九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

琉球共和国・憲法試案の前文について          あんころもち

2012年09月02日 17時05分56秒 | Weblog
 以下は、ネット上で見かけた琉球共和国独立に伴う憲法「前文」のある私案です。
 他にも複数のものが試案として検討されているようです。
 1960年前後、沖縄からの留学生(当時はまだ「外国」でした)に、独立論者がいて、彼が直接運動に関わると「国外退去」をさせられるというので、それを手伝ったことを懐かしく思い出します。

 さて、この前文ですが、お読みになってどうお考えでしょう。
 尖閣や竹島が云々されていますが、沖縄こそが最大の領土問題かもしれませんよ。
 もちろんアメリカと結託した日本の不法占拠と、琉球住民への抑圧の継続です。
 
 「好戦国日本」と名指しされた私たちはどう答えるべきなのでしょう。
 その軍事負担を沖縄に押し付けてのほほんとしているのなら、別の意味で「平和ボケ」かもしれませんね。
 「好戦国日本」と「平和ボケ」という一見矛盾した有り様の中で、琉球に負担を強い続ける私たち・・・。
 

<前文 試案>
 浦添に驕るものたちは浦添によって滅び、首里に驕るものた
ちは首里によって滅んだ。ピラミッドに驕るものたちはピラミ
ッドによって滅び、長城に驕るものたちもまた長城によって滅
んだ。軍備に驕るものたちは軍備によって滅び、法に驕るもの
たちもまた法によって滅んだ。神によったものたちは神に滅び
、人間によったものたちは人間に滅び、愛によったものたちは
愛に滅んだ。
 科学に驕るものたちは科学によって滅び、食に驕るものたち
は食によって滅ぶ。国家を求めれば国家の牢に住む。集中し、
巨大化した国権のもと、搾取と圧迫と殺りくと不平等と貧困と
不安の果てに戦争が求められる。落日に染まる砂塵の古都西域
を、あるいは鳥の一瞥に鎮まるインカの都を忘れてはならない
。否、われわれの足はいまも焦土のうえにある。
 九死に一生を得て廃墟に立ったとき、われわれは戦争が国内
の民を殺りくするからくりであることを知らされた。だが、米
軍はその廃墟にまたしても巨大な軍事基地をつくった。われわ
れは非武装の抵抗を続け、そして、ひとしく国民的反省に立っ
て「戦争放棄」「非戦、非軍備」を冒頭に掲げた「日本国憲法
」と、それを遵守する国民に連帯を求め、最後の期待をかけた
。結果は無残な裏切りとなって返ってきた。日本国民の反省は
あまりにも底浅く、淡雪となって消えた。われわれはもうホト
ホトに愛想がつきた。
 好戦国日本よ、好戦的日本国民者と権力者共よ、好むところ
の道を行くがよい。もはやわれわれは人類廃滅への無理心中の
道行きをこれ以上共にはできない。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする