九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ガーナ戦を振り返りながら本番の考察 1970

2018年05月31日 22時45分15秒 | Weblog
井手口君、浅野君、三竿君残念でした。まだ若いから次を目指して下さい。

さて、昨日のガーナ戦、Twitterやネットではハリル解任反対派が発狂していたが、それもまあ理解出来る。あっという間にハリル全否定の試合をやったからなwww
信者ならアレ見て怒らなきゃただのサッカー音痴だから。

試合のスタッツは以下の通り。
ボール支配率は日本58%、ガーナ42%
シュートは日本14本、ガーナ8本
ペナルティエリア内プレーは日本24回、ガーナ11回
フリーキックは日本14本、ガーナ15本

西野監督に交代した初戦、日本はポゼッションに回帰。あのクラスを相手に久しぶりに支配率で上回った。ハリルならいいとこ3対7か4対6だろう。その分ロングパス、所謂縦ポンが増える。結局、日本が目指したのはなるべく長くボールを持って相手の攻撃時間を減らそうねということ。世界基準でみて守備に大きな弱点がある日本としてはこれが最適解という戦術に戻った。
それが一定の成果として出たのは試合のスタッツ。
支配率、シュート本数、ペナルティエリア内プレーの3つでガーナを上回った。

時間の無い中で就任した監督の初陣としては合格だろう。
但し、この2年間ハリルの下で積み上げたサッカーは殆ど跡形もなく消えたw
そりゃハリル支持派は発狂して当然。
今日発表された本選メンバーを見ても浅野や井手口と言ったハリルのシステムならば当然重宝される選手は外された。

というわけで、日本代表は本日、W杯ブラジル大会終了時点に時計の針を戻したことになる。
要するに『あの人達のサッカー』を止めて『俺達のサッカー』に戻ったわけだw
さあ、発狂して下さいw

さて、それでは50%程度の仕上がりの昨日のサッカーから本番での戦い方を考えてみる。
立ち上がりから後半香川in迄は久々の3バックで戦った。これは監督が、うちらはポゼッションでやるよという明確なメッセージ。ハリル時代とは違い、吉田や長谷部はロングパスを封印。先ずは大島に渡す所から攻撃をスタートさせた。そして、大島から本田へのホットライン。こうなると本田の本田らしさが活きる。原口や宇佐美も本田のキープによってペナルティエリア内迄は行けるw
問題はそこからなんだよね。シュートの前にもう一工夫欲しい。
例えばザックジャパンで最高の試合、札幌の日韓戦やW杯前アウェーのベルギー戦のように中と外で崩しの使い分けが出来るようになればいい。中だけ、外だけじゃなく。外からの崩しを活かすには正面の崩しを入れておかないと外はフリーにならない。逆も同じ。
こういう崩しをこれからの2週間で詰めることが出来れば本番での攻撃は希望が持てる。

その為にも山口は外して欲しかったんだけどなw

ボランチは柴崎と大島だよ。サブに井手口で。そこだけは反対だ。
柴崎大島の2人では当然守備でのマイナスは増える。しかしそれだけに、下手に守っても無駄だよなという覚悟も持てる。中途半端が一番悪い。守備での失点は当然と割り切ることも今回、時間の無い中でチームを仕上げるには必要なんじゃないの。
半年前なら別だけど。

どう考えてもカウンターからの失点は防げない。それを防ごうと思えば3バックもポゼッションも出来なくなる。覚悟を決めてその2つを選んだのだから超攻撃的サッカーをロシアで見せて欲しい。
それならば全敗したって監督や選手の責任にはしないよ俺は。

心配した乾もメンバーに入ったのでぜひお願い致します。

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ニシノジャパン(13) 相変わらずの得点戦略不足  文科系

2018年05月31日 09時54分43秒 | Weblog
 まーまーの初ゲームだったと思う。セットプレーからの2失点と、シュート数は日本の方がはるかに多かったはずだから。まー、世界50位以上のチーム相手に最近の日本が敗れる普通の例が、新チーム初戦に現れただけ。
 セットプレーで失点と得点戦略の不足。トルシエ流オートマティズムとか言って繋ぐ練習だけをいくらやっていても、その結果の得点は今や偶然の産物といえるほど。ちなみに、繫ぎ世界一のバルサでも、メッシがいなければ得点力はがた落ちになる時代だ

 例えば、ザックの得点戦略は「相手守備陣形を縦横に広げているうちに、主としてサイドから速く攻める。両サイド同時上がりも、中央突破固執も、日本の場合はカウンター失点を招きやすいから、禁じる」。ハリルのそれは、ゲーゲンプレス的得点法と言えて、「高い位置でのボール奪取から、縦に速い攻撃を繰り出す時を多くする」。敵DF陣が完全にそろっていたら、繫ぎのスペースなどはもうなかなか見付けられるものではない。よって、無理なシュートで枠外とかキーパー正面とか、ディフェンダーに当たるとか。得点戦略の要は、こういうことなのだ。
①敵ゴール前ディフェンスを剥がす工夫をしつつ、できるだけ敵ゴール前で身方の数的有利に近づける。
②そして、数が要らない抜け出し得点とかセットプレーとかを鍛える、と。


