されていることだと思います。
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