九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

トランプという人間(6)北朝鮮  文科系

2018年03月30日 | 防衛・軍事力・基地問題など
 現在進行中の北朝鮮情勢が僕には不安で仕方ない。首領様が首尾良く殺されるだけなら良いのだが・・・と。彼が今更、「核を無くすこともありうる」などと殊勝らしく告げてきても、この「ならず者国家」と指定した過去の行動などをトランプが認め、許すわけはないのである。現に、対北朝鮮交渉派の閣僚、官僚がどんどん辞めているのが、殺す覚悟を決めた証拠にならないか。トランプは彼を殺すと決めたのだろう。フセイン、カダフィ、アサドのように。

 交渉に応じていく期間には彼もあちこち所在を明らかにするだろうし、核兵器以外の大型殺傷兵器か何らか暗殺集団を使って殺す。と同時に起こるはずのイラクの時のような電撃侵攻・征服を最も恐れている。戦争で多数の人が死ぬだろうし、その後はイラク、アフガニスタンのような長い大混乱で、国民はどん底。こういったことをトランプは、オバマはおろかブッシュ以上に気にしない人間のように見えるのである。気にしないどころか、ロシア疑惑や選挙に対してこれを手柄にしようというような人間に見える。
 しかもその上、こういう野蛮な作戦が、今のアメリカの世界戦略に合致していると見えるのがさらに怖い。「人間は戦争するもの。だから、世界中に軍備が必要」。こういう考え方が新自由主義の世界の中にどんどん広がっているのだが、こういう社会ダーウィニズ様の思想、感じ方には安倍首相も賛成するはずだというのがまた怖い。動物、人間について、一面的という意味で誤った考え方であるのに。 
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ハリルジャパン(155)ロシアのメンバー予想  文科系

2018年03月30日 | スポーツ
 今回の情けない遠征にも、成果はあった。何よりも、本年1月7日などに書いてきたように、この遠征でも中島、柴﨑の充実ぶりが示されていた。

 マリ戦の中島が見せたゲーム終了直前の得点の必然性と見事さ! 敵ゴール左前方においてDF3人をドリブルで抜き去って生まれた得点だった。こういうことが出来る選手がいれば、敵ゴール前に身方は多くなるし敵は少ないしで、得点チャンスが急に増えて来る。
 ウクライナ戦の柴﨑がまた、見せた。視野が広いから、正確かつ簡単に叩いてラスト・パスや戦術的パス。ハリルに指示された通り守備にもよく励んでいた。因みに彼は、この2ゲームを評してこう語っている。
『このチームの問題点は、監督の戦略以前のもっと単純なこと。選手が監督の指示通りにプレーする技術が足りていない』
 監督云々などとがたがた言うな。その戦術が実行できてないだろ?!と、そう語っているわけだ。
 
 さて、ロシア代表選手には、こんなメンバーが入ると思う。
 先ず先発候補近くにいる選手として、長友、吉田、槙野、昌子、植田、酒井宏樹に、長谷部、山口、柴﨑、長澤、森岡。前3人は、原口、大迫、久保、乾、中島として、これでキーパー3人を除くと残りは4人になる。酒井豪徳、井出口、小林らが入るのではないか。僕としては岡崎を是非呼んでほしい。裏抜け得点に最も合った人材のはずだから。

 これらのうちレギュラー候補らが全部そろったら強くなるのか、はたまた「押し上げ・出来るだけ前でボール強奪・裏抜けに縦パスなどの速攻」という今風の「弱者の戦略」をどこか大きく手直しすることになるのだろうか。
 柴崎、中島以外に僕が期待するのは、こんな選手だ。原口、乾、森岡、長澤、吉田、長友、槙野である。こういう「今風の弱者戦略」だと得点に向けて違いが作れる選手がどうしても欲しいが、原口を筆頭に、柴崎、岡崎、中島に森岡、長澤も上げておきたい。
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慢性的恐慌世界  文科系

2018年03月29日 | 国際経済問題
 ケインズやマルクスが恐慌を資本主義の最大問題と見て格闘したのは、株価や「景気」などよりも、定期的なように起こる失業者激増問題があったからである。失業者激増ほど、犯罪とか人心の荒廃などいろいろに社会を荒らす問題はないからだ。ヒトラーや東條の台頭も、一九二九年の世界大恐慌以来の失業問題が無ければあり得なかったこと。日本の「満蒙開拓」などの社会的機運も同じことだろう。ところが今は、銀行倒産は国が救うが、失業や不安定雇用問題はほぼ放置と言える。スペイン、ギリシャ、ポルトガル、イタリア、アイスランドや、アジア・アフリカ諸国。若者を中心に膨大な失業者を何とも出来ない国があるのだから、リーマンショック以降はもう世界恐慌である。それらの国々に世界の諸問題が特にしわ寄せされてきたわけだ。
 銀行倒産は国家が即座に救うのに、若者の失業者放置って、どういう理屈で続けられるのだろうか。失業者が多い国家が無力だから仕方ない? 否、現代の失業者は、マネーゲームによって生み出される。九七年のアジア通貨危機から、タイ、韓国、インドネシアに大失業者群が生まれ、ギリシャがゴールドマンなどの世界的金融資本に食い物にされたとかも、知る人ぞ知る有名な話だ。
これらの問題は、どうしようもないことなのだろうか。近年の世界経済について、その転換点以降現代までの推移をいろんな経済本からざっと書き出し、振り返ることを通じて、その淵源を探ってみたい。参考文献は、省略させていただく。

