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育爺の役得、孫の保育園キャンプ参加   文科系

2024年04月30日 14時24分31秒 | 文芸作品
 29日休日の月曜日、二人の孫が通ってきた某保育園の「山の家デイキャンプ」を一日楽しんできた。ここへ行くのはもう何度目のことだろう。今は中2になった初孫・女児が3歳のころからのことだから、10年は経っている。


 まず朝の7時45分、娘の車で集合場所に着いて最初に驚いたのが、これ。今回はいつものバス移動とは打って変わって、高級ワゴン車アルファードに4年生の孫、男児と乗る組に入った。自分らも含めて同乗者は大人4人子ども2人で、薄いベージュ色の柔らかいソファにゆったりとくつろいで2時間の道行きになった。
 目指す場所は、愛知県東三河地方は新城(シンシロ)市作手村、我が国の皆さんに分かりやすく言えば京へ上る途上に南下してきた武田信玄の終焉の地、野田城の北北西、直線距離で10キロほどの中野という土地の山中である。それだけに、名古屋から東の豊田市、サッカー場豊田スタジアムを左手に見て過ぎればもう、山また山。その山がことごとくまさに「笑っている」のである。笑うの本来の意味を調べてみたが、何か閉じた物体に割れ目が生じて、弾けることを言うようだ。黒々とした常緑樹植林などの中に芽吹いている真っ最中の落葉樹林があちこちに輝いていて、まさにそこが山の割れ目と、そんな感じなのだろう。とにかく、年取るほど自然が好きになった僕の目には、久々に感じること多い光景ばかりが続いていた。


 今まで10年間以上通ったこのキャンプは、上の女児も含めた娘ら3人との参加が多かったが、今年は下の孫4年生の卒園児だけと出かけた。そういう卒園児の家庭にもお呼びがかかるのだが、それはこのキャンプ場が、同保育園OBの父母らの保育園後援会が建ち上げて、折々の修繕など運営して来たものだからである。と言ってもここは、寝泊まりする居住棟2棟の大きなログハウスのほか、浴場棟、トイレ棟に加えて、雨が降っても煮炊き・食事ができるようにとの炊事棟まで揃っている立派なものだ。
 ここを自分らの手だけで建てて、運営してきたOB父母の中心は、1970年代に親として在園の方々のようだ。いずれも、共働きの「育メン」の走りのような人々、「家事・育児一般何でもござれ」の方々とお見受けできた。この日も、そんな後援会長を初め何人かのご老人が参加されていて、コシアブラやタケノコなど、山菜の天ぷらをうまく調理して、食べさせてくださった。この保育園では、こういう奇特な人々、ご老人を多く見かけてきたが、家事万能でもあってよい一生を送られたものと、垣間見させていただいた。ちなみに僕も、この保育園が共同保育所時代から、国の法人認可をとって認可保育園に育ち上がってきたときのお世話をする職業に就いていたのだった。そんな保育園に我が孫が入ることになるなどとは、当時は思いもしなかったものだが、我が娘が地域から「よい保育園」と聞きつけて入ることになったのだ。そう知らされたときの、僕の気持ちは、どれだけうれしかったことか! 今ではこの娘が、ここの理事会だか後援会だかの役員をやっている。

 イモリだかを見つけてきて、大騒ぎしている子どもたち。3歳ほどの男児がこれを鷲づかみしているのには驚いたが、まさにこの保育園らしい活動である。

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