 現れたニシノコンセプトとも言えるこのスリーバック布陣の要、宇佐美、原口、長友は良かったと思うし、本田も良かった。また、柴崎はやはり秀逸である。彼が有している「広い視野からのゴール直結性」こそ、今の日本に最も必要な武器の1つと観る。柴崎から岡崎、浅野辺りへのスルーパス・抜け出し得点(戦略)を重点的に鍛えれば、本番への大きな武器になるはずだ。岡崎のヘッドと浅野の脚は、それ自身がチーム得点戦略にできるものだと愚考してきた。岡崎がどんなヘッドを持っているか、浅野の抜け出しはどんな形があり得るか、改めて研究を徹底して欲しい。二人のこれが使われなかった結果錆び付いているかも知れないから、短期に鍛え直すことも含めてのことである。そして、柴崎辺りと徹底的にコラボさせること。

 このゲームの守備陣は、中盤から前の選手らの寄せ、プレスに不満だったのではないか。組織性が欠けて走っている時間が長かったというような。ウイングバックが下がりすぎて5バックになる時が多かったのが、その証拠。ニシノはこれを禁じていたはずだ。あれでは、敵ゴール前の数的有利も随分作りにくくなって、(攻撃的)スリーバックにした意味がない。
 日頃それぞれの自チームで高度な組織的スリーバックに慣れている長谷部、吉田、槙野あたりはかなり不満なはず。失点につながった槙野、川島のプレーについて、前の責任も大きいと観ているのではないか。あんなに簡単に味方ゴール前近くに放り込まれては、ラインも上げられずチームとしてもコンパクトにもできないから、5バックにならざるをえない。前の誰が特に悪かったのだろう。よく調べる必要がある。機能できない(5人)スリーバックなんて、攻められずに失点を喰らうのを待つだけだ。
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ガーナ戦 1970

2018年05月30日 20時18分09秒 | Weblog
やりたいことは分かるが山口をボランチにしてたらやりたいことの半分も出来ないぞ西野。

せっかく大島を入れて大島から本田にパスが出てる。ハリルの時みたいな大迫への縦ポンが無くなった。これはいい。
しかし、山口がボールを受けた時に斜めにパスコースを作ってる大島が視野に入ってない。これじゃ大島の動きを山口が殺してるのと同じ。

そもそも繋ぐセンスの欠片もない山口をこの中に入れる意味が無い。
ボランチは柴崎と大島にしろ。343が無駄だ。

頼むよ西野。いいところまで来てるんだから。

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日大アメフト監督が示した「壊れた社会」(2)  文科系

2018年05月30日 10時27分35秒 | 時事問題
 これは、10日前5月20日のここに書いた同名エントリーの続きのつもりです。 事の起こりの中心人物、内田というこの監督が、常識的思考をあまりにも欠落させていると思えて仕方ないのです。そういう問題として、この事件の経過を振り返る時どうしても突き当たってしまうのが、僕にとってはこの問題でした。

①事件がかなり進んでからもしばらく(事件後数日?)、「私がやらせたと言って良い」と周囲に語り回っていた事が知られています。

②それなのに記者会見で一転、「選手が我々の言葉を誤解したのが原因」と吹聴し始めました。①の後でこれが通ると考えていたやのこのお馬鹿ぶりは、一体どういうことなのでしょう!

③こうして、①も馬鹿だが、これに重ねてさらに輪を掛けたようなお馬鹿ぶりが②という関係になります。①をやりまわった後でも②の言い逃れが通っていくと考えているこの大馬鹿!こんな事を重ねればもう、入院に逃げ込むしか道はありません。

 このような独りよがり思考は、世間知らずの唯我独尊思考とも言えるはずで、誰からも批判されたことがないような人物特有の特徴と言えないでしょうか。

 こんな人物が学生78,000人という巨大学校法人の人事担当常務理事と人事部長、運動部全体の予算を握る『保健体育審議会局長』という顔を持っている。呆れてものが言えません。

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正夢熱望!「トランプのノーベル平和賞」 文科系

2018年05月30日 10時02分49秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
「トランプに、ノーベル平和賞?」は、世界史的な初の南北会談直後に、文大統領がこう応えた事に端を発すると記憶している。「ノーベル平和賞もの?」と記者に問われて、
『ノーベル賞はトランプ大統領にあげて下さい。私は、朝鮮半島の平和だけで結構です』

 この言葉以来アメリカで「トランプ・ノーベル平和賞運動?」が起こっているようだ。トランプの演説会など陣営の周囲で「ノーベル賞!、ノーベル賞!」の熱狂連呼が起こっていたりする。