 
 七一年にいわゆるニクソンショック。金本位体制を崩して、世界的に変動相場制に移って行くことになる措置だ。直後には、対円などでドルが世界的に値下がりし、他方、七三年原油価格暴騰が起こる。さらには、戦後世界経済理論を最も騒がせたスタグフレーション現象が強調され始めた。「景気の停滞下で物価上昇が続く」「物価上昇と失業率の上昇とは併存しない」という当時までの世界的経済理論ケインズ経済学では説明できない現象と言われたものだ。新自由主義として有名なサッチャリズムが七九年に、レーガノミックスは、八一年に始まっている。八十年代は「アジアの時代」とかジャパンマネーの時代というのが定説だ。七九年には経済協力開発機構でアジアが注目され始め、以下十国が「NIES」ともてはやされた。韓国、台湾、香港、シンガポール、ブラジル、メキシコ、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、ユーゴスラビア。八十年代に入るとこのうち南欧や南米が落ちて、アジアNIESが急成長を遂げていく。以上の八十年代動向は同時に、アジア唯一の先進国・日本が、「アメリカ」をも買いあさった「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代とも重なっている。

 九十年前後に起こった社会主義国崩壊から以降、民間資金が各国に流入して、様々な猛威をふるい始める。それにともなって各国に通貨危機が連続して発生していくことになる。九四年メキシコ、九七年東アジア、九八年ロシア、九九年ブラジル、〇一年にはトルコとアルゼンチンなどだ。いずれの国も、短期資金の突然の流出で資本収支の赤字から困窮しつくすという特徴を示した。ちなみに九八年世界決済銀行の四三カ国調査にこんな数字があった。市場為替取引高は一日平均一・五兆ドルで、年間五百兆ドルと。九五~六年の世界貿易高が五兆ドルであったのを考えると、もの凄い数字ではないか。「カネがモノから離れた」マネーゲームに対して識者たちから警鐘乱打が発されることになる。もちろん、こういうゲームの主人公たち自身からも破綻者が現れた。九八年にロシア通貨危機でロングタームキャピタルマネージメント、〇二年にエンロンの倒産である。いずれもデリバティブ、金融派生商品の失敗によるものだった。
 そして〇六年十二月に兆し始めたサブプライム住宅ローン・バブルの破裂。百年に一度の世界経済危機と言われたものである


 さて、初めに提起した世界の失業・不安定雇用問題に、この簡単な世界経済史のどこが、どう繋がったか。一言で言えば、先進国のマネーゲームが世界の現物経済を支配し、人件費比率大幅カットによって、これが始まった。さらには世界の余剰資金をかき集めるべくバブルを世界に形成しては破裂させたことによって。現物経済と言っても株式だけではなく、土地、金融派生商品、さらには国債売買や為替から起こる通貨戦争までを含んだものである。この戦争の結末をば、ある学者は国際通貨基金〇八年の調査結果を使ってこう描いている。
『一九七〇年から二〇〇七年までの三八年間に、二〇八カ国で通貨危機が、一二四カ国で銀行危機が、六三カ国で国家債務危機が発生しています。金融危機は、先進国、新興工業国、開発途上国を問わず、アジア、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカを問わず起こっていたのです。これに対し、第二次大戦後一九七〇年以前の時期には、国際金融危機や大規模な一国金融危機はほとんど発生していません』(岩波ブックレット一二年刊 伊藤正直・東京大学大学院経済学研究科教授「金融危機は再びやってくる」)
 こうして、日米など人件費が高い先進国は、貿易収支の赤字をばマネーゲームで穴埋めする状況さえ現れた。その陰には、民生に使う社会資本さえ奪われた国々。これでは、世界経済の良い需給循環など起こりようがない。よって、日米の公的累積債務もそれぞれ一千数百兆円、八千兆円。この世界、一体どうなっていくのか。
 ケインズが生きていたら驚嘆して、こう叫ぶだろう。
「こんな豊かな世界に失業者、不安定雇用者がこんなに居るとは! 私には予想も出来なかった未来である」

 新自由主義経済学では、ケインズを社会主義的と言う向きもあるが、どちらが狂っているのだか。
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「よたよたランナーの手記」(219)インフルと回復  文科系

2018年03月29日 | スポーツ
 前回3月11日に、インフルB型からの再出発を書いた。77歳になる年寄りランナーにとっては、多くなる病気からの再出発が本当に大変。いつか来るはずの「もう走れない人生」とは、これに失敗した時なのだろうと想像できるほどだ。

