九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

続続・国民投票法案

2006年02月28日 09時44分36秒 | Weblog
投票が行われたら、過半数で決定。
これって当たり前と言えば当たり前。

*投票率が30%みたいに低かったら?

*法案ではOK。その場合は15%の賛成で改憲。
 
*でも・・・憲法でも?

*確かに最近の町村合併の住民投票なども、
 50%の投票のない場合は参考資料という
 ケースもあった。

*ちょっと、ちょっとだね。
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続・国民投票法案 

2006年02月27日 09時22分12秒 | Weblog
国民投票法案チェックの続きです。

*憲法法案の賛否をどうするのか?
 一括案。
 各条案。

*どちらがいいでしょうか?

*100条近い条文を一括は、ちょっと無謀かな。
 しかも、議論する時間が短いのだから。

*なにも全部、改正する必要はないんじゃない?

*さしあたり9条だけにしたら?

*・・・・

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憲法改正国民投票法って?

2006年02月26日 20時16分30秒 | Weblog
自民・公明党が憲法改正国民投票法案を
発表しています。
ちょっと問題がありそう。

* 憲法改正の発議があって国民投票まで
  何日間の時間があるのか?

* さあ、普通の人は、そんなに関心があるわけ
  じゃないから、じっくり考えたいなあ。

* 案では、30日以後90日以内、とあります。

* こんな短いには、ちょっと困るよな。

                

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乗るのも、担ぐのも          心配性

2006年02月24日 15時13分56秒 | Weblog
 ご近所のお年寄りの家の塀に九条の会のポスターが貼ってあります。
 そのポスターには、呼びかけ人のかたの写真がありました。
 どなたも、どこかで見た方でした。「ああ頑張ってみえるわ」と感心しました。
 ノーベル賞を貰われた方や立派な本お書きになった方ばかりです。
 でも 気になった事が一つあります。というのは、この方々がかなり高年齢であるということです。九人の写真の中に若い方が無いのが不思議です。
 確かにこの方々は戦争を体験しておられ、平和憲法の大切さを感じておられるのでしょう。それはそれで立派な事です。
 帰ってから九条の会のホームページを見てみると、沢山の協賛の九条の会が載っていました。「映画監督九条の会」「歌人九条の・・」「科学者・・」「・・・」
などなどです。その呼びかけ人を見ると予想通り五十歳以上の方がほとんどです。
 まあ その世界で功なり名遂げた人の多いことはわかるのですが、三十・四十代の話題の方が三分の一はいて当たり前ではないでしょうか。

 乗るのも、担ぐのも年寄りではね。
 その辺りにこの運動の弱さがあるような気がしました。 

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舐められてるんじゃないの          九官鳥のQ

2006年02月23日 22時15分29秒 | Weblog
 新聞によれば、憲法の国民投票案について自民党が当初の方針を変更して、条文を一括で賛否を問うことをやめて、十一の章ごとにに分けてする個別投票を採用することになったそうである。
 理由は民主・公明に譲歩することによって、合意を取り付け今国会中の成立を目指すためのようだ。
 しかし、考えてみればそれは自民党の絶対的な自信の表れではないのか。
 各章ごとに国民投票ととなっても、自民党案で勝てると踏んでいるに違いない。
 譲歩したようにみせかけ公明・民主の支持者の抵抗感を和らげ結果的に総与党化
のムードのなかで、各章とも完勝する。肉を切らせて骨を切るである。
 どうせ 国民なんか裁判官の〇つけと同じでみんな考えずに〇にするさ。なんて

 ああ 恐ろしや その自信である。

 九条の会の広がりなど 眼中に無いかのようである。
 こうなったら、徹底して真実を暴露し現憲法をぴかぴかに再生しようではないか。九九九・・・・
         {/kirakira/
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若者からの回答を特に期待します      九官鳥

2006年02月21日 00時23分22秒 | Weblog
 十一月の投稿で「再び 歌いたくない歌」という投稿をしました。そして、昭和万葉集から戦争の足音の聞こえる和歌を並べてみました。
 その中で土岐善麿の和歌を紹介しました。

  はじめより憂鬱なる時代に生きたりしかば
       然かも感ぜずといふ人のわれよりも若き            

 昭和十三年に発表された和歌です。日本軍が武漢を占領し、時の近衛首相が「東亜新秩序建設」を謳い、街には愛国行進曲が流れていました。

 「始めから嫌な世の中に生きてきたんだ、何も感じねえよ」と若者が言い、善麿は吃驚した訳です。
 では今の若者はどうでしょう。似ているような気もします。
 善麿のこの短歌を今風に翻訳すると

  俺どうせ(    )時代に生きてるじゃん(    )と若者ガ言う

 になりそうですが、( )の言葉が見つかりません。何を入れたらいいのでしょう?
                     