 がその後意外にも、この「ノーベル賞への動き?」が完全ストップするような事件が起こり、大々的に報道された。
「米朝会談中止」
 これに対して、その後またまた急転直下。トランプ自身の言葉で、こんな報道。
「12日会談は維持される」


 このような重大かつ不可解な二転三転が起こったことに鑑みて、僕はある嬉しい夢を描いている。
『南北朝鮮から、核が消えた。朝鮮戦争は、終戦・平和協定締結を経て、とうとう終わった。この快挙に対して、トランプ氏にノーベル平和賞!』

 アメリカの上記二転三転はこうして、アメリカ・エスタブリッシュメントと超俗物大統領トランプとの間で演じられた活劇の、大統領側による寄り切り勝ちと、そんな見方もあり得るのではないか。トランプの、ノーベル賞への説得・演出効果狙いという説もあるようだが、それも含めての「寄り切り勝ち」である。その結果として今後起こることが、朝鮮半島両国から核が消え、「アメリカの栄光」もまた輝き直す、と。こんな結末が待っているとしたら、これが一米大統領の希代の俗物性に端を発して実現したことだったとしても、「嬉しい、大歓迎」には変わりはないのである。僕にとっては、アメリカの世界支配機構がそれだけ緩んでいると証明されたことにもなるのだし。

 この筋書きはまさにブラックジョークでもあるが、こういう動機の不純も、もたらされる世界史的大成果によって「正当化?」されるというわけである。正夢になって欲しい。だからこそ今、トランプのこの利己主義極まる俗物性の強さ、深さにこそ、期待して止まない。 併せて、韓国からも核が撤去されて、未来に渡って検証可能な不可逆的なものとされていくのかどうか。そういう夢に向かって、文大統領が二枚腰の粘り強さを示されることをまた、夢見続けていきたい。こちらの方は、心底そう応援している。
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ニシノジャパン(12)新チームの重要人物   文科系

2018年05月29日 11時51分10秒 | スポーツ
 標記のことからも、チームコンセプト(チームの概念。攻守戦略の骨子)がよく分かる。
 そして、主力組でほぼ固定された重要人物は前から、大迫、宇佐美、長友、原口(酒井)、山口、長谷部、吉田と言える

 この中では宇佐美以外は全て従来からも常に柱とされてきた選手らだとは、代表戦を見ていた人なら誰でも知っていること。この柱の継承にこそ、長谷部が語ったように「ハリルのコンセプトも受け継いでいる」との意味が、ちゃんと込められている。この部分を長谷部は、こういう形で語っているのだが。
「DF押し上げも、縦に速い攻撃も、今は世界の常識」


 それだけにこのスリーバックチームにおいては、宇佐美と両ウイング・バック(の役割)にこそ、最大の特徴があると言える。そして、そこがまた非常に面白い。

 賢いライターは早速、宇佐美、長友、酒井のコメントを集め出した。このチームを解く鍵だからである。

 宇佐美は非常に面白い。防御にも走るのだからゲーム途中交代折り込み済みの先発なのだろうが、攻撃の要件を全て備えているという意味で、大迫以上に何でも、しかも高い水準でできる攻撃的選手だからだ。自由にやらせたら、外国人がびっくりするプレーを香川以上にできるという意味で、秀逸第一等の選手だと思う。彼のそういう才能を最もよく理解しているニシノが監督だという二人の関係が、また面白いのである

 そして、何度も言うがこのチームの肝は、長友、原口(酒井)の役割である。ここに期待された役割こそ日本選手の長所を掻き集めたような象徴的意味も込められている。
「組織的攻守に、賢く、微妙に走り回る、日本組織の要、縁の下の力持ち」
 例えば、コロンビアを粉砕できるか否かも、この二人の肩にかかっていると言っても良い。ブラジル大会のコロンビアには、サイドの闘いで敗れたのだから。
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ネトウヨ諸君の戦争観、9条観  文科系

2018年05月29日 02時04分46秒 | 国内政治・経済・社会問題
 これは、ここで最も重要なものとして、何回か掲載してきたエントリーである。以下の表題自身が、このブログの最重要内容と示されているのであるから。

【 ネトウヨ諸君の戦争観、9条観  文科系 2016年05月05日

 このブログ10年で多くのネット右翼諸氏と討論し合ってきた。ここの「9条バトル」という名前を見て反論を述べてやろうということで訪れてくる人がとても多いのである。こういう論議からいつしか、こんなことが僕の中で整理されてきた。彼我の「9条を巡る決定的な(世界観的な)分かれ道」が何かあるようだが、それは何かと。このことにつき彼らに対するある仮説がこの10年で浮かび上がってきて、その大詰めのような議論が昨年8月末に延々と続けられた。