 今回のインフルからの再出発はこうなった。以下それぞれの外走り走行距離は8~9キロというところだ。
 3月1日(キロ7分21秒)走行の直後に発病し、寝てばかりいて10日間。初めて走ったのが10日で、キロ8分もかかった。つまり、「辛い、もう走れない」という感じで、ヨタヨタもがいてきただけ。以降3日3回の階段往復(わが家の18階段を平均80往復ほど)で体力回復に努めたが、次に走った23日もやはりキロ8分。10日よりも平均歩幅が2㎝伸びた82㎝が、辛うじて前進。ところが、階段往復1回を挟んで次に走った5日後の昨日28日には急に回復していて、キロ7分11秒で回って来られた。歩幅も89㎝と伸び、平均心拍数も落ち着いて145。10日寝るとその回復にはその倍ほどの日数がかかるという発見ができたわけだが、そんな回復努力はとにかく苦しい。階段登りはともかく、初め2回ほどの外走りが苦しいのである。ただし、こういう病気・復活体験からは、本当に大事な智恵が得られた。

①今の僕は、10日も(完全な筋肉)ブランクがあるとラン断念寸前になる。
②がしかし、身体に合った回復トレーニングに努めると、倍の日数ほどで復活できる。
③復活のための方法は、階段上りのような心拍数130ほどまでの下半身運動30分以上を何日も重ねつつ、3回ほど外を藻掻き走ること。すると、心肺機能が回復するらしく、それゆえに苦しくなくなるようだ。
④階段往復はランと違って楽だし、疲れが残らないから、中1日おきほどでやることも出来る。そうすれば、回復はもっと楽で、早いかも知れない。

 雨降って地固まる。乗り越えられないかも知れないという回復困難からも、「今の復活方法」が学べるものだ。こういう体験を重ねて行けば、案外90歳以上になった時でも走っていられるのかも知れない。回復、復活の道がどんどん細くなっても、細いその道を発見することが大事なのであって、「もう年、限界なんだろう」とは言わないようにしようとまた自戒したものだ。
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随筆 ザ・ボディビルダー   文科系

2018年03月28日 | 小説・随筆・詩歌など
 僕が通っているジムには、ボディビルダーさんたちの一群がランナーと同じほどいる。皆熱心なのだが、なぜかそのうち多くの方は下半身がトレーニング不足から貧弱で、筋肉が良く付いた上半身も人様々に脂肪が被さってぷっくりと見える人が多い。いくら筋肉を盛り上がらせても、有酸素運動をしないと脂肪は落とせないのである。何故走らないのだろう。こんなに熱心にやっていることが、望みと矛盾している……。
 さて、よく見たら、ボディビルダーさんたちにもいつもきちんと走っている一群がいる。その内お一人の走行フォームがどうにもずっと気になって仕方なかったので、先日とうとう初めて声をおかけした。人もまばらで殺風景な、更衣室での会話である。
「一応ランナーの端くれとして、お宅のフォームのこと、ちょっと喋っていいですか?」
 五五歳ほどとお見受けしたその胸には胸筋が三センチも浮き出ていて、割れた腹筋に覆われた腰はギリシャ神話の「豹の腰」。背は低めだが細めの身体がむしろ気に入って、かつ本格的ボディビルダーに見えたから、声をおかけする気になったのだろう。予想通りににこやかに「どうぞどうぞ、お願いします」と来た。向こうは向こうで当然、僕がマシン隣同士も含めて、いつも十キロほどを走る者と知っているはずなのである。
「あのーですねー、ちょっと上半身が二重に前に曲がっていると思います。腰の上辺りからヘソを前に出すような感じで起こして、他方顎をこう引けば首の下の背中もこう伸びます。アマチュアはこのように上半身が自然に立った姿勢の方がうんと楽に走れるはずなんで、僕はいつも心拍計を付けて走ってますが、これだけのことで同じスピードでも心拍が十近く下がりますよ」
「ありがとうございました、確かに、覚えがあります。普通でも猫背と言われますし。そうですか、そうすればそんな楽に走れると」
「ビルダーさんも、コンテストの前は特に走らないといけないと聞きました。脂肪を削がないと筋肉が浮き出ないから成績が落ちると……」
「そうですそうです、確かにその通りなんで、長く走れないといけないんです。助かりました。やってみます」
 快く、聞いていただけた。そこで、改めて僕から、
「あなた、毎日来られてますよね。それであれだけのトレーニングと、ランまでやられるって、ご立派。まだ現役でしょうに」
 次の返事には、とにかく驚いたのなんの、こう返ってきた。
「いやーっ、とっくにリタイアーしてますよ。…… 七一歳です」
 他人の年でこれだけ見誤ったのは、僕の人生まず初のこと。一五歳は若いのである。脂肪はないし、筋肉があるぶん顔も引き締まってつややかな小顔、その上の髪も僕よりかなり……と、とにかく改めて仰ぎ見ていた。そんな僕は口をポカンと開けたような苦笑いだったはずだ。彼も僕の眼を見て笑っているから、二種の微笑みの交錯という絵だ。その歳までこの身体を維持してきたって、ランナーとしても僕よりはるかに大先輩。大先輩に、たかだか十数年の僕が説教たれてきたってことになると、その時に気付いた。
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100回やっても勝てない 1970