      
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五年後の運転免許の書き換え     まもる

2006年02月16日 21時15分53秒 | Weblog
 今日三年振りに自動車の運転免許証を書き換えにいってビックリした。
 もらえるまでの、講習会の説明で、「これだけは知っておきたい最近の道路交通法の改正点」というのがあった。
 「飲酒検知拒否に対する罰則の強化」とか質問したくなるものも色々あったが、 特に目を引いたのが、
 「武力攻撃事態等における交通規則について」の項目であった。
 詳しく知りたいと関連ページを見ると、災害時の交通規制の項に続いてよく分からない説明が書かれていた。

 「武力攻撃からの国民保護のため必要な時は、自衛隊の活動が円滑に実施できる よう、他の車両の通行が禁止・制限される」

 違反者の「違反の種類・違反点数・反則金」については残念ながら書かれていなかった。
 しかし、僕のように免停スレスレの者には、是非 明記してほしい処である。
                       
 ところで、五年後の書き換え時には、「これだけは、知っておきたい」には、何がかかれているやら。  
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8・15と9・02  遅足

2006年02月16日 09時26分28秒 | Weblog
8・15は1945年8月15日。
では、9・02は?
これを知っている人はかなりの勉強家。
戦艦ミズーり号で、日本が連合国に
無条件降伏した日。
この模様は全米のみならず、世界各国に
ラジオで中継放送された。
しかし日本では放送されなかった。

いわゆるグローバル・スタンダードでは
9・02。
8・15はローカル・スタンダード。
この認識の違いは、意識的に、また
無意識的に選択されたものらしい。

この2つの記念日?の認識の違いは
現在の憲法認識に長い影を落としている。



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九条会員のかたへ、「もっと書いて!」  文科系

2006年02月13日 14時58分01秒 | Weblog
九条の会会員のかたへ

明日から2週間書けないので連日のように書いていますが、会員の方々へ一言。
もっと書いてください。もっと交流しあいましょう。おしゃべりしましょうよ。

九条の会には通常の世間から見たら左の人々が多いのだと思いますが、左の人々は「紋切り型が多い」とよく言われますよね。ということは「答え、言うことがわかっとる」ということ。答えの述語も少ない。さらにさらに難しく極言すれば「答えから世の中見るだけで、自分の体験から答えを見直しながら答え自身をもっと豊かに成長させていくということが少ない。さらには、社会についての『自分だけの答え』は殆どない」ということでは?つまりおしゃべり、そこでの新たな、本当の感激が少ないということでもあるのでは?ぼくはそういうのを長く「抽象的活動家」と呼んできましたけどね。もちろん他人ごとではなく自分の若い頃をも反省しつつの言い分です。
ここ数日僕が書いてきたことですが、いま中東で起こっていることは、世界の大変化に繋がる可能性のあること。これにどうして反応がないのか、ちょっと不満です。中東情勢次第で、9条も大揺れ、その運命が左右されると言っても良い情勢なんですけど。
世界のGDP総計が30兆ドルに対して、流通している金は300兆ドルとかいうもの凄い金余り、換言すれば先進国は裏付けのない金をどんどん刷ってきた、借金贅沢の極致(原理主義者にはこういうことがまた許せないこと?)。実際は金持ちのために、そして社会の危機管理のためにすごいインフレを必死に抑えているだけ。言い換えれば、食料とか、石油とか何か現物をたくさん輸出している国が協力しあってストライキ起こしたら、オイルショックじゃないですけど、日本などたちまち超インフレ、超不況社会になってしまう。イランが先頭にたって「石油代金はドルでなくユーロで」としたらアメリカは間違いなく対イラン戦争でしょうが、その先はどうなるんでしょう?アメリカ国債を膨大に抱えた日本の円も暴落するでしょうし。
堀江、村上、藤田、小泉みんなが世界見てるのに、左の方々が世界を喋らないんじゃ、9条は守れないと思います。
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掌編小説「老妻、アメリカを論ず」  文科系