8月25日エントリー「ネットウヨク諸氏の大前提」から、30日「またまた、反米保守さんへ」まで。その間にさらに26、28日、29日と3本のエントリーが続き、無意味・有意味玉石混淆で、それぞれこれだけのコメントが付いた「大激論?」であった。25日25本、26日25本、28日16本、29日7本、そして30日13本である。だんだんコメント数が少なくなって来たのは、右の方々が考えた事もないこちらの言い分がやっと分かり始めてくるにつれて、次第に返事が出来なくなってきたのだと僕は理解した。ただ、こんなことも言えるはずだ。これだけ応答が持続したということは、それなりに会話が成り立っていたということ。良くあるように、双方が「紋切り型の反論」を語り続けただけなら平行線ですぐに終わり、こんなにコメント応酬が続く訳がない。右の方々にもそれなりの興味が持続したということだろう。この点はいつもながら良かったと思っている。

 この議論の最初と最後、二つのエントリーにまとめた彼らの特徴(の抜粋)を改めてここに皆さんにエントリーとしてお示ししたい。よろしくお願いいたします。


『 ①ネトウヨ諸君は、戦争違法化ということを不可能としか考えた事がない。20世紀二つの総力戦への反省などこの流れの歴史にもほとんど無知である。一定知っている人でも、戦争を無くすなどというのは一時の思いつきないしは幻想だと考えている人がほとんどだろう。
②戦争違法化など幻想であるという考え方というか感じ方の背景、理由に、社会ダーウィニズム風のこういう「思想」が存在する。戦争、人間の争いというものを「永遠の現実」と認識するということだ。ただしこういう「思想」の内実は、①のようなその反対物を知らない人が多く、これを考えた事がない人がほとんどだから、みずからの社会ダーウィニズム風「思想」にも無自覚である場合がほとんどである。そして、こういう無自覚な「観念」は感性的なものでもあって、きちんとした言葉になっていないから討論にもならない。
③この二つが大前提として存在するどんな考え方、政治論も、その出発点はこういうことにしかならない。
「戦争は永遠の現実で、攻めてくる国は必ずある。それに備えることが国家外交の最大問題だ」
 この戦争対策の問題はそれどころか、国家の全てになってしまう場合も多い。彼らの「憲法守って国滅ぶ」という揶揄はそういうことだ。ヒトラー、東條の軍国主義もそんな例と言える。「テロとの戦争」も、国家存亡がかかってしまうように理解する人々には軍国主義にしかならないだろう。911以降の米国は軍国主義者が急増した時代、国と言えるはずだ。

 こう整理した時に僕の場合、彼らの言い分がすっきり理解できるようになった。この3点に触れない彼らへのどんな議論、反論も、空回りに終わるはずだとも。「無意識あるいは無理解な大前提」って、おそろしく怖いもんだということだろう。

 なお社会ダーウィニズムとは、動物進化の理論を人間社会(論)にも当てはめたものである。進化論とは又、環境によく適応した動物は身体をもそのように変えていくこと、そういう身体変化史として動物進化があるということ、というような適者生存の理論とも言えよう
 この社会ダーウィニズムで最も有名な日本人が、明治の東大総長・加藤弘之。著書には「人権新説」があるこの人、日本が進化的強者である欧米(白人)列強に対していくことができる道というものを必死に考えた。社会ダーウィニズムに出会って捻り出したその道が「天皇中心の強力国家」というものだった。これでもってこそ、日本国が弱肉強食的世界に進化、適応していけると。

 アジア太平洋戦争敗戦は、こういう思想の敗戦でもあった。』


『 反米保守さんのコメントはダブり投稿が三回もあったが、結局このことしか語っていない。
 社会ダーウィニズムは誤っていると、文科系が言って、次に②即、文科系が正しいと文科系が語っているに過ぎないと。まず、彼の最新のコメント全てから、僕への反論文言をあげておこう。
『1、反米保守の理論は社会的ダーウィニズムだ。2、社会的ダーウィニズムは間違っている。3、だから(??)私(文科系)が正しい――なぜそうなるのか。』
『今現在戦争をなくせていないのに、50年後には人類全員の不断の努力でなくせているなんていうのは問題を未来に先送りしているだけの現実逃避でしかない』
『 またぞろ「もう相手にしない!」と泣き言が入る頃だと思うので、先に書いておきますが、・・・・・・なにかといえば「俗論だ!」「社会的ダーウィニズムだ!」で話は済むと考えておられるようですから』

