「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

赤石岳も冠雪

2011年11月25日 | 山の風景


 一昨日の冷たい雨で、雨雪境界が一気に降りてきて、昨日は大西山の上の方まで白くなっていた。今日は昨日まだ残っていた雪雲も晴れて、ようやく赤石の雪化粧姿を見ることができた。夕立神パノラマ公園付近も雪だったようだけど、下から見上げる限りでは今日は融けていそうだったので登ってみた。道路脇には若干雪が残っていたけれど、アスファルトの路面はすべて融けていたので、ノーマルタイヤで問題なかった。鳥倉林道は夕立神の少し手前で道路補修工事が行われるため、12月1日から全面通行止め。その後は冬季通行止めになるから、行けるのはあと数日限り(もっと下の方でも現在工事中のため、迂回路で)。前に行ったときに撤去された状態だった展望台は、新しいものがほぼ出来上がっていた。

小河内岳方面には少し雲がかかっていた。


中央アルプス方面は、朝はもう少し姿が見えていたけど、すっぽり雲に覆われてしまった。


 この風景の中にリニアは要らないとつくづく思うが、静岡県の南アルプス世界自然遺産登録学術検討委員会が、リニアの方法書に対して出した21項目にわたる意見書の中で、「『国内でも有数の自然環境豊かな地域』とされる南アルプスの山腹に、トンネル本坑に向けた作業坑・斜坑が穿たれ、工事用道路、資材置場、発生土の仮置場のための工事施工ヤードなど、地表部・坑口付近に露出する雑多な人口構造物の存在は、自然景観とともに周辺環境・生態系を著しく損ない、その結果、世界自然遺産登録やユネスコエコパーク登録の阻害要因となることは容易に想像される」と記している。

リニア新幹線、南アルプス世界遺産登録を阻害?(読売)

 もっと言うと、この意見書、新聞記事には触れていないけれども、磁界のところで「福島原発の事故がいま、この国のあり方や人々のライフスタイルを変える大きなインパクトファクターとなっている。こうした時期に、利便性や経済的効率性を理由に、科学技術の世界でも類をみない超高速のリニア新幹線を走らせることが果たして必要なのか」と、リニアの必要性そのものを問うところまで踏み込んでいる。静岡市のホームページに公開されています。

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