2006年02月11日 22時14分37秒 | Weblog
今日はもう投稿がなさそうなので、こんなものがあっても良かろうと、出します。


 二月八日、夕の食卓で開いた新聞から、良治の目にこんなニュースが飛び込んできた。
「米世論『イランが最大の脅威』二十七%」
 四ヶ月前の調査からイラン「脅威」が三倍に増え、北朝鮮、中国、イラクを抜いてトップに立ったのだと、また「イランが核兵器を開発したら欧米を攻撃する可能性があると思う」アメリカ人が六十六%いるのだとも、書いてある。〈またまたアメリカが、キナクサイことだ〉、良治は、キッチンの連れ合いに向かって声を投げた。「おーい、母さーん、アメリカのキナクサイ記事がまた載っとるぞぉ」。連れ合いの菊子は足音まで荒げて食卓に戻り、新聞を引ったくって目を通すと、うめくように言った。
「もう、浩二君に一度聞いてみた方がいいわね」
「うん。去年の夏だったかなぁ、イランで前の大統領が選挙に負ける番狂わせがあったの」
「そうそう。アフマデなんとかいうアメリカに強硬な人が選ばれたのね。それから核開発の問題が出てアメリカが騒いで。四、五日前も何か新聞に出てなかった。探してきてよ」
 良治が席を立ち、三日付の夕刊を持ってくると、無言である箇所を指さす。
「イランがイラクのイスラム教シーア派政治団体を指導して、同派の民兵組織に武器を提供し訓練を行い、駐留米軍などの攻撃を可能にしている」
 菊子が大きな声で読み上げていく。前日二日、アメリカ上院特別情報委員会の公聴会とやらで、国家情報長官とやらが行った報告ということも読み上げられていた。
 さて、この七十近い二人は何も世界情勢自身を話しているのではない。退職金の残りなど預貯金の半分ほどが米ドル投資信託になっているのだ。この運用は二人の思いつきではなく、M證券に勤める甥の浩二の勧めに従ったものである。一万ドル当たりこの半年で百二十ドルと、日本の預貯金など問題外の高配当を生んでくれて、二人は非常な感謝をしている。その浩二が、二人にこう釘を刺していた。「ほんのちょっとだけど、ハイリスク・ハイリターンというやつで危険もあるんだ。アメリカのことは何でも注意してて、心配だったら直ぐに電話してくること。本当に危険なら僕のほうから連絡するけどね」。三十そこそこ、多分持てすぎて独身、仕事大好き人間。くりくりっと回る目で、相手の目に微笑みかけながら話す感じがよく似合う「爽やかな男の子」。二人はこの甥が大好きなのである。早速、良治が口をきいて、家に招待することになった。男の子どもがいない彼にとっては息子と飲むような気持なのだ。
 「結局、アメリカがイランをイラクのように攻めるということはないということかね?」と良治。「中国がイラン制裁に反対してるから、制裁決議は国連を通らないだろうし、今度はまず難しいんじゃないかな」。やや高音の落ち着いた浩二の声に例によって清潔感のようなものを感じながら菊子が問うには、「もううろ覚えだけど、イラクの時もその決議とかいうのなかったんじゃない?」。「おばさん、よく知ってるね。でもあれは特別の、まぁ例外だったんじゃないかな」。「例外って、どういう例外だったの?なんで戦争になったの?戦争になるんだったらウチのは売った方がいいんでしょう?」、納得するまでは下がらない菊子らしい言葉だと良治はいつものことながら思った。 
「お客さんにはあまり話さないことだし、少しややこしいことになるけどいい?」
 菊子が思わず身を乗り出すのを見て、浩二は概要次のように語った。聞く二人には確かにややこしく、ほとんど菊子との質疑応答をも交えたその結果である。
 イラクの場合、フセイン大統領が開戦の二年数ヶ月前に『大変なこと』をやっている。「イラク原油輸出代金はドルでなく、ユーロで」とし、国連もこれを承認してしまった。OPEC、石油輸出国機構で誰もなしえなかった慣行破りであって、これが実はアメリカのアキレス腱だったのだ。貿易収支、国家財政そのいずれもで大赤字を抱えてもドルの世界通貨としての信用が続く限り、アメリカはドルを刷り続ければ良かった。が、OPECの石油をユーロでも買えるという例外を許せば、それは臨機応変に広がっていき、ユーロ暴騰、ドル急落は必至である。アメリカの二つの大赤字をなくす見通しが立たないうちは、ドルを紙切れ扱いする国も出るかも知れない。それで、なりふり構わずフセインを潰した。「イランは原理主義とかが一番強い国とかで、昔のイラクより反米だったんでしょ?」
「石油生産はイラクよりはるかに多くて、影響力もずっと大きいんでしょ?」
「アメリカはアフガニスタンにもイラクにも軍を出してて、身動きができないんじゃ?」「日本が石油代金をユーロで払ったら、めちゃくちゃユーロ高にならない?」
 〈すげー。こんなこと、いつ勉強したんだ!〉良治はいまさらながらただ驚いて、聞き役に回っていた。こんな菊子の最後の質問はこうだった。
「これは、贅沢して大赤字作ったアメリカが悪いわよ。私でもそう思うんだから、戒律が厳しそうな宗教の原理主義者とかならそう考えて当然。それでイラクに攻めてったなんて、その理由も全部嘘だったみたいだし。こんなことやったら、イランは『こんなアメリカ、ペシャンコにしてやれ。ドル暴落、円暴落で世界が超インフレになっても、うちには世界第二位の石油という現物がある』、こんなふうに開き直ることもありなんじゃない?」
 いつもの笑顔に苦笑いを交えても爽やかさは全く崩さずに、浩二はただ笑っているだけだった。〈投資には、企業への趣味なんかも関わって良いよなぁ〉、こんなことを考えながら良治は妻の横顔をしばらく見つめたものだ。
 その三日後には折からの「円安ドル高」の中で、問題の投資信託全額が心置きなく円に換えられた。会社などとのコンタクトを総て菊子がやったというのは、言うまでもない。
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「戦時下の心を訪ねる」      まもる     