① さて、貴方が最初に痴話げんかと国の戦争は同じと書いたから、これは社会ダーウィニズムの一種だと僕が書くことになって、これは誤りだと述べたのである。そのときまで貴方は、社会ダーウィニズムがなんたるかなど、一度も書いていなかった。きっとご自分が言ったことが社会ダーウィニズムになるということなど、とっくにお忘れになったのだろう。便利な記憶というしかない。
②今回あなたは社会ダーウィニズムが誤りだと、初めて書いてきた。その事から即「僕が正しい」と僕が語ったと貴方が語っているが、僕はそんな単純なことを語ったのではない。その間に僕は、こういう論理を展開してきた。
③まず最初にこれを述べた。例えば痴話げんかと国の戦争が同じ(本質の)ものならば、戦争はなくなるはずがないということになるだろうねと、指摘した。社会ダーウィニズムとは、動物の争いと人間の国の戦争とを同一視するものだからである。これが可能ならば、戦争は永久に無くならないが、これが可能でないと述べた訳なのだ。
④次に、社会ダーウィニズムが誤りと退けられたら、もう貴方と僕はいずれもただの未来論同士であると僕が言ったよね。そうなると、いずれもこれまでの世界史の流れの知識を総動員して、どちらが正しいかを競い合うしかないはずだと、そう僕は語ったよね
⑤その上で僕はこう言った。19世紀までと違って20世紀には、歴史上初めて国際(平和)組織が出来て、そこで人類史上初めて世界的な戦争違法化が話し合われた。そこから、国連警察軍も出来た、と。もちろん、アメリカ、中国のように新たにこれに反する流れも生まれているがその上でなお上のことを以下のように展開したいと、僕は言ってきたよね。
(中略)
 その上で僕はこう述べてきた。
⑥世界の人々は、もし戦争が無くせるものならば無くしたいと、先ずほとんどの人が思っているはずであると。それらの人々と僕は、上のような歴史の流れを語りあいたいのである。これへの反論は今まで、(無意識のそれも含めた)社会ダーウィニズム以外に僕は出会ったことがないということも付け加えてのことだ。

 こういう僕の①~⑥がずっと示されているのに、貴方がこれへの全面的反論を書いてきた事など皆無ではないか。あなたが反論した内容は当エントリー冒頭の文章だけ。こんな内容はもう聞き飽きたから、以上の全体への反論を僕は求めていると言ってきたのだが。』

 この最後のエントリーには、この間ずっと最多言を費やされていたお相手からは、何の反論もなかった。】
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よたよたランナーの手記(224)筋力低下が急になった   文科系

2018年05月28日 17時56分40秒 | スポーツ
 17、20日とジムを走り、24日には外を走って、27日は家の階段100往復と、バラエティーに富んだ10日ほどを過ごした。各走行距離は7~10キロほど。こういう変化に富んだトレーニングをするといつも、はっと気付かされることが出てくる。今回は、脚、特にフクラハギが弱っていたと、階段往復で分かった。一定速度の心拍数が低めになっていることは分かっているから心肺機能は大丈夫なのだが、階段百往復の疲労が翌日まで残っているので脚筋低下を知った。ということはこういうことである。
『現状維持程度で走っているだけでは、脚筋は低下する』
 この程度の階段往復で、翌日のフクラハギにこんなに疲労がたまる!

 しばらく前には、同類のこんなことにも気付いたことがあった。ジム走りだけでは走力そのものが低下すると。この場合は、蹴る脚筋力が低下するということだったが、ただ走っているだけではフクラハギも衰えるのである。そういう年齢、身体になったということだ。

 このことのさらに前には、こんな低下もあったな。70歳前後から、ウオームアップに必要な時間がどんどん長くなってきた。僕の身体はそれまでは、ウオームアップはほとんど要らないものと分かっていたのだが、今はこれがどんどん増えて、15分以上は必要になった。

 ①ウオームアップ時間がどんどん長く必要になった。②ただ走っているだけでは、筋力低下が防げなくなった。こんな二つの状況から、最近あまり走れず、よく疲れるようにもなっていたのだと、気付かされたわけである。

 こうして結論。この5月でもう77歳。さらに無理をしないで、現状維持に努める、と。外走りでキロ6分半まで、マシンでは1時間9・5キロほどまでというところだろうか。
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ニシノジャパン(11)新チームの輪郭が見えた!(2)  文科系

2018年05月28日 16時55分03秒 | スポーツ
 昨日のエントリーは、26日の初組織練習の報道内容によるもの。27日の練習後に出ている声を以下の最初に観ておいて、それも含めて「輪郭」をまとめる。

 27日練習後に、長谷部がこう語ったという。『西野監督は、練習の中でラインの押し上げの重要性を強調しているという。長谷部は「それは自分たちも思っている。しっかりとラインを押し上げて、前の選手たちをフォローしてあげるというか、そういうところも大事だなと思っている」とコメント。「逆に攻撃の部分では中盤に人数を割けると思うので、中盤で数的優位をつくって。これまで縦に速い攻撃をやってきましたけど、それは現代フットボールでは当たり前のものなので、それを継続しながら、それプラス、中盤の数的優位をいかした崩しとか、そういうものももう少し加えていけたらなという感覚はあります」』。

『この10対10のあとには、3バック+ウイングバックの面々が手倉森誠コーチのもとで、ラインのスライドや中盤で浮いている選手へのアプローチの掛け方など、細かい指導も受けた。まさに、ハリル時代の4バックから3バックへと完全移行したかのような印象も受ける、大きな変化が起きている。
 そんななか、当事者の長谷部本人もガーナ戦は3バックで行くのでは?と記者から問われると、「今のこの練習の感じでは、スタートから3バックでチャレンジするのかな」と感じる部分もあるという』