2018年03月28日 | Weblog
今日、ハリルがやらせたのは豪州戦と同じ戦術。ウクライナCBにボールを持たせ、そこからのパスの受け手にプレッシャー掛け奪うというアレ。
豪州戦の時にあれは豪州だから、ミスが多くて上手くハマったとここで書いたが、今年チャンピオンズリーグで健闘したシャフタールのメンバーが中心のウクライナには当然のことながら全く通用しませんでした 笑
そりゃそうだよ、プレスやデュエルなら日本よりも50倍は上回るナポリのプレスを剥がしてたシャフタールのメンバーなんだから。
そして案の定、そこから修正するような戦術もなく2対1、3対1の局面を作られまくる展開。
勿論、本番ではウクライナよりも強い国が相手。

CBから面白いようにボールを散らされるので日本は終始5バック6バックになる。そこで何とか奪っても今度は中盤の枚数が足りないからパスが3回も繋がらず攻撃はお馴染みの単発。
こっちがやらなきゃいけないことを全てウクライナにやられた試合だった。
シェフチェンコからしたら何でこんなチームがW杯出れてウチは出られないんだと思っただろうね。アジアに来たいだろw

まあポーランド相手に似たような戦術でいくのだろう。お願いだからヤメテ。何点獲られるか分からないから。
結局ハリルなら誰が出ても一緒。お粗末な戦術もどきしかないから。
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随筆紹介  「転ばぬ先の杖」    文科系

2018年03月27日 | 小説・随筆・詩歌など
転ばぬ先の杖  H・Tさんの作品です


「どうして杖を使わないの……転びそうで下ばかり見て歩き、足の運びもすっかり遅くなったのに」
「年寄りと思われるのがいやなの。今は若い人でも使っているよ」
「見栄っ張りもいい加減にしたら!」
 四捨五入しなくても九〇歳に手の届くようになった私。「お元気ねえ」、「元気印の深さん」などと言われ、ちょっぴり嬉しい私。やっぱり杖はいやだ。でもこの頃は足がもつれるようになり、立ち止まったことも転びそうになったこともたびたび。『老いは脚からやって来る』。私は特別だと思ったこともないのに、なぜか杖をという気にはならなかった。『年寄りの冷や水』、『老いの頑張り』などなどと言われても。
 一人で暮らす私は家族に杖のことを言われることもなく、自分の年令にも気付かないことが多い。一年前の米寿を名古屋市や友人から祝ってもらい、驚いたということもあった。
 また、今の住まいを地下鉄駅まで徒歩五分ということで決めたのに、今は三〇分近くもかかるようになったし、買い物に行っても店内で一休みすることもある。人に知られず転んだことも一度だけではない。

 思い切って、近くのデパートの杖売り場へ。美しい花模様の杖に思わず口を衝いて出たのが、「これが杖なのか?」。
 照明の下できらきら光っている杖がずらりと並んでいる。子どものころ近くの山で切ってきた枝で杖を作って遊んだこともある私は、びっくりして見ていた。
「いらっしゃいませ。杖をお求めですか。外国製の杖もございます。お宅様の身長に合うように調整できる杖もこちらに……」
「杖まで輸入? じゃあ、フランス製の杖も?」と尋ねる私に、
「韓国、中国からで、フランス製はございません」
 迷って迷って長さが調節できる折りたたみの杖を選んだ。

 明くる日から、杖を使って歩行練習。なかなかむずかしい。杖の位置と足の運びが合わない。転びそうになって、イチ・ニッ・サン。歩幅が大きくなり楽ちんだ。転びそうになる不安もだんだんなくなってきて、出会ったご近所さんもにこやかに声を掛けて下さる。ただ、慣れないうちは疲れること疲れること。夕方になると何も出来ない。夕食と風呂がやっとである。
 後ろから来た自転車にどなられることもなく、乗り物の中ではすぐに席を譲ってもらえて、買い物はレジで手持ちの袋の中に入れてくれて「配達を!」とまで言って下さる。こんな親切には戸惑いと感謝、頭を下げること多しである。

思い切って使うことにした一本の杖に支えられ、教えられる日々。私にとっては『転ばぬ先の杖』だけではなく、新発見も多い杖になった。
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随筆  「私」嫌い?   文科系

2018年03月26日 | 小説・随筆・詩歌など
「あなたの孫自慢やありふれた『随筆』と称するもの、誰も読んでいませんよ。……まあ、俺は俺のやり方でやっているのだから文句言うなといわれればそれまでですが、それを一般には『唯我独尊』というのです。前にそれは個人のブログでおやりになったらといったらヒステリー起こしていましたよね。……なんのために載せているのですか? まあ、屈折した自己顕示だとは思いますが、」

