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随筆 「短気になった?」  文科系

2012年09月24日 14時09分15秒 | 文芸作品
 人とケンカして決裂などという作品をここにも、いくつか書いてきた。「世界を狭くした話」とか「家出に限る」、「読者っていじわる」とか。実はその何倍もの実例を、大小はあってもここ数年でおっぴろげてきたんじゃないか。俺としてわざとではないし、なにか自分をとりわけひけらかす気などもない積もりだし、自然の成り行きのようにこうなってしまう。こう続くと年のせいだと只うそぶいているわけにもいかず、振り返ってみないわけにはいかなかった。今のところはこんな分析だろうか。
「自分がますます素直に出始めたのだが、こんなに怒るのはきっと、注文が多すぎるから?!」。大学で哲学を十年近く学び、その哲学を、世の中や人々を見続けるような職業の中でいろいろと補足修正に励まざるをえなかった数十年。現役時代から同人誌に入って文章を学び、古希過ぎの今まで「日本の男は文化の匂いがしない」などと言いつつ、スポーツやギターにも明け暮れてきた。こんなことどもを自分自身に求めるのは良いこととしても、この流儀でもって俺って人にも反論したり、注文付けたりしているのかな。だとしたら「知識、特技、『文化』をひけらかして、何て嫌な奴」と思われないか? それが少しずつ相互反目の種にもなっていく?
 こんなこともあるかな。俺は、日本人としては珍しいほどに自己表現が多いのは確かだろう。ただしそれは、プラス事項の表現だけでなく、マイナスのそれも平気でする。例えば「家出に限る」のように。だから自慢屋などとは思わないのだが、人は案外そういう話のプラスの面だけを聞き、よく覚えているのかも知れない。もっとも、この「家出に限る」ですら、何か自慢の作品と解釈した人さえいるのだ。いずれにせよ、人なんて案外無責任なもので、本気で会話の相手にするべき人は多くはないということかもしれない。言葉なんて所詮、言葉でしかないのだから、「実」を知りあった相手が本気で付き合える第一の条件になるのだろう。そういう人を相手にしてしかも必要な時にだけ、本気で怒るのが良いのかも知れない。俺は逆で、目前のあらゆる人に本気で付き合ってきたと、そんな感じだ。ちょうどギターやランニングマシンやこのブログ相手のように。  
コメント (7)
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