2006年02月10日 00時02分35秒 | Weblog
 退職し人生のゴールまでをどう過ごすか考えるようになった。そして孫の誕生をきっかけに「平和がつづく」ことの有り難さ、大切さを切実に思うようになった。
 平和な時代を孫たちに手渡してやりたい。その事に残りの時間のいくらかを使って出来る事をしてみよう。九条の会の活動に関わったのもそんな思いからだった。
 そうすると今までは観念的な理解で済ませていた、戦争という時代に心を向ける事がおおくなった。
 戦争のあった時代、その空の下で人々は何を考え何を思ったのか。
 そんな事をまず、探し、見つけ、問いかけてみたいと思った。。
 手始めに、手近にあった「昭和万葉集」を開いてみた。

 私の生まれた昭和十八年の歌を探した。

  吾が前に少年二人戦ひに死にゆくことを事もなげいふ     花田彦一
  おとめ等は昼の休みをもんぺいの型語りあふ倦むこともなし  松井英子

 この二つの歌に、戦争をまるで空気のように受け入れて話し合う若者が存在している。今おもえばこの奇妙な明るさは何だろうと考え込んだ。
   
   
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「対イラン、憎しみの布石」開始 その3 「怖くなってきた」  文科系

2006年02月09日 02時16分07秒 | Weblog
怖くなってきた。今イランが「石油対価をユーロで支払え」と声明を出すことはありえないことなのか。もしそうなったらどうなるのだろう。世界第4位の産油国であって、イラクよりも影響力は遙かに大きい。昨年6月に予想を覆して前イラン大統領を破って選ばれた現大統領アフマディネジャドは、対米強行派で知られている。国民は、イスラム圏の中でも最も原理主義者が多く、イラン・イラク戦争の時からずっと反米色が強いときている。アメリカがアフガニスタンやイラクで身動きしにくいことも当然見通しているだろう。しかも、この「ユーロで支払え」は自由貿易体制なら当然の正当な権利、国連でさえ認めた実績もあるものだ。さらに国連安保理常任理事国の中国はイラン制裁には反対という立場だから、制裁決議も難しい(ただし、中国もドル建て外貨準備が多いはずだから、ドル暴落を黙ってみているとは思えない)。加えてさらに「ユーロで支払え」に対して、アメリカがなりふり構わずイラクに対したように動けないなら、ユーロ暴騰・ドル暴落と、アメリカの経済的覇権をペシャンコにすることさえも望めるのだ。「超赤字国のドルも円もどうせ紙切れ。埋蔵量世界第2位の石油という『現物』さえ持っていれば、超インフレが起こっても世界は我々の掌の内にあり」、素人の思いつきだがイランがこう決意するということはないのだろうか。世界の虚構が一挙に吹き出て、洪水のあとのような事態が起こるだろうが。アメリカ国債を莫大に抱えた日本の被害もものすごいものになるだろうが。
以上のような「ユーロで払う」の現実性と結果とは知る人ぞ知る知識かも知れないが、僕は「目から鱗」の思いだった。そして早速持っているささやかな米ドル投資信託を売ろうと決めた。アメリカの対イラン言動が気に入らないこともあって。今週の「円安ドル高」が続いている内に売りたいと考えている。1万ドル当たりこの半年で120ドルという高い分配金がもったいないような気はしたのだけれども、儲けよりも今は嫌悪感のほうが先に立ちもする。「借金贅沢への警鐘、批判を武力で鎮圧する国!」
さて、こんなことを考え込んでいた8日水曜日の毎日新聞夕刊を開けたら、こんな見出しが目に飛び込んで来てショックを受けた。
「米世論『イランが最大の脅威』27%」