「貴方の左翼的な顔をした自己顕示がネトウヨ訪問者ら以外の方々を弾き飛ばしてしまって、貴方と貴方へのからかいだけに落ちぶれてしまった、異様なブログです!」

 要は「ギターやランニング、『孫自慢』の随筆などは、別のブログを作って、そこに持って行け!」とだけを語って、ある人物が今日も僕のブログを訪れて来た。ここ一〇年近くでもう五~六度目のはずだが、いつも同じこんな遣り取りがしばらく、長く続くことになっていく。

 対する僕は同じ内容をあちこちから繰り返すだけ。
「僕は公私を分けない。私が入らない公が現実感がないきれい事という意味で面白くないのは、公を語らない私だけじゃ世の中良くできないのと同じことになってしまう」  
 そしてこの遣り取りの最後には彼の方から判で押したように、
「ハイハイ、『唯我独尊』には、サヨウナラというだけです」
 とこんな『サヨウナラ』が一〇年で何度も何度も続いてきたのだ。同じ相手が、同じ内容で、ペンネームを換え、手を替え品を替えて。当然、何でこんなことが続くのかと考えてみざるをえない。

 おそらく僕らの「ブログ戦略」が成功していて、それが憎らしいのだ。

 ギターが大好きな人はギターの随筆を読みに来る。ランナーも僕のランニング日記を覗きに来る。中年以上の女性なら「孫自慢」ならぬ「描写に徹した孫のこと」に興味の無い人は少ないはずだ。これらは僕なりに、「文化は人をリアルに繋ぐ」という狙いなのである。そんな人々もたまには「九条バトル」という名前ぴったりの記事や、その周辺の日本近代史(事件)関連や「世界の今、いろいろ」等の記事も読むことはあるだろう。「こういう人間がこういう政治、経済、歴史論を語っている」と示したいと、僕は考えてきたのである。「九条大好き」と飛びついてくるネット右翼諸君がまたとても多くって、彼らの論点、言い分をどんどん学び直して、僕はこれをことごとく粉砕もしてきた積もりだ。

 かくして僕等のブログは、週累計アクセス一五〇〇超で、その一人平均の閲覧(画面)数は五面から一〇面などという日々。「九条」などと厳めしい名が付いたブログで、こんな数を弾き出している所は先ず少ないと考えてきた。それも、紆余曲折もあるだろうこの世界で一三年も続いた老舗ブログだ。このことが多分、ネット右翼諸氏の集団などには、目障りなのであろう。つまり、僕の作戦の成功が目障りで、これを何とか潰してやりたいと考えている人が多いということではないか。としたら、この戦略、やめるどころかますます強めたいと思うばかりである。ギターにも、ランニング、文芸、ハーちゃんにも、そしてサッカー記事にもどんどん励んでいこうと、改めて決意するのである。ネトウヨ諸君や与党支持ネット民は、個人を見たら、きっとみすぼらしい人間が多いのではないか、だからこその「公私(峻別)の『私』嫌い」。こういう人々は、左翼陣営にも案外いる事も知っている。「公の場に私を出すのは、何か邪なような・・・」。
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トランプという人間(5) 世界常識無視  文科系

2018年03月25日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)
 ロシア疑惑担当のトランプの弁護士団の代表が辞任したこと周辺を、前回は書いた。モラー特別検察官のトランプ任意聴取を受けるなという弁護士団の進言が、トランプに拒否された事が原因。この件でも、その他閣僚、側近がどんどん辞めていくことでもトランプの独善性が示されているが、以下はそれよりも遙かに大きいこの独善の仕業と言える。彼が行いつつある凄まじい保護貿易主義のことだ。世界相手のこの輸入制限についても、アメリカ国家経済会議の委員長がこの度排除されたという。

 保護貿易主義とは、20世紀の二つの大戦などの歴史経過を知っている人間なら誰でも分かるように、世界大戦の原因になったようなことである。世界的不況を招くからと国連世界貿易機関が禁じているような貿易措置を平気でやる。すると禁輸合戦(の悪循環)が始まっていく。世界の株価が急に下がり始めているのは、そのせいだ。揚げ句の果ては、国々がブロックを組んで敵対し合い、経済・報復合戦。今世界はそんな瀬戸口に立っている。
 因みに今回は、アメリカとブロックを組んでくれる先進国は日本ぐらいだろう。短期資金投資などの金融(自由主義)で搾取をされた上に、物貿易は逆に自分勝手に制限されるというのでは、どこの国が付いていくかという問題である。
 すると今後の貿易悪循環対立・収縮から最終的にものを言うのは、初めは暗黙にものを言わせる事も含めて、軍事力。第二次世界大戦では、日独がこれをやり始め、結局は、満州事変やポーランド電撃作戦になっていった。

