芸術家を理解しようとしてはいけない。
トム・フォード、知りません。
それなのに何故この映画を急に観ようと思い立ったかといえば、それは「愛する者を失った人生に意味はあるのか」というコピーに反応したから。
予備知識ほとんどなく入ったものだから、「愛する彼」の登場にいきなり芸術家の洗礼を受けた。
こういう人の作品は普通の映画以上に理屈じゃなく合うか合わないかでしょ。
序盤で「毎日ジャックを演じる。どう演じればよいかはだいたい心得ている」といった感じのナレーションが入るのだが、あー、これは感覚違いそうだなと思った。
「演じる」という部分はそのとおりだけど、こっちは毎日必死で自分を演じてるもんね。成功者として物質的に満ち足りている状況には感情を重ねにくい。
オスカーノミネートとなったC.ファースの演技は、先入観込みではあるが、観る側に強く迫ってくるものを感じた。愛するジムの悲報を聞いたときの驚きと悲しみがこみ上げてくる表現には唸った。
逆にストーリーでは、親近感も湧かなければ意外性に唸る場面もあまりなかった。最後の一日に少しずつ世界が違って見えてくるという設定なのだが、人と関われば新しい発見があるのは当たり前なんじゃないのと思ってしまう時点でズレてしまう。
一日の終わりも収まりとしては他に選択肢がない。感想を尋ねられれば、最初から最後まで「ふーん、そうですか」が続いたとしか言いようがない。
(55点)
トム・フォード、知りません。
それなのに何故この映画を急に観ようと思い立ったかといえば、それは「愛する者を失った人生に意味はあるのか」というコピーに反応したから。
予備知識ほとんどなく入ったものだから、「愛する彼」の登場にいきなり芸術家の洗礼を受けた。
こういう人の作品は普通の映画以上に理屈じゃなく合うか合わないかでしょ。
序盤で「毎日ジャックを演じる。どう演じればよいかはだいたい心得ている」といった感じのナレーションが入るのだが、あー、これは感覚違いそうだなと思った。
「演じる」という部分はそのとおりだけど、こっちは毎日必死で自分を演じてるもんね。成功者として物質的に満ち足りている状況には感情を重ねにくい。
オスカーノミネートとなったC.ファースの演技は、先入観込みではあるが、観る側に強く迫ってくるものを感じた。愛するジムの悲報を聞いたときの驚きと悲しみがこみ上げてくる表現には唸った。
逆にストーリーでは、親近感も湧かなければ意外性に唸る場面もあまりなかった。最後の一日に少しずつ世界が違って見えてくるという設定なのだが、人と関われば新しい発見があるのは当たり前なんじゃないのと思ってしまう時点でズレてしまう。
一日の終わりも収まりとしては他に選択肢がない。感想を尋ねられれば、最初から最後まで「ふーん、そうですか」が続いたとしか言いようがない。
(55点)
またまたありがとうございます!
ハマりませんでしたか。。。。
記事を読みますと、どちらかといえば
女性の方の支持が多いような気がします。
お洒落な映像感覚、それに尽きると
思います。お話がよくないというわけでは
ありませんが(笑)
ハマる、ハマらない、これも人それぞれ
ですものね。
リンクの件、ありがとうございます。
こんなつたないブログですが、、、、。
宜しくお願いします。
出来ればこちらにもクラムさんのブログの
リンクをさせて頂ければと思っております。
またお返事下さいませ!
リンクの件ありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。
この作品の映像の部分ですが、確かにおっと思うところもありました。
でも、どこが?と思い返そうとするとよく分からない。
インパクトというより、全体に漂う空気に近いのでしょうか。
となると、その辺のアンテナが低い者にとってはますます分かりづらいですね。
まあ、1作めはいまいち合わず、2作め以降で好きになった監督もいますから、
これで見切らず、次に期待しようと思います。