悪魔の椅子取りゲーム。
久しぶりに「技あり」なホラー映画を観た気がした。
まずオープニングがいい。神経質な弦楽器の音色をバックに、点々と映し出される映像で映画全体の空気を的確に伝える。
影が?足跡が?少しずつ気配を漂わせた先に、ばーんとタイトルが。本編の期待も高まるってもの。
話の方は、家に憑り付いた悪魔というよくある話かと思わせておいてから意外な展開を見せる。何事も初めて観るものは新鮮でいい。
登場人物は、不安を一身に背負う妻と逃げ気味の夫。普通なら、その妻が勇気を振り絞って立ち上がるところだが、これもちょっと違う。
悪魔祓いなのか何だか分からない老女と、やや滑稽でもある弟子(?)2人の存在も、映画の空気同様に治まりが悪い(ほめ言葉)。
要は、絵の見せ方や話の進め方の至る所でズレを作ることで、観る側の不安感を煽ったり意外な驚きをもたらしたりしているわけだ。
あと忘れちゃいけないのは、ホラーでありながら人間様に誰一人犠牲者が出ないままずーっと進んでいくこと。血すらほとんど出ていないのはお見事。
考えればいろいろアイデアが出てくるものなんだと改めて分かった次第。
そうしてみると、最後のダルトン(息子)も怪しいもんだよね。人が変わったように食べる場面があったし。
(85点)
久しぶりに「技あり」なホラー映画を観た気がした。
まずオープニングがいい。神経質な弦楽器の音色をバックに、点々と映し出される映像で映画全体の空気を的確に伝える。
影が?足跡が?少しずつ気配を漂わせた先に、ばーんとタイトルが。本編の期待も高まるってもの。
話の方は、家に憑り付いた悪魔というよくある話かと思わせておいてから意外な展開を見せる。何事も初めて観るものは新鮮でいい。
登場人物は、不安を一身に背負う妻と逃げ気味の夫。普通なら、その妻が勇気を振り絞って立ち上がるところだが、これもちょっと違う。
悪魔祓いなのか何だか分からない老女と、やや滑稽でもある弟子(?)2人の存在も、映画の空気同様に治まりが悪い(ほめ言葉)。
要は、絵の見せ方や話の進め方の至る所でズレを作ることで、観る側の不安感を煽ったり意外な驚きをもたらしたりしているわけだ。
あと忘れちゃいけないのは、ホラーでありながら人間様に誰一人犠牲者が出ないままずーっと進んでいくこと。血すらほとんど出ていないのはお見事。
考えればいろいろアイデアが出てくるものなんだと改めて分かった次第。
そうしてみると、最後のダルトン(息子)も怪しいもんだよね。人が変わったように食べる場面があったし。
(85点)
宣伝は難しいですね。
「パラノーマル~」観てないので何も言う立場にないのですが、
本作を観るかぎり、やはり何か光るものを持ってるのは確かなのかなと思いました。
死者キャラはおもしろかったですね。
昼間+のどかな音楽で恐怖感を演出する点も斬新でした。
簡単に死人や血が出ないことで、品が保たれている気がしました。
そしてその流れをある程度勘付いていて、
たぶんこの人たちが殺されることはないんだろと思いつつも、
それでも恐怖感が増してくるのは演出の巧さかなと。
蝋人形のような死者たちなど、あまり直接襲ってこないのに、
固まった笑顔などえらく不気味でしたから。
割とすぐ2度目観たのに楽しめるなんて。
パラノーマルのスタッフとかいう宣伝は逆効果だと思います(笑)
さすがソウコンビ!
途中、新しい部屋に引っ越して出てくるフラダンス?する坊やがとくにツボでした♪
仕切り直して・・・・。
おっしゃるように、ホラーでありながら
犠牲者が出ないままずっと進んでいくのに
記事を読ませて頂き、気づきました。
思わぬ展開、夫婦のキャラ等、、、。
見せ方に工夫満載でしたね。
こんにちは。ご無沙汰です!
記事を読ませて頂き、何故面白いのかを
教えてもらいました。
<ホラーでありながら人間様に誰一人犠牲者が出ないままずーっと進んでいくこと。
そうですね。確かにそうだわ。改めてそのことに
気づきました(笑)
夫婦のキャラもおっしゃるとおりだし、、、。
思わぬ展開等、、、。ちょっとした見せ方の工夫で随分違いますね。お見事でした。