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ピロリ菌除菌の勧め  文科系

2012年09月30日 17時32分52秒 | その他
 今日の中日新聞15面全部を使って「ピロリ菌をやっつけろ」「胃がんの主因 対策を」という記事があった。記事最初の方にこんな文章がある。
『「胃がん撲滅計画」を提唱している北海道大学医学部の浅香正博教授(がん予防内科)は「日本での胃がんの原因は、95%以上がピロリ菌感染というデータが、昨年発表された」と話す』

 さて、僕はふっと思い出した。このブログが始まった頃ここに良いエントリーを多く書かれていたへそ曲がりさんのことを。自らが胃がんを発病され06年10月に初の手術、その後の闘病経過なども08年9月3日に亡くなられるまで書き続けられた方だった。最後のエントリーは08年7月21日である。闘病経過などは例えば、07年7月28日「近況報告」がある。彼のここでの活躍は、08年9月16日管理人さんの訃報・報告に詳しい。

 さて、へそ曲がりさんに上の知識があったら胃がんになる前にピロリ菌の検査をされていたろうかと、そんな事を考えつつ、みなさんにもこの検査を是非お勧めしたい。上の記事文中にも書いてあることだが放置すれば確実に次のようになるということだ。「ピロリ菌感染ー慢性胃炎から潰瘍などー萎縮性胃炎ー胃がん」と。
 これは最新の知識であって、この知識がある人は実は大変少ないと思う。今の医療制度では、ピロリ菌感染に対して積極性がまったく感じられないからである。僕の体験を書いてみよう。
 僕は25年ほど前に内視鏡検査で感染が分かった。しかし、何かピロリ菌派生症状がなければ除菌は勧められないのである。これは今でもそうのはずだ。別の理由で内視鏡をやってピロリ菌が見つかっても、異変がなければこの存在をご本人に告げられない事さえあるはずだ。僕の25年の経験でそうとしか思えないのである。胃がんで死ぬ国民の95%がピロリ菌によると分かってきたというのに、こういう医療の実態は大問題ではないだろうか。僕の場合は、最近内視鏡検査を受けた折に胃の萎縮があると言われたので、除菌を願い出た。医者の応対からすると僕が何か無理矢理頼みこんで除菌が実現した感じがしたものだ。除菌したらきわめて調子が良い。胃の調子はもちろん、なにか鼻の調子まで良くなった。慢性的な鼻水がなくなったのはどうも関係があるらしい。というように、長年連れ添ったこの菌の悪影響は、これがいなくなってから痛感することも多いらしい。それまでの何かの症状を体質などと誤解してのことである。

 記事文中に、先生のこんな怖い言葉もあった。
『そして「除菌療法は早ければ早いほどいい。50代以上は除菌だけでは胃がんの予防が難しいので、除菌後も定期的な検診が必要だと強調しておきたい」と話している』
 こんなに怖い感染がこれまでの医療体制では、放置されていたに等しいのは一体どうしてなのだろう。医療保険がピロリ菌に「推定無罪」を適応したら犠牲になるのは国民の命であり、助かるのは年金財政なんじゃないかなどと、ひねくれていたものだ。
コメント (1)
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新聞の片隅にも載らなかった重要なニュース    大西五郎

2012年09月30日 09時07分14秒 | Weblog
新聞の片隅にも載らなかった重要なニュース

    オスプレイ:県議39人座り込み (2012.9.29沖縄タイムス電子版)
(インターネットで「オスプレイ」を検索していてこんな沖縄の新聞のニュースを見つけました。)

 県議会(喜納昌春議長)は28日午前、オスプレイの県内配備に反対する意思を示すため、
与野党・中立の全会派と無所属議員が参加した座り込みを県議会棟前で実施した。
正副議長を含め、全48議員の約8割に当たる39人が参加。各会派の代表からは、県議会が
与野党の立場を超えた連携を維持し、配備阻止に向けた運動を継続する必要性を訴える声が相次いだ。
 この日は台風の影響で沖縄への飛来が中止され、浦崎唯昭副議長は「140万県民の大型
台風が吹いて配備を止めた」と指摘。自民の照屋守之氏は「(各会派間に)主義主張の
違いはあっても、自民党も一緒に県民の命を守る」決意を表明した。(この後各会派の決意を紹介=省略)
 県議会は週明け以降にオスプレイが実際に飛来した場合は再度、県議会前で座り込む
ことを想定している。(後略)
(なお、沖縄タイムスの別のコーナーでは普天間基地前で市民が3日間に亘って座り込みを
続けていることも伝えています。琉球新報も)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   
 県議会の自民党まで、他会派と一緒になってオスプレイ配備阻止のために戦うと言って
いることは大きなニュースだと思いますが、このニュースは本土の新聞には(少なくとも
名古屋発行版では)載っていません。
29日の各新聞は、安倍自民党総裁が党役員人事を行なったその内幕と安倍×石破関係は
どうなる。ニューヨークの国連総会から帰国した野田首相が10月1日(月)に内閣改造を
行なう意向で、前原前政調会長の処遇がどうなるか。日本維新の会が政党としての届出を
総務省に行なったが、橋本代表が選挙の候補者の選定権を握るなど権限が集中するといった
相変わらずの政局ものが大きなスペースを占めていました。

 日本の新聞、テレビは政府権力の動きや政党間の駆け引きなど政界の動きには力を
入れて報道し、社の幹部や政治部記者が政界の実力者にいかに食い込んで情報を得ているかを
誇る傾向が強いのですが、民衆の側といいますか、国民の運動には実現可能性が薄いと
見れば無視する傾向があります。オスプレイ配備に反対しても、政府が受け入れると
いうのだから・・・という訳です。
朝日新聞の「月刊ジャーナリスト」でTBSの報道特集キャスターの金平茂紀さんが
指摘しているように、「官尊民卑」の傾向が強いのです。

 首相官邸前の大飯原発再稼動反対、脱原発の集会も一時は報道しましたが、今も毎週
金曜日に行われ、全国に広がっていることは報道していません。マスコミが永田町の論理で
世の中に起こっていることを見ようとしますから。人々の間に変化起きていることが見えないのです。

                                  大西 五郎
コメント (4)
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