 相互理解や理屈ではなく、金で人の頬をひっぱたいて言う事を聞かせてきたやのトランプである。力でもって私利を露骨に押し出し、通す事ばかりに励んできたのだろうが、人類史などにも無知なのだろう。イラク戦争とサブプライムバブル弾けという世界大恐慌並みの最悪の時に、よりによってとんでもない人物が米国大統領になったものだ。フランスやベルギーの大統領でさえすでにこう語っている。
「頭に銃を突きつけて、さー交渉しようと言ってきた」
 言う事を聞け、さもないとこの銃を撃つぞと、今回のアメリカの輸入制限表明を「頭に突きつけた銃」に例えている。輸入制限、つまりこの銃を無視すれば、相互貿易制限という銃の撃ち合いが始まることになる。すると世界の株価など下がっていくばかりで、失業者がどんどん増えていくだろうが、トランプがアメリカ内でさえどの株が下がり、どれが上がっていくかなどを十分に計算しているとは到底思えないのである。例えば、徹底自由化を望んできた金融株やIT関連株などは下がっていくのが必然である。これらの「輸出」を他国によって制限された時に、アメリカはどう立ちゆくつもりなのだろうか。
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次期監督を考えるwww 1970

2018年03月25日 | Weblog
3年半余りの時間をドブに捨てたハリルJAPANもあと3ヶ月で終了。
中学校の体育の授業でやるようなノープランのサッカーで勝てる程世界は日本に優しくない。フィジカルも技術も上回る相手に即席サッカーの何が通用するのでしょうw

デュエルという分かったような分からない言葉も見納め。喜ばしい。

しかし、うっかりポンコツに任せた間に韓国にはかなり置いてかれたな。せっかくザックの時に差をつけたのにね。残念。

そして大事は、この次誰に立て直しを任せるかになる。まともな戦術とそれを植え付けるスキルのある人物の中で日本代表監督を引き受ける可能性があるのはおそろしく少ない。
アジアは世界のサッカー界では途上国で傍流もいいところだからな。
受け手は中々居ない。

それを前提に考えると前監督のアギーレは再登板させたい人材の一人。但し辞め方が辞め方だったので抵抗する人間も多いだろう。しかし、次期監督に託したい仕事を全う出来るスキルは十分にある。そもそもブラジル大会で挫折したザックのサッカーを受けてそれを更に高みに上げる為呼んだ監督だったわけだから。
W杯で連続ベスト8のメキシコを手本にしたかったんだろ。メキシコが今の日本のような連携無いよ個人のアドリブで勝負だよなんてポンコツサッカーはやってないからな。
連携も戦術の共通意識もないところのデュエルって何だよwww
10年前の中国のカンフーサッカーか?

で、私としてはどうせなら腹くくってビエルサを呼んで欲しいんだよ。マリ戦見てもそうだがアフリカ予選惨敗したチーム相手にも個のスキルでは完敗する。ヨーロッパ組の選手もその程度。
ビエルサは代表監督をやったアルゼンチンやチリでヨーロッパ組の召集を極力抑え国内リーグの無名選手を鍛え上げチームを作った。これは世界のサッカー界でも相当珍しいタイプの監督。ま、だから変人ビエルサと言われるわけだw
しかし、我が国にはこれが合う。どうせヨーロッパ組でも大したスキルのある選手は殆ど居ないのだから時間を掛けて国内組を磨けば理想的なチームが仕上がる。
ちなみに彼は国内リーグの日程シカトしてバンバン合宿やるんでアルゼンチンやチリの時はクラブ関係者と年中喧嘩してたけどねw
しかし、結果で周囲を封じ込めた。
Jリーグとも同じようにモメるだろうが幸い日本の場合は代表の強さや人気がそのままJリーグの人気に跳ね返る文化になっている。代表の試合よりJリーグの試合の視聴率が上回るなんて全く無いので、ロシアW杯で地獄絵図になれば尻に火がつく。

元々ビエルサやペケルマンというアルゼンチンの両巨頭は日本のサッカーファン(マトモな)で監督待望論が止まない人材だから。実際過去に水面下でのアプローチもペケルマンには行っている。原さんが以前話してたからな。
今回、落ちるところまで落ちた代表のサッカーを軌道修正して引き上げる為にはその位腹をくくる必要はあるだろうし、くくって欲しいところだね。
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トランプという人間(4) 弁護士辞任の意味  文科系

2018年03月24日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)
 トランプのロシア疑惑捜査をずっと担当してきた弁護士団の責任者が辞任したという。ロシア疑惑に関わってモラー特別検察官が行おうとしているトランプ任意聴取を拒否すべきだという彼の進言が、トランプによって拒否された事が原因と報道された。トランプはロシア疑惑捜査にもよほど自信があるのかもしれないが、弁護士には中身のない強がりに見えたのではないか。

 このロシア疑惑の件に関しては、こんな情報も報道されている。13年~17年にCIA長官を務めたブレナン氏が、こう語ったという。
「(トランプは)プーチン氏を怖がっているから、ロシアにおもねる態度を取っているのだ。ロシアはトランプ氏との長い経験があり、暴露するものがあるのかも知れない」
 