 そんなわけで、1昨日から2日間で見えてきたニシノジャパンの輪郭を描いてみよう。

①何よりもまず、スリーバックにして厚くした中盤で、ボール奪い合い・繋ぎ合いに勝つこと。ウイングバックの原口(酒井)、長友にも、先ずこれを義務づけている。その上で、守備時には、スリーバックがスライドして、原口(酒井)か長友を入れて、4バックにする。

②リトリート守備(とそこからの攻撃)が多くなることは確かだが、攻撃としては、以下。
 押し上げコンパクト守備・ボール奪取から縦に速いカウンター攻撃狙いの時間も、必ず作る。また、「ボール奪取から、パスを縦に速く」というハリル方式よりもトライアングルなどの繫ぎを多くして、多様な得点法を狙う布陣である。ウイング・バックどちらかが上がるサイド攻撃も、パスが得意なボランチを1人置いたそのロングパス・裏抜けシュートもと。

③ウイングバック原口(酒井)と長友には、攻守の全てが期待される。特にまず、潰しで敵サイドに負けていたら彼ら個人もチームも何もできなくなると言うほどの役割がある。ブラジル大会でこの闘いに敗れたコロンビアとの再戦に当たる初戦では、相手のサイド攻撃は特に多いのだし、現在世界の大事な戦いになればなるほどこれが常識でもあるからだ。
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ニシノジャパン(10)チームの輪郭が見えた!  文科系

2018年05月27日 17時56分08秒 | スポーツ
 昨日初のゲーム形式練習で標記のことが見えてきた。昨日スタート時の先発メンバーと、初めに与えられた注意のいくつかから、チームコンセプトがかなり予想できるようだ。

 昨日のスタート時先発は、左から言うとこう。
 大迫のワントップ。2列目がトップ下的に、宇佐美と本田。3列目がそれぞれウイング的に、長友と原口。そして、山口、柴崎のボランチを前に置いたスリーバックが、槙野、長谷部、吉田という布陣だ。こんな布陣について、報道されたチームコンセプト関連の言葉は、
①まず、槙野が最も多くを伝えているが、ニシノのこの言葉。
「まず、西野さんからは『3枚にせよ4枚にせよ、選手の良さを引き出すためのシステムだ』という話があった。点を取りに行きたい、ボールを持ちたいという考え。できるだけ攻撃に厚みをもたせたいというシステムだと思う」。
「ただ、僕みたいに特殊な3枚をやっている選手もいれば、オーソドックスな3枚の吉田選手、長谷部選手もいる。長友選手はインテルで3枚を経験していると話していたが、やはりいろいろな3枚がある。意思疎通が大事」

②「ボールを失ったら先ず下がろう」とは、練習前ミーティングでニシノが語ったいくつかの約束事中の言葉であって、重要語の一つと言える。

③同じく、ニシノがこんな三つの原則を話したと伝えたサイトもあった。
『「5バックには極力しない」ことだ。3バックで戦うチームが相手ボール時になると、左右のアウトサイドの選手も最終ラインに下がり、5バック状態で守るシーンがJリーグの試合でもよく見られる。西野監督はミーティングの席で、3バックを堅持してほしいと要望した』。
『2つ目は「デュエルで勝利すること」だ。ハリルホジッチ前監督がキーワードとして掲げていた、和訳すれば「1対1の決闘」となる「デュエル」を全面的に否定する必要はない。むしろ局面では率先して挑んだうえで、勝利しなければならないと槙野は覚悟を決めている』
『最後の3つ目はすべてが「ボールを保持する時間を長くする」に通じている、という考え方を共有することだ。ハリルホジッチ前監督が描いたコンセプトとは対極の位置にあるが、だからといって4年前のブラジルワールドカップで喫した惨敗とともに粉砕された、いわゆる「自分たちのサッカー」を復刻させるわけでもない』
 このことについて槙野が、こんな解説も付けている。
『トライアングルとよく言われますけど、ボールを持っている味方に対して常に2人以上がサポートできるように、ボランチの選手が近い距離にいることが一番大事かなと思っています』
 
これらはほぼすべて西野がチーム発足はじめに述べたコンセプトのうちらしいが、これら全体から推察されるチームの形を、次回に書いてみたい。
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CLレアル3連覇 1970

2018年05月27日 08時07分44秒 | Weblog
順当だったな。試合内容も大人と子供。

リバプールの敗因は色々ある。サラーが怪我で退いたのは痛手だったがそもそも選手層が薄すぎる。そしてゲーゲンプレスによるシーズン終盤での疲労の蓄積。GKの凡ミス連発。ま、色々挙げればキリがない。