4ヶ月前の調査では、イラク、中国、北朝鮮、イランの順だった「脅威」が、イランのポイントが3倍にふえた末の現在、イラン、中国、イラク、北朝鮮になったと言う。「イランが核兵器を開発したら、欧米を攻撃する可能性があると思う」を肯定した人が66%とも述べてあった。この数字本当なんだろうか? ハリケーン対策と、それよりも大きいイラク戦争米軍駐留経費で財政赤字が過去最大になって、アメリカも必死なんだろう。ただし、後者は自業自得というしかない。

なお、問題の本は以下のものです。こう書房、ロム・インターナショナル著、「世界のニュース 意外なウラがわかる本」。なお、前投稿に「一豊の妻」さんから米ドル投資への不安のコメントが寄せられましたが、僕の投稿は以上のかぎりであって、ドルの上がり下がりを予言したようなものではありませんので、そこのところはよろしくお願いいたします。
来週から2週間ほど都合でコメントさえすることができませんので、連日のように書いていますが、イラン連載はこれで終わります。
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「対イラン憎しみの布石」開始 その2 文科系 

2006年02月08日 20時10分06秒 | Weblog
「対イラン憎しみの布石」開始  その2「イラン情勢は本当に危うい」

前投稿で僕はイラン関連のキナ臭いニュースを取り上げた。毎日新聞の記事、アメリカ上院特別情報委員会の2日の公聴会で米国家情報長官がこんな危険な情報を流したことを。
「イランがイラクのイスラム教シーア派政治団体を指導して、同派の民兵組織に武器を提供し訓練を行い、駐留米軍などの攻撃を可能にしている」
イランとアメリカとの憎しみの悪循環を団扇で煽るような報告である。わざわざ今なんのために?5日の新聞で理由がなんとなく分かった。4日の国際原子力機関緊急理事会が、イランの核開発問題を国連安全保障理事会に付託することを決議したという。先の情報長官報告は、「イラン制裁国連決議・武力制裁」へのお墨付きを早く取りたいという布石だったと見える。同じ「悪の枢軸」でも北朝鮮のほうが悪の度合いがはるかに高かろうに、なぜイラクであり今度はイランなのか。金成日の核保有可能性の方がずっと高いと米CIAは見ているし、偽ドル、麻薬などの問題もある。なぜアメリカは国連決議なしにウソをついてまでイラク戦争を急ぎ、いままたイランを騒ぐのか。石油が絡んでいることは確かだが、本当の詳しい理由らしきものを最近ある本で知った。総て納得という理由だ。
イラク戦争は03年3月20日開始だ。あの同時多発テロはその1年半ほど前の9月11日で、さらにその1年前2000年10月にフセインが実はアメリカ最大のアキレス腱に傷を負わせたという。金本位体制を崩しドルを世界通貨にして以来世界で誰にもできずフセインだけが決行したこと、それは「イラクの原油輸出への支払いをドルでなく、ユーロに換える」である。重大なことに国連がこのフセインの変更を承認した。「原油取引はドルで」というアメリカ国務長官キシンジャーが確立して以来続いたOPEC・産油国機構の世界暗黙の掟の無視、その承認。大変なことである。貿易収支も国家財政も大赤字が続いてきても、ただ「世界通貨」という信用だけでアメリカはドルを垂れ流してきた。石油の支払いがユーロに移行していったら日本のような石油消費国はどんどんユーロを買わなければならない。もの凄いユーロ高、ドル安になる。いや、今のドル垂れ流しを直視するなら、アメリカが説得力ある赤字解消の決意を示さない限り、ドルは当面紙切れになるかもしれない。かくてアメリカはなりふり構わずフセインを潰したという。(続く)
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懐かしい悪夢    まもる

