Con Gas, Sin Hielo

細々と続ける最果てのブログへようこそ。

「アナと雪の女王」

2014年03月22日 05時56分44秒 | 映画(2014)
夢と魔法と氷の世界。


今回、おや?と思ったのは、3D形式があるのに近所の映画館は2Dでの上映しかなかったこと。更に、字幕版の上映回が日に2~3回設けられていたこと。

アニメといえば子供・家族向け。故に3D+吹き替え版で番組固定となることが多かったのに、これはトレンドが変わったのか本作独自のものなのか気になった。

で、観た結論。

この作品はアニメではあるが、同時にミュージカル映画だったんだね。満席の場内の客層は、子供ではない若い女性層がかなりを占めていた。

世界中で大ヒット。アカデミー賞も当然のように獲得。近年質が高いディズニーアニメがお得意のプリンセスものを扱うのだから、これは強い。

冒頭の氷切り出し場面。氷の質感、その美しさとリアルさにまず驚く。

そこに悲しき魔力を持つ姉・エルサの力が加わり、美しさは幻想の次元に転換する。

物語は、設定にいくらか工夫を凝らしているものの極めてオーソドックス。ミュージカルなのだからそれで十分。真実の愛を含めて男性がどちらかといえば添え物になっているところが現代風か。

キャラクターも特に過不足なし。特に、ディズニーアニメとして欠かせない愛らしい脇役(オラフ、スヴェン等)がしっかり機能していたので、子供でも楽しめるだろう。

それよりも見どころはやはり画だ。

美しいだけではなく、時には人間たちに牙を剥く雪や氷は終始異なる表情を見せてくれる。

ただ、ここまで緻密に描いているアニメだけど、キャラクターだけは基本漫画なので、クライマックスの妹・アナが凍ってしまう場面だけ氷も突然漫画になってしまうのはご愛嬌か。

東京はお彼岸でようやく春の兆しが見えてきたが、4月から生活する場所は猛烈に雪が降っていたな。誰か真実の愛で溶かしてくださいね。

(80点)
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2 コメント

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氷の海と大地から (クラム)
2014-05-24 17:00:51
mezzotintさん、こんにちは。

この週末は関東に戻っています。さすがに暖かい。
オホーツクは先週末雪でしたよ。エルサの仕業でしょうかね。

さて、「アナ雪」のヒットもそろそろ一段落でしょうか。
以前も言ったかもしれませんが、大ヒットって内容と違う何かがあるんだと思っています。
なにしろ「タイタニック」も「アバター」も私はまったく評価していませんので
キャメロンが嫌いなわけではないです。「T2」も「トゥルーライズ」も好きです。

オホーツクでいちばん近い映画館はイオンシネマ北見です。
番組に文句は言いません。あるだけでとても助かっています。
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今晩は☆彡 (mezzotint)
2014-05-11 23:56:02
クラムさん
今晩は☆★
こちらこそご無沙汰しております。
TBの方は後ほどさせて頂きます。おぉ~北海道ですか。
御苦労さまです。生活の方は如何でしょうか。
少しは慣れられたのかな?アナブームはこちらでも凄いです。何故にこんなにブレイクしたんでしょうね。
特にあの歌が凄い人気らしいですが、、、。
なんだか一人取り残されたような気がします(笑)
こちらこそ更新は相変わらずぼちぼちではありますが。
引き続き宜しくお願い致します。またそちらのシアター状況などお教え下さいませ。
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