 さて、この二つの報道をあわせるとこんな推察も成り立つ。
①ロシア疑惑は、ロシアにさえ配慮すればばれないと、トランプは考えている。
②しかしながら、トランプのロシア事情を調べ抜いてきた弁護士から見れば、そんなロシア疑惑からトランプを守る自信など到底湧いてこない。
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まだ間に合う監督替えろのマリ戦www 1970

2018年03月23日 | Weblog
いや酷かった。この試合をまとめるなら、最大の収穫は大島で最大の損失は大島だ、の一言で終わる。
とにかく大島以外の選手はボール受けたから前を向けない。周りが見えてない。だから横パスとバックパスに逃げるだけ。相手を崩すスキルが無い。長谷部なんて酷いもんだ。あれじゃドイツでリベロが定位置になるのも分かる。
前半途中でその大島が負傷退場後はより一層無惨な攻撃になった。
少なくとも本番3ヶ月前に披露するレベルの試合じゃない。

ハリル最大の欠陥は攻撃プランを示せないことの再確認だけが出来た。
この監督に本番やらせても今日と同じレベルの試合を繰り返すだけだよ。
アギーレ戻せ。

プランが無いから殆ど全てがアドリブ任せになる。
再三弱点と指摘されるDFの危なっかしいボール回しも変わらない。
今日の相手はブラジルか?笑
どっちがW杯に出るチームか分からなかったぞ。
試合の度に選手をコロコロ変えてるからタイミングも合わない。そして個のスキルに頼った得点だけで終了。まあこの時期にやる内容のサッカーじゃない。

そんなわけで個々の選手について良い悪いを論評出来るレベルの試合じゃなかった。
逆に言えば監督が替わらないなら誰が出たって一緒だよという話。
本来ならば、この時期はチームとして8割位の仕上がりで足りない部分を誰に埋めてもらうか、新戦力をチェックする時期なんだけどね。来週ヨーロッパのあちこちで行われる国際試合はそんな風景で染まるだろうが。
ハリルの日本はいまだにチームの骨格すら見えない即席チームのままだな。

ま、もう流石にこんなの見飽きたから交代しなさいね 笑
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ハリルジャパン(154) 今夜、マリ戦  文科系

2018年03月23日 | スポーツ
 今日21時過ぎに、ベルギー・リエージュで標記の練習マッチがあって、通常テレビ放映もある。ロシアW杯に向けて最後の詰めに入るゲームの始まりとして、ほぼ日本と同格のアフリカ・チームが相手だ。
 日本は、怪我欠場レギュラーを除いた普通のメンバーなら、こんな先発か。原口、大迫、久保に、山口、長谷部、森岡。DFが長友、昌子、槙野、植田というところ。ゲーム展開にもよるが交代選手としては、中島、本田、大島、杉本、車屋辺りは使われるのではないか。僕としては何度も紹介してきた柴崎は是非使って欲しいのだが。

 前日会見によるとハリル監督はいつものようにやはり、チャレンジ、自分から仕掛けるということを要求しているようだ。このことはただし、レギュラーには出来ても、新人には難しい試みである。落とされないようにミスを少なく慎重にと考えてしまうからだろう。ただし、チャレンジの権化みたいな選手も居るもので、中島、柴崎、宇佐美に、今度は本田にもこれが観られるはずだ。僕としてはここで何度も言ってきたように、中島、柴崎を是非観てみたい。まさに、チャレンジの代表のような選手だからである。敵ゴールに向かって左45度へと自分から持ち込んで中長距離シュートという、中島。走り込む選手さえいれば常にスルーパス狙いの柴崎。楽しみである。
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トランプという人間(3) 文科系

2018年03月22日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)
 今日は、トランプ(政権)の意思決定組織・命令系統というものを書いてみたい。以下の内容は、現在唯一のトランプ本「炎と怒り」の中から取った物。


 不動産業のワンマン経営者というだけで政治活動経験ゼロというトランプには、ちゃんとした意思決定組織、命令系統というものがないのだそうだ。大統領府という平場に提出していく政治原案を話し合い、決めていく首脳部隊・機関のことだ。となると、トランプの最側近人物、諸個人がこの役割を果たしていくことになる。そういう最側近人物として第一に上げられてきたのがスティーブン・バノンという人物であったが、この「大統領選挙時代からのトランプの頭脳」自身が同書中でこんなことを語っていた。大統領になれるなどとは到底考えていなかった事が示されていて面白い出来事と言える。
「大統領選挙に当選したと分かった時のトランプは、まるで幽霊でも見たような顔をしていた」