しかし、この試合に関してはレアルの中盤の2人、クロースとモドリッチにゲーゲンプレスはこうやって崩すんだよというプレーを終始やられたのが最大の敗因だな。
前半早い時間帯からクロース、モドリッチにパスで振られた。左、中、右と動かされスタミナを徐々に奪われた。
ゲーゲンプレスは只でさえ負担が大きい。クロース、モドリッチ、そしてイスコとレアルの中盤3枚はそこを絶妙なパスワークで崩した。
何度やってもこの試合はレアルの勝利になっただろう。

元々レアルのFW3枚は守備の際戻らない。後ろの7枚で守る。だから、リバプールは自動的に両ウイングが上がることが出来、数的有利を作れるのだがクロース、モドリッチはそこを逆手に取った。これはレアルの戦術が上手。

3連覇お見事でした。

あとはW杯だなwww
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アメリカ孤立、その必然性  文科系

2018年05月26日 15時52分49秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 最初に、このエントリーの主要点、結論を書いておくと、こういうことである。冷戦終結以降の今のアメリカと戦前の日独との世界的立場が、国連との関係などを観る時に瓜二つになってきたと言わざるを得ないと。そのあからさまな利己的利益追求の結果として、世界からどんどん孤立していった末に世界的悲劇を起こしたところまでがそっくりと言いたい。以下は、その短い証明である。

 第二次世界大戦の遠因が1929年の世界恐慌にあったことは、高校世界史などでも常識である。この過剰生産恐慌で世界的に有効需要がなくなった結果、遅れて発達した資本主義国、日独伊が当時の世界植民地政策も絡んで、結局戦争を起こすことになった。日独伊が国家ぐるみで経済の軍事化、軍国主義化の道を歩んだその結末が第二次世界大戦であった。そういう経過の中で、日独が当時の国連を飛び出して国際法違反の確信犯になっていったのは、1933年のこと。そして、日中戦争とドイツのポーランド電撃侵入が開始されたのが、それぞれ1937年と39年である。

 さて、この日独にアメリカの現況が瓜二つだという、その点を挙げてみよう。

①中国、日本などの追い上げから、物貿易がすっかりダメになって、国庫も家計も大赤字であり、國際金融搾取で辛うじて生きながらえてきた。ところが、度重なる世界的通貨危機、リーマンショックなどから、この金融搾取も世界からもう見透かされてしまった。

冷戦時の2倍になった軍事費をつぎ込んでやっと持って来たのが、①以降のアメリカ経済、雇用だが、これもすでに限界を通り越している。「テロとの戦い」、イラク戦争やイラン敵視で莫大な軍事費を国民に説得してきたが、それだけでは到底足りず、今やトランプの保護主義回帰が強烈に始まった。トランプはこれは、「アメリカの雇用のため」と叫んでいる。

③こういう経過からアメリカは今や、世界的孤立が目立つばかりである。リーマンショックの国際的金融搾取によって世界からどんどん嫌われ、イラク戦争やシリア内乱工作から生み出された膨大な難民がアメリカの対外政策の産物だったとは、世界周知の事実である。

④「アメリカが経済支援をしている国々が、国連へのアメリカ提案に反対する。反対すればよい。(支援がなくなるだけだ)」。
 これは、就任間もないトランプが国連、各国に向けて叫んだ言葉。事ほど左様に、アメリカは今や国連の鼻つまみ者になっているのである。それを自覚しているからこそ、開き直ったような孤立的国際行動、対外政策がまたまた進んで行く

⑤トランプ就任直後の、地球温暖化対策の枠組みからの離脱や、エルサレムのイスラエル首都化宣言・大使館移転。金融自由化だけは叫びつつ、物貿易については保護貿易主義施策の数々という、身勝手、エゴ丸出し。そしてこの度のイラン核合意からの離脱は、EU諸国と中国、ロシアとの親密化をもたらしたし、さらにそうなっていくだけだろう。
 以上の外交施策は、過去のイラク戦争でも「テロとの戦い」でも進んだアメリカの国連無視をますます進めて行くことにもなった。アメリカが国連にいる理由はもはや、利用できるところを利用したいというエゴだけである。


 以上全てのアメリカを巡る情勢が、アメリカの戦争政策がなくならないと示している。対イランだけではなく、対ベネズエラは過去のシリア政策に似て行くだろうし、「最大仮想敵国中国」政策も周到に進めていくはずだ。
 トランプ・アメリカの戦争政策・エゴ丸出し政策の数々は、従来よりもさらにいっそう進み、世界、国連から孤立していく。その行き着く先ははて、どういう地点、悲劇なのか?
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日大とんでも記者会見w 1970

2018年05月24日 20時31分27秒 | Weblog
誰が悪いとか何が悪いという話は置いておく(あえて書く必要の無い位酷い話だから)。

それよりも昨夜の監督、コーチ、そしてトドメをさした司会者についての感想を少し。
コーチ以外の2人はそこそこいい歳だろう。一番年長はあの逆ギレした司会者だな。とにかく、年寄りの空気の読めなさ加減をあれだけ分かりやすく世間に見せた記者会見は初めてだった。
他人の話には全く耳を貸さず自分の主張だけを声高に捲し立てる。でかい声で言い切ればあたかもそれが正解、それが真実かのように振る舞う。