2006年02月06日 14時18分32秒 | Weblog
最近よく夢を見ます。父が新聞を手に中国大陸の地図に爪楊枝で作った日の丸を刺して、興奮しながら近所の人に一生懸命説明している姿です。
 その頃の私はまだ一二歳のはずですが、何故かほんとうに嬉しそうにそれを見ていたような気がするのです。そんな事もあり、友達から当時の写真集を借りて眺めてみました。北支から南京・武漢・広東へと戦線は拡大し、新聞は写真入りで凱旋の報道を送り続けました。その度に父は日の丸を増やし、写真に見入り感激したのでしょう。
 当時、町の世話役をしていた父は、銃後の守りの責任者として奮闘していたようで、銃後の訓練に熱が入り遅刻した町の人を厳しく叱り付けて戦後恨みの罵声を浴びたそうです
 ともあれ、父が六十何年かまえ感激に震えて見ただろう写真を今私は無感動に、いや嫌悪感すら感じながら見ています。
 戦争は悲劇をも感激に変える魔力があるようです。孫たちがそんな時代に生きないよう祈るのみです。     
 
 
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「対イラン戦争へ憎しみの布石」開始! 文科系

2006年02月05日 13時00分30秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
また嫌な記事だ。3日の毎日新聞で、アメリカ上院特別情報委員会の公聴会でネグロポンテ国家情報長官がイラン情勢に関ってこう説明したと言う。因みに、あのロッキード事件発端もちょうど30年前の2月4日、その場所も実はこういう公聴会。米上院外交委員会・多国籍企業小委員会の公聴会のことだと5日の新聞で知った。
「イランがイラクのイスラム教シーア派政治団体を指導して、同派の民兵組織に武器を提供し訓練を行い、駐留米軍などの攻撃を可能にしている」
これについてアメリカがイランにどう抗議し、止めさせるどんな努力をしているかは知らないが、なんでこんなことを議会に大々的にアナウンスするんだ?! 「イランが」と言ってもイラン政府じゃないんだろうが! イランの武器商人かも知れんし、ギャングのような奴らかも知れん。それともまたまた、アルカイダ?! 何しろ今のアメリカじゃあ「アルカイダ」が戦争の許可証らしいから。いずれにしても、行政が立法にこんなキナクサイ説明をするというのは、将来への布石以外にはないではないか。なんせ、嘘を理由にしてまで議会や国民をイラク戦争に引きずり込んだばかりの好戦的行政なんだから。いわくアルカイダを支援している、いわく大量破壊兵器がある。みんな嘘だったじゃないか! ホント、今のアメリカ見てると人間不信になるよ、全く。
「他国への『干渉』・戦争と、テロとの悪循環」。干渉止めれば、テロなんかなくなるんだよ、ほんとにもー。利権絡みで干渉してるんだろうが!、ほんとにもー。こんな干渉するよりアメリカは自国の貧困を何とかしたらどーなんだ、全く。OECD諸国でメキシコに次いで貧困率(所得が、全国民中央値の半分以下の人の率)が世界で2番目なんだし、高校卒業率が白人4人中3人なのに、黒人やヒスパニックは4人中2人なんだそうだし(貧困率、高卒率いずれも毎日新聞)。黒人、ヒスパニックは2人に1人が中学卒?(この事実はアメリカに憧れる日本の若者には是非知らせる価値があると思う)また例え高校へ入れても、白人との棲み分けが急復活している貧困地帯の高校では「大学進学2割で、高卒の就職口も少なくて3~4割は軍に入隊」とか(4日毎日新聞、連載「人種の壁は崩せるのか5」より)。なんか酷い国だ。戦争してる余裕があるんかね、将来なくなるぞ?! 
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