 さて、このバノンが、いったんトランプ周辺から退けられている。もう一方の「政権首脳」である娘イヴァンカとその夫クシュナー(2人ともハーバード大学の出身である)との確執、対立が原因とあった。つまりこういうことなのだ。トランプの政策を決めていたのが身内と選挙参謀とであって、その両者が度々対立した、と。そして、いったん政権から離れたそのバノンが「炎と怒り」のニュースソースの一つなのだから、面白い。
 ただバノンは、この出版、内部情報暴露に後悔を公表して、今はまた政権に近づいているようだ。弁護士などで訴訟部隊を作り、トランプの過去の醜聞などを金に物を言わせて消し去ってしまうことで挙げたバノンの功績はとても大きいことだったとのこと。また、他に適切な周辺人物もいないということなのだろう。


 さて、こういう政権であってみれば、政権発足後しばらくはこんな事が起こるのは日常茶飯事だったようだ。
「どこで、何が、どう決まったのかよく分からない」
「決まったことへの反対発言もあちこちから出てくるようだし・・・」
「政権基本戦略がはっきりしないから、初めから論議しないとならないことが多すぎる」

 エルサレム問題。メキシコとの壁やイスラム教国民の締め出し問題。金融の新自由主義だけは世界に広めその益を享受しておいて物貿易では保護主義色を強めたという手前勝手の問題。軍事拡大の問題。そもそも閣僚がどんどん辞めていく問題・・・などなどすべてが、こんな政権組織内部のごたごたの中からにじみ出てきただけのものとも言えるのである。

 ロシアゲート事件さえまだ全く片付いていないし、この政権、一体どこへ行くのだろう? プーチンや中国にも媚を売っているように見えるのは、無原則なだけなのか、目前の実益だけを取るようなお得意の「ディール」であるのか、そういうことさえもまだ分からないのである。混迷や紛争を世界に深め続けていくだけの政権にならねば良いのだが、多分そうなるという気がする。そんな彼を支えて行けるか否かは、今の激しい人事転換を観るに、アメリカ最強の組織、軍部が決めていくことになるのだろう。
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時代が見える最低条件   文科系

2018年03月20日 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 ここのブログ名称を見てやってくるネット右翼諸君は多い。「9条」と題名されているとすぐに突っかかりたくなるのであろう。このブログを始めて13年、そういう人々とも根気強く付き合ってきて分かったのは、ネット右翼は普通の日本史論は何も知らないということ。それも当然であろうと今は分かる。日本会議とか、自民党、公明党など現政権を死守するための半プロ・ネット民が多いのだろうし、原子力村ネット民とか、田母神のような自衛隊「外郭団体」(崩れ)とかもいるはずだから。彼らはそもそも何を知らなかったか。今日は、そんなことを書いてみよう。

 何よりも無知なのは、このこと。今の日本の良さを知らない。どういうことかというと、民主主義発展など、戦前と比べた現在の日本の良さのことだ。戦前と戦後と普通の生活がどう変わったか、これについての知識がなければ、30年後にどうなるのかとか、このまま「変な方向」に進むと10年後にはこうなりうるがそうなっては欲しくないななどという知識、気付き、判断力もないことになる。要は、戦前日本の弁護論以外の知識がないということだが、すると戦前の半封建社会の悪い点を知らないから、そこの「良い所取り」のような変な意識、人間が生まれるということになる。
 彼らと話していて本当に驚いたのがこれ。女性の参政権がなかったことなどもろくに知らないか、この事を改めて考えたこともない。長男以外が親から何も相続できなかったということと、それが何故だったのかということなども考えたことがない。

 こうして、右のネット民の方々と話す時には、高校程度の日本史知識もないと思ってかかった方がよいと言いたい。それでいて、戦前日本政治弁護論だけは、極めて特殊な体系を習っているということである。それで「日本近代史」を識っている積もりだから余計に悪いのである。僕の初めの頃のブログ体験で言えば「こんな事も知らないのだ!」という発見の連続であった。そういう体験を積んでからやっと気づいたのがこれだ。ご自分らの種本内容以外のことは全く知らないと思って話した方がよいとか、もっともっと単純な反論でよかったのだとか、そんなことであった。なんせ彼らは、人間の普通の生活は戦前も今も変わらないと考えているのである。「長いものには巻かれろ(と言うような習慣)」とか「身分制度の感覚(の残存)」、「公的な場所では、女は子ども扱い」(現在のサウジアラビアがそうなのだが女性の運転免許がやっと認められ始めたとか、と基本一緒だった。選挙権がないとはそういうことなのである)などは、ほとんど無知である。

 ネット右翼諸君には、全く単純に反論すればよい。なんせヒトラーが何故、どこでどう酷かったのかもろくに知らないとしてかかった方がよいのである。まして、治安維持法なども含めた東条内閣の世の中がいかに酷かったかなどは、何の現実的知識もないのである。厳しく言えば、あの戦争で日独が勝っても今の世の中と基本変わっていなかったと考えているというような、そんな知識と判断力の持ち主がほとんどなのではないだろうか。としたら、明日の人間社会はこうありたいとか、当面の今はこう悪くなりそうなどという正しい判断力もほとんど欠如していると言うべきである。
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