周りからどんな眼で見られてるのか、まるで意識出来ないんだよな。

わたしの周りにもそんなタイプの年寄りが居るが、ああなると見苦しいだけだな。
人よりも長く生きてそれなりの知恵や経験があるはずなんだが、そんなことをまるで感じさせない凄さwww

まあ日大の問題は当分の間、四方八方から袋叩きにされて収まるところに収まるだろうが、似たような年寄り連中はそのままでかい声あげ続けるんだろうなと思うと、この高齢化社会ってのは堪らない世の中になるね。。。
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楽天でかした!よくやったというお話 1970

2018年05月23日 23時14分29秒 | Weblog
イニエスタの神戸入りが本決まりということで、ホントに楽天よくやったwww

Jリーグ開始の頃は世界のBIGが来日していたが、それでもここまでの超大物の獲得は無かったな。去年バルサと終身契約のニュースが流れた時は1年後にこんなことになるとは思わなかった。

ヴィッセルがどの位前からイニエスタ獲得を狙っていたか分からないが、ホームの芝をハイブリッド芝に張り替えてポゼッション仕様にしていたのもこういう狙いがあったのかも知れない。これでポドルスキとイニエスタの2人が揃う。

どんなBIGプレーヤーも一人ではチームに化学反応を起こすのは難しいが2人になると違う。
昔、鹿島にレオナルドとジョルジーニョが居たときのように、ヴィッセルにかなりの化学反応を起こすことが期待できる。
対戦相手も同じ。観る方も。
デュエル馬鹿には丁度いい教科書になるだろう。

そして、ユースやジュニア世代の選手やコーチには世界最高の教材が日本で毎週観られるという計り知れないメリットがある。

まあとにかくホントに楽天よくやったw
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日大そのものが伝統ゼロから出直すべし  文科系

2018年05月23日 19時26分33秒 | スポーツ
 この問題の正しい処理は、今の日本でとても大切なものと思う。スポーツ界でこういう問題が続出する中で、ついに出てきたという一大学の存亡に関わって来るようなものとさえ愚考したのである。レスリング界不祥事を隠し続けたやの某大学も出たが、類例が多すぎる今の日本だからだ。スポーツ好きの一人として、こんな日本のスポーツ界が情けない限りだ。

・競争相手に薬物を盛ったボート選手。
・レスリング界大御所のパワハラ。
・有名選手による強姦があったとも言える、柔道界の腐敗、堕落。「代表候補などへの付き人制度」などという時代錯誤の化け物制度さえある。有名選手は「召使い」「奴隷」を持てるのである。こんな特殊階級を作り上げるような世界だからこそ、あの強姦事件を生んだのではないか。
・なかなかなくならない相撲界の制裁ももはや過去の遺制とは言えず、陰湿に再生産されているのではないか。そして、貴乃花問題を巡る醜い争い。

 こんな事が続いては、スポーツ界から若者が離れるばかりだろう。今回の事件選手が、「もうアメフトはやりたくない」、「僕には、やる資格がなくなった」と語っているように。

 今回の日大事件を詳細に読んだが、昔には考えられなかった命令、指示言葉の数々。中でも、一番酷いのがこれだろう。
「相手のQB(クオーターバック)がけがをして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう」
 これは、監督の指示、考えを伝えたあるコーチのことばだが、こんなのもある。
「向こうとの試合がなくなろうと別にいいだろう」
「『QBをつぶしに行くんで僕を使って下さい』と監督に言いに行け」
『できませんでしたじゃ、すまされないぞ。分かってるな』

「やらなきゃ意味ないよ」(これは「やる」申し出に行った時の監督の言葉)

 これじゃまるで、出入り相手の最前線指揮官を狙いに行く「ヤクザ世界の鉄砲玉」命令だ。日大アメフト部が神様のような監督の指導によって、ヤクザ集団と化してしまった。これがまた「この大学そのものの大親分さん」であって、こんな肩書きをも所有していたのだから、呆れる。 
『学生78,000人という巨大学校法人の人事担当常務理事と人事部長、運動部全体の予算を握る『保健体育審議会局長』という顔を持ち、学校法人全体の独裁者とも呼ばれていた』


 こんな大学へ行くと、教員、スポーツ人などは皆彼の人事権の内。してみれば、このままでは、生徒があちこちで「鉄砲玉」にされているのではないか、とも。そんな勘ぐりもでざるを得ないような、象徴的事件、象徴的学校体制とも言えるはずだ。
 これが悔しければ、学校全体を徹底的に浄化することだろう。 こんな人物が関わった人事などは、何も信用できないのである。
コメント (7)
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